くり坊のひとりごと(blog版)

くり坊のひとりごと(blog版)

PR

Profile

くり坊 1号

くり坊 1号

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

Freepage List

2016/06/07
XML
IMG_3724s-2.jpg



2004年に発行された本なので、もう12年も前の本です。
ブックオフで買ったのがすでに数年前だと思うのですが、やっと最近読んでみました。

これが、思いのほか、勉強になりました。

イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、アラブ、中国、韓国の各国で、日本がどう報じられているかを、各国で特派員をした人や暮らした人がそれぞれ担当して書いています。

全体を通して言えることは、各国の日本という国のとらえ方というのは、第二次世界大戦の際の関わり方に大きく影響されているということですね。
そもそも、国連そのものが、いまだに日本やドイツといった「敗戦国」を「敵国」としているわけですから、なかなか「根」が深いです。

イギリスにとって最も屈辱的な日は「日本軍によるシンガポール陥落」だそうです。
その日から、大英帝国の斜陽は始まったという「歴史的な日」なのでしょう。


アラブ諸国は比較的親日的と言われますが、その大きな理由は「日本はアメリカに原爆を落とされた国」だから。
アラブも日本も、欧米にひどい目にあわされたということで、きっと日本人は今でも欧米を深く恨んでいるだろうと、アラブの人たちは信じているらしい。(12年前のことなので、今は変わっているかも)
日本人というのは、そのあたりの感情が結構あっさり目にできているのですが、アラブの人たちは「目には目を、歯には歯を」という気持ちが強いので、当然日本人も、という風に思うようです。
ただ、最近は、日本も「欧米と同一視」されてしまう傾向もあり、テロの標的になる可能性出てきていますが・・・

アメリカは基本的に「我々は戦勝国である」というのが基本で、だからこそ、今回のオバマの広島訪問についても、「謝罪はしない」というのが当然のスタンスです。

中国、韓国に至っては、自らの正当性を「反日」に求めているわけですから、論調のすべてが批判的にならざるを得ませんね。

ということで、ちょっと昔の本ではありますが、「日本」がとう認識されているかということを理解するうえでは、とても役立つ一冊でした。

ブックオフに行けば100円で売ってると思うので、興味のある方はどうぞ。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2016/06/07 12:28:59 PM
コメントを書く
[本のこと 映画のこと など] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: