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AERA 2020年04月29日配信の記事の中で、姜尚中(東京大学名誉教授)が「自身の責任明らかにしない安倍政権『忖度コロナ対策』のままでは敗北は免れない」と述べていますが、その要点を紹介します。 ・新型コロナ肺炎の国内感染者は1万人を超え、東京都だけでも累計3千人を突破。・こうした非常事態で政府の批判やそのやり方に苦言を呈することをはばかるような空気があるとすれば、事態をますます悪化させる。・非常の措置が必要な時には、その透明性と公開性・迅速性が担保され、国民の信頼と協力を得ることが不可欠だから。(当然、公権力を担う者は批判や苦言に正面から向き合うべきであり、きちんと向き合うようにさせなければならない:引用者) ・ところが、一国の最高指導者が自らの責任についてお茶を濁したまま「協力」「お願い」「要請」を繰り返し、小出しに緊急措置を出しながら様子を見るという危機管理として愚策というべき対応をしている。 ・必要なことは、感染拡大の抑え込みに全ての資源とマンパワーを投入し、ロックダウンが必要な場合には思い切った補償措置とセットで国民の生命を死守すること。※そうした強い措置は、透明性と公開性、国民の信頼なしには不可能。※そのためには厳格な法的安全装置をはめ、非常措置の乱用や逸脱を防ぐ工夫を施しておかなければならない。(要約・抜粋は以上) 端的に言うと、「補償措置とセットで必要があればロックダウンをすること、そのためにも最後に※で示した点が大切だ」という主張であり、妥当なものであると考えます。 共同通信が4月28日に実施した世論調査においても、「大規模災害時に内閣の権限を強め、個人の権利を制限できる緊急事態条項を憲法改正し新設する案に賛成」とする回答は51%ありました。それも含めた改憲の必要性に関し「どちらかといえば」も含め61%が肯定しています。 ところが「安倍政権下での改憲は、反対58%、賛成40%だった」とのことです。このような結果が出た背景には第一に「現政権が※のような透明性・公開性を担保し権力乱用に対する法的安全装置をはめるだろう」という信頼感がもてないこと、第二に「批判や苦言にしっかりと向き合わせる(開き直りを許さない)だけの力がいまの我々(市民)に欠けている」という点があると思われます。 4/27月 「東洋経済」が新聞・TV「政府の言いなり」の何とも呆れる実態という表題で、日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)が実施したアンケートで判明した実態を報じていました。 (一部紹介)「政府の正式発表がないと報じられない」という状況が続けば、都合の良い情報だけを垂れ流すことにもなりかねない。 「お上のお墨付きがないと、今がどういう状態なのか、判断できない」「感染が確認された事業者自身がサイトで発表しているのに、行政が発表していないと掲載しない」。 ※ 永寿総合病院の大規模な集団感染を隠蔽した小池東京都知事の問題は児玉龍彦東京大学教授が鋭く指摘しています。Channelを要約したPDF 【アンケート】報道機関に勤める彼らの本音とは? 新型コロナウイルス感染拡大に関するニュースが大量に飛び交うなか、報道機関の働き手からこんな声が続出している。日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)が実施したアンケートで判明した実態だが、まるで第2次世界大戦の時代を彷彿とさせる“令和の大本営発表”とも呼べる事態ではないか。 ■「上から下まで忖度と自主規制。事なかれ主義」「あなたが現在の報道現場で感じている『危機』について教えてください」 その問いに対する自由記述での回答からは、さまざまな“危機”が見える。 ・国会論戦を放送しあい、あるいはやっても短い。官邸記者が政権に都合の悪いニュースを潰し、番組にクレームをつける。これは日常茶飯事。官邸記者が政権のインナーになっている・ニュースソースが官邸や政権であること。その結果、番組内容が官邸や政権寄りにしかならない。彼らを批判し正していく姿勢がまったくない。というか、たとえあったとしても幹部が握られているので放送されない ・上から下まで、忖度と自主規制。事なかれ主義。サラリーマンばかりで、ジャーナリストはいない ・「過剰な忖度」であると現場の制作者も中間管理職もわかっていながら、面倒に巻き込まれたくないとの「事なかれ主義」が蔓延している・コロナとの関連で会見がかなり制限され、入ることさえできなくなったものもある。不都合な質問を受けて、できるだけ答えを出したくないという意図も感じる コロナ禍での官邸取材について、MIC議長の南彰氏(新聞労連委員長、朝日新聞労組出身)はこう話す。 「(緊急事態宣言で)政府に権限を集中させて、その権限が適切に行使されているかをチェックしなければならないときに、チェックする術(すべ)が制限されてしまっている。(官邸会見での記者数の絞り込みには)何社か反対したようですけど、官邸側の要請が強く、『人数制限はのめない』は多数意見にならなかった。危機に便乗した取材制限につながらないようにするは、どうしたらいいか。」 ■「医療崩壊と書くな」と言われて コロナ問題に関する回答では、見過ごせない記述も並んでいる。 ・記者勉強会で政府側から「医療崩壊と書かないでほしい」という要請が行われている。医療現場からさまざまな悲鳴が聞こえてきているので、報道が止まるところまでは行っていないが、「感染防止」を理由に対面取材も難しくなっており、当局の発信に報道が流されていく恐れがある。 ・医療崩壊という言葉についても、政府や自治体の長が「ギリギリ持ちこたえている」と表現すると、それをそのまま検証もせずに垂れ流してしまっている。実際の現場の声よりも、政治家の声を優先して伝えてしまっていることに危機感を持っている。にほんブログ村教育問題に関する特集も含めてHPしょうのページに(yahoo geocitiesの終了に伴ってHPのアドレスを変更しています。)「しょう」のブログ(2) もよろしくお願いします。生活指導の歩みと吉田和子に学ぶ、『綴方教師の誕生』から・・・ (生活指導と学校の力 、教育をつくりかえる道すじ 教育評価1 など)
2020.04.29
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東京大学の児玉龍彦教授が引き続き、緊急にして重要な提言をしています。 動画もぜひご覧いただきたいと思いますが、約40分のものが2回にもわたりますので、要約したものを以下に紹介します。 特に恐ろしいと感じたのは「自粛で東京が救えるか ~ウイルスは変異した!~」(第3回)です。 時間のない方は、ぜひそちらだけでもご視聴(またはご一読)ください。「東京はニューヨークになるか」(第2回)Q PCR検査は増やせるのか?A1 簡単 検体採取 自分で採って渡す。これで大きくリスクを軽減できる。A2 検査は2015年から看護師でも検査技師でもできるようになっている。A3 日本中の大学や研究所がPCR検査の機器を持っている。検査のシステムを創れば検査はやれる。しかし、検査のシステムを変えなければならないので、リーダーがいなければ大学の設備は活用されない 検体の採取は病院ではなく、センターを創って「ドライブスルー方式」ででもやればいい。 韓国、ドイツ、米国・・・大学や研究所を使って一挙に検査数を拡大した。 検査液に入れた瞬間、遺伝子が分解・抽出されてウイルスは死んでしまうので、検体採取時以外に危険はない。 ところが、日本では文部科学省が大学の研究機関を閉鎖して「オンライン化」しようとしている。(一般の民間企業と同列に)これでは、実験を含む重要な研究が不可能になる! Q 現状の検査・結果公表の問題点は?情報科学という観点からは、「何人検査して何人陽性か」が重要。トレース(追跡)も重要。 膨大検査、徹底隔離、個人の追跡、感染集中地域を特定してそこに医療人材を投入する。このような具体的対応をしないままの緊急事態宣言などは「おままごと」でしかない。「自粛で東京が救えるか ~ウイルスは変異した!~」(第3回) 救急医療が崩壊に瀕している。 民間が率先して検査を拡大しようとしているのに、政府がうまく対応していない。 日本全体で感染者が増え続ける 院内感染 スポーツ界 どんどんコロナが広がる → 医療崩壊の心配 永寿総合病院 → 20人死亡 160人感染 3000人以上の人を追跡調査しなければならない。 東大病院もかなり大変に(永寿総合病院に近い) 医療崩壊を食い止めるには外来の患者も医療従事者も感染しているかもしれない防護体制を作り直さなければならない ・・・ 東京は助けられるか中国のリーダー 鐘南山 一日で変えた医療従事者13人の感染が発覚した2月22日の時点、武漢では1月中旬以降、検査が行われていなかった。 鍾南山は武漢を隔離(封鎖)し、病院の収容能力を急速に拡大する必要があると勧告1000人の病床を増やすということを提案これは現在(より初期における)東京の状態「医療従事者が感染し、濃厚接触者の追跡はできなくなり、検査が非常に少ない状態」 そこへ専門家が入って、その現状を一日で変えた翌日(23日)には武漢の封鎖(ロックダウン)と千床の病室を持つ二つの病院の建設が始まって、2月3日には完成、人民解放軍の医師や看護師など5万4千人が投入されるという驚くべきことが始まった。(東京もまさに今転換しなければ・・・) Q WHOの示した方針とは?A 膨大な検査、膨大な追跡をして感染集積地に医療資源を集中的に投入感染が集積していないところは、個別の追跡に切り替える(精密医療に切り替える) → そのことによって感染集積地を救済する 世界の多くの国ではこの方針を受け止められなかった。Q このWHO報告に従っている国は?A 韓国・台湾・香港・シンガポール・マレーシアというアジアの国々。一定の抑え込みを示して、すでに中国・韓国はピークアウトを迎えている。日本政府の示している方針は「人との接触を避けよ」だけ。これで東京が助けられるかというと無理だということはわかっている。方針転換が必要。 児玉教授の提言1)膨大検査で(基幹)病院を守るQ 検査は何のために増やすか?A 基幹病院を守る(ここが崩れたら医療崩壊) 検査を外来患者は受信の前日、入院患者・医療従事者全員に実施する。 結果、何人検査、何人陽性→地域の状況の「深刻さ」(程度)がよくわかる。 Q 大学病院は検査装置を持っているのになぜしないのか?A 文部科学省が、大学の「オンライン化」を進めているため オンラインでできない事柄(実験棟)に重要な内容が含まれている 感染症に向き合わなければならないのは「基礎医学」 しかし、その機能を閉鎖してしまっている Q 緊急事態だからこそあらゆる資源の総動員を、という方向になぜいかないのか?A 「専門家会議」には検査数を限定することで失敗した人ばかりが集まっている 責任から逃れようとして「方針」をなかなか軌道修正しようとしない 2)ドライブスルー検査から「海の科学館」型病床へ 軽症患者の殺到による医療崩壊を防ぐ このような案が民間(日本医療財団)から出てきている アビガンも試みの投与が必要 リーダーシップが求められる 検査拡大の方向が社会的要求となってきているのだが・・・ いま日本では精密追跡およびビッグデータの活用やがうまくできていない ①武漢の食品市場から始まって、食事係を通して消化器系からの感染もあった②インフルエンザ型の飛沫・エアロゾル感染もある このたびは①、②の両方が起こっている 3)GPS検査の匿名化と個別追跡感染した人の動向を確認することこそが必要陽性者にはパンデミック番号を付ける店・学校・会社などは匿名化番号 感染集積地域を明らかにして追跡・確認・開示する(個人を特定しない形で匿名化・個人認証して) 責任者(カルテを預かるリーダー)を明確にしていく必要がある 意識の変容が必要・・・伝統的なプライバシー論から新しい情報人権論へ4)社会インフラ(含、ライフライン)を支える人の全面支援 病院、介護、看護、老人施設、」障害者施設、交通機関、食品・生活必需品 がず、水道、電気、警察、消防、物流、、、抗体検査抗体検査 血液検査 血液にはウイルスはほとんど含まれていないので検査は容易日本製品を中国で規格化 ※ 研究機関を閉鎖してはならない!Q 中国の鍾南山による恐るべき報告とは?A ウイルスの変異の速度が速くなっている(悪い方向へ) 様々な薬が投与される → 突然変異の可能性を高める ヨーロッパ、アメリカ型の新たなウイルスが発生変異が進むとPCR(簡易)検査だけでは足りなくて、シーケンスという一つひとつの遺伝子配列を読んでいくことが必要になってくる。PCR・シーケンス・情報科学の専門家が存在する研究機関を閉鎖?!(研究機関・大学を閉鎖すれば、本当に日本が死んでしまう)国を挙げた体制を創る 鐘南山のようなリーダーを選んで急速に対応を進めていくことが、早急に求められる。 なお、「かっちの言い分」というブログで、韓国の成功例(迅速な対応)が紹介してありますので、こちらもぜひご一読ください。にほんブログ村 教育問題に関する特集も含めてHPしょうのページに(yahoo geocitiesの終了に伴ってHPのアドレスを変更しています。)「しょう」のブログ(2) もよろしくお願いします。生活指導の歩みと吉田和子に学ぶ、『綴方教師の誕生』から・・・ (生活指導と学校の力 、教育をつくりかえる道すじ 教育評価1 など)
2020.04.19
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コロナ対策の現状・問題点と今後のあるべき取り組みについて児玉龍彦教授が明解に述べています。 今回の事態の深刻化の原因は、非常事態宣言が遅すぎたということではなくて、検査体制の整備をさぼってきた行政にあることがよくわかります。 ぜひ、ご覧ください。〔番組の説明文〕 児玉龍彦先生(内科医、東大先端研がん・代謝プロジェクトリーダー)にうかがいます。 緊急事態宣言は出されましが、中身は外出の自粛。東京では、すでに病院の中に感染が入り込み、中核病院が崩壊しようとしています。 感染の広がり調査し、感染が集中する地域を確定して封じ込めそこに周辺から医療資源を大量に投入する、今こそ正しい感染症対策に立ち戻らなければ、なすすべもなく東京は崩壊します。 「大量検査、徹底追跡、隔離徹底」を当初から訴えてきた児玉龍彦先生に現状を聞きます。 新型コロナは、「軽症」に分類されている人でも高熱が長く続き、痛みも強く、消耗しています。その実態を広く共有し、東京の医療資源の有効活用を図るリーダーがまずは必要です。金子勝先生の緊急経済対策批判とともに、ぜひ。 収録は、2020年4月8日 にほんブログ村 教育問題に関する特集も含めてHPしょうのページに(yahoo geocitiesの終了に伴ってHPのアドレスを変更しています。)「しょう」のブログ(2) もよろしくお願いします。生活指導の歩みと吉田和子に学ぶ、『綴方教師の誕生』から・・・ (生活指導と学校の力 、教育をつくりかえる道すじ 教育評価1 など)
2020.04.12
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