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2018.01.02
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カズオイシグロの作品を初めて読んだのは、数年前で「わたしを離さないで」だった。
SFとして読んだので、飲み下せなかった作品だった。
IPS細胞がもう現実となっていたので、クローンを育てて臓器を利用し廃棄するとは・・・随分と時代遅れなホラーだと思った。

ただ、それ以外の要素がいつまでもわたしの心に残ることとなった。
人は平等に生まれることも、育つ事もない。
それらから抜け出す事は不可能ではないだろうけれど、一生そのことに影響される。
生まれ・・・人種、家庭環境、民族の価値観、親の価値観。


わたしを離さないで/カズオ・イシグロ/土屋政雄【2500円以上送料無料】


「日の名残り」 時代は第二次世界大戦前後のイギリス、執事として一生を過ごす男の話。
彼が仕えていたダーリントン卿は時代の難しい局面を切り抜けるべく、館で有力者・知識人などが集まり画策するのだが・・・
時代が変わり、戦後アメリカ人が館の持ち主となる。

時代に取り残されそうになりながら、そして自らの老いを受け入れつつ、新しい主人と時代を迎えようとする有能な執事。
時に不器用な面もあったかもしれないし、失敗もあったかもしれない彼の一部分にも共感できる作品たった。


【中古】 日の名残り ハヤカワepi文庫3/カズオ・イシグロ(著者),土屋政雄(訳者) 【中古】afb

そして今日読んだのが「忘れられた巨人」、わたしにとって三作目。
作品の中で、気候も、人々の記憶にも霧が立ち込めるのだが・・・先行きの見えない進行に私自身錐の中を不安を抱いてゆっくり歩いていくように読んだ。

印象に残るのは、老夫婦の離れたくない、つながれて居たいという強い結びつきだ。
こんなにもお互いを必要とし合う夫婦。


記憶は霧の中で、はたして息子が居たかどうかさえあいまいなのに、今息子がどこかの村に住んでいる事だけはっきりしている事に違和感がある。
必ず息子は待っていて、遅かったではないかと迎えると言うのだ。

鬼や妖精、恐ろしい化け物犬、そして竜・・・
これはまさにイギリスファンタジーの世界、「ホビット」の竜スマウグが占領する城を思い出す~。
かつ、アーサー王の伝説を下敷きにした作品でもある。


彷徨ったまま中盤までたどり着くのだけど、気がついたら大冒険になっていた。
なんといっても終盤にドキドキする。
そう・・・霧が何をしていたのか。霧が晴れたらどうなるのか?

最後に老夫婦と戦士は道が分かれる。
私は老夫婦のように考えたいと思った。


【新品】【本】忘れられた巨人 カズオ・イシグロ/著 土屋政雄/訳





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最終更新日  2018.01.02 13:14:02
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