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オーウェン@ <1973年>映画「セルピコ」 こんにちは。いつも楽しく、またワクワク…

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2013年11月18日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
キッズ・リターン.jpg

【スタッフ】
監督・脚本=北野 武   撮影=柳島克己
美術=磯田典宏      編集=北野 武、太田義則
音楽=久石 譲     助監督=清水 浩

【キャスト】
金子 賢=マサル   安藤政信=シンジ    森本レオ =担任の先生  
山谷初男=ジムの会長 柏谷享助=ヒロシ    大家由祐子=サチコ
寺島 進=組の若頭  モロ師岡=ハヤシ    大杉 漣 =タクシーの客  


【あらすじ】
いつもつるんで、学校に行っては問題を起こしていた
18歳の『マサル』と『シンジ』

ある日、カツアゲした高校生の助っ人にノックアウトされてしまった「マサル」は、
ボクシングに目覚め、ジム通いをはじめる

付き合いで「シンジ」もジムに入門し、ふたりはボクシングの練習に没頭する

ある夜、ヤクザに絡まれたふたりは、若頭に助けられるが、
その迫力に「マサル」は感動する

高校生活も終わり、いつの間にか「シンジ」はボクシング界の逸材に成長していた

だが、ジムには「マサル」の姿はなかった・・・・・

   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「北野武」監督を“天才”と 褒め称えるオイラは ただ同じ足立区出身で 
 同じ高等学校を卒業した先輩だから だけじゃない 本当に素晴らしいと思ってる

「何が?」 って訊かれると 返答に困るんだけど・・・・
でも敢えて言えば、その映画の全てが 彼の研ぎ澄まされた感性で構成されているコト

マズ この映画の主人公二人「マサル」と「シンジ」を 「金子賢」「安藤政信」で


チャラチャラした芸人や 手垢のついた若手俳優を使わずに ピュアで陰のある若者二人
「シンジ」に若き頃の監督の自画像を写し込んで その微妙な18才の気持ちを演じさせた

その頃に親友になった友達は 生涯離れられないというか どんなコトでも解り合える
どんなコトでも信じられる なんでも許せる 大切な心の支えだ

だから 「マーちゃん」と「シンジ」は お互いが別の道を行っても 離れられない
オイラにも「Taku」という「たけし」みたいな性格の親友が居たが早くも逝ってしまった

だから 二人の遣り取りが 微笑ましく胸に響くし よーく解る気がするし・・・・
居なくなった「TAKU」の 存在の大きさも よーく解った

「北野」監督の演出する「動き」や「セリフ」には 飾りがないし 嘘がない

あるのは 自分が憧れていた「マーティン・スコセッシ」監督の「レイジング・ブル」
のボクシング・シーンを超えてやろう・・・・というチャレンジ精神と
自分が通っていたボクシング・ジムで学んだ 真実の痛い数々の体験

あの「モロ師岡」演じる 先輩ヘタレ・ボクサーの 悪い誘惑なんて
何処にも居そう そうだよネ あんな風に誘い あんな言葉をかけるんだ って納得

「強い奴は どんなことしたって強いの」って なんか説得力があるが真実じゃない

けれど、どんなにハードに練習したって 長年やってたからって強くなるとは限らない
天性の才能も必要なんだってことも サラリと「シンジ」のボクシングで表現しちゃう

でも ヘタレ・ボクサーの誘惑に負けて あっさりその資格を失ってしまうう
というトコロも見せて・・・・「そんな甘いもんじゃネェ」と 突きはなす

世の中の“常識”や 大人達が決めた“しきたり”“作法”  先生方の“教育”
それに従って 素直な青春時代を過ごしたからって 立派な大人になるわけじゃない

ラストの名場面  チャリンコに乗った二人が 校庭をぐるぐる走っているのを
授業中の二階の窓 担任の先生「ま~だ バカやってやがって、もう」と 嘆く
(これは 一般的な常識の声を表し・・・・)

挫折を味わった二人
シンジ「マーちゃん 俺たち もう終ちゃったのかな~」
マサル「ばかやろ まだ始まっちゃア いねェーよ!」
(これが「北野武」監督の独白で そんな単純なもんじゃねェ という反発)

そして ここから始まった 「タケシ」快進撃のノロシだったのだ

オイラ的には その撮影場面設定そのものが既に 映像的に美しいし 
それを「キタノ・ブルー」の映像処理 時に小津安二郎的な場面も意識する感覚
そして 寡黙なセリフの代わりに 饒舌な「久石譲」の音楽

ヤッパり 天才「北野武」監督

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「菊」シリーズ  NO12
キク3.jpg





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最終更新日  2013年11月18日 18時06分30秒 コメントを書く


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