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2022.12.14

イギリス「食糧危機」を農業組合が警告

テーマ： φ(._.)主婦のつぶやき☆(52928)

カテゴリ：食を考える

「イギリスのスーパーから卵がなくなった」
そんなニュースをYouTubeで一昨日見つけました。

センセーショナルなタイトルが多い昨今、
まあ、話半分で見ておくのがいいかな
とも思いましたが、

ＢＳ１チャンネルのワールドニュースでもこんな話題が。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊以下引用＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

2022/12/07

BS1 【ワールドニュース】

＜英国・ＢＢＣ＞全国農業組合“英国は食料危機に”

全国農業組合が英国はなし崩し的に食料危機に陥ると警告を発した。
燃料、肥料高に加え労働力不足が野菜や果物の供給に影響を与える可能性がある。
生産高の低下はさらなる食料価格の上昇にさらにつながると言っている。

***********引用終わり****************

そこで
ロンドン在住の姪に、LINEで聞いてみました。

昔は取次に電話して、秒単位で消息だけ確認し合う、そんな時代でしたが、
今はLINEで海外でもすぐに無料で何時間でも電話ができてしまうので
本当にありがたいです。

「うーん、確かに全体的にモノが少なくなってるけど
卵がまったく消えた、というわけではないよ。
少ないけど一応はある。値段が高くなったけどね。
でも、いつも買ってるオーガニックの鶏肉は本当に消えた」

そんな返事でした。

どうやら
・肥料高騰
・エサ高騰
・暖房費や輸送費ほか燃料の超高騰と不足
・鳥インフルのまん延

この四重苦で経費が膨らみに膨らんで、
経営が立ち行かなくなり、
養鶏業者が次々と廃業しているそうなのです。
需要と供給のバランスが大きく崩れ、値がつり上がる
そんな悪循環に陥っているとか。

これは養鶏だけでなく、農業でも同じことで

「マッシュルームもとうとう２倍になった（泣）」
とも言っていました。

イギリスは一年を通して、晴天の日は数えるくらいしかなく、
ほとんどどんよりと曇っています。
なので、日光を浴びることで体内合成される「ビタミンＤ」が常態的に不足、
その宝庫であるマッシュルームは食卓に必須なのだとか。
朝から晴天の日は、国中の人々が仕事を放り出して
日光浴に出かけてしまうほどのお国柄。 ←本当にオフィスがカラになるそうな
そのくらい日光不足が深刻なのだそうです。
天照大神のおわす日本では、
日々太陽の光を当たり前のように享受していますが
改めて姪の話を聞いて、本当に日本はありがたい国だなあと思いました。

じわじわと減っていき、いつしか消えている食料
じりじりと上昇する価格
そして農業組合が「食糧がなくなる」と警告

いま、イギリスで起きている同様のことが
日本で始まっているのをご存じでしょうか。
実際に、ＪＡは同様の警告を発しています（過去記事）。

同じような負の連鎖が、
すでに我が国の
酪農業や農業、畜産業の人々にのしかかっています。
さらに従事者の高齢化が拍車をかけて
来年はどのくらいの生産者が廃業されるのか。
すでに他国と同じ道を辿っています。

今年は高価にはなったけれど買えた
クリスマスケーキやローストチキン。
来年は果たして食卓に乗ることがあるのだろうか。

いまは価格上昇とはいえ、どれもが数十円～数百円の単位
だから「このくらいで済むなら」と
目をつぶりながらなんとかやってきているし、
どの品もゆっくりじわじわなので感覚もマヒしている。
情報バイアスがかかって、
心理的にマイナスのことから目を逸らしたくなる。

それでもこの世は明らかに
一日、一日と変化している。
人間の細胞が日々入れ替わっていることに気づかないように
表面的に均衡を保ちながら、
今日も世界から食糧が消え続けている

食糧備蓄の重要性、緊急性を
日に日に実感せざるを得ません。

困ったら政府や行政がなんとかしてくれるか？
国全体で困窮すれば
政府だって自治体だって
国民一人ひとりを救えるはずもありません。

自分を救うのは自分のみです。

参考までに。

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