武蔵野航海記

武蔵野航海記

2007年11月24日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類


そしてアテネに進駐した(占領した)スパルタ軍は30人僭主制という傀儡政権を作りました。

それまで極端な民主制だったアテネを貴族制に変えようとしたのです。

一般的にアテネは民主制でスパルタは貴族制の国だといわれていますが、あまり正確な表現ではないと思います。

古代の国はギリシャだけでなく多くの国で政治的に発言力のある市民はすべて軍人でした。

というより、命がけで国を守る男だけが政治に参加できるという発想です。

アテネはおよそ1万人の男子が参政権を持った市民でしたから、兵士を総動員すれば1万人の軍隊が出来ました。

その一万人が民主制を行ったのですが、他に政治に参加できない外国人や奴隷、女子供がいました。

スパルタも1万人の軍隊を持っていましたが、そのうち2000人は参政権を持っている完全な市民で、8000人はペリオイコイという不完全市民でした。

2000人は正規の武士で8000人は足軽という感じですね。

ペリオイコイは一応自由民でしたが参政権は無く、従軍の義務のある中途半端な階級でした。

他に農奴がたくさんいましたが、彼らは勿論兵士にはなりませんでした。

そしてこの2000人の市民の権利は平等でした。

つまりアテネもスパルタも参政権を持った市民は人口の一部分ということでは変わらず、その比率が違うというだけのことでした。

しかし、2000人という数が非常に少ないということで、スパルタ人自身も他のギリシャ人もスパルタは貴族制の国だと考えていたのです。

我々が貴族というと爵位を持ち、その爵位も公候伯子男と少しづつ差が付けられた格差社会を思い浮かべますが、スパルタの完全市民2000人は皆平等だったのです。

スパルタ占領軍は民主制を嫌い、アテネに少数が政治を行う30人僭主制という傀儡政権を作りました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年11月24日 07時22分28秒
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

小川のジョージ

小川のジョージ

コメント新着

shimanuki@ 貴ブログを拝読してのお願い 初めてご連絡させて頂きました。 私、株…
閲覧者@ Re:ツイッター(01/15) はじめまして。もう6年以上も前の記事なの…
matt@ gdrJnOuevls YnkSiF http://www.FyLitCl7Pf7kjQdDUOLQO…
matt@ IzwpNkRETOhQpCn letF1M http://www.FyLitCl7Pf7kjQdDUOLQO…
julian@ krwuxtpmJFP IbmiSr http://www.FyLitCl7Pf7kjQdDUOLQO…
julian@ mYbsTXaKLqnB 9bnzxn http://www.FyLitCl7Pf7kjQdDUOLQO…
sally@ NaNGabeaKJYv YzljX0 http://www.FyLitCl7Pf7kjQdDUOLQO…
john@ mLwAlkOWyDpdifNTRwb Kh6dOB http://www.QS3PE5ZGdxC9IoVKTAPT2…
xMIuHh ikcvgdm@ xMIuHh <a href="http://ikcvgdmuojgv.com/">ikcvgdmuojgv</a>, [url=http://hqopyip xMIuHh &lt;a href=&quot;http://ikcvgdm…
matt@ QCsLOESFFSYWul 4J3vON http://www.QS3PE5ZGdxC9IoVKTAPT2…

お気に入りブログ

「赤痢」 New! でぶじゅぺ理さん

メインブログ変わり… kuro★0703さん
巴里雀のつぶやき 巴里雀さん
旅好き人の日々放浪記 旅好き人さん
風雲 いざなみ日記 わだつみ判官さん
新月通信  メイ君2394さん
オージー生活 cobberさん
みきこクレパス Mikku@さん
できるだけ無添加な… 和菓子菓子さん
私の湘南スタイル VIVA7354さん

バックナンバー

2026年08月
2026年07月
2026年06月
2026年05月
2026年04月

フリーページ

小川の蛍


ご主人


薩摩藩


夜這い作法


JR西日本


スイス


バチカン


神との契約


システィーナ礼拝堂


コンクラーベ


多数決


一山衆徒


一向一揆


オノレ・ド・バルザック


チャイニーズ


チャイナの原風景


サビニ族の女達の略奪


葬儀場


鐙が世界史を変えた


額田王


邪馬台国


お釈迦様


天台本覚論


会社は誰のものか


パンテオン


日出ずる処の天子


家族の絆


氏素性


大王は神にしませば


源頼朝


平将門


明恵(みょうえ)上人


北条泰時


貞永式目


シェイクスピア


不干斎ハビヤン


近代資本主義の精神


鈴木正三


石田梅岩


由井正雪


熊沢蕃山


朱舜水


聖人


封建制度


山崎闇斎


浅見絅斎


靖献遺言



赤穂浪士


出版


大日本史


荻生徂徠


国学


18世紀の思想家たち


サン・ジュスト


ジョン・ロック


水戸学


兵学


雄藩


明治維新


福沢諭吉


中江兆民


明治憲法


ヨセフス


日清戦争


徳富蘇峰


明治の終焉


軍部


敗戦


日本国憲法


伝統世界への回帰


葬儀場


「あるべきようは」の生成


個人的な動機


輪廻転生


東京国立博物館


「日本人のための憲法原論」を読んで


続「日本人のための憲法原論」を読んで


続続「日本人のための憲法原論」を読んで


「日本人のための憲法原論」を読んで 4


日本神話について


「日本人のための憲法原論」を読んで 5


「日本人のための憲法原論」を読んで 6


目付


目付 2


目付3


為替


ローマ史を読みました


ローマ史を読みました 2


ローマ史を読みました 3


ローマ史を読みました 4


ローマ史を読みました 5


お家大事


敗戦後のクリスチャン


尾瀬


尾瀬 2


西洋哲学を読みました


西洋哲学を読みました 2


飼い犬の交通事故


西洋哲学を読みました 3


西洋哲学を読みました 4


郷士


仏性


郷士 2


御霊神社


千日回峰



© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: