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オーウェン@ <1973年>映画「セルピコ」 こんにちは。いつも楽しく、またワクワク…

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2013年12月04日
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ブリキの太鼓.jpg

【スタッフ】
監督=フォルカー・シュレンドルフ  原作=ギュンター・グラス
脚色=ジャン=クロード・カリエール 、 フォルカー・シュレンドルフ 、
    フランツ・ザイツ
製作=フランツ・ザイツ 、 アナトール・ドーマン
撮影=イゴール・ルター   美術=ニコス・ペラキス
音楽=モーリス・ジャール  編集=シュザンヌ・バロン
衣装=ダグマー・ニーファイント


ダーヴィット・ベネント  =オスカル
マリオ・アドルフ     =アルフレート・マッツェラート(アグネスの夫)
アンゲラ・ヴィンクラー =アグネス(オスカルの母親)
ダニエル・オルブリフスキ=ヤン・ブロンスキ(ポーランド人アグネスの愛人)
カタリーナ・タールバッハ=マリア(女中)
シャルル・アズナヴール=マルコス(おもちゃ屋)
ティーナ・エンゲル   =アンナ(アグネスの母親)
ベルタ・ドレーフス   =アンナ(祖母)
ローラント・トイプナー =ヨセフ・コリャイチェク
フリッツ・ハックル   =べブラ(サーカス団団長 こびと)
マリエラ・オリヴェリ  =ロスヴィーダ(サーカス団のヒロイン、こびと)


1899年の“ダンツィヒ” その郊外の“カシュバイ”の荒野

4枚のスカートをはいて じゃがいもを焼いていた『アンナ』は・・・・
その場に逃げてきた放火魔『コリャイチェク』を そのスカートの中にかくまった

それが因で「アンナ」は女の子を生んだ

第一次大戦が終り、その成長した「アンナ」の娘『アグネス』は

従兄のポーランド人『ヤン』と愛し合い『オスカル』を生む

1924年のことだ・・・・その 3歳になった「オスカル」は、
その誕生日の日、母からブリキの太鼓をプレゼントされる

この日、彼が見た大人たちの狂態を耐えられないものと感じた「オスカル」は、
その日から1cmとも大きくなるのを拒むため 自ら階段から落ち成長を止めた

周囲は事故のせいだと信じたが、この時同時に「オスカル」には一種の超能力が備わり、
彼が太鼓を叩きながら叫び声を上げるとガラスがこなごなになって割れた

毎週木曜日になると、「アグネス」は「オスカル」をつれて、
ユダヤ人のおもちゃ屋『マルクス』の店に行くが 彼女は「マルクス」に「オスカル」
をあずけて、近くの安宿でポーランド郵便局に勤める「ヤン」と逢いびきを重ねていた
それを そっと遠くから目撃する「オスカル」

彼が市立劇場の大窓のガラスを割った日、
第三帝国を成立させ、ダンツィヒを狙う『ヒットラー』の声が町中のラジオに響いた

両親といっしょにサーカス見物に出かけた「オスカル」は、
そこで10歳で成長を止めたという団長の『ベブラ』に会い、
彼から小さい人間の生き方を聞いた

海岸で引きあげられた馬の首からウナギがはい出るのを見て嘔吐する「アグネス」
彼女は妊娠していたのだ・・・・「ヤン」が父親らしい
それ以来、口を聞かなくなり、魚のみをむさぼり食った彼女は 遂に自殺してしまう

やがて、ナチ勢力が強くなり、
1939年9月1日、ポーランド郵便局襲撃事件が起こり 銃殺される「ヤン」

やがてマツェラート家に、オスカルの母親がわりとして16歳の少女『マリア』が来る
「オスカル」とベッドを共にした彼女だったが、
やがて「マツェラート」の妻になり、息子「クルト」を生む

再会した「ベブラ」団長と共に慰問の旅に出た
慰問団のヒロイン『ロスヴィーダ』との幸福な恋の日々
しかし、連合軍の襲撃の日、彼女は爆撃をうけ死んでいった

「オスカル」が 故郷に帰った日は、ちょうど「クルト」の3歳の誕生日で
ドイツ敗戦の前夜だった

ソ連兵に射殺される「マツェラート」・・・・・

   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この映画「ブリキの太鼓」を 初めて観た時のショックは 今でも忘れない
実は あまりの強烈さに その本質を知ろうとも せず・・・・

如何にもの 汚物を見せつけられた時の様な感覚だったから それを思い出したり
深く考えてみよう等とは 決っして思いもしない、ずうーっと 避けてたんだ

でもネ もう30年振りぐらいになるのかナ・・・・
二度と観る事もないと思ってた映画  今回は腰を据え じっくりと鑑賞してみた

実はこれ 本当に内容を理解するためには 幾つかの事情を知っておく必要があった

先ず この冒頭の畑の場所の「ダンツィヒ」って どこ? 
次に 原作者「ギュンター・グラス」の素性(最近になって 明らかにされた衝撃の事実)
第二次世界大戦 前後のポーランドの歴史(ヨーロッパ強国の狭間に位置する弱小国の命運)
ナチス・ドイツ軍の ポーランド人  ユダヤ人 カシュバイ人 ロシア人との関わり合い
そして「ポーランド郵便局の攻防?」に ついての知識 等々
(ウィキペディアに 詳しく載っているので参考にされると 少し内容が解るかも?)

しかし そんなこと なぁ~んも知らんくても その見たこともない 常識外・想像外の
場面展開に驚ろかされ  最後まで引き摺り回され 画面に釘付け状態になるのだ

ソレは 「感動した」とか 「素晴しい」とか 「為になった」とか
「美しかった」とか いうものではなく・・・・なんだろう?  不思議の連続で 

むしろそれらは グロテスクな映像だったり 節操のない男女関係や営みだったり

例えばネ あの海辺の“うなぎ”漁りの場面のグロさは 歴史に残る圧巻シーン

ザァザーンと 波が打ち寄せる浜辺 空にはカモメが群れ飛び クワァ クワァと啼いてる
海から引き上げたモノは なななァ~んと! 眼玉を剥き 歯をむき出しにした 馬の首

その大きく開いた口から ニョロニョロと こぼれ落ちるのは“うなぎ” 何匹も・・・・
頭を持ち上げると 肉片にぶら下がり 落ちてくる  耳からも太い奴がボロリンと

眼を大きく見開きビックリの「オスカル」 思わずブリキの太鼓を打ち鳴らすダラララダンダン

母親「アグネス」は 堪らず 顔を背け 岩場に走り 激しく嘔吐を繰り返す グゥウェー 
背中をさする 愛人「ヤン」  父親は漁師と 大漁の“うなぎ”を 捕まえて袋に

カメラは それら個々の人々を撮し 段々と後方に引く 全体が映し出された情景 “凄い”  

更に 主役の「マルコス」 子供らしくも可愛くもない 覚めた 大人びた言動と
ずる賢い 子供としての武器を駆使し 周囲の言う事を聞かないワガママ振りや 
神から授かったのか超能力を発揮するコトに むしろ苛立ちさえ覚え・・・・

三才という年齢設定で 身体も小さいのに 女中のベッドに潜り込み なんとマアな・・・・

更に 成長しない「マルコス」 コビト(小人)のサーカス団に入団して
ナチス軍の制服を着て ナチス軍の戦場に慰問をし ナチに優遇されて・・・・
コビトの恋人と恋愛をするという なんとマアなシーンを見せてくれるのだ 

なぁ~んだ ひとつもいいとこ無しの映画?って 思うかも知れないのだけど 
何故か不思議 妙な魅力があって 惹きつけられるんだ・・・・・

何なんだろう?
怖いもの見たさ 想定外の展開の連続に 次はどうなるんだろう?っていう   
人間の欲望を うまくついたモノだから?

食べるものも 言葉や風習、祈る宗教も違う・・・・ 
なにより 隣国と接して居ない 侵略や征服などされた経験のない島国日本人には 
到底 理解できない数々の複雑な事情が あるから?

それとも 寒いからなのか“ズブロッカ”度数の高い酒を グラスで何杯もあおる
酔った風もなしに、でも その狂気の沙汰は そんな強烈な酒の所為?

いずれにしても その評価は “カンヌ映画祭”ではパルムドールを
アカデミー賞では最優秀賞外国映画賞を 日本のキネ旬ベストテンでもNO1に輝いている

あの「オスカル」 凶暴な青い大きな目玉 ガラスを金属でひっかく様なカン高い叫び声
バックに流れてるオドロオドロした音楽も合わせて 不気味な魅力たっぷりの映画なのです

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回から 紅葉のある風景を特集します  そのNO1
常寂光寺.jpg












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最終更新日  2013年12月06日 09時55分12秒 コメントを書く


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