カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています。卸先のお店からも喜ばれています、ありがとうございます。
朝の冷え込みを感じています、焙煎の温度や火力も秋から冬に向かっています。
コロナで延期していた友人との食事会でサンクオピエさんに行ってきました。「アフターダーク」を持ち込んで、秋のコースのデザートに合わせてみました。秋のコース専用のブレンドとの比較ですね。で、フィナンシェには濃いめの紅茶がよく合って、コーヒーを合わせるのが難しいんですが・・・山栗のフィナンシェに「アフターダーク」がすっと合ってご機嫌でした。その話しで食後にシェフと盛り上がってました。
そうそう、山栗のポタージュ・カプチーノ仕立てにはマコンシャルドネ・ドメーヌジャンマルクボワイヨを合わせて・・・スープにワインってあまり聞かないけれども・・・とっても自然に合ってびっくりしました。
バランスの良い果実味と酸味が山栗に合っていて、カプチーノ仕立てやシャルドネの樽香がさりげなく効いているのかなぁ~と、勉強になりました。
で、先日同業の友人からスエーデン、ノルウエーの人気店3店のコーヒーが送られてきましたが、今度はデンマークの有名店のケニアが届きました。
高いクオリティのケニアでしたが、焙煎に問題があってケニアの際立つ魅力、鮮やかな味わい、華やかな香りや余韻、ボリューム豊かなボディやまろやかなマウスフィール、酸味と甘さのバランス・・・どれもが不足していました。
重く感じる酸味、痩せたマウスフィールと余韻、心地よくないというか不快な印象です・・・もしかしたら、重く感じる酸味をコクと感じているのかなと思いました。スペシャルティコーヒー以前の日本ではそのような重い味わいをコーヒーのコクと言っていたものです、今の60代70代の世代ですね。そういった豆はハンドドリップで上手に淹れないと飲めないですね。
そんなこんなで・・・こーひーのまろやかさについて書いてみます。
スペシャルティコーヒーのまろやかなコクはとっても心地よいものです。上質なお茶や紅茶が薄く淹れてもまろやかな心地よさがあるように・・・スペシャルティコーヒーも濃いめ薄めに関係なく、それぞれの口当たりのまろやかな心地よさがあるものです。
逆に味わいの痩せた水っぽいものをウオータリーとカッピングで表現します。素材に問題がある場合も、焙煎に問題がある場合もあります。
カッピングでは、口当たり・マウスフィールがとっても大切です。ラウンドとか、クリーミーとか、シルキーやベルベッティ、ジェントリー等々口当たりの質感や・・・リッチとか、ライトなどボリューム感とか評価していきます。
さかもとこーひーで重視しているのは、冷めてからの余韻とマウスフィールの一体感の魅力、心地よさです。それが全体のまろやかな印象につながっていくようです。
同じ「まろやかさ」と言っても・・・浅煎りのまろやかさもありますし・・・深煎りのまろやかさもあります。
今なら「カフェ フィーカ」のまろやかさと「アフターダーク」のまろやかさは言葉にすると同じ「まろやかさ」ですが・・・実際の印象は違うと思います。
「カフェ フィーカ」の場合は使っている「グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス」「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」と3つともに素晴らしいトップクオリティの素材ですが、特に完熟具合が素晴らしく、さらにその熟度が揃っていて・・・きれいな酸を甘さが包み込み、その一体化された味わいがまろやかさを引き立てているように思います。
「アフターダーク」の場合はベースが深煎りなのでローストのダークさやカラメル感、ダークチョコ感に「グアテマラ・エルインヘルト・パカマラ」の際立った魅力が一体化してのまろやかさになっているのでしょう。サンクのシェフは「アフターダーク」の浮遊感がたまらないと仰っていました。深煎りのベースに「グアテマラ・エルインヘルト・パカマラ」のブルゴーニュワインのようなキャラが乗っかっているイメージでしょうか。
その「アフターダーク」が山栗のフィナンシェを受け止めてぴったりの相性の良さだったのは「グアテマラ・エルインヘルト・パカマラ」のエレガントで上品でありながら豊かな酸やマウスフィール、まろやかなコクが活躍したからでしょう。
いづれにしても、素材の完熟度合いによる甘さや栄養素の豊かさがあって、それを的確に焙煎し、成分がデベロップすることで・・・魅力的な口当たり、マウスフィールになり、それをまろやかと感じるのでしょう。
(レスクリーン、雑味、エグ味、ざらつき、焦げ味、酸っぱ味、水っぽさ・・・などは不快でまろやかさとは正反対ですね。)
さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
「夏の月」 2024.06.25
「ブラジル・パッセイオ」 2024.06.24
「特上アイスコーヒー」 2024.05.23
PR
Calendar
Category
Comments