日々おだやかに、心豊かに

日々おだやかに、心豊かに

2024.04.11
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カテゴリ: 備えるもの




ほんの150年くらい前まで
我が国では
飢饉がたびたびありました。

そうでなくとも
農作物が採れない冬などは
毎日が食糧危機との隣りあわせでした。


そこで人々はさまざまな知恵を絞って
「いざという時」の備えをしてきました。



加藤清正公は
ほかの大名と同じく
米や雑穀はもちろん
食糧庫に十分備えていましたが

さらに
飢饉や籠城戦に備え、
ある食物を
熊本城を築城する材料として利用 しました。


それは、



「ずいき 」です。


里芋の茎を乾燥させたもので、
芋がらともいいますね。





これをなんと
城の畳の芯や
壁材のつなぎに使ったのだそうです。


すごいところに備蓄しましたな(^0^)。



芋がら。

食物繊維やカルシウム、マンガンなども豊富で
疲労回復効果もあるといいます。
備蓄食としてはまさにうってつけです。


昔、母がたまに煮てくれて
あのシャキシャキした食感が好きだったなあ。


でも、
料理をほとんど教わらないうちに
母はかなり早くに他界してしまい、
扱い方が分からぬ(^-^;)


こういうとき、ネットって便利だな~。


調べてみると、

<戻し方>
1.たっぷりの水に漬けて数時間~一晩置く。
2.鍋に芋がらとかぶるくらいの水を入れて火にかけ、沸騰したら10分ゆでる。
3.冷水に取って10分ほどさらす。
少し食べてみて、えぐみが残っているようなら、2と3を1~2回繰り返す。
4.水気をよく絞って、3~4センチくらいに切る。


これは1年ほど前に買ってすっかり忘れ去られていた芋がら(^-^;)。





もうだめかなー、でも捨てる前に試しに戻してみよう!と
4本ほど抜いて戻してみたら、
まあ、大きくなるなる(^0^)
なので芋がら1束持ってるだけで、
かなり膨れて、何食も食べられちゃうぞ。








確か母の煮物には、油揚げとにんじん、こんにゃくが入っていたけど
今回は冷蔵庫にあったちくわとにんじんを使い、
ごま油で炒め煮してみました。

水をひたひたに加え、

味付は、だいたいいつもの合わせ調味料。
しょうゆ:みりん:酒=1:1:1に合わせたもの。
(あらかじめ作っておくと便利なのだ)

テキトーに煮汁がほとんどなくなるまでざっと煮ただけ。

まあ、きんぴらみたいなもんだな。





そしたらね、美味しかった!
そうそう、このシャキシャキがいいの。
甘辛で、
ごはんが進むくーん。


ほったらかしで長期備蓄できて
コンパクト、
いざというときには数十倍にふくらんで使い出が半端ない。
城内の人々の腹を十分に満たすことができたでしょう。
さすが加藤清正、
目の付け所がすごい。



季節になると 農産物直売所などで見かけますが、
ネットでも手に入ります。







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Last updated  2024.04.11 20:36:31


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