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2020/06/13
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なぜなら、本を読み始めると、ほどなく眠くなってしまうからである。
パソコンやスマホが普及して、ちょっとした時間の合間には、ネットニュースなどを見ている時間は増えた。
かつては、時間があれば本を開いていたのだが、今では、本を開くのは、夕食をため、風呂に入り、一通りいろんな日常作業を終えて、ソファーに座った時になる。
そうすると、一日の疲れと、本の活字と反応するのか、眠気が襲ってくる。
そして、思ったほど読み進めることができず、撃沈。

まあ、そんなことで、昔ほど本を読むペースが上がらないのだが、最近読んだ本で「世界のニュースを日本人は何も知らない」という本がある。
著者の谷本真由美さんという人のことは知らなかったが、ヨーロッパ各地で働いて、国連の期間でも働いていたことのある人らしい。

オランダ人はケチで嫌われてる、とか、イタリア人は数日風呂に入らないので、臭いとか、まあ、そういった下世話な話題もありますが、興味深いのは、EUとして大きな経済圏をつくり、人の移動を自由にし、積極的に移民を受け入れてきたことに、大きな歪みが生まれつつあるという話。

EUを離脱することに決めた英国の中心部の繁華街は、すでに、多国籍化して「古き良きイギリス」のイメージは全くないらしい。
「人権」など、普遍的な正義をかざされると、それに反論した瞬間に「非人道的な野蛮な人」という烙印を押されてしまうような気がして、人は黙り込む。
一見寛容に見えても、実は、言えない不満でいっぱいなのが現在の欧州らしい。

今回のコロナの問題は、世界各地のいろんな矛盾を一気に吐き出すきっかけになるような気がしますね。

日本人というのは、島国であったせいで、外に対する関心よりも、内向きな興味の方が強い傾向にあるのは間違いないでしょう。
中国とアメリカが覇権を争っているときでも、国会では、アベノマスクが小さいとか、まだ届かないとか、検事長の麻雀問題とか、給付金のオンライン申請がトラブル、とか。
少なくとも、テレビの報道はそんな感じ。

そろそろ、コロナの後の世界で、日本はどういう立ち位置で、どうしていくべきか、という議論はあまり見られません。
香港の問題だとか、5Gの問題だといろいろな問題がありますが、中国とアメリカの覇権争いは激化して、日本だって、いつまでも風見鶏では許されないでしょうね。

短期的に、企業目線で見れば、中国の存在で大きな利益を得てきたし、すでに投資したものも回収したいでしょうが、国がそれに流されれば、長い目で見たときには大きな失策になりかねません。
本来、共産主義の一党独裁体制のままで、自由主義貿易圏から利益だけ得ようとすることは許されるべきではないでしょう。


新型コロナ問題が一段落する頃には、各国が旗色を鮮明にすべき時がくるでしょう。
もっと、そのことを議論すべきなのではないかと思います。

さて、「自粛」で奇跡のコロナ収束を実現しつつある日本の動向というのは、きっと世界からも注目されていることでしょう。
何を発信していくかが重要になりますね。





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Last updated  2020/09/11 11:39:22 AM
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