狂躁的非日常と日常

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2006年02月12日
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カテゴリ: 小説関係
白鳥異伝1白鳥異伝2 荻原規子 白鳥異伝 」は荻原規子の勾玉シリーズの2作目です。1作目も読みましたが、良いとよばれる2作目のほうが確かにいいかな?1作目は途中から駆け足になってしまっててちょっと唐突感があったので…。
作品自体は、ヤマトタケルの伝説をベースにしたファンタジーで、微妙に似ている豊葦原の国に三野(美濃)や伊津母(出雲)なんて地名も出てきます。あらすじを書こうかと思ったけどやめました。長いし。

なんかファンタジーとかって最初に読み出すときに勇気がいるんですよね。その世界観が理解できたうえで読み込めるかっていうところに力がいるので、読み出してちょっとするとそのまま読んでいけるんですけど。そういうところは半村良は得意なかんじで、SFだろうと伝奇ものだろうと、日常世界の逸脱の部分が面白い作家さんでした。って荻原規子があかんわけではないですよ。

自由な世界観を作るっていうのは作者自身が創造主になれるのではあるけれど、その世界観を読者がどれくらい早く理解できるかっていうのは作者の力量になるわけです。突拍子の無いものを出しても理解できなければ意味が無いわけです。
1900年代にアメリカで流行ったSFジャンルのスペース・オペラはSFだから流行ったというよりは、形をかえた西部劇だったからアメリカ人の読者に受け入れられたわけです。

昔の話で悪いのですが、EVAの第一話でシンジ君が公衆電話を掛けるシーンがあるのですが、その電話機はよくある緑電話(テレホンカード対応)でした。これは電話を掛けるというシーンが大事なのであって、そこで近未来的な見たことも無いような電話機を出すこともできたけど、そうするとその「見たこともない電話機」が見ている人に「この見たこと無いものは電話だよ」っていう説明を1シーン作らなければいけなくなるので緑電話にしたみたいなことが書かれていました。また緑電話を出すことによって今現在から隔絶された世界ではなくて、今の延長線上にある世界なんだよってことを見ている人にアピールすることもできます。

そういう意味では古代史をベースに持っていくことは良かったと思います。けど、大碓皇子(オオウス)と小碓皇子(ヲウス)とかって史実(っても史実ではないけど)ベースでどれだけの人が理解しているかはわからんなー。
僕様ちゃんもヤマトタケルの基礎知識って「ヤマトタケルの冒険」(ゆうきまさみ著)だからなー。もう絶版やし。家にあるんかなー。





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最終更新日  2011年11月02日 08時28分51秒コメント(0) | コメントを書く


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