狂躁的非日常と日常

狂躁的非日常と日常

全て | カテゴリ未分類 スポーツな話題 | あきらっくの目指せ健康日記! | ふりかけ~♪ | ゆきちゃん観察日誌 | PCじじょー | Book!!Movie!!Music!!! | いろんな土地のいろんな話 | 季節を感じる…話題 | 極個人的なお話 | 食べてばっか日記 | シゴトな話題 | ボルドーワイン♪ | ブルゴーニュワイン♪ | フランスワイン♪ | イタリアワイン♪ | アメリカ大陸 | オージー&NZ | その他ヨーロッパ系 | お酒な話(その他地域) | チーズチーズチーズ | 日本のお酒 | 小説関係 | マンガ関係 | 釣り好きになるぞ! | 麺類ネコ科(ネコ関係なし) | 駅のお弁当・おそば・お買いもの | これちかくんの観察日誌 | お茶の話 | ウインドちゃん | Mrササキとオンセン(ストッパー毒島より) | 北海道旅行 | 海外旅行 | Home Sweets Home | 探せ!円筒分水!! | ABARTH 695 コンペちゃん
2006年02月16日
XML
カテゴリ: 小説関係
「導きの星」 「第六大陸」 「復活の地」 )か読んでいますが、オトコノコにはよい読み物だと思います。特に科学好き系正統派SFファンには。って早川とかでも書いてます。 「ファイナルシーカー」 はMF文庫Jというライトノベル系の文庫です。したがいましてー、作品的には海猿の自衛隊バージョン(海猿は海上保安庁)みたいな感じの救助系小説(どんなやねん)なんですが、なぜか幽霊な少女が出てきたりします。その幽霊さんが救助活動に協力したりしなかったりという感じです。
ここらへんが、小川一水の難しいところ。
作品を紹介しますと、「主人公の高巣英治が小学生のとき、ボートで遭難しかけます。そのときに助けてくれたのがレスキューの最高峰、航空自衛隊救難飛行隊。助けるときに手助けをしたのが幽霊の灯ちゃん。そのときの体験が元で航空自衛隊救難飛行隊に入隊した英治が幽霊の灯ちゃんと協力して救助活動をしたり足を引っ張ったり」みたいな話です。レスキュー小説として読める作品になっているし、小川一水の綿密な取材に基づいた作品構築はさすがやなーと思わせます。けど、なんか微妙。作品が微妙じゃなくて作品の立ち位置が微妙。

よいところ
・作品世界をデータに基づき強固に構築しているため、リアリティあふれる世界観を表現できている。
・早川のSF物からライトノベルまで書き分けている。レスキュー小説に幽霊をだすとか。
微妙なところ

・本当はSFで勝負して欲しいけど、SFというジャンル自体が売れないんだろうなーとかわいそうになってくる。最後の救助活動なんて本当は灯ちゃんがいなくてもよくかけていると思う。政治世界と自衛隊員の葛藤では幽霊はいらんわな。

ってなわけで、いい作家さんなんでお勧めしたいのですが、立ち位置の中途半端さが災いしているのかなーと思ったりもします。がんばっていただきたいので、なるたけ読むことにします。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年02月16日 07時36分30秒 コメント(1) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: