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koshka0467

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2005/11/29
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カテゴリ: 観劇記
前回のペテル滞在時にお世話になった

マリオネット劇に連れて行ってくれました。
この国ではマリオネット劇がさかんのようですが
(数年前までは、テレビで
マリオネットの政治風刺番組があって、
日本でも多少話題になっていた記憶があります)
私はこれが初めて。

「ここは3人だけの人形劇団で、

レパートリーなのよ。まだ観たことないけど
きっと可愛いんだと思うわ」とは奥さんの推薦の言。

ちなみにこの日の演目は
新作『チャイコフスキー-四季』。
チャイコフスキーの楽曲を12曲選んで、
それに合わせて1月から12月までの情景を
描き出すという趣向のようです。

しかし幕開け、いきなり現れたのは
死神と骸骨ウマ。痩せさらばえた茶色いマリオネットです。
「??」と思っていたら、間もなく場面転換し、
1月が始まりました。ゆりかごの赤ちゃんの上に

おっとりと美しいシーンです。
チャイコフスキーの音楽が喜び満ち溢れ、という感じで
鳴り響きます(音楽はさすがに録音ですが。)

ところが2月が始まったらビックリ。
なんだかすごくエロチックなシーンだったのです。

私の性格的には書けませんので書きません。)
どうも1年という「時」を描き出すにあたって
コンセプトが「生・死・エロス」だったようで、
以後、12月に至るまでこの3要素が
いれかわりたちかわり現れたのでした。
(チャイコフスキーは少年愛の性癖があったそうですが、
それをおちょくるエロシーンもあって、かなり笑えました。)

全体としては、マリオネットが単なるお人形ではなく、
劇団員3人のうちの1人である人形作家の、
ドロドロして、妙なエネルギーに満ちていて、
それでいて美しい、独特な世界観を可視化していて、
とても水準の高いものでした。
人形劇ってここまでできるんだ、と感嘆。
いいものを観せてもらいました。感謝。

(でも保護者みたいな人とセクシャルなものを見るのは
微妙に気まずいですね^_^;
あとでパンフレットに
「成人向け」と書いてあるのを見つけて
奥さんは渋い顔をしていました。)





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Last updated  2005/12/04 09:28:39 PM
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