オイラのブログ

オイラのブログ

PR

×

プロフィール

shirochoko

shirochoko

サイド自由欄

バックナンバー

2026年08月
2026年07月
2026年06月
2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

コメント新着

オーウェン@ <1973年>映画「セルピコ」 こんにちは。いつも楽しく、またワクワク…

フリーページ

2017年02月02日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
つまへの家路.jpg
【スタッフ】
監督=チャン・イーモウ(張芸謀)
原作=厳歌苓(ゲリン・ヤン)『妻への家路』(鄭重訳、KADOKAWA)
脚本=ヅォウ・ジンジー(雛静之)
撮影=チャオ・シャオティン(趙小丁)
編集=チャン・モー(張未)
音楽=チェン・チーガン(陳其鋼)

【キャスト】

馮婉玉(フォン・ワンイー) =コン・リー(鞏俐)
丹丹(タンタン)      =チャン・ホエウェン(張慧雯)
鞏素珍(コン・スーチン)  =チェン・シャオイー(陳小芸)
李主任(リ主任)      =エン・ニー(閻妮)
劉同志(リュウ同志)    =リュウ・ペイチー(劉佩埼)
鄭指導員(チョン指導員)  =ズー・フォン(祖峰)

【あらすじ】
教師の『婉玉(ワンイー』とバレエを習っている娘の『丹丹(タンタン)が
共産党員に呼ばれ、追放中の夫『焉識(イエンシー)』が監獄から逃亡したが、
連絡があったら必ず通報するよう 厳命される

「丹丹」は「革命模範バレエ 紅色娘子軍」の主役の呉清華に決まりそうだった



駅には追っ手が来ていて「婉玉」の目の前で「焉識」は捕まってしまう
「丹丹」は逃亡犯の娘ということで バレエの主役から外された

1977年、文化大革命が終わって「焉識」が右派分子の罪を解かれ、
20年ぶりに帰宅するが 迎えた「婉玉」の様子がおかしく・・・・
自分のことは全く忘れ、「方」という男と間違える


家を出て紡績工場の寮に住んでいる

「焉識」は守衛室の隣で暮すことになる 「婉玉」は毎日、駅へ夫を迎えに通う

五日に帰ってくるからという手紙を書いて西寧発の列車から降りてくるが、
プレートを掲げた「婉玉」は全く気づいてくれない 医者から心因性の記憶障害だと

写真で思い出さそうとするが、「焉識」の写真は全て「丹丹」によって切り取られて
教授でピアノ好きだった夫を迎えるために調律したい というので調律師になって
直し、婉玉を待つが、曲だけ思い出して自分を思い出してくれない

西域から大量の手紙が入った荷物がようやく届く 読みにくい、というので読んで
あげるが、「手紙を読む人」としか理解されない

新しく手紙を書き、丹丹と和解してくれ、と頼み、ようやく娘を許した
丹丹は父にあの日密告したのは私だったと話すが、父は知っていたよと・・・・
   ------------------------------
この映画の根底にあるのは中華人民共和国での【文化大革命】(1966~1976年)
1977年に終結宣言がなされた 革命とは名ばかりの史上最大規模の暴挙の残滓である

名目は「封建的文化、資本主義文化を批判し、新しく社会主義文化を創生しよう」という
政治・社会・思想・文化の改革運動だったが 実際は、大躍進政策の失敗によって国家主席
の地位を劉少奇党副主席に譲った『毛沢東』共産党主席が自身の復権を画策し、民衆を扇動
して政敵を攻撃させ失脚に追い込むための、中国共産党の権力闘争であり これにより
国内の大混乱と経済の深刻な停滞をもたらし 死者は40万人とも1000万人とも言われ、
被害者数は1億人にものぼると言われているが 未だにその核心に踏み込んだ映画は無い

そんな中国で 今や世界的な名匠と称えられている「チャン・イーモウ」監督
自らもその大革命を体験した苦い思いも込めて撮ったこの作品は 穏やかにではあるが
誰の心にも重くのしかかる 哀しみと怒りのメッセージだと聞こえます 

その犠牲者の主人公は 収容所に投獄されていた大学教授『陸焉識・ルー・イエンシー』
20年ぶりに開放され、愛する妻『馮婉玉(フォン・ワンイー)』の元へ帰ってきた

20年振りという事は 10年間の大革命から更に10年間投獄されていたという事で
悪いコト等何もしてないのに なんという理不尽さ 中国共産党の暗闇が窺える

それによって最愛の妻は あまりの心労の末に、夫の記憶を失ってしまっていた
何をやっても妻の記憶を回復させることができない 夫の甲斐甲斐しい努力の様子が 痛い

娘の「タンタン」も被害者で 完全に紅衛兵化していて 父母を裏切って密告するのだが
その当時からすれば仕方ないことなんだろう 彼女は大革命当時のバレエ“好色娘子軍”の
プリマドンナに抜擢される間際だったんだから(*バレエの軍国的な振り付けには笑えた)

大学教授でピアノを弾き 妻に監獄で数百枚の手紙を書いた「陸焉識(ルー・イエンシー)
を演じた『チェン・ダオミン(陳道明)』 温和で優しいインテリ男性を好演

記憶をなくした妻『馮婉玉(フォン・ワンイー)』を「コン・リー(鞏俐)」が相変わらず
の その愁いに満ちた 哀しみを見事な変幻自在の表情で演じて 泣かせます

さらに若い娘『丹丹(タンタン)』を 夫妻の間で「チャン・ホエウェン(張慧雯)」が
多少 今風な感じもするが 溌剌に演じてバランスをとっていました

流石の「チャン・イーモウ」監督作品です






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2017年02月04日 19時58分38秒 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: