美味しいワインと出会う旅

【ドメーヌ・ラモネ 】シャサーニュ・モンラッシェ　[2004]Ramonet・ Chassagne Montrachet

モンラッシェの白ワインの御三家のラモネです。モンラッシェの名声は凄いものがありますが、下のランクの酒は最近今一評価が高くない様です。

90年代は何本か持っていますが2000年代は初めてです。

飲んでみて一般の評価が低いのが分かりました。石英系のミネル感が薄いのです。要するに最近の流行のスタイルとは違います。コシュ・デュリ系ともルフレーブとも違います。最も遠いのはジャン・リケールでしょう。

でも私はこのタイプ好きですね。軟水と硬水の違いの様な物です。

実に柔らくふくよかで舌を優しく包み込んでくれるようなミネラルのある、シャサーニュです。実に素晴らしいと思います。料理にはこのタイプの方が合うでしょう。花火みたいな火薬みたいな臭いのシャルドネが増えていますが、火打石、石英系が強過ぎると鑑賞用には良いですが料理には合わなくなって来ます。

この優雅で柔らかく貴婦人の様なシャルドネを作り続けて欲しいと思います。

二日目凄いミネラル、火打石、石英が出てきました。隠し持っていたのですね。不思議なワインです。