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「ああ玉杯に花受けて」佐藤紅緑
一高寮歌で有名なこの歌を題にした本で、どんなものかと読んで見たら悪い事をしていた人が良心に目覚めていい人になって行くと言う立身出世みたいな本である。昭和2年の刊とある。
その一部を取り出す。コピペが出来るので実に楽だ。
これらの代議員が国政、県政、市政、町政を決議するので、その主義を共にする者は集まって一団となる、それを政党という。
政党は国家の利益を増進するための機関である、しかるに甲の政党と乙の政党とはその主義を異にするために仲が悪い、仲が悪くとも国家のためなら争闘も止むを得ざるところであるが、なかには国家の利益よりも政党の利益ばかりを主とする者がある。人民に税金を課して自分達の政党の運動費とする者もある。人間に悪人と善人とあるごとく、政党にも悪党と善党とある、そうして善党はきわめてまれであって、悪党が非常に多い。これが日本の今日の政界である。
要するに当時も今も全然変わってないわけで、失われた何年どころではない。政党助成金をよこせなど論外。身を切る姿勢も道筋も見えなくて消費税を上げると言う法律には反対だ。
全然論旨が違うけど。
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