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久住咲夜

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あと一週間。 New! kono52さん

2008.03.14
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カテゴリ: BLコミックス
ちょっと懐かしい漫画を読むような、絵と設定なのですが安定しているというか



「踊る月華」
甘野有記先生
オークラ出版

(楽天には無いのね・苦笑)
章博と主計は、兄弟のように育った従兄弟同士。
両親がら顧みられずに幼少期を過ごした章博にとって、主計は何よりも大切な存在だった
しかし成長するにつれ、その想いは激しい恋情となって、章博を苦しめる



コミックアクアに、現在も(多分)連載中なんですよね!?
わぁおーっ(びっくり)
絵や設定で判断してはいけませんが、昔の花ゆめを読んでいた頃に
タイムスリップするような不思議なノスタルジーを与えてくれます。


「夜半の月」
章博と主計の出会いから、恋人としての始まりのお話なのですが、
何とも言えない古さがあります(苦笑)
時代とかだけではなくて、表現の仕方とか描き方とか。
でも、クセになっちゃうんですよね
いつの間にか、従兄弟同士という気持ちだけではなくて愛情になっているのに
気付いてはいても、主計の将来を考えて良いお兄ちゃんとして見守っている章博と

すごくもどかしいけど、抑えなくてはいけない理由もちゃんと描かれていて解るし、
特に章博がさくやは好きなのですが、すっごく魅力的なんですっ。

気風の良いお兄さんという感じでも、抱かれちゃう方なのですが(苦笑)、自分を
はっきり持っているし、尚且つ学生になっても章博には甘えるお子様な主計の想いも
力強く包み込んであげるのが、優しさいっぱいで。


思っていたので、びっくりしました(笑)


「胸の中の紅い月」
一話から時間が過ぎて、会社社長になった主計と古本屋の店主の章博のお話で
冷たくあしらっていても、一緒に旅行に行こうと騒ぐ主計の願いに応えようと
店を預けられる様に、理由は内緒でバイト君を雇ったら、
嫉妬深い主計はライバルの出現だと苛々し始めて喧嘩になってしまい
擦れ違ってしまうお話なのですが、
バイト君はふたりで旅行に行く時のためにいるんだと、ちゃんと説明した後、
完璧そうな主計が「寂しかった」と章博に縋りつくのが...ドキドキした!(笑)
うーん、カッコイイ攻めが弱るのはイイね!(さくやったら・汗)
しかも甘い雰囲気だったのに、誤解が解けたからもう良いやってあっさり主計のもとから
自分家へ帰ろうとする章博の天然さが可愛くて大好きですっ。

バイトの英雄くんは章博に好意はあっても、母方の従弟という間柄だったり
仲直りして、ぐったりするまで抱かれた章博が怒って旅行を取り止めにしたり
くすりと笑える落ちもあって、好きなお話です
主計が章博に翻弄されているのを見るのは楽しいな♪


「踊る月華」
会社社長である主計に、結婚話が出てくるお話なのですが、好きだと思いつつも
主計の将来を考えてしまう章博と、そんな章博に戸惑いを覚える主計で、
「(章博は)みんなには優しいけど、恋人の俺には全然優しくない」という嘆きが(笑)
ふたりを邪魔しようとする自称主計の婚約者の女性が出てきたりしますが、
時代や設定は古くても、これまでよりは笑い所や、所々の表現に新しさがあって、
お話としても楽しいし読みやすさとしても良いなと思いました。
ふたりを別れさせたい女性の「章博に襲われた」という嘘に、
章博を信じたい主計と、何も言わない章博にショックを受けて、ひとりで悩みながら
「野獣化するなら、俺がいつでも相手するのに!!」と思う主計の嘆きが...カッコ悪くて(笑)

色々誤解が解けて、甘い時間を過ごした後、横になりながら
章博のお腹に頭を乗っけて満足げに微笑んでいる主計が、優しい笑みだけど
執着心や毒々しさがあって、好きな場面です


「遣らずの月」
主計の学生の頃からの(一方的に対抗心を向けられていた)ライバルだった河野という男の
登場なのですが、このお話では章博にはあまり見せない
主計の強さや卑怯さなど、黒い部分が結構出ていて腹黒だなぁとにやにやしました(笑)
そうでなくても、家を建てて章博と共白髪まで一緒に住むのが夢だと語っても、
章博に素気無くここから動かないと断られれば
「とりあえずここの土地をおさえとくかな」と、内心で決めていたり。
章博の全てに弱い主計ばかりが今までは描かれていましたが、社会人としての
主計の強さも読むことが出来て、ちょっと雰囲気が違うのが良いなと思いました

とはいっても、主計の章博を前にすると我侭なお子様になってしまう弱さも描かれていて
河野のせいで章博がピンチになった時、
お金を使って事を進めようと安易に考えてしまう主計と、
「俺はおまえの囲い者か?」と、冷静に問いかける章博が
何ともいえず切なくなりました。
主計の融資で古本屋を建てた章博のこころには、どんなに通い合った愛だとしても
根底にはわだかまりがあったのかなぁと。

全て問題が済んだ後、章博が主計を
「大人になりやがって」と言って抱きしめるのが、今まで見守ってきた従兄弟としても
恋人としても、全ての主計への想いが込められている様で
さくやまで、嬉しくてこころが温かくなりました


「夜空のキティ」
........小学生同士のお話ですわ...(苦笑)
いつもは喧嘩したり、笑いあっているふたりのお話で、強気な所しか見ていなかった子の
意外な脆さを見てしまって、思わず抱いて...し...まうお話なのですが
これって、抱いてますよね?(読んだ方に質問・汗)
さくやはずっと、想いの生まれ方が微笑ましくて、可愛くて良いなと思っていても
幼い子供同士だし、興味だけなら触るくらいで止めて欲しいなと、
そうとは思いたくなかったのですが、しているんだろうな...。

これが高校生とかだったら、こういう設定はよくありますけど(苦笑)


「夜に啼く」
これは、ちょっと痛いお話なので、言葉よりも漫画を読んでいただきたいと思うのですが
同級生に想いを持ちながらも、教師を同級生の身代わりとして抱かれる青年が
主人公なのですが、こういうお話だと、実は俺も好きだったと
想いが伝わる事で終わるお話が多い中......こちらは一切拒絶されるお話です
これでもかというくらい、想いも今までの友情も否定されます
(これと同じ設定がヤマシタ先生のお話でもありましたが、この甘野先生のお話を読むと
まだヤマシタ先生のお話ははっきり描かれて無い分救いがあったんだと、実感します)
全て否定されても「それでも、想いは変えられない」という思いで終わるのですが

ハッピーエンドで終わると思っていたから、衝撃を受けました
幸せになってくれないかな。
これがある意味、現実の当然の事かもしれませんが、あまりにも想いが無残で。
身代わりだった先生が主人公のもとに戻ってきてくれないかな(お互い遊びだけど・汗)


あとは、章博と主計の温泉旅行のラブラブな描きおろしがあるのですが
章博にお酒を飲ませていちゃいちゃしたい主計と
そんな考えなんてお見通しで、一枚上手な章博の可愛いお話でした


甘野先生のお話は家にまだあるのですが、懐かしいな、古いな(苦笑)と思いつつ
緻密に作られたお話の中に、入り込んでしまうんですよね
こういうお話を読むのも良いなぁと思います♪





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Last updated  2008.03.14 00:38:37


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