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何かと酒に親しむことの多い季節だ。飲めない人も飲める人も、やはり健康でありたい。酒気帯び運転などもっての外。
「酒は涙かため息か」「夢追い酒」「北酒場」など、演歌の半分くらいは酒がからんでいるような気がするが、酒とは涙でもなくため息でもなく、エチルアルコールの5-50%程度の水溶液だ。そして酒に強いとか弱いとかはアルコールデヒドロゲナーゼの活性に集約される。それはほとんど細胞の数に比例し、すなわち体重に比例すると言っても良い。もっとも、遺伝的にアルコールデヒドロゲナーゼを持たない人もいるので、「飲めません」と言う人に無理強いしてはならない。人体にとってアルコールは毒物である。
酒は明るく、にぎやかに飲むに限る。笑いながら飲む酒は呼吸で酸素を取り入れ、酸化を促し、アセトアルデヒドを経て酢酸に変わる。愚痴ったり、泣いたりしながら飲む酒は体に悪い。涙だ、ため息だと思うようなら飲まない方が良い。
ついでながら、異なる酒類を一緒に飲むと悪酔いすると言う伝説?があるが、これはむしろ口当たりが変わって飲み過ぎた結果と言える。清酒では約15%、ビールなら5%、ウイスキーは割り方による。何g飲んだかな?と計算できているうちにお開きにするのが身のためだろう。また、甘い酒は要注意。糖分は口当たりがいいのと、アセトアルデヒドからの酸化を阻害するといわれている。
忘年会、新年会とも楽しい酒でありますように。プロスト!
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