狂躁的非日常と日常

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2007年06月08日
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なんでも最近AOCを取得したマランジュってブルゴーニュにある場所の作り手さんだそうです。マイナーアペラシオンだからとっても土地代が安くなるのでワインのお値段も安いみたいなウリです。

そうなんです。ワインは農作物ですので土地が必要です。農作物ですので人件費もかかってきます。醸造酒ですのでブドウからワインにするのにはいろいろな機械やらなんやらが必要です。発送料金もかかってきます。

まず、土地代ですがブルゴーニュの土地はすさまじく高いらしいです。歴史のお勉強ですがフランス革命によってそれまで土地を所有していた教会や貴族が路頭に迷うことになりました。土地はそこにいた人たちに分け与えられましたが、分割相続が基本のフランスでは小さな畑をどんどん分割して行って、ただでさえ小さい畑がどんどん細分化されて、一面のブドウ畑のなかで「このブドウの木からあそこまでの??本あるところがウチのブドウ畑だ」とかいう状態になったりします。こんだけ分割されると土地を統合しようにも地権者が多すぎて手間だし、金額もすごいことになります。

結果として、作り手違いの同じ名前のワインがいっぱいできるわけです。それはそれで面白いけどね。

だから、土地代の安いところでワインを造ればそれだけ安く作れることになります。ブルゴーニュで2000円を切るくらいを狙うならば、オーストラリアとかNZとかちょっと高いけどオレゴン・カリフォルニアのピノを狙ったほうがコストパフォーマンスが高いのはそういった理由です。

人件費も国によって変ってきます。イギリスのスーパーさんなんかは中部~東部ヨーロッパのほうに行って自社ブランドのワインを造ったりしています。これも人件費を低く抑えようという意図があります。以前は(って今もだけど)オーストラリアで作っていましたが、EU圏内のが有利ってことと輸送コストのこともあって、そっちにシフトしてきています。

こう考えると、日本におけるワイン作りって難しいといわざるをえません。土地代は高いし、人件費も高い。ワインを作る人がいないので熟成用の樽やクローン(苗ね)も高い。タダでさえ高いのに海外に持っていこうとすると輸送代金もかかってくる。だいいち、日本の場合は生食用ブドウのほうが主流で、そっちを作るほうが高く売れます。結果としてとっても手間をかけて高級ワインで勝負するか、バルクを輸入してでも安く済ませるかという問題になってきてしまうのでしょうね。

今回の Y et C・コンタ・グランジュマランジェ -ルージュ- 2005

けど、うまい。平均樹齢45年のVVなブドウを使っているからか、複雑さはないけど深みがあるので単純な味わいとはちょっと違う感があります。(それを複雑とはいわないのか?)っていうか、ブルゴーニュ・ルージュも買ってあるけど、高いほうを先に飲んでしまったじゃん!

って惜しいなーと思ってしまうくらいにはおいしいです。
にしても、ほんとにうまいしか言わないなー。

もうちょっとさー、こう…なんか、ないんかしら。
↑めんどくさいのでそういうのは放棄中。





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最終更新日  2007年06月08日 09時36分15秒 コメント(2) | コメントを書く


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