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昨日の日記で書いたとおり…ピンキーさんいじりのネタは今回で終了ですwけっこう楽しんじゃいました^^という事で…集合写真♪アルさんがバウルを持ったので旗持ちとして…時給280円(牛鍋丼 並盛り)でユウナさんを雇いましたw実は…このユウナさんも作りかけで止まっていたので今回のどさくさに紛れて完成させちゃいました><とはいえ、ユウナさんは瞳がバイアイなので完全完成ではないんですけどね…といったところですが…ある方からメールを頂きましてハンマーをよく見せてくれ…とwあんなのをよく見たい人がいるんですね…^^;『製品仕様』製造元…ニライ重工株式会社(おそらく…)型式番号…TNX-4126正式名称… ニライ式アトミックハンマー「ハトヤでキメた!」原動力… 原子力(おそらく…)材質… 鉄、天然ゴム、ほか全長… 143cm(ハンマー部)総重量… 3t最大加速… M3.2(アフターバーナー使用時)最大衝撃… 20G(アフターバーナー使用時)使用用途… 肩叩きから破壊活動まで連続使用回数… 3回(最大出力時)『クロノス大陸 テスト時のスペック』攻撃力… 9999(測定不能)命中… 998(ニライカナイ使用時)アタックスピード… 見えなかった(流星談)重量… 俺には持てなかった…っていうか持てる奴が異常(流星談)職業制限… ニライ専用…っていうか使える奴がいないって(流星談)+999 STR+300% エリートマスター99.997% クリティカルヒット+100% 戦意喪失(視覚効果によるものと推察)+200% テンションアップ+300% 負ける気がしない(ニライ談)まぁ…こんな感じでしょうかwなんか適当な事を書いてしまいましたが…シャレです…流してください ^^;とりあえず…これからはしっかりと執筆に取り組みます ^^;…『To Be Continued♪』
2010/09/21
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ちょっと叫んでしまいましたwさて…いつまでもこんな事を続けててもねぇ…という事でちょっと九章に触れる事にもなるので公開を見合わせようとも考えたんですがピンキーさんいじりの区切りという事で公開に踏み切りましたアイナさん完全体ですあまりこの名称は好きじゃないんですけどね…セルみたいでwさて…『ついで』と言ってしまうと聞こえが悪いんですが勢いでもう1人作っちゃいましたところが…勢いをつけすぎて大きく世界観を突き抜けてしまいまして…^^;クロノスのキャラといえない状態に…まぁ…この方ならばこのくらい物騒なハンマーを所持してても不思議ではないか…とも言えますがこれがハンマーかどうかもわかりませんwちなみにこのハンマーっぽい物はだるまストーブとジェットアローン改でできています自分でもなにを作ってるんだか…と自己嫌悪気味です正直…調子に乗りすぎました深く反省しております (´・ω・`)という事で…次回に今回作成した子達を並べて記念撮影をして一連のピンキー騒ぎは終了にしたいと思っております…『To Be Continued♪』
2010/09/20
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今日も今日とてピンキーをいじってます><さて…恭ちゃんからバウルさんが届きました♪こういった作業は私には無理だからねぇという事でさっそくアルさんに持たせてみましたステキ♪恭ちゃん的には納得できる物じゃないようですが…私の中では全然いいんじゃないかなぁ…とさて…以前お話しましたが…私のこういった遊びの糧は食玩のおまけやガチャですこれらを中古で売ってるお店で探すんですが先日、ほぼゴミ扱いされてるワゴン品がありまして一応そこも物色…確かにゴミばかり><しかし…そのゴミに混ざっておそらくパンヤのケンと思われる物が…ケンはごみ扱いなのね^^;それ自体はケンと認識するのも困難な出来なんですが何よりも上半身が裸でサイズもピンキーに合わせられるここは重要!という事で拾ってきましたwで…さっそく加工これをどうするかはまだ決めてません…確かにこの身体を使えば色々作れると思いますだけど…肝心の頭パーツのストックにそれらしき物がまったく無いそんな現状です基本的に男の人を作るのは苦手です焔さんや悲魔さんクラウドさんにザックスさんやレノさんみんな特徴があったりイメージが確立されてたり…まぁ…そのうちねwくどいようですが…息抜きでやってる事ですからw今日はこんなところかな……『To Be Continued♪』
2010/09/19
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このページの目的を忘れてしまうような脱線アップですwちょっとお話のバランス調整でつまづいてますがいちおうちょっとづつは進んでますwという事で…3人じゃバランスが悪いんで…もう1人増やそう計画の続編ですw予測は出来ていたと思いますが悲魔さんですwえーと…誰がなんと言おうと悲魔さんですw右手に持っているのはアイウのつもりw左手は…魔法で作った氷塊のつもりですこれで4人になりました♪並べるとこんな感じになります後ろの列の子達は…前に作ったFF7の方々とその他2名ですw息抜きといいつつ…ピンキー作りの合間に執筆してるような気がしてきた今日この頃…w…『To Be Continued♪』
2010/09/18
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えっと…おそらくこのお話は次の九章が最終章になります故に全体の調整をしながら執筆してます現在は6話に手がついた段階で前後の調整をしていますという事で…まだまだ更新には至っていません^^;で…今日は、この前作成した「Aina」と「Artemis」さんの2人だけでは寂しいなぁ…と思いさらに作ってみましたw基本的に鎧の類は作れませんw服の類でもちゃんとした元ネタのデザインがある物は100%無理ですねw加えて…ピンキーさんは女の子なので素体は服を着てますw故に服を着てないキャラも作れませんまぁ…私にもっと加工技術があれば別でしょうけど…という事で今回作ったのは…この子です焔さんなんですが…なんとなくわかるかなぁ…おそらくこの人ならクロノスの世界でもまともな格好はしてないでしょうからねwポイントは不敵な表情と立たった中指に両手のタムファーですね…誰がなんと言おうとこれはタムファーですwさて…これで3人出来たんですが…3人だとバランスが悪いんで…どうしましょうw…『To Be Continued♪』
2010/09/16
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おはようございます♪さっき日記をアップしたんですが…写真を撮りなおしたのとそれに伴って内容が変わったので…書き直しましたwさて…昨日の続きで製作中だったもう1人の子がほぼ完成しました♪製作中だったのは…アルテミスさんでした♪「ええええええ!!」とか「どこがだよ!」とかそういうのはナシですwだって…私の中のアルさんなんですから (〃▽〃) 私の中の設定上では…アルさんの方が背が高いんですが…なんかちっちゃくなっちゃいました^^そのかわり…胸はちょっとだけ盛って強調してみましたアルさんが持っている旗は手持ちのSSDのフラッグ画像を拡大して印刷した物を貼ったんですが…かなり小さい物を拡大してるんで…ちょっとボヘボヘしてますでもまぁ…味という事でwでもできるなら…ちゃんとした画像で作り直したいですね…アルさんのチャイナはほぼフルスクラッチですかなりビミョウな接合部分があるので…パテが限界まで削れずにゴソゴソしてますが…味…かなぁwチャイナにはバラ刺繍が入ってるという妄想なのでネイル用のシールを使いました白に白なのでわかりにくいですよね…こんな感じです♪ちなみに余談ですが…パンツは黒ですw2人とも左にかしがってますが…それも味です(xこの子たちを眺めながら九章の執筆をがんばります♪…『To Be Continued♪』P.S. 恭ちゃん…アルさんのバゥルを作ってください(x
2010/09/11
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本日は本編とはまったく関係ないお話…ここでアップするのはどうなのか…と悩んだんですが悩んだ結果ここでのアップにしました私の別のブログ『あいなの小部屋』では「あいなのアトリエ♪」というカテゴリーの中で「ピンキー」というフィギュアの改造をしてきましたこれだけ長くクロノスと付き合ってくると…形にして残したいなぁ…なんて思ったりしますそこで…以前に作ったゴスっぽい服の体をさらに改造してカーラっぽい爪を装備したAinaさんを作ってみましたw頭は以前に作ったFFの中のAinaさんを流用体はゴスっぽい服の体に爪をつけてカーラっぽい爪を作成爪は大事にしていた食玩のおまけのハイゴックさんから流用スカートはミニスカートを重ねて加工してみました実は…あと1人作ってたりしますwまぁ体のパーツをフルスクラッチしてるので形になるかどうかはビミョウですが…完成したら公開しますねwあ…ちゃんと執筆はしてますよ^^;あくまでも息抜き程度なので…以上…本編にまったく関係ないどうでもいいお話でしたw…『To Be Continued♪』
2010/09/10
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~第八章・第10話「-魂の輝き-」悲魔と焔は座り込んで動かないジャルデウの脇に駆け寄ったとうぜん聞きたい事は山ほどあったが…そんな状態じゃない事もわかっていた「俺は…こんな結末のために待ってたんじゃない…」ジャルデウはそうつぶやいて地面を叩いた「もしかして…さっきのマギックの体って…」悲魔がそう聞くと「さっき獲ったあいつの右腕にタトゥーが入ってた…アレはうちのギルドのマークや」「やっぱりそういう事か」「タダっちは盾んなっとるし…シーバは体を奪われとる…俺があいつにやったハッシュアックスをアレが持ってるって事はあいつも…」細かい事情を知らない焔もジャルデウの言葉を聞いて全てを察した「あ、相変わらず甘いな…ジャル…デウ」その時、反逆者がそうつぶやいた「その声は…レベ!お前…レベリオンなんか?」ジャルデウは血相を変えて前のめりに崩れた反逆者の肩を掴んだ「ジャルデウ…お前には魂を利用されているシーバとタダの気持ちがわからないのか?」「ま、まさか…お前…そんな…だったらなんで最初にそう言わんかった!」ジャルデウは反逆者を背後から両肩を掴み抱き起こす「す、スマンな…ジャル」「スマンってなんや!なんの冗談だよこんなの…ふざけんな!」「あの日…シドスを前にして…俺は勝てないと確信した…だからなんとか3人を助けようとしたが結局お前だけしか助けられなかった…どこに囚われていたのかはわからなかったが…いつも近くにタダとシーバの気配は感じていた…そしてある日俺だけが連れ出された、自分がどんな状態なのかわからないが暗闇で身体の自由を奪われ言葉も奪われた…音だけは聞こえる…そこで知った…俺は魂をこの反逆者と呼ばれる者に利用されているのだと」レベリオンはジャルデウにもたれかかるように体を預けると途切れ途切れにそう話した「しばらくして…また近くにシーバとタダの気配を感じるようになった…おそらく2人とも俺と同じように魂を…」「もうええって…それ以上しゃべるな!」ジャルデウはそう言ってレベリオンを抱きしめた「ジャル…この反逆者の体がもう持たない事はわかってるんだ…だが、それでいい…幸いそこに死神もいるようだしな…お前が連れてきてくれたのか?」「なんの事だかわかんねえよ!…頼むから終わるとか言うな!俺が何とかするから諦めんでくれ!」ジャルデウは必死に叫ぶ「この体は偽りの体…このままこの体が朽ちれば俺はまたあいつに利用される…ジャル…頼む俺を楽にさせてくれ…」レベリオンはか細い声でそう言ったジャルデウはレベリオンを抱いたままその場で何度もヒールを唱えるしかしレベリオンにはまったく効果がなかった「そこの…死神…もうすぐこの体と魂が切り離れてしまう…頼む…俺をあいつから…開放してくれ…」「わかった…お前の魂は俺が開放してやるから安心しろ」レベリオンの悲痛な言葉を聞いた焔は正面に回りこんでしゃがむとそう答えた「ちょっと待てよ焔!お前…なに勝手なこと言ってんだよ!」「ジャルちゃんわかってやれよ…こいつは苦しいんだよ…」「わかるわけ無いだろ!俺はずっと独りで旗を守ってきたんだ…ずっと待ってたんだよ…戻ってくるのを!…開放とか…楽にするとか…そんなの…理解…できるかよ…」「ジャルデウ…俺はこれでやっと自由になる…だから…許してくれ…待っててくれて…ありがとうな…独りきりにして…すまなかったな…」「どいつも…こいつも…ちくしょう!」「ジャル…シーバと…タダの事…頼む…助けてやってくれ」「勝手なこと言うなよ!…なに人にそんな事頼んでるんよ俺が助けるって言えよ!」悲魔は叫ぶジャルデウの傍らにしゃがむと肩を抱き寄せたそして焔を見て頷く焔も黙ったまま頷いて返事をすると反逆者の胸に手を当てるそして何かを掴み出すように身体から輝く光の玉を抜き出した魂を抜かれた反逆者は身に着けていた漆黒の鎧だけを残して朽ち果てていったそして焔は近くに落ちていた紅蓮のハッシュアックスを拾い上げると目を閉じてそのハッシュアックスに抜き出した光の玉を埋め込んでいくハッシュアックスの紅みがいちだんと強くなり、一瞬まばゆく輝きを放つと刀身から真紅の炎を噴き出した焔はそのハッシュアックスを鎧を抱いたままうずくまるジャルデウの前に突き立てる「俺に出来るのはここまでだ…これをどうするかは…ジャルちゃんが決めてくれ…」「レベ…最後までカッコつけやがって…マヂでムカつくよ…」ジャルデウは焔からハッシュアックスを受けとるとそうつぶやいたそして3人はユニオンホールを後にした3人がクロノス城のゲートに戻った時…そこに藁人形が走ってきた「良かった…無事だったのか?」「当たり前や…俺を誰だと思ってるんw…ほれ取り返してきてやったわ」ジャルデウは藁人形を心配させまいと笑いながら自慢げにハッシュアックスを振りかざした「ぬぉ!危ないって…火の粉が…アチッ…アチッ!」藁人形は飛び散った火の粉を足で踏んでもみ消した悲魔は藁人形の肩を叩くと耳打ちをした藁人形は数回頷いて返事をしたその後4人はSSDのアジトに戻り悲魔がドアに手をかけたところで「ジャルさん…もう少しだけ待ってくれないかな…もう少しだけ…」ジャルデウの方を見る事なくそうつぶやいた「わかってるって…もう無茶はせんよ…悪かったね」ジャルデウはそう言って悲魔の肩を叩く「ありがとう…」悲魔はそう言うとアジトのドアを開いた『マルス=オーラ』「あ、アイナさん…ちょっと休みましょう…」「うーん…私はまだ大丈夫だけど…」「い、いえ…僕がしんどいです…」ハイネは息を切らしながら苦笑いを浮かべたアイナはうなずいて近場の岩によじ登った「それにしてもすご過ぎですよ…装備が変わったらほとんどダメージ受けてる様子はないし…僕の存在意義が」ハイネは苦笑いでそう言ったハイネの言う通り…アイナは装備が変わったとたんほぼ全ての攻撃を避けていたのとそれに加えてのハイペースな狩りでハイネは走り回ってるだけで時々のヒールだけで事足りるようになっていた「うん♪…この装備になってからすごく楽なんだよね…やっぱり装備って大事なんだね」アイナはそう答えながら水出しで作ったアイスコーヒーをコップに注いでハイネに渡した「あら?かわいい服を着たお嬢さんが暴れてると思ったら…この前の…」アイナとハイネが休憩しているところにそんな声がかかる「あ!…柊さんだ♪…この前はお世話になりました」アイナは岩場の上で声をかけてきた柊にお辞儀をしたハイネもとりあえずお辞儀をする「探し物は見つかったんですか?」「うん♪おかげさまで…ほらw」柊はそう言って光り輝くバゥルをアイナに見せた「わぁ…アルさんといっしょだぁ♪」アイナは嬉しそうにしている柊に微笑んだ「今はココで狩りをしてるの?」「うん」「そっかぁ…パラさんもいらっしゃるのね…私も一緒させてもらえます?」「いい?」アイナは柊が合流する事をハイネに確認したハイネはうなずいて同意したが…正直なところは今のアイナだけでもハイペースなのにそこにもう1人加わるとどうなるかがわかっていたのでため息をついた「えっと…なにさんとお呼びすればいいのかしら?」ボーっとしているハイネの顔を覗き込んで柊が質問したあまりに柊の顔が近くに来たのと…リップをつけてほんのり色気が漂う雰囲気に驚いて岩場から転げ落ちた「わ…大丈夫?」アイナが落ちたハイネにそう聞くと「は、ハイネです!よろしくお願いします!」大声でそんな回答をしたハイネを見てアイナと柊はクスクスと笑ったそれから3人でマルスを走り回った結果はハイネの予想通り大マラソン大会となり…終わる頃にはハイネはフラフラになっていたその後…手に入れた戦利品を分け合って柊が先にマルスを後にしようとした時に「あ、あの…よ、よろしければチャットに登録させて頂いてもよろしいでしょうか?」ハイネは手をぴったりと足につけ直立の状態で柊に聞いた「私もぉ~♪」アイナもそれを聞いて手を上げて柊に駆け寄った「こちらこそよろしくお願いします♪」柊は微笑んでそう答えた柊と別れたアイナ達もひと息ついてからマルスを後にしてアジトに帰還した『SSD アジト』アイナとハイネが戻った時には出かけていた全員戻っていた「ハイネ…どうだった?」悲魔が戻ってきたハイネにそう聞く「え?…えっと…スイマセン…ボーっとしてました…」悲魔の質問からしばらく間を空けてからハイネがそう聞き返したハイネの様子を見て悲魔と藁人形が顔を見合わせて首をかしげる「と、とりあえず…問題は…なさそうだね…」また自分のチャットを見て意識が遠のいているハイネを見て悲魔は苦笑いを浮かべる「それから…焔が戻ってきたんでちょっと俺達はあいつのアジトに行って来る…ちょっと重要な話なんでしばらくは緊急事態以外の連絡は避けてくれ」藁人形がその場に居た全員にそう言うと悲魔はアルテミスを呼び寄せて3人でアジトを出て行った「なんかあったんすかねぇ?」アジトを出て行った悲魔たちを見たグロがそうつぶやいた「まぁ…色々あるんだろうよ…それにしても旦那が帰ってきてくれてホッとしたぜ…なぁハイネ」音速丸は腕組みをしてそう言ったしかしハイネからの返事は無かった…音速丸がハイネの方を見るとじーっとチャットを見つめていたグロと音速丸は顔を見合わせるとハイネの背後に回りこんだ「おおおお!誰だよこの柊ってのは!」「彼女か?おい!やるなコノヤロウ!」「ひいらぎ…?」グロと音速丸がそう叫び声をあげてハイネが背後にいる2人の存在に気がつく柊という言葉にアイナと凛と一緒に狼をかまっていた白狐が反応した「な、なんなんですか!…違いますよ!そんなんじゃないですって」ハイネは慌ててチャットを閉じて懐にしまう「怪しいなぁ…かわいいのか?おい!何とか言えよ」「ち、違いますって!」「その慌て方は違わないな…俺の集合菅がそう言ってる!」「グロ…それを言うなら直感だろ…」「うっせぇな…直菅でも集合菅でも機能は一緒なんだよ!」それを聞いたエースはため息をつく「あのぉ…その柊さんて人は…どんな人です?」「えっとねぇ…サラサラな金色の髪で…すごく強くてステキな人だよ」「おおお…ブロンド!いいねぇ!」「紹介しろよ!」音速丸とグロの猛攻を受けるハイネの代わりにアイナがそう答えた「アイナさんも知ってるですか?」白狐がアイナにそう質問するアイナはうなずいて答えた「尋問だ!連行しろ!」「イエッサー!」「やめてくださいって!」音速丸とグロはハイネを取り押さえて寝室に引きずっていったアイナは助けを求めながら暴れるハイネを苦笑いで見送ったそして…ふと辺りを見回して「そういえば…トムチャさんは?」トムチャが居ない事に気がついたアイナがそうつぶやく「うふ…大人の事情よ♪」そんなアイナに凛が微笑んでそう答えた「アイナさん…柊さんについて教えてください!」いつもとは違う白狐の真剣なまなざしにアイナは首をかしげた『テラ 倉庫前』倉庫の前を片つけていたバンとシャララのところにシュウがやってきた「シュウ様…」シャララはシュウを見てそうつぶやいて顔を曇らした「シャララ…時が満ちた…行くぞ」シュウはそれだけ言ってシャララに背を向けるシャララは目をとじてゆっくり…そして大きく息を吸うとバンに深く頭を下げるバンは無言で何度か小さくうなずくシュウはチラッとシャララの方を見て歩き出したシャララはもう一度バンに頭を下げてシュウの後を追った…『To Be Continued♪』
2010/09/09
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~第八章・第9話「-突貫-」『テラ ユニオンホール』ジャルデウは単身入り口の前に立つそして大きく深呼吸をすると扉を蹴り開けたジャルデウがホールに一歩足を進めるとホール内のいたる所から梟が集まってきた「うほw手厚い歓迎だね…しかもこいつら人じゃねぇし…焔の言ってた事は正しかったか」ジャルデウは身構えて梟達の出方を伺うじりじりと近寄ってくる正面の梟にスラッシングウェーブを撃ち込むと瞬時に手を返して側方の梟に剣を振り上げてもう1発スラッシングウェーブを打ち込む横を向いたジャルデウの背後を取ろうと近寄ってきた梟にすばやく振り向いて斬り払いその奥にいる奴を突き刺すとそのまま固まっている梟に投げ込むとそこにスラッシングウェーブを撃ち込む「なんや…もうちっと骨があると思ったけどデク人形やんw」そんな隙の無いジャルデウの戦い方のせいか梟も距離をとるようになってきた「どうした?いてこましたるからかかってこいや!」ジャルデウは一気に集団に突貫するとすばやい剣捌きで斬り払いそしてまた距離をとるために一気にさがるもはやホールはジャルデウの独壇場となっていた「役立たず共が!下がれ!」そう言って奥の部屋からマギックが現れる「やっと大将の登場かいな…だけど今日はお前には…」ジャルデウがそう言った時マギックの視界からジャルデウが消える「用はないんよw」一気にマギックの背後に回りこんでそう言うと剣を突き刺すしかしマギックはそれをいとも簡単に盾で止め…ニヤッと笑う「ちっとは出来るようになったんかいw」「ちょっとなんて思ってると火傷しますよw」マギックはそう言ってジャルデウから離れると左手の盾を外して右手の盾にくっつける「この前…学習しましてね…油断は命取りになる…とねw」マギックは空いた左手を大きく振ると手にカーラが装備されるそして盾を前面に構えてジャルデウの攻撃に備える「しゃあないなぁ…付き合ってやるか」ジャルデウはその場で分身をかけて多方面からマギックを襲うしかしマギックはそれぞれの攻撃をいとも簡単にかわして最後の攻撃を盾で止めるその後のマギックのカーラの攻撃をかわすとマギックの腹部に蹴りを入れてまた距離をとる「中途半端じゃアカンって事ねw」ジャルデウは笑いながらそう言うと今度はさっきの倍の8体に分身しマギックを攻める「な、なに?!」避けきれなかった膝蹴りや肘打ちをまともに受けたマギックは防御のリズムを崩す「チェックメイトやw…残念やったねぇ役者が違うんよw」ジャルデウは仰向けに倒れたマギックの腹を左膝で押さえ込み右足でカーラを装備した左手の動きを止めて笑みを浮かべるマギックは唯一自由になっている右手の盾で次の攻撃に備えるしかなかったしかしジャルデウは自分に向けられた盾を間近で見て完全に有利といえるその状態で動きを止めてしまった「た、た………そんなアホな!」マギックにはなぜジャルデウの動きが止まったのかわからなかったが…これ以上のチャンスは無かった「は、反逆者!」マギックの叫びにジャルデウの背後から漆黒の鎧の戦士がハッシュアックスを振り下ろすジャルデウはマギックを捉えた状態でその攻撃を盾で受け止める「クラトゥ!」ジャルデウはクラトゥを呼び出すと入れ替わるようにその場を離れる「そいつは俺の獲物だ!そのままにしておけよ!」ジャルデウは呼び出したクラトゥにそう命じると『反逆者』とマギックが呼んだ漆黒の戦士に攻撃を仕掛けてマギックから引き離した「やっと会えたぜwそれをどうやって手に入れたんか知らんが…誰の許可で持っとんねや!」ジャルデウは反逆者を攻め立てる…しかし全ての攻撃をいとも簡単に受け流されてしまうジャルデウが剣を振り下ろすと…次に持ち替えて斬り上げてくるのがわかってるのか最小限の動きで剣を払って振り上げられた剣を止めるかわされたジャルデウは回転しながら体を入れ替えて突きを入れる反逆者も回転して突きを避けるとそのまま武器を振り薙ぎ払うジャルデウはそれをしゃがんでかわしながら足を払う…反逆者はそれをジャンプでかわしながらしゃがんでるジャルデウめがけて武器を突き立てるジャルデウは転がりながら避けるとすばやく身構える美しい…そんな表現すら出来るくらいお互いの呼吸のあった流れるような一連の動作それはまるで剣術の稽古をしてるようだった「アカン…何やこいつ…」ジャルデウは今までの攻撃のやり取りで違和感を覚え始めたそしてクラトゥの方をチラッと見る「時間切れになる前になんとかせんと…」一気に攻めようと覚悟したジャルデウは分身を使って攻撃を仕掛けるしかし反逆者はその攻撃の入り方や場所がわかってるかのように全てかわすそして最後の一撃を加えようと思ったところにハッシュアックスが振り下ろされる攻撃態勢を取っていたジャルデウを真っ二つにハッシュアックスが貫通するその瞬間…斬られたジャルデウが消えるそして背後からさっきの攻撃態勢のままのジャルデウが剣を振り下ろす反逆者はジャルデウが残像を使って攻撃をかわし背後から来る事をわかっていたといわんばかりにその場で回転して剣を止める2人はその状態で動きを止める「やっぱりな…それは俺があいつにやったもんや…それをどこで手に入れた!」ジャルデウは反逆者にそう叫んで聞いた反逆者は何も答えなかった「お前があいつを殺ったんか?…たとえその戦利品だとしてもなそれはそんなに気安く手にしていいもんちゃうんねん!」ジャルデウはそう叫ぶと剣を持ち替えて押さえていた反逆者のハッシュアックスを振り払った『クロノス城 ゲート付近』悲魔に呼び出された焔は待ち合わせてるゲートに向かっていたそして階段を駆け下りたところで足を止める「誰だ?」焔は自分の背後にそう言った「フフフ…私、凛と申します」凛はそう言うと自分のスカートを摘み上げて挨拶をした「なんの用だ?」焔は振り向く事なくそう聞いた凛は焔の正面に回りこむともう一度挨拶をするその後、焔に近づくと焔の周りをぐるっと一周回る「やっぱり…あなたも魔族ね…もう能力の源である魂の欠片はほとんど無いようですけど」凛はそう言いながら焔の正面に立つと焔の顔を下から覗き込むようにして笑った「あなたもって事は…あんたも魔族って事か…」焔がそうつぶやくように言った時、凛はすでに焔の真横に立ち焔の耳を引っ張ると「言葉には気をつけなさい…私はあなたが対等な口を聞けるような階級ではなくってよ」凛はそう耳元にささやきかけるとフゥーっと息を吹きかける焔は表情を変える事なく口を閉ざしたままだった「まぁいいわ…私と契約しません?」「契約?」凛の問いかけに対して焔は聞き返した「私は…奪われた私の魂の欠片を捜してるの…あなたはそれを最近まで持っていたはずよ…それを取り返して欲しいの」凛はまた焔の正面に回りこむと腕を後ろに組み腰をかがめて焔の顔を覗き込みながらそう言って笑った「契約って事は報酬はあるのか?」「本来なら無いわね…でも今回に限ってはあなたの磨り減った魂の欠片を少しだけ戻してあげるわ…そうね、シドスって奴を倒せる程度に…」凛の言葉に焔はしばらく考えたのち「断れないって事だろ?」「あなたは罪人なのよ…魔族が絶対にしてはいけない事をあなたはやったの…あの子はその結果でしょ?」「そこまでわかってるのか…」「私は罪人とその犯した罪を見逃すわけにはいかない…でも今回に限ってはあなたがさっきの条件さえのめば…あなたが犯した罪の結果については目を瞑ってあげる」凛はそう言って笑う「俺としても…あいつを倒せる力が欲しいからな…いいだろその契約に応じよう」焔がそう言うと凛は焔の首元に腕を回し抱きつくと唇を重ねたそして凛が唇を離すと「契約は成立…こちらは報酬を先に払ったから、あなたは約束を守ってね♪」そう言って凛は焔の前から姿を消した焔はしばらくその場で空を見上げていたが…また歩き出したそしてゲート前に着いた「昨日…お前から話しを聞いた時に思い出すべきだったんだ…」悲魔は駆けつけた焔にそう言った焔は何も言わずに悲魔の話を聞いた「ジャルさんのギルドのメンバーで師匠でもあるレベリオンという戦士にジャルさんはハッシュアックスを贈った事があったんだよ…その時ジャルさんはカイラの隙をついて自分が持っていた真っ赤な石を合成中の釜に放り込んだんだ」「で、出来たのがあの紅蓮のハッシュアックスってわけか…」「そう…釜は大破してカイラの家も半壊させたけどね」「それはまた大事件だなw」「つまり…ジャルさんは1人で確認しに行ったんだと思う」「なるほどね…」「付き合ってくれないか?」「断る理由はないな」悲魔の言葉に焔は笑って答えた『テラ ユニオンホール』ジャルデウと反逆者の攻防は続いていたジャルデウは戦いながら何度もクラトゥの方を見ていた「こんなに手間がかかるとはね…」ジャルデウは反逆者に蹴りを入れて少しだけ間合いを取るとスラッシングウェーブを撃ち込んだ反逆者が吹き飛んだのを確認するとマギックのところに駆け寄って予備で持っていたセルキスソードをマギックの左肩に突き刺したそしてそのままセルキスソードを渾身の力で地面に深く突き刺す「あいつを片つけたら次はお前や!しばらく待っとれよ!」ジャルデウはマギックにそう吐き棄てるように言うと呼び出していたクラトゥを解除して反逆者のもとに戻った「ほな続き行きますかwもう値引きはナシや!全開でいくでぇ!」そう叫んだジャルデウはまた分身をかける8方向からの連続攻撃を反逆者はかわして的を絞った1人に攻撃を加える「クラトゥ!」ジャルデウはそう叫んでクラトゥを呼び出す叫んだジャルデウにハッシュアックスが突き刺さるが前回同様残像として消えるそして背後に気配を感じ反逆者はそのままハッシュアックスを背後めがけて振り抜く反逆者の手に伝わる確実な感触…しかし振り返った時そこにはジャルデウが呼び出したクラトゥが居たクラトゥは体に突き刺さったハッシュアックスを両手で掴み動きを封じる「詰めが甘かったな!」ジャルデウはそう言って反逆者の胸に背後から剣を突き刺した反逆者はハッシュアックスから手を離すと膝から崩れ落ちたそこに悲魔と焔が飛び込んできた「獲ったでぇ!」飛び込んできた2人にジャルデウが親指を突き立てて笑った「ジャルさん後ろ!」悲魔の叫びにジャルデウが振り向くとそこには盾を棄て両手にカーラを装備したマギックがジャルデウめがけて爪を振り下ろす瞬間だった悲魔と焔がどうあがいても助けに入れる距離ではなく当のジャルデウですら覚悟を決めたしかしマギックの攻撃はジャルデウに到達する寸前で止まった「う、動かない…なぜだ!」まるで体がジャルデウを襲うのを拒むかのようにマギックの右手は止まっているとっさにジャルデウはその右手を取り押さえ絞り上げるマギックの右腕がきしむ…おそらく周囲に居た梟に突き刺さったセルキスソードを抜いてもらったのだろうが左腕はほぼ使えない状態にありマギックに反撃する術は残されていなかったマギックを助けようと近づく梟達を悲魔と焔が蹴散らすそして2人がジャルデウのもとに駆け寄った時なぜかジャルデウは掴んでいたマギックの右手を離していた慌てて追撃をしようとする焔をジャルデウが止める悲魔と焔にはそんなジャルデウの行動が理解できなかったマギックはその隙に這いながら盾の置かれた場所に戻ると「ちきしょぅぉお!…こ、これで勝ったと思うなよ!」そう叫ぶとその場から消えた…『To Be Continued♪』
2010/09/05
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~第八章・第8話「-帰還-」『SSD アジト』「なるほど…トムチャさんは弓の方向でいけそうなのね」悲魔はアルテミスにそう聞いた「大丈夫そうね…弓は私のコレクションがあるからとうぶん不自由はしないし」「俺がついてるからけっこう上の狩場でも耐えられるっしょ」アルテミスとジャルデウが悲魔にそう答えた「アイナさんの方は?」「装備が変わってから戦い方がいいですね」悲魔の質問にハイネがそう答える「どう?」今度は悲魔がアイナに尋ねる「前に比べたらすごく楽なんだけど…」「だけど?」「服がフワフワすぎて…飛ぶ時にちょっとね…」アイナはそう答えて凛の方を見る凛は満足気に微笑むだけだった「そこはけっこうな問題かと…気にしないようにはしてるんですが…やっぱり」ハイネは小声で悲魔にそう告げる悲魔はアイナの装備を見て戦いの状況が想像できたのか苦笑いでハイネの肩を叩く「そっちは?」そして続いて音速丸に状況の確認をする「それがこっちはトラブルにぶち当たってね」そんな音速丸の答えに悲魔が首をかしげる「いや…コバルトの洞窟はまったくコンパスが役に立たないんだよ…針は常に中央付近の滝を示すばっかで方角がわからん」「磁場…みたいなものかなぁ」「ただ…距離的に確実にこの下がコバルト洞窟なのは間違いないな」音速丸は同行しているリュウと顔を見合わせてそう答えた「それなら簡単なんちゃう?」「簡単って言うと?」ジャルデウの言葉に悲魔が聞き返す「これがコバルト洞窟の全様なんよね?」ジャルデウはそう言って音速丸の描いた地図をテーブルに置く「方向はともかく距離や形的なものは完璧だ」音速丸は自信有り気に答える「入り口の位置がわかってるって事は…入り口はココで方向はこう…これで完璧っしょw」ジャルデウはそういいながらコバルト洞窟の地図の上に町の地図を乗せる「方向が定まらないのに何でそう言えるんだ?」音速丸がジャルデウに聞く「地図が完璧なら…わかってる場所を固定してやればいい」ジャルデウはそう言って笑う「で…この根拠は?」「ないw」「はぁ?」「ただね…入り口からだいたいの方向は決まるでしょ…でポイントはココ」そう言ってジャルデウは音速丸が書いた地図の一点を指差す「ここは…大きなコバルトの結晶がある部屋か」「方向的になぜか町の同じ距離上にカイラの家があるんよw間違いない!あいつはココからコバルト鉱石を取ってきて失敗と偽って俺達が死に物狂いで集めた素材をくすねてるんよ!」「・・・・・」ジャルデウの発言に全員がため息をつく「うん?待てよ?」地図を見ていた悲魔がそんな言葉を漏らす「いや…ジャルさんの仮説はともかく…言った通りに地図を置くと…ここ」悲魔はそう言ってホテルラピスの場所をしめす「ほんとだ…ちょうどこの玉座の部屋の真後ろがあの空間って事になる」「あながちハズレじゃないかもね…」悲魔はそうつぶやいて笑った『カイヌゥス 廃墟』「わかった…承諾するよ」ケンジャはニライ達をチラッと見てそうつぶやいたその言葉を聞いてタロとクラッシュは胸をなでおろす「だけど…現時点で第三者を巻き込むのはココまでだ」ケンジャは強い口調でそう付け加えた「ちょっと待てよ!この人数じゃ何も出来ないだろ」クラッシュがそう叫んでテーブルを叩く「今は時が満ちてないだけだ…必ずそういう機会が来る」クラッシュはそんなケンジャの言い分が納得いかないのか腕組みをして顔をそらす「お前達だってわかってるんだろ…この大陸はもうあの時の大陸とは違うんだよ…あいつが作った世界であいつの仕組みで回っている…ほとんど全ての奴らは政府や教団を信じているむやみに動いても結果は悪くなるばかりだ」ケンジャはそう言って唇をかみ締めて拳を握り締めた自分でそう言ってはいるが…焦る気持ちがあるのはケンジャも一緒だったそれがタロやクラッシュにも伝わったのかそれ以上は何も言わなかった「とりあえずはやれる事をやるしかないって事か」4人に割り込むようにニライがそうつぶやいた「やれる事って何だよ!」クラッシュが苛立ちを近くにあったイスにぶつけて蹴飛ばした「戦争するには準備が必要だろw」ニライはそう言って笑った「大きく動かなくても何かできる事はありますよ」「だな」モネと流星もそう言って笑う「大きく動く事を自分で否定しながら…大きく動く事ばかり考えてたのかもな…悔しいが教えられたみたいだね」タロはそう言って微笑んだケンジャもそれを聞いて苦笑いでうなずいた『SSD アジト』「そっちはどうだった?」悲魔はグロとエースに聞いた「走り回ったがデンキチさんたちの足取りはさっぱり…焔さんもね」グロはお手上げとばかりにため息をつく「テラの町は怖いくらい静かですよ…ユニオンホールからは異様な殺気が満ち溢れてるし」エースも苦笑いでそう答える「わかった2人には引き続きそっちの方を見てもらおう…ただし勝手な行動は取らないように随時報告」悲魔がそういうと2人はうなずいて答えるそして悲魔はチラッと凛の方を見る凛は相変わらず狼の前に座って時折何かメモを取っている「それじゃあ…今夜は解散…明日もそれぞれがんばろう」悲魔の言葉でそれぞれ寝室に入って行った悲魔は独りコーヒーを飲みながら椅子に座って物思いにふける「寝ないのか?」一度寝室に入った藁人形がそう言いながら椅子に座った「なんかさ…結局みんなを危ない方向に向かわせてる気がしてね…ギルドマスターとしては失格だね」悲魔はそう言って苦笑いを浮かべる藁人形はそれについて何も答えなかった「いいんじゃないのw」ジャルデウがそう言いながら酒瓶を持って寝室から出てくる「そうだな…飲むか」藁人形はそう言って笑うその時…カツンと窓に何かが当たる音がした3人は顔を見合わせるもう一度…カツンという音がしてジャルデウが窓を開ける窓の脇には焔が立っていた悲魔と藁人形が慌てて窓に駆け寄る焔は3人が声を立てないように口元に指を当てる「お前…」悲魔がそう言いかけて言葉を止めた良く見ると焔は頭と顔半分…そして体中に包帯が撒きついていた「ガッツリやられたよ…まぁこのケガのほとんどはデンキチのおかげだけどね」焔は苦笑いをうかべた「デンキチは無事なのか?」藁人形の問いに焔は声のトーンを下げるともう一度口元に指を当てる「デンキチは無事さ…それより大事な話があって来た…あまりいい話じゃないから心して聞きな」焔はそう言ってタバコに火をつける「俺はあの日デンキチに呼び出されてユニオンホールに行った、そして2人でカイヌに向かいそこでシドスに会った」焔の発言に3人は顔色を変える「俺達の上に立つ政府と教団の背後にはシドスがいる…理由はわからんがね…で、今の暫定ユニオン『梟』のギルドマスターはマギック…あいつだ」「マジかよ」焔の言葉に思わず藁人形がそうつぶやいた「アレはヤバい…あいつ自身はたいした事ないが…あいつの体と持ってる盾は厄介だ」「体?」悲魔がそう聞き返す「ジャルちゃんは覚えてると思うがあのギルド戦の後…俺達はあいつらをエンタイスの奥に連れて行った…そして身包みを剥がしてその場に置き去りにした…たぶんあいつも体の大半を失って死ぬ直前だったんだろうな、そこをシドスに助けられて新しい体を与えられたってわけさ」「そんな事…できるわけが」「できるさ…俺達魔族ならね」「って事は…シドスも」「おそらくね…あいつが言うには今の体はこの大陸最速のバルキリーの体らしい…そしてあいつの持ってる盾は魔法と打撃を完璧に止めてそれをそれぞれ魔力と生命力に還元するという馬鹿げた代物だ…お手上げだよ」焔はそこまで話すと吸っていたタバコを足でもみ消して新しいタバコに火をつける「デンキチと2人がかりで勝てないって事か」悲魔がそうつぶやくと焔は首を横に振る「あいつには化け物みたいな強さの戦士がついている…あのデンキチがまったく太刀打ちできないような奴さ」「デンキチで歯が立たないような戦士?」「今にも炎が噴出しそうな紅蓮のハッシュアックスを持った漆黒の鎧に身を包んだ強烈な奴さ」焔がそう言った時ジャルデウの顔色が変わる「焔…今、なんて言った?何を持ってるって?」ジャルデウは焔にそう聞き返す「紅蓮のハッシュアックスだよ…知ってるのか?」焔が逆にそう聞くとジャルデウは何も答えなかった「で…焔、お前はどうする気だ?」悲魔がそう聞くと焔は即答せずしばらく黙ったのち「いずれは戦う事になるだろうな…いや、戦わなくちゃいけねぇんだ」焔はそう答えた「力…必要なんだろ?」悲魔がしばらく間をおいてからもう一度質問した「今日は情報を伝えに来ただけだ…じゃあな」焔は悲魔の質問に答える事なくその場を立ち去った「無茶するなよ」悲魔は去っていく焔の背中にそうつぶやくように言ったその後3人はイスに座って無言で酒を口にした「なんか…とんでもない方向に進んでるな」藁人形がそうつぶやく「うん…政府相手となるとどう仲間を集めていいものやら」悲魔がそう言いかけた時にジャルデウがイスから立ち上がった「ジャルさん?」「アカン…眠くなった…難しい事を考えるんは苦手なんよねwそういう事は専門の奴に任せるわw」ジャルデウはそう言うと寝室に戻っていった「相変わらずだなw」藁人形はそう言って笑うと悲魔も苦笑いを浮かべたその後…とくにこれといった会話も無く2人はグラスを傾け悲魔と藁人形も寝室に入っていったそして夜が明ける…悲魔と藁人形は目が覚めた時に空になったジャルデウのベットを見て愕然とする「チッ…今になって思い出すなんて…真紅のハッシュアックスって師匠であるレベリオンにジャルさんが贈ったんだった」悲魔は舌打ちをしながらそう言ってチャットを操作する藁人形も唇を噛み締めながら壁を殴りつけた「つながらない…クソ!…藁さんこっちの事は頼んだ!俺は焔を連れてジャルさんのところに行く」「わかった…こっちは任せてくれ…俺も段取りが済んだらすぐに行く」悲魔は藁人形にうなずいて返事をするとチャットを操作しながらアジトを飛び出して行った…『To Be Continued♪』
2010/09/02
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