ジョニーのねこまみれ日記

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2026.07.27
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カテゴリ: 映画感想
ひっさしぶりに映画館に行ってきました。

タイトルは
映画ちいかわ 人魚の島のひみつ



もう最初に言っておきますが
この映画、近年のアニメ映画では 最高傑作 ではなかろうかと思います。

これ以上、語る事はありません。
終わり!




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





まだ観ていない方も多いと思いますのでなるべくネタバレしない程度に語っていきたいと思います。
まず、ちいかわという作品。
元々は、ナガノ氏がX(旧twitter)で発表した4コマ漫画です。
徐々に人気が出て書籍化、そしてアニメ化もされて
最近の大ブームにつながっていきます。

ちいかわという言葉は主人公の名前なのですが
ちいさくて可愛いやつという意味だそうです。
最近、ちいかわが大ブームとなっていてスーパーやコンビニ等で
ちいかわ商品を見ない事がないほどちいかわ商品が溢れていて
もはや社会現象と化しているほどです。

ただ、原作漫画を読んでいない方や、アニメ作品をちょろっとしか見ていない方は

捉えているフシがあります。
ちいかわが可愛いそうです。

ただ、これはちいかわを表面的にしか捉えていないとしか
言わざるを得ません。
ちいかわは基本的に残酷でえげつない物語なのです。


「ちいかわ」という闇の深い作品https://plaza.rakuten.co.jp/saisuke/diary/202302220000/


そんなちいかわがついに映画なると聞いた時にワタシは非常に複雑な思いでした。
なぜなら映画の元になるのは原作の「島編」と呼ばれる話だったのです。
この島編は闇の深い原作の中でも屈指のトラウマ級の内容で
原作を読んでいた当時でも、
さすがにこれはアニメ化できんだろう!
と、思っていました。
ですので、映画化決定の報に顎が外れそうになったのはワタシだけではないでしょう。

この原作がそのまま映画化できるハズがない。
映画化したとすれば不都合な部分はカット、もしくは改変されて
骨抜きになる事は目に見えていました。

アニメ版ちいかわでも、視聴者の配慮のためか
飲酒シーンはかなり改変されていました。(最近は解禁になってるっぽい)
なので、映画化するなら最低でも
【PG12】小学生の観覧には、親又は保護者の助言・指導が必要。

できれば
【R15+】15歳以上が観覧可能(15歳未満は観覧禁止)
が望ましいと思います。

しかし、年齢制限をかけると興行収入が減るのは当然
なので、多くの配慮と忖度して
【 G 】年齢無制限
にしてくるという予想でした。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そして、発表された映画観覧年齢制限は【 G 】
ああ、終わったな。
映画ちいかわは骨抜きにされてただの可愛いアニメ映画になってしまった。
本日、映画を見るまでそう思っていました。


ところが・・・・・・・
ワタシの予想は大きく覆されたのです。


ワタシは映画製作スタッフの執念を感じる事になりました。
原作漫画の映画化に際に原作者は原作とだけテロップされるのが普通です。
つまり、原作者は映画化の許可だけ出して映画製作は丸投げするのがほとんど
ところが、映画ちいかわはナガノ氏の名前が原作・脚本としてテロップされているのです。
これは原作者が映画製作にもかなり関与しているという事です。

そして、映画の内容にも驚愕しました。

一切の忖度なし!
もっというと、一切の容赦がありませんでした。

それどころか、映画の大スクリーン、美しい映像、透き通るような歌声等
原作漫画では感じられないような臨場感でした。
原作のエグいシーンもそのまんまです。


普通、こういう絵柄で子供向けのアニメや映画は
悪が出てきて、正義の主人公が悪を倒してめでたしめでたしとなる展開が多いのですが
映画ちいかわはまるで違います。

映画を見ても
何が正義で何が悪なのかわからない
何が正しくて何が間違っているのかわからない
映画の中で正解というものが示されずに見終わってもモヤモヤするのです。


こんな映画を小学生とかに見せて良いものか?
とても疑問なのですが映画関係者はやっちゃいましたね。
多分、映画をみた子供はトラウマになるかもしれません。

ただ、多少の配慮はあって、
何の知識もない小学生が何も考えずにこの映画を見たら
「悪い敵を仲間達で力を合わせて倒した」いわゆる王道映画のように見えるようにつくってあるのでそれだけが救いかもしれません。

それでも解る子なら解るでしょう。
そして、本当にトラウマになるかもしれません。
もしかすると、その小学生が30年後に見直して
この映画は子供の頃に見たらわからなかったけど、30歳過ぎて見たら
手の震えが止まらなくなった。
と、感じるかもしれません。

年齢制限をなくして、子供でもエグいドラマを見せようとしたスタッフは
目先の興行収入を減らしてでも、子供の心に刻み込み
考える力を付けさせようという大きな心があったのかもしれません。

ワタシも還暦を過ぎましたが
もし自分がこの映画の登場人物になったとしたら
どういう行動をとるだろうかと考えても答えは出ません。
ワタシもまたモヤモヤしながら生きていく事になりそうです。

主人公のちいかわ
原作で登場した時は本当にただの無能でした。
力もない、頭も弱い、気も弱い、
周りの助けがなければすぐに終わっているキャラクターです。

そのちいかわが数々の出来事の中で鍛えられ
少しづつ強くなっていくのがこの作品の肝のような気がします。

今回の映画の終盤で、
ちいかわが真実を知るシーンがあるのですが
それを誰にも告げずに一人で抱え込みます。
いわゆる「言わない強さ」です。

ちいかわも強くなったあなぁ・・・・・
と、映画館で涙を流していた還暦のおっさんでした。(笑)





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最終更新日  2026.07.27 08:00:04
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