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久しぶりに電話したら、気丈な母が妙にしょんぼりしている。携帯電話の電源を切ってちゃ意味ないじゃんッといつものように突っ込むと「電話なんか大嫌い」とかなんとかワケがわからん。詳しく聞けば、なんと振り込め詐欺…。ある昼下がり、実家でいつものように一人、留守番をしている母の元に、一本の電話。弟が勤める病院の院長だという。弟は都内の病院で外科医長をしている。「息子さんが今日、内視鏡手術でミスを犯しまして、患者さんは危篤状態です」。患者は6歳の男の子だという。と、ここまでは本人、冷静だった。かの病院はいわゆる成人病院で、老健施設も併設しているくらいだから、小児の手術をするケースはない。さすが元医者の妻、「そんなはずはないと思いますけど」と毅然と突っぱねる。そしたら、言うんだよね。あっちも。「いえ、ご家族ぐるみの患者さんで、祖父母、ご両親ともかかっておられ、お子さんの手術もぜひ先生にとお願いされたんです」。なるほどなー。その先がすごい。「お父さんは心臓の疾患があり、ペースメーカーを入れておられて、一粒種の息子さんなので、大変動転しておられて…」とかなんとか続く続く。あげくに、「いま、お父さんがここにおられるので、お母さまからひと言お詫びを言ってくださいませんか」だって。この時点で、母はすでに大パニック。ワケわからんまま電話口で「申し訳ありません、申し訳ありません」と平謝り。で、ようやく本題。こうなった以上は、絶対にコトが表沙汰になってはいけない。息子さんの名誉にかかわる。医師としてのキャリアに傷がつくことはナンとしても避けなければならない。ついては示談金として2000万払わなければならないが、病院側では1400万しか用意できない。お母さんのほうで、残りの600万を調達できますか…?。なるほど、コトは急を要すわけだ。嫁の職場に電話したいといっても「このことは院長の私と事務長しか知りません。先生の奥さんにもお知らせできません」。「とにかく今すぐ用意できませんか?銀行ですか?郵便局ですか?」。郵便局までは歩いて30~40分かかるというと「では、すぐに出てください。20分ぐらいで戻られませんか?」てな具合。いやあー、ウワサには聞いていたけど、聞きしに勝る大芝居。ていうかペテン師が寄ってたかって年寄りだまして。もつれる足で郵便局に駆け込み、定額2本解約しようと震える手で窓口に差し出したら、「それはオレオレ詐欺ですよッ」と局員に止められ、すんでのところで助かったのでした。よかった。理由を聞かれて最初答えを渋ったけど、局員のほうが食い下がってくれて。というより、最近は100万以上の解約は前日に申し込まなければならない。まして一度に600万なんぞ、このご時世、簡単に窓口で出すもんか。そういうところが犯人も間抜けだな。せめてATMの範囲内の額にしときゃいいのに欲かいて。いや、間抜けなだけに、その巧妙なやり口が腹立つな。いろんな芝居を次から次に繰り出すことで、年寄りの心理をありえないところまでもってく。まさにありえない世界。でも、息子が、孫が、って一番弱いところを突かれて、いつのまにか真実と虚偽の区別がつかなくなる。ちょっと頭を冷やせばわかることなのに。怒りをぶちまけつつ憔悴している本人は、相手より何より騙された自分自身のふがいなさを最大に嫌悪しているわけだ。年齢の内外のギャップにふだんから最もナーバスに反応しているあのくらいの年頃の人間には、想像以上に過酷な試練だ。ワナワナ震えてお金を振り込もうとする、そのときのバラバラになりそうな心境。身内をそんなメに合わせた連中に、心底腹立つ。ところが、その1週間後に、またかかってきたらしい。こんどは同じ勤務先の病院の副院長から。即効ブチ切って、すぐに弟に電話したら、その名前の副院長は実在するらしい。明らかに病院のリストを使っているわけだけど、同じテ使うか?ふつう。ほんまもんのマヌケだな。「やっぱりねー、院長クラスはまずいし、下っ端の医者じゃお金ないし、一番狙われるのよねぇ」。そうじゃないそうじゃない。問題は弟ではなくアナタです。そのくらいの年齢の親が、ちょうど自分で使える小金もってて、しかも足腰丈夫で郵便局まで走れるから。それだけなの。それにしても、ペースメーカーで一粒種。なんじゃろこの設定。誰の趣味?つかまったら聞いてほしい。
2005.06.27
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昨日の誕生数秘学のつづきです。何がハマるかというと、人間関係です。すべての数字には固有の意味があり、波動があるそうな。各数字の特徴や性質を「気質」とか「役割分担」とか「思考パターン」とか4つのカテゴリーにグルーピングして、似通った波動の数字を集めるんだけど、これがおもしろいッ。家族だの友達同士だのに当てはめると、おやまあ、これがうまい具合に分けられてるんだ。たとえば、家族4人だと陽と陰にきっちり2人ずつ気質が分かれるとか、1人だけ陽で、あと陰だったりすると、確かに、妙にそいつだけ行動パターンが違うとか。役割分担なんかも、グループ内でうまい具合にムードメーカー、リーダー、サポーターと分かれてる。思考のパターンなんか、わが家の場合、私は直感でモノを考え、娘は感情、オヤジは理論派と、もののみごとに3つに分かれる。成長サイクルというのは、たぶん魂が転生するうちの、今がどの時期にいるかなんだけど、親が創造期にいて、子供が成熟期にいたりすると、妙に子どもが大人びていて、親を諌めたりする。それぞれ家族ごとに違っていながらも、それなりにバランスがとれている。それが家族やチームのカラーになっていたりする。また、バランスがとれていない場合はその理由がわかる。この場合は数字だけど、けっきょくヒトと人のつながりなんてものは、やっぱり波動なんだね。波長が合うとか合わないとかいうけど、それはもって生まれたものなんだ。そして、それは前世から、ずっと持ち合わせてきたものなわけ。袖すり合うも他生の縁てね。で、私は、8・11・8です(笑え!)。11、22、33というのは、ちょっと特別な数字で、最後になっても、これは合計しない。人数も少ないし、マスターナンバーと呼ばれているらしい。中でも11はヤマ感のみで生きているタイプ。アンテナの感度が高いため、よいものにも悪いものにも影響を受けやすい。はぁ、そーですか。直感的に答えはわかるが、式がわからない…(嘆息)。印象としては、11は地面にちょい爪先がついている感じ?まだ俗世にたっぷり未練がある、ていうかまみれてる。22はけっこう離れていて、堂々と達観している。センセはこれで、だもんで11のジタバタを笑うわけ。で、33は、もうイッちゃってます。私の周囲にも3人ばかりいるけど、確かに現実社会では生きにくいよなぁー。自分がぶっ飛んでることも、どうかすると気がつかないし。ちなみに8というのは、ガンガンバリバリです。打ち上げ花火です。現実の物質的成功を追い求め、ドカンドカンすすむタイプ。つまり、私は、前世でもそれが果たせず、また同じ目標を課せられて、現世に下りてきた、なのに不覚にも11になって…(トホホ)。どうせまた今生も目的達成できずに、来世も同じことを繰り返すっつうわけでしょう。ちなみに生みの母は8です(嗚呼)。弟は…11(苦笑)。
2005.06.21
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誕生数秘学というのにハマっております。ていうか、話す人全部がハマっていく。一回初級のセミナーに参加しただけなんだけど、けっこう深いです。まず生年月日(西暦)の数字を1つずつ足していき、最後の1ケタまでにします。それが、今生の自分を現す数字(エンジェルナンバー)。月日だけを足した数字がゴール、つまり、今生の人生で目標にしているチャレンジナンバー。誕生日の数字はスピリチュアルナンバーといって、過去世から自分が引き継いできた魂のクセみたいなもの。3つの数字を見ながら占う。タロットだの星占いだのの起源ともいわれるカバラの考え方をベースにした、けっこう由緒正しいものなんだそうです。面白いのは、3つの数字を組み合わせるから、かなりの確率で、その人のヒトとナリが現されるということ。エンジェルナンバーは12通りなんだけど、3つを組み合わせると1200通りあるわけだから、まるっきり同じ人は1200人に一人しかいないわけ。こりゃ4通りしきゃない血液型より、そうとうバリエーションが楽しめる。血液型はそれなりに究めたんだけど、いまいち深みがほしいと感じていただけに、これは格好の判断材料です。一緒にすると、すごく深遠でリッチな人間分類ができるぞッ双子はどうする?という声がある。そうだよね。まるっきり同じ生年月日。センセによると、今生でたまたま同じ両親のもとに生まれてきたということは、それなりに近い目標をもっているということだろうとのこと。そう、魂は別々のところから来たんだもんね。だから顔は似ているけど、性格はまるで違っていたりする。これも3つの数字を考えれば、その出方が違うってことだ。折にふれ、過去のクセが出がちな場合とか、やたら今生の目標を強気に推し進めようとする場合とか。お互いに、あんまり好きじゃなかったりするのは、相手のイヤな部分が、自分がクリアしたい部分と通じてたりして、ハナにつくってこともあるのかもしれない。出方のスピードとか、度合いが違う。似た者同士が反発し合うみたいなものかな。いやぁ、おもしろいです。てことで、あー、もっと話したい。つづきは後ほど。
2005.06.20
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6月に入ってから、激しく多忙な日々がつづいている。だもんで、ゆっくり日記を書く時間がありません(言い訳)。なので、まずは最近読んだ本をサクッと(こういう形態初めて)。「その時、何歳だったのか」(大修館書店)いろんな人たちのエポックが、その年齢を象徴して語られている。見開きごとなんだけど、とにかく小津監督から一之瀬泰造からアインシュタインからエッフェルからベンツから幅広く網羅して、人だけじゃなくアトムや忠犬ハチ公や、最後のほうでは荘川桜なんかも出てきて、それぞれの、各年齢を取り上げながら、その人となりを端的に語るかたちになっている。かなり苦しいところもあるし、文章的にはあまり上手くない場合もあるけど、編集の難しさや切り口も加味して面白い。読んでいると、若い子がけっこう反応した。やっぱり「手っ取り早く教養付け」つうのが魅力なのかも。「顔 FACE」横山秀夫横山さんは、文章うまいねー。短編は嫌いなんだけど、この場合、主人公が一人なので。これ、ドラマ化されたかな?例によって、ちょい地方の警察の、今回は婦警の話。似顔絵が上手いって設定は、確かに仲間由紀恵がやったな。内容違うけど。人物の内面描写は秀逸。熟練がハナにつく場面もあるけど、それも含めて、文章家として共感できる。でも、やっぱり女性より男性だな。表現が微に入るだけに、違和感が出る。ちょっと違いますよ。本当の女性は。「死の壁」養老孟司時間がたって読み直してみると、また違う感慨。やっぱり年々トシとってるからね。死に近づいているわけだけど、確かに養老先生のいうように、その分、死から遠ざかろうとしている。一人称としての死。忘れがちなことだから、たまに読み直すのはだいじだな。ちょうど落語の「粗忽長屋」を取り上げたところを読んでる最中に、「タイガー&ドラゴン」で、「運ばれている死体は俺だとして、じゃあ運んでいる俺は誰なんだ?」て熊さんのセリフをやってたので、笑いました。「草枕」夏目漱石晩酌のとき、最初のフレーズを思い出そうとして、「山道を上りながら考えた」のあとがどうしても思い出せない。「朱に交われば赤くなる」じゃなくて…(笑)。本棚を探したら「草枕」だけがない!ガマンできずに翌日、買いに走る。「智に働けば角が立つ」でしたね。「情に棹させば流される」。読み出したら、その文章の美しさに止まらない。ついでに本棚にあった蓮実重彦先生(勝手に恩師扱い)の「夏目漱石論」も取り出して並行読み。ソウセキvsハスミ。めくるめく言語世界に嗚呼もうたまらん…(悶)。けど時間かかる~。で、「永遠の不服従のために」辺見庸はおあずけ。
2005.06.18
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