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プロレス団体とプロレスファンの力関係のバランスについて考えてみる。結論から言うと、プロレスファンの力は非常に強い。まず第1に、プロレス団体の数は現在過剰である。毎週のようにビッグマッチが行なわれ、ファンが全部見に行くことは至難の業である。後楽園ホールでは、毎日数団体の興行が日本全国で行なわれており、土日祝日に至っては10以上の興行が行なわれていることもある。その中でも東京での興行数は膨大だ。そのような環境下、ファンを興行に呼び込むのはプロレス団体としては大変であろう。第2に、プロレスファンは、必ずしもプロレスを見なくてもいいということだ。代替の脅威のところで主にPRIDEなどの総合格闘技がプロレスを代替しているということを書いたが、総合格闘技だけでなく、他のスポーツでもいいし、自宅でDVD・テレビなどを見ることもプロレスに代替し得る。従って、プロレス興行にファンを呼び込むことも大変である。第3に、プロレスファンは、試合カードに対して非常にシビアである。話題性のあるカードが提供されないと、全く客は来ない。最近の新日本東京ドーム大会はいい例であろう。逆にG1のように話題カード連発であると大盛況となる。また、プロレスファンは価格にあまりセンシティブではないと思われる。つまり、入場価格を下げたとしても、いいカードを提供しなくてはファンを掴めないのである(たまに普段見に来ないようなファンに会場に来てもらうために行なう場合は低価格戦略も有効かもしれないが)。毎回、ファンの興味を惹くカードを提供していくのは非常に困難であろう。以上より、プロレスファンはプロレス団体に対して、大きな力を持っていると考えられる。明日は、ポーターのファイブ・フォーシズの5つ目である売り手の力について述べる。
September 10, 2005
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楽天によるTBSとの経営統合提案については、海外のマスコミでもよく報道されている。昨年当たりから、外国人の方からも日本がだんだん変わってきているのではないか、という話がよく出るが、その根拠が、失敗に終わったが、三井住友銀行のUFJへのTOB画策や、ライブドアとフジテレビの一連の攻防などである。従って、今回の一件も日本が変わってきている、ということで海外からの注目も高いのであろう。そこで、M&Aの報道に接する際にポイントとなる点を少し整理してみた。まず、経営統合を行う場合に、大きく3つのパターンがある。1.水平統合 (同じ業種の企業同士による統合)2.垂直統合 (同じ業種だが生産などのプロセスで違う段階にある企業同士の統合)3.コングロマリット統合(全く違う業界による統合)一方、統合効果は以下のように分類出来る。1.ハード面での統合効果(オーバーラップする業務の統合、経済規模が大きくなることによるコスト削減、など)2.ソフト面での統合効果(新しいビジネスチャンスの創設、一方の製品をもう一方のチャネルを使って販売するクロスセリング、など)3.その他:マーケットシェア増加、業務多様化、新市場への参入(外国企業買収など)例えば、最近の三菱UFJの統合は、水平統合で主にハード面での効果およびマーケットシェア増加などを期待したものだ。一方、楽天とTBS、ライブドアとフジテレビの場合は、コングロマリット統合で、主にソフト面での統合効果を期待したものであろう。つづく(といって続かない場合もありますが、今回はちゃんとやりたいです)以下の記事を参考にさせて頂きました。かきなぐりプレスさんピーウィーくんさん
October 28, 2005
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