ロシア生活2004-2012

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koshka0467

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2005/04/22
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カテゴリ: 観劇記
ノーヴァヤ・オペラ劇場に、バレエを観にいきました。

演目は『シェヘラザード』『ボレロ』『韃靼人の踊り』。

これまでバレエは二度しか観たことがなく、
しかもなぜか二度とも
『ジゼル』という長い演目だったのですが
今回のは一幕物が三本。どれも1時間弱で、
コンパクトかつキャッチーな見せ方が
徹底されています。一幕物というのは

うむむ、昔の観客もけっこう飽きっぽかったのね、
と、ちょっと親近感。
(すいません『ジゼル』はちょびっと飽きました。)

『シェヘラザード』は千夜一夜物語の冒頭部、
愛妾に裏切られた王が
彼女と従者たちを皆殺しにする話。
愛妾と奴隷が情を交わす踊りのセクシーさ、
彼女の遺骸を前に呆然とする王の喪失感、
強く印象に残りました。
バレエってものすごく官能的なのね。

『シェヘラザード』もよかったし

一番の出来は『ボレロ』。
ベジャール版というのが大変有名なんだそうですが、
この日は全くオリジナルの振り付け。
幕が開くと、男も女も
マトリックスのキアヌ=リーヴスのような

背後にはプリマが偶像神として座っています。
そこにボレロのメロディーが流れ始めると、
一人、大柄な男性ダンサーが立ち上がり、
淡々と踊り始める。それにリードされるように、
一人、二人、やがて全員が蘇って揃って踊ります。
すると偶像神が動き始め、人々は狂喜。
それでもリード役の大柄な男は
クールに舞い続けるのですが、
音楽が高揚する最後の最後に、
彼も突如、激情に駆られて踊り出し、
偶像神の台座に駆け上るのです。
この高まりがまたセクシーで、目が釘付けでした。

ロシア生活第2部では、
バレエをたくさん観るぞ、と決意。





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Last updated  2005/04/24 01:36:15 AM
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