ロシア生活2004-2012

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koshka0467

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2005/01/29
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私はもともとシチェドリン図書館に、

この方と会ったのは昨夏、
アメリカの某大学でのロシア関係のサマーセミナーに、
アメリカ行きたい!と勢い余っていた私が
参加したときのこと。
メインゲストとしてロシアから招かれて、
いくつか講演をしていたのが彼女でした。
そのときの研究会で私は報告をする羽目になったのですが

とても好意的なコメントを寄せてくれた彼女。
今回、ダメモトで連絡をとってみたら、
私の研究テーマを聞いて、他の研究員を紹介してくださり、
前日の面会をセッティングしてくれたというわけでした。

そればかりでなく彼女は、週末のこの夜、
おうちにまで呼んでくれました。
なんて親切な方なんでしょう。
(今度はロシアで一人ちょろちょろしている姿が
哀れを誘ったのかも…)
私はとても嬉しかった。嬉しかった、が、緊張もすごくした。
だって個人的なこと全く知らないんですもの。


高まる緊張と共に、土曜の夕方、
乗り合いバスでペテルブルクの西部へ。
珍しくいいお天気で、青空と雪と運河がとてもきれいでした。
この一画は、かつてレーピンが住み、グリボエードフが住み、
ドストエフスキーが住んだという歴史的、文化的な地区だそうです。

本物のペチカ(ロシア式暖炉)があってびっくり。
私、ペチカなんて博物館とか宮殿でしか見たことないですよ、
と言ったら大笑いされました。

そこに現れたダンナさんは、生粋のペテルブルク育ちで、
プロの写真家。
見せてくれたペテルブルクの風景写真は、
実に斬新かつ素敵でした。
(この秋、大阪での展覧会に出品するらしい。)
そうかぁこういう芸術家と苦楽を共にしてきた人なのかぁ
と想像していたら、
そのうち彼の息子は18歳、私の娘は23歳、とかいう話が出てきて、
実は昨年結婚したばかり、と判明。
つまり私は、新婚のナイスミドル・カップルのおうちにお邪魔した
というわけです。

二人とも私の親より少し若いくらいの年のはずですが、
奥さんの方は、彼女が私にかけてきた電話を取り次いだ我が大家が
「どこかの女の子から電話よ~」と言ったくらい可愛い声。
ダンナさんの笑顔はまるで少年のよう。マジで。
そういう二人が、「彼女が出張中だと俺は寂しいんだよね」
「アメリカからも毎日素敵なメールを書いてたのよ」
とか言っているのを聞くと、まったく20代の恋人同士みたいで、
でも実際にはそれぞれが、研究者と写真家として
自立した大人同士なわけで、
あら~素敵だわ~とすっかり憧れてしまいました。
私が出会ったベストカップル・オブ・ザ・イヤー
と呼んでよろしいでしょう。
まだ早い?まぁたしかにまだ今年は1ヶ月しか終わってないけど。
でも呼んでも大丈夫って気がする。

というわけで無味乾燥、精進潔斎に陥りそうだった
私のペテルブルク生活は、思いがけず楽しくなりました。

しかしトークが3時間を超えたあたりから
私のロシア語がまたもや破綻。
「ロシア語話すの疲れたんじゃない?」と聞かれてしまったし。
やっぱりまだまだですなぁ。





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Last updated  2005/02/02 08:10:37 AM
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