ホームメイドの資材紹介 ~Home Made~

ホームメイドの資材紹介 ~Home Made~

2014.06.24
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構造の内部結露と木の腐食


先日、掃出し窓の上に取り付けてあった雨戸シャッターが、
脱落してきたという記事を書きましたが、昨日室内側からも
石膏ボードを開けて、外壁の構造内を確認してみました。

やはり、案の定、壁の中に雨が入り込んで、中に施工されて
いたグラスウールの断熱材や柱材(スタッド)も濡れて
グチャグチャでした。

前の所有者の時、窓か外壁かに漏水があったということで、
やり直しているにも拘らず、中途半端な改修工事で
また同じような状況になっているのは、日本の近代建築技術の


ここを建てた会社は、輸入住宅を全国展開して有名ブランドとも
なりましたが、経営手法を誤ってしまったが為か、15年以上前に
倒産したフロンヴィル。

今でもこの名前でビルダーをやっていらっしゃるところも
ありますが、名前を買ったり、フランチャイズで経営権を
手に入れたりした建築会社ですから、この家や倒産したところ
とは直接関係はありません。

ですから、以前の所有者の方も、倒産した会社に改修をお願い
することも出来ず、全く関係のないどこかの工務店にお願い
されたのでしょうが、その会社もいい加減だったということです。

どちらの会社も外壁材は、防水紙を張った構造用合板の上に

防水処理や施工手順が間違っていたという状態です。

そして、実はこのおうちの屋根裏部屋の外壁に問題がある
んじゃないかということで、石膏ボードを一部撤去した様子が
この写真です。

それは、ビニールクロスを張った壁を叩いてみても、石膏ボードが

全くしませんでした。何故かその時、家が揺れるということも
おかしいと判断した理由の1つです。

通常は、最後の砦の防水紙で何とか持ちこたえるはずなんですが、
一旦中に入り込んで他に逃げ道のない雨水は、外壁材を打った
釘穴や防水紙の隙間をつたって構造用合板を濡らします。

ここは、風も通らない密閉状態に近い空間ですから、少しずつ
でも水はどんどん蓄積されて、やがて構造用合板を通過して
内部のグラスウールや2x4工法の柱材をも濡らしていきます。

多くのビルダーは、室内の湿気が壁の中に入らないようにと、
石膏ボードを張る前に今でも薄いビニール・シートの
ベーパー・バリアを施工します。

確かに、室内の湿気は入りにくくなりますが、一旦壁の中に水分が
入ってしまうとそこから出られないのが、このベーパーバリアの
危険なところ。

つまり、もろ刃の剣という訳です。

ベーパーバリアで守られた室内は、壁の中から水が浸みて
きませんから、その危険な状況に住人は全く気付きもしません。

だから、別の問題があった時に、偶然こうしてふと見つかるのです。

自然の摂理に基づいた施工や、素材そのものも自然のものを
使わない限り、こうした問題はなくならないでしょうね。

あと、こんな状態でもシロアリは全く入っていませんでした。
これだけ濡れているとシロアリさえも住めない状態だったのかも
知れません。何せ柱(スタッド)が、スポンジや豆腐のように
水分でフワフワでしたから(大袈裟ではないですよ・・・)。

限られた予算の中で、出来得る限りの補修をしてあげなきゃ
いけません。いや~、心が痛むし、施工も大変です。

築20年。静かに進行する構造体の壁体内結露って、怖いですよ。
何か心当たりのある方は、一度チェックされることをお勧めします。

これは、木造だけの話ではありません。鉄骨やRC造でも
雨漏りがあれば、構造はすぐ腐食するのです。


関連記事: 外壁(外装)材の直貼りは、リスクが高い (1)







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最終更新日  2014.06.24 18:22:18
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