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自宅セラーの02の超絶品ロゼの最後の瓶を4月13日に飲んで、もう2度と飲めないと思っていたら、インポーターから4本出てきました。
http://plaza.rakuten.co.jp/romantei1925/diary/200904130000/
早速購入して、飲みました。しかし開けたボトルは非常に癖のある香りと味で、自宅セラーで寝かしていたものとは雲泥です。
非常に強い石英香・火打石香と獣臭、そしてヒネ香があって、酒質は高いのですが、異様な味です。
返品受けたワインか、保存に問題があるのか・・・02のロゼなので、通常のインポーターが使う寺田倉庫等は15度以上の温度設定が多いので、デリケートな02ロゼを6年寝かせた場合、16度12度で差が出たのかも知れません。元々2~3年で消費してしまうワインですから、蔵元も長期保存は考えていないでしょう。
そんな事で先ずはデキャンタして飲みました。しかし臭さは幾らか弱まりますが、完全には取れませんでした。翌日半分ボトルに残ったワインを飲んだら臭い香りは抜けていました。特級の古酒の様な味わいになっていました。色も渋柿色で、ヒネ香ギリギリの香りでした。紅茶や獣も残っています。外れ年の30年物のポンソでも飲んでいるような感じです。
はっきり言える事は02のモンジャのロゼの酒質が非常に高いという事です。これだけの力のあるロゼはモンジャでもありません。流石02だからか、02は特別な作りをしているのか・・・・
そして翌日、御常連のミニワイン会があったので、もう一本開けて、白ワインと赤ワインのつなぎに出してみました。この瓶は正直言って昨日の瓶の様な臭さはありません。ヒネ香も強くはありませんが、古酒感は強く、やっぱり自宅セラーで寝ていた02のようなサクランボの様な香りや果実感はありません。
本当は自宅で一人で飲んだあの4月13日の味を多くの方に飲んで欲しかったのですが、駄目でした。一人で飲んだので証人を増やしたい、共感を得たいと思ったのですが・・・本当に残念です。まあワインとはこういう物で、4月13日のモンジャの02ロゼは私の中で伝説のワインになりそうです。
しかしこの2本目のワインもモンジャのロゼの酒質の高さを証明するには十分な独特な味わいを持っています。味わいは梅酒的で、サクランボや山桃のリキュール的な香りと味わいです。しかしミネラル由来の香りと、余韻のある酸味は十分に観賞に耐えるだけの力があります。
まあここ数日で3本のモンジャのロゼを飲みました。瓶さの凄さを思い知らされました。
3本とも全く違うワインになっています。まあこれがワインの面白さでもあり、怖さでもあります。
ブリュット・ロゼ メトード・トラディシ… 2011/11/15
マルサネ・ロゼ 2005 ジョセフ・ロティ 2011/07/28
マルサネ・ロゼ 2004 ジョセフ・ロティ 2011/02/08
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