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バレ・ドクトーブル・ジュランソン・モワール・ドメーヌ・コアペ2005ハーフ
良いワインです。甘口で1600円ですからお買い得ワインです。
このワインを飲むとフランスの甘口ワイン文化の深さを感じさせる一本です。イケムが偉大なのはやはり裾野の深さにあると言って良いと思います。
遅積み葡萄を丁寧に仕込んだのがよく分かります。甘いだけでなく酸もしっかり持っています。香は貴腐ワインの様な焦げた香りが残ります。熟れたアプリコット、蜂蜜、干し柿、の香りです。味わいは甘味、苦味、酸味がバランスよく調和しています。今飲んでも楽しめますが、数年置くともっと良くなるでしょう。
フランスの甘口といえばソーテルヌが有名ですが、南仏シュッド・ウエストのジュランソンもまた偉大な甘口ワインの産地として、注目すべき産地です。
そのジュランソンの地に"2大生産者"と呼ばれる造り手が居るのをご存知ですか?
1人は、70歳近くになってからワイン造りを始めた驚異的な女性、イヴォンヌ・エゴビュリ女史の"ドメーヌ・ド・スーシュ"。
映画『モンドヴィーノ』に出演されていたので、ご存知の方も多いと思います。
そして、もう1人は"ドメーヌ・コアペ"を運営する、アンリ・ラモントー氏。
現在、この2つの蔵元は、三ツ星を含む多くの星付きレストランからの信頼も非常に厚い、突出した実力を持つ生産者です。
ドメーヌ・コアペのアンリ・アモントー氏は元々、トウモロコシの生産者でしたが、1980年、トウモロコシ畑をブドウ畑にし、ワイナリーを構えワイン造りを開始した、異色の人物。
1984年には、コアペが表現する味わいとなる、マセラシオン・ペリキュレール (ブドウの皮の浸漬法)を発見し、1988年には、ブドウの遅摘みを始めます。
アモントー氏の哲学は『ブドウの皮からくる味わいを表現する事』それは、本来10年近く掛けて表現される土壌から来る味わいを、より早く感じさせる表現させるため、24時間かけて、ゆっくりとブドウの皮に染み込んだ果汁までをプレス、それにより干ブドウのような芳香を見事にワインに表現させています。
グロ・マンサン70%、プティ・マンサン30%
【ティスティングコメント】
ワイン銘通り、10月終わりに収穫させた、過熟ブドウを使用している為、色は重厚な黄金色。
パッション・フルーツ、黄桃、アカシアの花など華やかさ溢れる香りが魅力。
飲むと、ボディ感のある滑らかな甘みを感じますが、ただ甘いだけでなく、芯のある酸味が味をダレさせません。
余韻にも豊かな果実香、それに、優しい樽のニュアンスが優しく残る、造りの良さを感じさせるワインです。
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