ロシア生活2004-2012

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koshka0467

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2006/04/25
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テーマ: 海外生活(7776)
カテゴリ: 観劇記
最近、夕食どきにテレビで


まず 『これが恋だとしたら(А если это любовь)』
1960年代初頭の映画で、10年生(15、6歳?)のクラスメイトの恋が
学校、家族、ご近所に波紋を呼んで二人は追いつめられ、
女の子が自殺をくわだてる、というお話。

次の夜は 『まま母(Мачеха)』

別れた前妻が亡くなって、その手許にいた6歳の娘を
父親が引き取ることになったのだけれども、
彼には既に二番目の妻と小さな息子もいるので、
娘を引き取ったことによって家庭にさざ波が起きる、というお話。

まぁどちらもあまり明るくないんですが、
おもしろかったのは、日本人としてはズレを感じること。
だって、職場に出かければお父さんお母さんは
工事人夫や工場の洗濯女だったりして
服を汚して肉体労働。
でもおうちは近代的な白い鉄筋高層マンション。
テレビあり、ソファーあり、車あり、姑なし、

まことに都会的で結構な暮らしぶりです。
ところが娘が男の子と学校をエスケープしてみると
近所中が集まってきて鳩首凝議。
お母さんは工場で同僚の女たちになじられる。
ヒロインは「ふしだら娘」とレッテルを貼られて村八分…


というような日本的な感覚で観ていると、
ナゼこの暮らしぶりで、
ブルーワーカーかつ封建的コミュニティなの??
と、ちょっと目が点。
これぞまさに、労働者・農民バンザイのソ連国家の
住宅政策の成果なのでしょうか。
やはりソ連のスタンダードって、
独特なものなのだなぁと思いました。

その住宅、内装のセンスはなかなか素敵です。
2部屋+キッチンというのが通例のようで、
あまり広くはないところを上手に間仕切りし、
そうした仕切りにはきれいな柄物の布地を張ったりして。
花柄の壁紙や手縫いの刺繍があるテーブルクロス、
壁を伝う緑の観葉植物、壁にはこまごまと木枠の絵や木製のラック。
軽やかではないのですが、あったかくて手作り感があり、可愛いです。
まぁ映画は特にきれいに見せてるのかもしれないけど。

ところで問題なのは、いずれの映画も
終わる前に夕食を食べ終わってしまったので、
最後まで観ていないということ。
(居候なので強固なチャンネル権がないのである。)
はたして彼女は自殺しようとして助かるのか死んじゃうのか?
まま母はまま娘に受け入れてもらえるのか??
これは近々、(海賊版)DVDショップへ走ってしまいそう…





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Last updated  2006/04/30 07:50:41 PM
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