ねこまんまねこの日記

ねこまんまねこの日記

PR

プロフィール

ねこまんまねこ

ねこまんまねこ

お気に入りブログ

長野県高山村にある… New! ささだあきらさん

History and culture… New! Marketplaceさん

人類は20年以内に地… New! 酒そば本舗店長さん

いわき湯本「いわき… New! ショテマエさん

Bar UKからのお知ら… New! うらんかんろさん

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2022.04.11
XML
カテゴリ: 海外旅行


↑ イスタンブールの世界遺産「アヤ・ソフィア」。



1990年2/17午後、 ルーマニアのブカレストから、ブルガリアの首都ソフィアに向けて列車に乗った。指定席を取ったコンパートメントに同乗してきたのは、ブカレストで美術の大学教授をしている年配の男性とその奥様。とても上品な感じで、男性はネクタイを付けていた。ご夫婦は少し英語が話せて、イスタンブールに旅行に行くとのことだった。
 教授は国内の内戦状態が終わり、日本人に会ったのが嬉しいらしく、ギターを取り出して歌を歌い、我々に自分で作ったという石膏のレリーフをくれた。レリーフには女神が彫られていた。我々に出会わなかったとしたら、レリーフをどうしようと思っていたのか?また、なぜギターを持って旅行していたのか?全く分からない。
 夫婦は食べ物はあるか、と「肉とパンだ」と言って食べ物をくれたけれど、肉というのが、白くてどう考えても冷えた肉の生の脂身の塊で、パンもガチガチに硬く、不味くて臭くて食えた物ではなかったが、ご夫妻がニコニコして見ているので涙を堪えて呑み込んだ。申し訳ないが本当に不味かった。。ある程度お金持ちであろう教授夫妻でもルーマニアの食糧事情なのかと思い知った。
 この列車はブカレストからソフィアを経由してイスタンブールまで行く長い時間走行する列車で、食堂車が付いているのを事前に知ってて、我々は楽しみにしていたので、教授夫婦には申し訳ないがトイレに行く様な感じで食堂車に行ってしっかり夕飯を食べた。
 我々は深夜にソフィアで降りるが、教授夫妻はそのままイスタンブールまで行くので、3日後にグランドバザールの入り口で待ち合わせて、教授の知ってるお店で一緒にご飯を食べようと教授が言ってきて、地図を描いてくれ、16時に待ち合わせした。(しかし、結論から言うとイスタンブールのその時間、その場所にご夫婦は現れなかった。。)

ソフィアに到着したのは夜遅くで、駅近くにホテルなど全く無くて、困ったのだけど、ソフィアの良い思い出は無く、観光も特に無かったので割愛する。

ソフィアで一泊して、教授の乗った列車から一日遅れの列車に乗り、ソフィア中央駅から539キロ走ってイスタンブールのシルゲジという駅に2/20の午前到着した。



イスタンブールは坂の多い街だった。ほとんど覚えていないが、シルゲジから坂を少し上った辺りの、日本円で1人一泊600円ぐらいのホテルにすぐに決めた記憶がある。ここで2泊し、次はアテネに行く。
腹が減っていたので、トルコ独特のケバブ料理の店で食べて満足した記憶がある。ソフィアに比べて格段に民主的で物が溢れている印象だった。

この宿は「グランドバザール」にも「トプかプ宮殿」にも「アヤ・ソフィア」にも近くて便利だった。世界遺産が集中するガラタ橋の南側は旧市街であり、ガラタ橋の北側が新市街で発展しているらしいのだが、新市街には行かず、「ガラタ塔」まで行っただけであった。

何日目か忘れたが、ガラタ橋のたもとの船上で売っている、有名な『サバサンド』を100円位で買って食べた。小型のフランスパンの中に焼いたサバと生オニオン、レタスのコンビネーションが絶妙である。4リラ也(240円)。まあまあ美味い。

当時、大都市には格安チケットを販売する小さな旅行代理店が密集しているエリアが必ずあって、それが地球の歩き方には書いてあって、我々はそこで各種チケットなどを探していた。
トルコからギリシャのアテネに行きたかったので、着いたその日にオリンピック航空のイスタンブール~アテネ、アテネ~カイロを買った。値段は忘れたが、アテネで2泊したあと、カイロに夜到着する便だった。夜到着には不安もあるが仕方なかった。

昔はブルー・モスクと言ったが今は「スルタンアフメト・モスク」というらしいオスマン帝国時代に建設されたモスクと、昔はギリシャ正教の教会だったものをモスクに転用した「アヤ・ソフィア」(写真)、トプカプ宮殿、王立博物館は当然に見て回ったがあまり観光は覚えていない。記憶に残るのは現地の人との会話やイレギュラーな出来事ばかりである。

グランドバザールの印象は強烈だった。迷路のように入り組んだ巨大なお土産屋街というか日用品も売っている巨大市場である。日本人の男は全員「空手の達人」だと思われていた。どこに行っても空手を教えてくれと言われ続ける。僕は柔道が出来るので、背負い投げを途中まで掛けて、相手の身体を背中で持ち上げてあげると非常に喜ぶ男性が多かった。わけわからん。
グランドバザールで100ドルぐらいで革ジャンを買った。店員は必死にライターの火で商品の革ジャンバーをあぶってちゃんと革製だから溶けないアピール…。イスラムの国は羊を大量に食べるのでラムの革が沢山生産されている。
日本からここまで着て来た白い綿の分厚いブルゾンは最後イスタンブールの安ホテルに置いてきました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022.04.11 00:00:13 コメントを書く
[海外旅行] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: