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2014年06月29日
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  • 20140628 2073.jpg



 天気予報の通り降ったりやんだりの雨模様の中を、傘をさしたりたたんだりしながら、歩いた。
 そして、積もり積もった二年分の話を道すがら交換し合った。
 話し出してみると、自分が悩んだり塞ぎ込んでいたことが嘘のように、軽いものだったことに気付かされた。
 自分では死活問題だと思っていたことすら、他愛もないことのような気分になった。
 話しているうちに、不思議な感覚が身体の中を通り抜けて、口から外へと出て行った。
 なんて清々しいのだろう。
 鬱陶しい梅雨空の下で、いとも簡単に心の中は晴れ渡った。
 彼女にはなんだか不思議な力があるのだろうか、ふとそんなことを思った。


 光則寺の半夏生の群生である。
 初めてそれに遭遇した時、わたしは息をのんだ。
 いったいこれは何なのだろうと感動し、ただただ目を見張った。
 それからは毎年、半夏生の咲く七月二日前後に訪れていたのだけれど、ある年以降姿を消してしまった。
 多分、半夏生は海棠の木の足元に群生していたので、海棠を保護する為の何らかの措置だったのだろうと思う。
 その後、何度か鉢植えされた半夏生に出遭い、感動した群生に思いを馳せたものである。
 ところが、ネット情報でその群生がちょうど咲いているとのことだった。

 もちろん友人は喜び感動してくれたが、何よりわたしが嬉しかった。
 また遭えたのだもの。









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最終更新日  2014年06月29日 10時24分05秒
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