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一緒に ミューズの Time is running outをロック君と歌いました。ほとんど一本調子でただ読んでいるみたい。...音痴だったのですね。でも本人には言いませんでした。音痴は直りますから。と言っても、日本にいた時のテレビ番組で見聞したぐらいの知識しかないのですが。要は姿勢を正しくして、高い声を出してみる。それだけしかワタシも知らないのです。それにしても、ロック君、もうちょっと音感に優れていてもいいんじゃないか、と。あのままじゃあ、やっぱり、歌うのは嫌いです、と言うのもわかる。英語も音感あった方がいい、と思う。もちろん、英語の発音は大切といいつつも多少はなまっていても、伝えたいことが伝えられる表現能力があった方がいい、と思うのです。英語の歌はうまいけれど、何も伝えることができないのはちょっと悲しいです。ただ、一度、通訳をした時、その時はフランス語と日本語の通訳でしたが、たまたま日本人の方が話すフランス語を聞いていたフランス人のスタッフがその方の話すフランス語がさっぱりわからない、と嘆いていたことがありました。私はその日本人の方のフランス語は文法的にも表現能力から見ても、あ、すごい、よく勉強された方だなあ、とうなっていたのですが、フランス人の人にはその方の発音が壁となっていました。すごく残念に思えました。その方はフランス人の話すことはよく理解されていました。たぶん、そのうちにその方もあきらめずにフランス語を続ければ、発音も直っていくと思います。さて、ロック君なのですが、彼のやる気を損なわないようにするにはどうしたら良いか、と思索中です。17歳ですから、で、男の子って時々、思うのですが、自分が優勢に立ちたい、と内心誰でも思うのかなあ。守りたい、と思うのが男の子で守られたい、と思うのが女の子。短絡的に言うと、そういうことなのかなあ。と、思うのは、時々、明らかに間違ったことを自信たっぷりに言ってしまう男の子がいるのです。若くても頑固に言い切る男の子には、どうでもいい内容の時は、私もあっさりとああ、そうなの、とまるで知らなかったように流してしまいますが。そうね、今一、わからない時って辛いものがありますね。すべて、想像しなくちゃいけないから。もわ、っとしてよくわからないまま、手探りでトンネルの中を進んでいく状態って辛い。これがずっと続くと、やる気失せます。自分で一歩一歩確かめながら進む、そういうレッスン内容にしなくちゃいけないんですね。ロック君、やる気がないのではないのですが。でも、今日、なんか、レッスン中に何か感覚的にすごく理解できたらしく、その時はちょっとテンションがあがって、「ああ、そうかあ。」と叫んだりしていたので、ちょっとかなり嬉しかったなあ。これがあるとレッスンしていて嬉しい。と、思うままに。フランス。今日の夕方はひんやりしています。ロズモンドのフランス CHIC PURE16 パリ一人旅プチガイド Bon voyage! パリの一人旅は危険か。Bon voyage! 川下 笑里歌さんのハープ演奏をご試聴ください♪ごっちゃ箱
June 4, 2009
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この間は咳が止まらなかったロック君。なんだか、ぽおおっとして気のせいか顔も赤いみたいな。こんな状態でどこまで頭に入るのかなあ、と心配しつつEnglishレッスン。何しろ、2時間ですから。結構ひんやりした日なのに、黒いTシャツ一枚。なんとか促して、上着を着てもらった。若い時ってどういうわけか薄着したがるものなんですね。自分もよく親に注意されていたから何だかわかる。今夜は蜂蜜を飲むといいですね、と話したら、うつむきながら、ちょっぴり自虐的な笑みを浮かべて「僕、毎晩、ハーブ茶飲んでます。ちょっぴり老人。」と言ったのが可笑しかった。17歳だからね、そう自分で思っちゃうのね。まだね。その時はレッスンが終わってから、お母様に息子さん、風邪気味のようですね、と話したら、お母様、彼に、「だからこの間はセーター着ていきなさいって言ったのに言う事きかないんだから。」と言われて、ロック君もお母様に「だってさ、セーター着てさ、マフラーしてコート着ていけ、なんて暑くってたまらないよ、もう。」と。お母様、目を丸くして「そんなに着ろ、なんて言ってないでしょう。極端なんだから。」私は、まあまあ、と二人の間にはさまってなだめつつ。お願い、親子喧嘩しないでえ。でも、種をまいたのはワタシか(汗)さて、17歳のフランス人のロック君の英語の発音をもうちょっとなんとかしたいと思った私はもう歌に頼ることにした。直すとできちゃうので、もうちょっとの何かが必要なのね、と。で、歌に頼る。単語も学べるし、うまくすると、文法例もあったりして。と、いっても、「I hate singing.僕は歌うことが嫌い。」とレッスンのしょっぱなから語っていたので、内心ダメかなあと思ったけれど、音楽自体はすごく好きみたいなので、スティングの歌など比較的おとなしめの2曲を聞かせて、コレ どう う た って ミナイかい と内心押し寄せる不安を隠しつつ、聞いてみたら、ロック君、物静かに考え込んだ後、うーん、これだったら、と意外に、ユーチューブで何か探しはじめた。沈着冷静な様子で、じゃあ、これだったら、と選んだのが、げー。 R u kidding ?! これ、めちゃ、ハードロック。激しい、これ、歌うのおおお ? ヴォーカルの歌い方も何だかはっきりしてないし、裏声はどおするのお、はっきり言って、私も最初は一緒に歌うのよお。Whaoooh!荒波の戸惑いを隠しつつ、もう出来る限りの平静を装って一緒に聴いていた私はチャーリー・ブラウン。おまけにこう言っちゃアレだけれども、何かお化けに取り付かれたような曲で歌詞の中に 「死」なんて単語も入ってくるし、これは、親に聞かれたらやばくないかしらん、みたいな。そう、レッスンはロック君の部屋でしているので、ご両親は階下にいらっしゃるわけで、まずいなあ。ほんとうに勉強してるのおおって。と思いつつも、せっかく彼がその気になったのなら、もほほ、これを歌うしかありません。このチャンスを逃したら、もう一生歌ってもらえない。チャーリー・ブラウンは必死です。ミューズの Time is running out です。で、自宅に戻ってから、私は何度もその曲を聞いて、結構はまってしまいました。すごい、すごくいいかも。結局ものすごくいい選定だったかも。でも、呪われた古城なんかで真夜中に一人で聞きたい歌ではないかも知れません。きっと気絶してしまうでしょう。やはり、イギリスのグループだったんですね。歌詞も最初はちょっと怖いかなあ、大丈夫かなあと思ったけれどよく読んでみると、中々ドラマティックで。チェロ演奏なんかで聴いてみたいなあ。これをロック君がどこまで歌えるのかなあ、と。それにしても、なんともミステリアスな曲。ミステリアスなロック君にはお似合いかも知れません。この人の英語の実力が私には今一つかめないのです。文法も現在完了形は知らないけれど、過去完了形は結構わかっていて、が、動詞の活用は結構忘れていて、で、文法を間違えても割とかまわず英語で話そうとするところなんかは健気にさえ思えてくる。不思議。一歩間違うと大きく踏み外してしまいそうな感じで。けれど、何か潜在的に何か才能をこの人に感じるので、その何かを英語でも音楽でも引き出してしまいたい、と思っているのですが。文法問題、リスニング問題、イディオム、仏英翻訳、もうてんこ盛りのメニューで毎回2時間。どうも一人で復習はしていないみたいなので、もうね、言っても無駄かも、みたいな、本人の気持ちに任せるしかない。そう、この人、熱くがーっと進む人ではないのですね。こうおそらく何でもワンクッションおいて物事を受け止める人なのでしょう。そういうところは私より大人っぽいのではないか、とさえ思ってしまう。こういうタイプの人をどうしたら、やる気にさせることができるのか。思うに、やる気があっても、それを見せない人もいるわけで。で、ロック君は先週から週に2回の授業にして、と言ってくれたのも、私にはとても嬉しかったわけで。ある意味、それがやる気のでた証拠かも、と。で、彼的にはおそらく英語の発音を良くしたい、というのもあると思う。とりあえず、音的に脳を刺激すれば、確かに語学の発達は早い。さて、ミューズ、ものすごくいいと思ったのが、「uninteded」という歌でボーカルの声が不思議で何か透明な銀色に光る氷のお城にぽつんと一人で歌う人がいて、その人の声がオーロラのかかる空を突き抜けていきそうな。あるいは海の中で波に揺られながらすぐにそばにいけない恋人を思っているみたいな。普通、愛する人のそばにすぐにいけないともっと絶望的に刹那的な悲しい歌になると思うのですが、そういうのじゃなくて、そういう状況を受け止めて、そういうありのままの絶望の中の自分の気持ちを歌っているみたいな。だから、余計、悲しみがひたひたとしみてくる。ロズモンドのフランス CHIC PURE16 パリ一人旅プチガイド Bon voyage! パリの一人旅は危険か。Bon voyage! 川下 笑里歌さんのハープ演奏をご試聴ください♪ごっちゃ箱
June 3, 2009
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