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ダンヒルのこのセットは、私がパイプ喫煙を始めた2009年頃に販売されていた物で、「シェル4103アーミーブッシュ」モデルのパイプと、それ専用のパイプポーチ、「ジュニア・ガジェット」タンパーから構成されています。 当時パイプを始めたばかりの私は、このセットを「カッコイイ!」と思いつつも、流石にいきなりダンヒルなんぞは買えなくて、ただ指を咥えて眺めているだけでした。で、月日が流れると当然このセットも完売になったようで、ネット上でも見なくなっていたのでした。ところが最近、良くチェックを入れているオーストリアのパイプ専門ネットショップに何と4セットも入荷しているのを発見し、「今更かなぁ」と思いつつも、また完売してから後悔するよりかはマシだろうと考え、購入に踏み切ったのでありました。 ご存知の通り、アーミーブッシュのパイプは元々携帯に便利なように作られていて、パイプが熱いうちにマウスピースを外しても、嵌め込みがルーズになりにくい構造になっています。ですから、このセットのパイプポーチのように、パイプを分解して収納するという形態が可能になります。パイプポーチには、煙草が入れられる脱着可能なポケットがあり、本当にこのセットで携帯セットが構成できるようになっています。 パイプはシェル・シリーズの「4103アーミーブッシュ」モデルで、火皿内径は20mmあります。先日私が購入した「カウンティ5103」よりも一回り小さいモデルになりますが、前の「5103」の経験から、この「4103」のサイズの方がダンヒルとしては適しているのではないかと考えています。 一方、パイプのグレイン等に関しては、まぁ、特に云々すべき内容はなく、見た目としての面白さはありません。とは言え、やはりアーミブッシュ(銀巻き)のパイプには、普通のビリヤード・シェイプとは違う定番的なカッコ良さはあります。 またパイプの造りに関しては、流石ダンヒルだけあって、煙道口の位置や銀巻きの処理等、かなりしっかりしています。 という事で、このパイプの喫味等に関しては、例によって慣らしが終わってから改めて書こうと思っていますので、お楽しみに![カッコイイ煙草ブログは此方 Click!]
2015.03.29
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一度試してみたいと思っていたんです。 パイプの喫味の良し悪しを決める要素の一つに、パイプの吸水性能があります。煙草の煙には湿気が含まれていて、煙が煙道を通過する際に温度が下がって来ると、その湿気が水滴となり煙道内に付着します。そして付着する水量が増えてきて膜になると、煙道の冷却機能が阻害され、煙の温度が下がりにくくなります。逆に、水滴が壁面に吸収され、水の膜が形成されにくいと、煙道の冷却機能が落ちにくい訳です。で、人間の舌は熱に対して強くはなく、熱い物の味は感じにくいですから、煙の温度はなるべく低い方が、人は美味しさを感じやすくなります。つまり、パイプの特に煙道の部分の吸水能力が高い方が、喫味が美味しくなります。・・・これは一説に過ぎませんが、経験的に私はこの説をかなり強く支持しています。 煙道の吸水能力を上げるためには、密度が低く吸水性能の高い良質のブライヤ材を使うという方法(ダンヒルなどの高級パイプの手法)の他に、吸水能力のない素材で出来たマウスピースは短くし、吸水能力のあるブライヤ材で出来たシャンク部分をなるべく長くするという方法もあります。実際、私は所有していませんが、長いシャンクを備えたカナディアン・タイプとかリバプール・タイプとかのパイプのシェイプは喫味の良い物が多いと聞きます。 それなら、いっその事マウスピースも吸水性のあるブライヤにしてしまったらイイんじゃね? ・・・という発想を形にしたのが、今回購入したブッ・ショカン(BC)の「ナチュラル」です。このパイプは、マウスピースもブライヤ材からの削り出しで出来ていて、尚且つ更に吸水能力を高められる9mmフィルター仕様になっています。これなら、かなりの吸水能力が期待できます。 購入した個体は上の写真の通りで、まぁ、グレインやシェイプの面白さを云々するようなモデルではありません。シンプルなビリヤード・シェイプでアーミーブッシュのマウスピース、火皿内径20mm、9mmフィルター仕様です。ブライヤ以外の素材は全く使われていません。 このパイプの価格帯は、メーカーの量産モデルとしては高価な方ではありませんから、素材のブライヤ材にはさほど吸水能力の高い良質の物は使われていない事が予想されます。ですから、同シェイプの他のモデルとの差は、ブライヤ製マウスピースに由来する部分が大きいはずです。 さあ、果たしてこのパイプの喫味はどうなのでしょうか。慣らしを終えてからレポートしたいと思います。[良質の煙草ブログは此方 Click!]
2015.03.23
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先月に引き続き今月も海外からパイプを個人輸入しました。ショップは過去に何度か利用した事がある「www.pfeifenkonsulat.at」(オーストリア)です。 このショップは、日本からの購入ではVATが免税になる上に、免税後の購入額が300ユーロ以上だと、追跡付きの送料も無料になるという極めて良心的なお店です。もっとも、その分だけ元の売値自体が高いのかも知れないのですが、明らかに分かるほどではないので私は非常に気に入っています。 さて、今回の個人輸入にかかった費用は以下の通りです。 1.イギリス製パイプ(バッグ等を含めたセット物):537.50ユーロ 2.フランス製パイプ(特価品):49.17ユーロ 3.送料無料 合計で586.67ユーロとなり、Paypalを利用した上で引き落とされた金額は日本円で82,400円となりました。これに日本の税関で消費税&通関手数料の3,800円がかかりましたから、個人輸入にかかった総額は86,200円という事になります。計算上、イギリス製の方は約79,000円、フランス製の方は約7,200円で買った訳です。因みに、フランス製の方は日本での希望小売価格が税込18,360円ですから、それだけでも1万円以上安い買い物をした事になります(イギリス製の方の日本価格は分かりませんでした)。 という事で、各パイプの個別レポートは、また後日。お楽しみに![お楽しみな煙草ブログは此方 Click!]
2015.03.16
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今月分の煙草の買出しに行ってきました。購入したのは上の写真の通りです(ライターはオマケ)。 今年の限定煙草が一つと、メジャーなメーカーの缶入りが二つで、その内の一つは久し振りにラタキア物にしています。・・・ってか、テキトーに選んだらラタキアだったという・・・。(笑) もうね、片っ端から試していくような吸い方をしてますので、最近は選び方が本当にテキトーになってます。orz それにしても、この所は手元に未喫の煙草がたくさん溜まっていて、レポートが全く追いついていません。多分、二ヶ月は新たに購入しなくても良いくらいには溜まっているので、そろそろその辺を考慮しないといけないような気がしてます。 今回の購入品については、限定物は早めにレポートするつもりですが、定番物の方のレポートはだいぶ先になりそうです。ご了承下さい。 ではでは。[良いくらいの煙草ブログは此方 Click!]
2015.03.15
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大方慣らしを終えたダンヒル・カウンティ5103を本格的に使ってみます。煙草は例によってラールセン「ファイン&エレガント」です。 まずパイプの造りについてですが、そこは流石に高級品だけあって抜かりはなく、煙道口はしっかりボウル底に張り付いています。ダンヒルのは良くないとの噂もちらほら聞かれる銀巻きの処理も、この個体ではちゃんとしています。マウスピースは、特に薄いという訳ではありませんが、咥えるのに支障があったり不快に感じたりする事はない形状になっています。ただ、個人的にはジェップセン・パイプのアクリル製サドル型マウスピースの方が、快適な咥え心地という意味では上を行っているように思います。 さて、実際に煙草を詰めて吸い始めますと、このパイプの素性の良さが垣間見えてきました。フィルター無し仕様の割りには煙が良く冷やされている事が感じられるのです。これは、素材のブライヤ材に低密度で吸水性の高い上質の物を使用しているからだと思われ、実際に喫煙終盤になってもジュースが湧いて困るという事が全くありません。ただし、喫煙の最終盤で底に残っている煙草の葉っぱの湿り具合・燃え具合から見ると、例えばウィンズロウの9mmフィルター仕様よりも吸水性は劣っているようで、その段階での火種の立ち消えはウィンズロウ・9mm仕様よりも頻繁になりますし、面倒な再着火を諦めて最終的に燃え残る葉っぱの量は9mmフィルター仕様のパイプよりも多くなります。ですから、世間では人気の低い9mmフィルター仕様のダンヒル・パイプであれば、実は物凄い吸水性能を発揮するのではないかと想像されます。 パイプを持つ手に伝わるボウルの温度は、比較的高くなる傾向があるようです。それだけ過燃焼を察知しやすいので、上手な喫煙が目指せます。また、火種を小さくしがちになりますから、喫煙時間が長くなりやすいように思います。 一方、煙草の味については、吸水性が高い上に、火種を小さく抑えがちになるので、少し薄味の傾向があるように感じます。特に着香分の味と香りはかなり抑えられているようです。また、甘味よりもコクの方に比重が寄っているような喫味で、そういう意味では着香煙草よりも非着香煙草の方により適したパイプであるように思います。因みに、かつて英国では煙草の着香が禁止されていたという話を聞きますから、英国製のパイプであるダンヒル・パイプはその非着香煙草に適したパイプに進化して行ったのであろうと推測出来るかも知れません。 ただ、私個人は着香煙草が大好きなので、このパイプの喫味はベストとは言い難い面があります。 という事で、流石に高級パイプであるダンヒルだと感じさせるテスト喫煙となりました。ただ、9mmパイプよりも燃え残りが多くなる事や、非着香煙草の方に適性がありそうな喫味の事を考慮すると、このモデルのような(着香の味を引き出しやすいと思われる大きな)5番サイズではなく、一つ小さい4番サイズの方がダンヒルらしさを味わいやすいかも知れません。ですから、次に買うダンヒル・パイプは4番サイズにしてみようかと思います。(次のダンヒル・パイプについては、既に検討&準備に入っていたりします。(笑)) ダンヒルに夢中になる人が多いのも頷けます。[夢中になる煙草ブログは此方 Click!]
2015.03.02
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慣らしがだいたい終わったビッグベン「スーパーグレイン」を本格的に使ってみます。使った煙草は例によってラールセン「ファイン&エレガント」です。 まずはこのパイプの造りをチェックしてみますと、この手のベントタイプにしては煙道口が見事にボウル底に開いていて、メーカーの仕事の確かさが窺い知れます。マウスピースは厚くもなく薄くもなくで、適度な幅とフラット感があり、比較的咥えやすいように思います。しかも、こういうサイズ&形状なので、両手放しで咥えやすいです。 さて、実際に煙草を詰めて吸い始めますと、最初に感じるのは、煙が少し「硬い」事です。味はいつもの「ファイン&エレガント」の味なのですが、どうもそれが「硬い」「シャープ」「角がある」ような味に感じられるのです。「マイルド」の逆です。煙を冷やし切れていないのかも知れないのですが、それで舌焼けする風でもないので、何だかそのままそういう味を楽しめてしまいます。 喫煙中盤までくると、ややマイルドな喫味になりましたが、今度は着香分の味が抜けるのが少し早いように感じました。ただ、これはこれで別に不味くなるという訳でもなく、それなりに楽しめる感じです。 煙の温度は、全体的にやや高めには感じるのですが、ブロー&ドローによる火力のコントロール性が良いので過燃焼は防ぎやすいように思います。 喫煙終盤もだいたいこんな感じで喫煙終了。 全体的に見て、硬質な喫味とコントロール性の良さが印象に残った喫煙でした。着香分の味をたっぷり楽しめるという雰囲気ではありませんが、逆にコクで吸うような非着香煙草には非常に適したパイプであるように思います。 それと、喫煙後の清掃時に気付いたのですが、このパイプのマウスピースの煙道は非常に細く、一般的なモールなら通るのですが、ブリスル入りの硬い毛のモールだとテーパーになっている太い方の端が引っかかって通りません。細い方は入っていくので大きな問題にはなりませんが、ブリスル入りのモールを主に使っている私としては、日常清浄がいつものように行かず、ちょっとスッキリしません。それがちょっとした欠点です。 という事で、少し特徴的な喫味と、価格の割りに見事なグレイン、そしてハンドリング&コントロール性の良さが光る良いパイプだと結論付けることが出来ると思います。 良い買い物でした。[シャープな煙草ブログは此方 Click!]
2015.02.23
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先日の20日は毎年恒例のIPSD(International Pipe Smoking Day)だった訳ですが、今年のIPSDは平日だった事もあり、特に何もない一日でした。いつものように生活&仕事をして、いつものようにパイプを楽しみました。地方在住の私としては、ここ何日かで行われたパイプ関連のイベントに行ける訳もなく、土曜日が普通の勤務日で給料日直前なので、当日金曜の夜に特別にイベントを組む訳にも行かず、本当に普通の一日でした。 日程が決まっちゃってる事なので、もうどうにもならないとは思いますが、IPSDの日程が「2月の第3日曜日」というような具合に、「日」ではなく「曜日」で決まっていれば、私としてはもう少し盛り上がれるのですが・・・。 日程の件も含めて、イベント等の盛り上げ企画は、ユーザーサイドだけの努力でなく、メーカー&販売店サイドでも少し工夫して欲しい所です。 ・・・う~む、今年は辛うじて憶えていましたが、来年辺りはすっかり忘れて、後日IPSDに気付くという事になりそうな予感がします。orz[盛り上げ煙草ブログは此方 Click!]
2015.02.22
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量産パイプのブランドとしては最高級と一般的に認識されている「ダンヒル」のパイプの1本でも私もそろそろ持とうかという事で、買ってみました。ダンヒル「カウンティ5103」(ゾディアック2010)です。 モデルの選定については、最近気になっている明るい色のサンドブラストで、マウスピースが黒くない物・・・。となると、ダンヒルでは「カウンティ」のシリーズになります。で、ボウルサイズは3番(火皿内径18~19mm)と4番(同19~20mm)が人気があってダンヒルの中でもラインアップが多いのですが、私はデンマーク製の大振りなパイプに慣れてしまっているので、最初のダンヒルは5番(同20~21mm)にしました。更に、記念すべき最初のダンヒル・パイプなので、どうせだったら銀巻きにして、シェイプは英国らしいスタンダード中のスタンダードとも言えるビリヤード・シェイプに。 ・・・そういう考えでネット上を徘徊すると、該当するパイプはこの「カウンティ5103(ゾディアック2010)」(世界188本限定)しかなかったのです。 このパイプは、ダンヒルが毎年リリースしているイヤー・パイプの一種で、主にアジア圏(特に中国)向けに販売されていると思われます。「ゾディアック」(又は「チャイニーズ・ゾディアック」)は「干支」を意味し、2010年の寅年に発売されたこのモデルには銀巻きにトラの絵が刻まれています。カウンティ・シリーズの表面仕上げもトラのイメージにピッタリです。 限定数は188本で、この「8」という数字を重ねる辺りが、末広がりの「八」を大変にありがたがる中国人向けであることを色濃く物語っています。 ボウルサイズ5番のこのモデルは、火皿内径21mmで、火皿深さは42mmあります。全長は150mmで、重さは47gです。フィルター無し仕様のマウスピースは、所謂「カンバーランド」と呼ばれるタイプで、茶色の濃淡による年輪のような縞模様が入っています。 グレインについては・・・、まぁ、グチャグチャです。限定品なのに4年間も売れ残っていた訳ですから、この個体に美しいグレインを期待する方が間違いでしょう。普通の量産品並みのグレインです。(笑) もっとも、この「カウンティ」という表面仕上げ自体がそれなりに美しいのと、一般的なカルナバ・ワックスではなさそうな落ち着いた艶出し仕上げによって、とても高級感のある質感になってはいると思います。 付属品は、トラのレリーフ入り革製のパイプ・ケース(普通のパイプに付属しているポーチの代わりのような物で、煙草の葉っぱ等は入りません)と、限定品の証明書(保証書?)、説明書といった所です。「ゾディアック」のシリーズは限定品とは言え、ダンヒル限定パイプの中でも比較的下位に位置付けられるシリーズで、価格もあの「クリスマス・パイプ」シリーズの半額以下ですから、付属品はこの程度です。逆に、この程度でなければ私には買えませんでした。orz という事で、このパイプの喫味については、慣らしが終わった後に改めてアップしますので、お楽しみに![最高級な煙草ブログは此方 Click!]
2015.02.16
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今年はデンマーク以外の国のパイプを中心に買って行こうという事で、今回はオランダのビッグベン社のパイプを個人輸入しました。その名も「スーパーグレイン649」です。 「649」という数字はシェイプナンバーですから、当然このパイプは機械によって削り出された量産パイプです。ところが、写真をご覧頂ければお分かりになるかと思うのですが、さすが「スーパーグレイン」と名付けられるだけあって、量産パイプにしては非常に見事なストレートグレインが出ています。量産シェイプでこれだけのストレートグレインが出ているパイプは、なかなかありません。あっても相当な価格になるのが普通です。このパイプの購入価格は84.03ユーロで、送料がパイプ2本で31ユーロでしたから1本分は15.5ユーロ、つまりこのパイプは合計99.53ユーロで手に入った訳です。購入当時の為替交換レートが1ユーロ=約139.17円でしたから、日本円で約13,852円です。この価格でこのグレインなら、大変なお買い得だと思います。 ビッグベンという会社はオランダのパイプ量産メーカーで、日本にも正規輸入されていますが、日本での人気が低いせいか、少量のモデルしか輸入されていないようです。それが欧州のショップを見ると、このメーカーは実に様々なモデルを作っているのが分かります。製造モデルの多彩さから言えば、日本最大のパイプ量産メーカー・柘製作所よりも大規模な会社です。 このシェイプ「649」は、9mmフィルター仕様で、火皿内径20mm、火皿深さ39mm、パイプ全長109mmという、コロンとした可愛い形です。全長だけで言えば、私が購入したパイプの中では最も小さいです。イタリア製ミニパイプ「ピッコロ」(火皿内径16mm)(下写真)よりも短いのです。カジュアルパイプ ピッコロ・直 No.29 [3mmフィルター](アルミフィルター付き) 全長が短いと、煙の冷却性能の面で不利で喫味に問題が出る可能性がありますが、このパイプの全長が短いのは、深めにベントしているのとマウスピースが短いためで、パイプの吸水性を左右するシャンクの部分はそれほど短くはないですし、吸水性能を補える9mmフィルター仕様ですから、私はそれほど心配はしていません。 果たして、どんな喫味なのでしょう。 という事で、このパイプの慣らしが終わりましたら喫味のレポートを書きたいと思います。お楽しみに![多彩な煙草ブログは此方 Click!]
2015.02.15
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今月は海外ネット通販でパイプを2本購入しました。利用したのは以下のドイツのお店です。 「Bonner Pfeifen- & Cigarrenhaus」 今回購入したのは、以下の通りです。 1.イギリス製パイプ:512.61ユーロ(VATなし) 2.オランダ製パイプ: 84.03ユーロ(VATなし) 3.送料(DHL→日本郵便)(保険&追跡付):31ユーロ 合計 627.64ユーロ(日本円での引落額:87,350円)(1ユーロ=139.17円) (支払いは、直接クレジットカードによる一括払い) これに、日本の税関で消費税と通関手数料の合計4,000円を荷物受取時に支払いましたから、今回の個人輸入に掛かった総額は91,350円という事になります。今回購入したイギリス製パイプは、高級ブランドの限定品で、日本で正規に購入すると10万円くらいになるかと思いますので、全体的に見ても少しお安く買えた事にはなります。 因みに、今回は50本入りモール1パックと、例のコンパニオン1個、それとパイプ用マッチ1箱がオマケで同梱されていました。 今回利用したお店は、ユーロ圏以外へはVATなしの価格で販売してくれる免税店で、送料も保険&追跡付で31ユーロですから、まぁ、悪くないお店だと思います。ただし、購入総額に応じて送料が決まる(500ユーロ以上の購入で送料は最低の31ユーロ)方式なので、少ない金額の買い物では送料が最大で62ユーロになります。ですから、このお店を利用するなら、お金を貯めてまとめ買いするのが「吉」です。 お店の対応に関しては、やはりドイツらしくキッチリしていたと思います。ネット上での注文から荷物の受け取りまで中8日でしたから、割りと早く到着した方だと思いますし、荷物の梱包も丁寧でした。 お店の商品在庫に関しては、サイトをご覧いただければお分かりになると思いますが、まぁ、可もなく不可もなくといった所でしょうか。ご注意いただきたいのは、サイトはドイツ語と英語で閲覧できますが、英語ページではパイプの詳細スペックや説明等が省略されており、ドイツ語ページも合わせて閲覧する必要がある事です。そこが少し不便な部分です。 という事で、今回入手した各アイテムに関しましては、後日改めて個別にご報告したいと思います。お楽しみに! (^^)/~~~[キッチリした煙草ブログは此方 Click!]
2015.02.11
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今月分の煙草の買出しに行ってきました。購入したのは上の写真の通りです。 近々新しいパイプの慣らしを行う予定なので、そのためのベーシックな煙草を少し多めに買っています。それと、まだ残っていた去年の限定煙草と、有名ブランドの煙草であるにも関わらず先般やっと日本での販売が始まった(再販?)煙草を購入しました。 今回購入した新規の煙草は2銘柄だけですが、レポートをまだ書いていない煙草がまだまだ手元に沢山あるので、暫くはネタに困る事はなさそうです。(笑) ってか、今回購入した煙草のレポートが何時書けるのか全く読めません。去年の限定煙草については、出来るだけ今年のバージョンが出る前には書きたいと思っているのですが・・・。orz まぁ、そんなこんなで。[有名煙草ブログは此方 Click!]
2015.02.09
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昨年末に煙草の個人輸入に初挑戦し、日本への輸入が終了した「エリンモア・フレイク」をアメリカから購入したのですが、このアメリカ仕様の缶が上の写真の向かって右の物になります。左は日本仕様です。 ご覧いただいて直ぐにお分かりになるかと思うのですが、アメリカ仕様の缶の表には、例の警告表示がありません。警告表示は、下の写真にあるように、裏面に極めて控えめに表示されています。 欧米先進各国では日本よりも警告表示が激しいという認識を、日本の多くの人が持っていると思うのですが、ことパイプ煙草に関しては状況が違っています。特に米国では、紙巻煙草とパイプ煙草は全く別の品物のような扱いをされる事が多いです。この警告表示についてもそうですし、煙草税に関しても、紙巻煙草は大きく課税されてもパイプ煙草は非課税になっている州が多いです。 むしろ、紙巻煙草も葉巻もパイプ煙草も、煙草葉を使用した製品なら何でもかんでも一緒くたに扱う日本のやり方の方が、世界的に見ると珍しいかも知れません。 で、まぁ、改めて缶のデザインを見ると、やはり警告表示のないアメリカ仕様の缶の方が素敵です。 そもそもパイプ煙草を買うような人は、警告表示があっても読んではいないでしょうから、購入者に対する警告表示の意味はほとんどないような気がします。警告表示を読んで震え上がるぐらいなら、最初からパイプ煙草なんて買わないでしょう。それならば、アメリカ仕様の缶のように、せっかくの缶デザインの邪魔にならないような警告表示にしておいた方が購入者としては嬉しい所です。 アメリカ仕様の缶の中身に関しては、実際に吸ってみましたが、日本仕様との差は感じ取れませんでした。多分全く同じ物だと思われます。ですから、私としては今後も安心して、一番好きな煙草である「エリンモア・フレイク」を米国から個人輸入で楽しめるという訳です。しかも手間や工夫、為替レート次第で、日本で買っていたよりも安い費用で楽しめるのです。 色んな意味で、米国からのパイプ煙草の個人輸入はメリットが多いようです。[素敵な煙草ブログは此方 Click!]
2015.01.19
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今月分の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 今回はほとんどが最近の新製品です。パウチが一つとフレイクの缶が四つです。どれも期待の新製品だけに試喫が楽しみです。購入した煙草屋さんのお話では、味の濃い・薄いの違いはあれども、どれもなかなか美味しいとの事。 ただし、まだまだ未喫の手持ち煙草が幾つもあるので、これらのレポートをアップ出来るのは大分後になりそうです。お許し下さい。m(__)m まぁ、そういう事で。(笑)[美味しい煙草ブログは此方 Click!]
2015.01.06
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個人輸入で米国からブライヤ・タンパーを3本買いました。作者はノーラン・ウィリー(Nolan Wiley)氏という人で、米国パイプ作家のランディ・ウィリー氏の息子さんなのだそうです。そのお父さんのランディ・ウィリー氏のパイプ作品については、以下のサイト等を参考になさって下さい。 「Wiley」(Pipedia記事) 「Randy Wiley」(Smokingpipes.comの販売ページ) 今回購入したタンパーは、ブライヤ製のタンパーの中でも牙のような形状をしたタイプで、同タイプについては以前にデンマークのパイプ作家・ウィンズロウ氏が製作したものを購入した事があります。(「ウィンズロウ・ブライヤタンパー」) ウィンズロウのブライヤタンパーを購入して以来、その使い勝手の良さから、このタンパーばかりを使うようになっていたのですが、そうすると素材がブライヤなだけに、タンパー面が焦げたりして、消耗が気になるようになって来ました。それで今回同タイプのタンパーの買い足しをしたという訳です。 前のウィンズロウ・タンパーは税別・送料別で28.57ユーロ(購入当時の為替レートで約4,138円)でした。一方、今回のタンパーでは、先般の個人輸入の記事にも書いた通り、税込み・送料込み1本平均で約3,902円でしたから、今回の方がお安く買えた事になります。この辺は、作者の知名度の違いが出ているのだろうと思います。 作者のネームバリューに違いがあるとは言え、その使い勝手についてはウィンズロウ・タンパーとほとんど同じで、今回のタンパーも非常に使いやすいタンパーです。そのタンパー面は直径約12mm(半インチ?)あって、タンパーとしては少し大きいと感じますが、喫煙終盤で煙草を斜めに押していく際にはタンパーの尖った方を使いますから、タンパー面の大きさは気になりません。また、モノとしての質感も非常に良く、ちょっとした「工芸品」を使っているような満足感があります。 という事で、ノーラン・ウィリーのブライヤタンパーはオススメの逸品なのですが、生憎と日本から購入できるサイトが今の所「Smokingpipes.com」しか見つかっていません。ですから、同サイトで他の何かを買う際についでに買って同梱してもらうというのが、最も良い入手方法であるように思います。 チャンスがあったら、ぜひ一度お試し下さい。[満足感がある煙草ブログは此方 Click!]
2014.12.22
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 最近発売になったパウチ入り煙草とJTからの新ジャンル煙草の他は、毎年恒例のイヤー煙草が2銘柄です。ただし、ラールセンの方は以前から毎年購入していましたが、ピーターソンの年末煙草を購入するのは今回が初めてです。 良く考えてみると、限定煙草の類というのは毎年かなりの種類が各社から販売されていて、それだけを集めて吸っても半年くらいは持ちそうな気がします。実際これまでは多くの限定銘柄を見過ごしてきたのですが、これからは出来るだけキャッチアップして行けたら良いなと考えています。まぁ、果たして出来ますかどうか。 ま、そんなこんなで、師走ですな。(笑)[恒例の煙草ブログは此方 Click!]
2014.12.21
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今月の海外通販では、パイプ煙草の個人輸入に初挑戦してみました。 現在、日本国内ではパイプ煙草は生産されておらず、且つ業者がパイプ煙草を輸入する際には、一定量以上のパイプ煙草に対して幾らかの関税が掛かっています。さらにそこに日本の煙草税も加えられますから、日本国内におけるパイプ煙草(と葉巻)の小売価格というのは、世界でもトップクラスの高値です。これに対して米国では、ほとんどの州でパイプ煙草には課税されておらず、且つ売価を自由に決められる自由価格制なので、実際に非常に安い価格で入手する事ができます。例えば、デンマーク製のラールセン社「1864」というパイプ煙草は、日本では100g入り3,800円で売られていますが、米国のサウスカロライナ州では希望小売価格22.18ドル(1ドル=120円として約2,662円)、同州のあるショップさんの実売価格で15.31ドル(同約1,837円)となっています。で、もしこれを日本から個人輸入した場合、日本の煙草税が購入者に課せられますが、その税額は100gで約1,200円となりますので、米国でのショップ実売価格でパイプ煙草を購入すれば、個人輸入の方が安くなる訳です。 ただし、実際は送料を考慮に入れる必要があります。 今回の海外通販は、今年限定の煙草で日本未発売になるだろうと予想していた銘柄があったので、それを吸ってみたかったというのと、一番好きだった銘柄の日本への正規輸入が終了になったので、それを海外から自力で調達する練習、それと欲しかったパイプ関連小物のまとめ買いをするというのが主な目的でした。 利用したショップさんは、米国の「Smokingpipes.com」です。このショップさんは、日本語表記もある親切なお店で、取扱点数も非常に多く、日本からの利用者が多い有名所です。 で、実際に購入した品物と価格は以下の通りです。(尚、送料に関しては、四つある選択肢の中で下から二つ目のグレードにしました。幾らかの保証があり、米国内までの追跡が可能です。) 1.ノーラン・ウィリーのタンパー3本=合計73.6ドル 2.ラールセン「150周年記念煙草」100g=15.31ドル 3.エリンモア「フレイク」50g=8.09ドル 4.エリンモア「ミクスチャー」50g=7.61ドル 5.マックバレン「モダン・バージニア」約20g=オマケ\(^o^)/ 6.送料(USPSファーストクラスメール)=26ドル 合計130.61ドル(日本円での引落額=15,929円)(1ドル=121.96円) 送料を各品物(オマケを除く)の価格に応じて比例配分すると、ショップさんへの各品物の支払額は以下の通りとなります。 1.ノーラン・ウィリーのタンパー3本=91.89ドル=約11,207円 2.ラールセン「150周年記念煙草」100g=19.11ドル=約2,331円 3.エリンモア「フレイク」50g=10.10ドル=約1,232円 4.エリンモア「ミクスチャー」50g=9.50ドル=約1,159円 (合計15,929円) 更に、今回の個人輸入では煙草税2,700円と通関手数料200円が荷物受取時に徴収されましたが、通関手数料とオマケ煙草(約20g分)の煙草税約300円はタンパーに掛かった関税と考え、残りの煙草税2,400円が50g600円づつ他の煙草に掛かったとすると、各品物の最終購入費用は以下の通りと考える事ができます。 1.ノーラン・ウィリーのタンパー3本=11,707円 2.ラールセン「150周年記念煙草」100g=3,531円 3.エリンモア「フレイク」50g=1,832円 4.エリンモア「ミクスチャー」50g=1,759円 (合計18,829円) 因みに、ラールセン社の「150周年記念煙草」は、結局日本国内でも販売される事になったのですが、これは1缶4,500円です。また、先日輸入が終了したエリンモア「フレイク」の日本での定価は最終的に1,950円でした。つまり、これらの煙草は日本国内小売価格よりも安い費用で今回個人輸入できたという事になります。 このように、米国からパイプ煙草を個人輸入すると、まとめ買いとか他の品物と同梱とかの工夫によって、日本国内で購入するよりもトータルで安く買う事が出来たりするのです。もちろん、これには個人輸入に伴うリスクとか為替レートの関係もありますから、今後更に円安が進行するようだと、話は微妙になってきます。逆に、税関が見落として課税されなかったりすれば激安価格でパイプ煙草が入手出来ますし、米国製造のパイプ煙草であれば、米国内価格と日本価格の差は更に大きくなりますから、お得度はもっと大きくなります。 という事で、今回の海外通販では、パイプ煙草ではお得な買い物が出来たと考えています。一方、タンパーが1本約4,000円した計算にはなるのですが、品物の出来といい、日本では滅多に売られていないタイプである事といい、それほど高い買い物だったとは感じていません。 まぁ、良かったのではないでしょうか。[お得な煙草ブログは此方 Click!]
2014.12.14
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どうもウィンズロウ・パイプの日本国内希望小売価格が大幅に値上げになったようです。 最近、日本国内ネットショップに新入荷した「クラウン・バイキング」(ウィンズロウ・パイプの中で最も下位に位置付けられているグレード)の売値が税込で2万円を越えています。(実例) このグレードの今までの日本国内価格はだいたい1.2万円から1.6万円程度でしたから、かなり大幅な値上げです。 一方、海外での売価に変化はなさそうです。例えば、ウィンズロウ・パイプの本国=デンマークのネットショップに於ける「クラウン・バイキング」の売価は、デンマークのVAT25%込みでも650DKK≒87,25ユーロで、これは1ユーロが150円と換算しても約13,100円です。(実例) この所かなり円安が進行したので、輸入価格の上昇に合わせて小売価格の値上げに踏み切ったのだと思うのですが、ちょっと上げ過ぎのように思います。ウィンズロウ・パイプの個人輸入に要する費用と国内価格との比較では、最近の円安によって従来の国内価格の方が安くなりかけていたのですが、今回の値上げによって、またも個人輸入の方が安上がりになる状態になりました。(上記デンマークのショップの場合、日本への送料は26USドル=約3,100円程度ですから、たった1本を送料を払って個人輸入しても、まだ個人輸入の方が安い計算になります。しかも、上記デンマークのショップは免税店なので、現地VAT25%分は本体価格から値引きされます。) 「クラウン・バイキング」というグレードは、ちょっとした量産パイプ並みの価格で、作家物・一品物のパイプが手に入る、且つ作家物としては少数派の9mmフィルター仕様も入手しやすい、貴重な存在でした。それが2万円超という値段になれば、何だか普通の作家物と同じ価格帯になってくるので、メリットがかなり少なくなります。 で、ウィンズロウ・パイプの最低グレードが値上げになったという事は、他の上位グレードでも同じ位の率で値上げになるでしょうから、もう大変です。 ウィンズロウのパイプはどれも一品物なので、欲しいと思ったシェイプは国内外を問わずに欲しくなったりもするのですが、元々海外で販売されている個体の方がラインアップが豊富で魅力的なので、海外ネット通販に抵抗がなければ、もはや国内で買う理由はほとんどないと言えます。 今後は、よほどの値引き、もしくはよほど心を掴むシェイプでない限りは、ウィンズロウ・パイプを国内ショップから買う事はしばらくなさそうです。orz[かなりの煙草ブログは此方 Click!]
2014.12.07
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先般購入したウィンズロウ「プライベート・コレクション」はボウルサイズが小さく、喫煙時間が短くなります。けれども、小さいボウルの割りには味が良く、ショートスモーク専用とか観賞用にしてしまうには少々もったいないパイプです。ですから、小容量でも喫煙時間が長くなりがちなフレイク煙草を吸ったら良いのではないかと考えました。 それで今回は、先日少し買い溜めた「エリンモア・フレイク」を「プライベート・コレクション」で吸ってみる事にしました。 今の「エリンモア・フレイク」は上の写真の通りの大きさにカットされているのですが、今回購入した「プライベート・コレクション」に折り畳んで詰めると、ちょうど1枚がキッチリとボウルに収まります。ってか、本当に測ったようにドンピシャで1枚です。今の「エリンモア・フレイク」の1枚の大きさは、比較的標準的なフレイクのサイズだと思いますので、今回のパイプは正にフレイク向きのサイズになっているとも言えます。 それで、着火して吸い始めますと、・・・ふむふむ、「エリンモア・フレイク」のフルーティな味がしっかり楽しめます。やはり喫味は他の大きなパイプと比べて遜色のない程度には良いです。後は問題の喫煙時間なのですが・・・。 ・・・只今、喫煙中。しばらくお待ち下さい。m(__)m で、吸い終わりました。喫煙時間は1時間20分となり、1回のパイプ喫煙時間としては普通の長さになりました。やはり予想通り、喫煙時間が長くなりがちなフレイク煙草(圧縮された煙草)を吸うと、適度な喫煙時間で楽しめました。どうやらこのパイプは、標準的なサイズのフレイク煙草1枚を吸うのに適したボウルサイズになっているようです。 一番好きなフレイク煙草「エリンモア・フレイク」をちょうど買い溜めした事もありますし、このパイプは暫くの間はフレイク専用で使う事になりそうです。[標準的な煙草ブログは此方 Click!]
2014.11.30
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慣らしの終わったウィンズロウ・パイプ「プライベート・コレクション」グレードを本格的に吸ってみます。使用した煙草は、いつものラールセン「ファイン&エレガント」です。 煙草を詰める段階から気付くのですが、このパイプのボウル容量は非常に少なく、大柄なパイプに慣れた私にとっては、いつもの半分くらいしか煙草が入りません。火皿内径は20mmあるのですが、火皿深さが25mm程度しかない上に、底に強いテーパーが掛かっているので、容量が小さくなっているのです。この容量は、私の手持ちのパイプの中でも最小の部類で、多分ピーターソン製の火皿内径17mmの「タンカード」辺りと同じくらいの感覚です。 こういう小振りのパイプでは、「ファイン&エレガント」のような着香煙草だと、味わいが引き出しにくく、あまり美味しく感じられないというのが私の経験則なのですが、実際に吸ってみますと、容量の割りにはかなり味わいが出せてるように感じます。このパイプの形状だと、ボウルサイズに対してシャンク部分が長くなっているので、煙が良く冷やされて、その分だけ味わいが良くなり、容量の少なさをカバーしているのかも知れません。 一方、底に強いテーパーが掛かっているので、喫煙終盤でドローを最小限にして火種を極力小さく抑えないと、直ぐにブライヤーの焦げた喫味が現れます。この辺は油断が出来ません。また、喫煙時間が非常に短く、いつもよりゆっくり吸ったつもりでも、喫煙時間が1時間を越えません。私の手持ちパイプの中ではかなりのショートスモークです。 その他、マウスピースは他のウィンズロウ・パイプの例に漏れず、アクリル製で固くはありますが、薄くて幅広なので咥えやすく、また、こんなシェイプでありながら、持ちにくいという感覚はないので、吸っている最中の違和感は全くありません。 という事で、短い喫煙時間と、喫煙終盤で気を使う必要があるという欠点はありますが、喫味はそこそこ良いですし、何より美しい外観を楽しめるので、トータルとしては良いパイプであると思います。もっとも、このパイプに17万円以上のお金を支払った訳ですから、コストパフォーマンスという意味では意見が分かれる所だと思います。 ボウル容量が少なく喫煙時間が短い事を考えると、例えば喫煙時間が長くなりがちなバージニア系のフレイク煙草専用のパイプという事にして、後は主に観賞用のパイプとして飾り、盆栽化してしまうというのもアリかも知れません。(笑) それほど見た目が素晴らしいと私は感じています。 煙草の味と香りを堪能するだけがパイプ喫煙の楽しみではないという事を改めて強く感じさせるパイプであると思います。パイプ喫煙の趣味性の高さを体現したパイプでした。[趣味性の高い煙草ブログは此方 Click!]
2014.11.24
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今月の海外通販で購入したのは、ポール・ウィンズロウの最高グレード「プライベート・コレクション」のパイプです。写真をご覧頂いてお分かりになるかと思うのですが、荒々しい木目と、それにマッチしたボルケーノ・シェイプの造形が非常に美しいパイプです。パイプ本体底面に残されたラフ(原木の自然な表面形状)も、最近の私の好みにヒットします。 ウィンズロウ氏の工房で製作されるパイプは、最高グレードの「プライベート・コレクション」を筆頭に、グレードA~E、クラウン(コレクター、300、200、バイキング)とあり、売価もそれに応じて決まっています。このグレード分けは主に木目(グレイン)の良し悪しとシャンクエンドの装飾の有無で決まって来るのですが、最高グレードの「プライベート・コレクション」だけは少し特別で、本来は低グレードになるはずのラスティック仕上げの個体もあったりして、どうやら顧客からの注文製作品もこのグレードに属するのではないかと思われます。 で、念願の最高グレードの「プライベート・コレクション」を、何ヶ月も掛かってお金を貯めて、やっとこさ購入した訳です。お金を貯めている間に、このパイプが売れてしまわなくて本当に良かったです。 このパイプの火皿内径は20mmで、火皿深さは30mmを切りますから、ウィンズロウのパイプとしては小振りな方になります。また、火皿底のテーパーも強めになっているようですから、詰められる煙草の量は少なく、喫煙時間も短くなりそうです。まぁ、半ば観賞用のパイプだとも言えますから、それはそれでOKかなと。(笑) という事で、このパイプの慣らしが終わったら、例によって喫味のレポートを書く予定です。お楽しみに![最高の煙草ブログは此方 Click!]
2014.11.16
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今月の海外通販では高額品を買いました。 購入したお店は、先月も利用してご紹介したebayショップの「「ebay : tabak.kargl」なのですが、このお店の商品の中で当時最も高額なパイプを購入したのです。実は、1年くらい前にこのパイプを初めてebay上で発見してから、毎月コツコツとお金を貯めて来て、今月ようやく購入する事が出来たという次第です。 パイプの価格は1,130ユーロ、送料が例によって格安の6ユーロ、それに今回は日本の関税&消費税等の12,600円がかかり、総額で174,953円もかかりました。これは、同ブランド同グレードのパイプを国内で定価で買うよりも3万円以上高いです。やはりこれぐらいの高額品になると、いくら送料が安いからと言ってドイツ国内VAT19%が免税にならないebayショップはシンドイです。 ただ、まぁ、購入したのが一目惚れした作家物・一品物なので、ある意味高くなってもしょうがないかなとは思っています。 品物の到着は、注文してからちょうど1週間後で、追跡は出来ないにしても早くて良かったと思います。 という事で、このパイプの詳細につきましては次回に。[良い煙草ブログは此方 Click!]
2014.11.15
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入した内容は上の写真の通りです。 私の一番好きな煙草「エリンモア・フレイク」の日本への輸入が終了するという情報を得たので、当面不自由しないだけの量を買いました。また、新たに購入するパイプの慣らし用に、ベーシックなバージニア煙草を買っています。ライターはオマケです。 「エリンモア・フレイク」が日本市場からなくなるのは痛いですが、近い喫味の煙草が他にもありますし、今は煙草の個人輸入も手軽に出来ますから、現実的にはそれほど困らないだろうなとは思っています。ただ、煙草そのものの個人輸入は未だ試していないので、それは近々やってみる必要はあります。煙草の個人輸入では、日本の消費税に加えて日本の煙草税も徴収されるので、送料も考えると国内で買うより少し高くなる可能性があります。ただ、為替レートやまとめ買いの量によっては、米国で非課税になっているパイプ煙草を個人輸入した方が国内で普通に買うより安くなる可能性もあります。(米国では、ほとんどの州でパイプ煙草には煙草税が掛かっていません。ですから、米国からパイプ煙草を購入すると、非常に安上がりになる場合があります。パイプ煙草と葉巻に関して言えば、日本国内の売価は世界トップクラスの高値です。) と、まぁ、そんなこんなで。[トップクラスの煙草ブログは此方 Click!]
2014.11.08
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慣らしの終わった「クラウン300」(2本目)を、いよいよ本使用で吸ってみます。煙草はラールセン「ファイン&エレガント」です。 慣らしの最中に気付いたのですが、今回の新パイプは火皿内径が21mmある一方で、火皿深さは浅く、30mmそこそこしかありません。また、火皿底にはかなり強いテーパーが掛かっているので、最終的に詰められる葉っぱの量は少なく、喫煙時間も短めになります。ただ、煙道口は火皿底にめり込むように開いているので、強いテーパーの掛かった火皿形状と相まって、燃え残しの少ない効率的な喫煙が出来ます。 さて、「ファイン&エレガント」を詰め過ぎに注意しながら充填し吸い始めますと、この煙草のバランスの良い着香分の香りと甘さがストレートに出て来ました。煙草の味と香りが素直に出てきているという意味では、ウィンズロウ&クラウン・パイプの特性がこのパイプでもちゃんと引き継がれている事が分かるのですが、今回のパイプではベースの煙草の味よりも少し着香分の味の方が前に出て来ているような雰囲気があります。この辺は、内径の大きさの割りには底が浅い火皿形状に由来するのかも知れません。 パイプ本体下面のラフが持った時に気になるかも知れないと思っていたのですが、そんな事は全くありませんでした。ボウルが下に向かって広がる台形になっているので、持つ手はボウル側面にしか触れず、下面に触る事がほとんどないのです。また、指がラフに触れても、そんなに鋭利なギザギザではないので、不快ではありません。 パイプとしての煙の冷却性能に関しては、まぁまぁといった所でしょうか。煙道トータルの全長は短いのですが、シャンクが少し長めに取ってあるので、それで冷却性能と吸水性能をカバーしているような感じです。 喫煙中盤を過ぎると、今までと同じ調子で吸っているつもりでも少し火皿が焦げたような喫味が混ざってきました。これは火皿に強いテーパーが掛かっているためだと思われます。テーパーが掛かっている事により、同じ火種の大きさでも相対的に大きな火種になってしまっているのでしょう。ですから、このパイプでの喫煙後半ではドローを意識的に弱めて、火種をより小さくしていく必要があります。 で、ここまで来ると喫煙はほぼ終了です。底が浅いので、喫煙時間が短いです。ゆっくり吸ったつもりでも、1時間そこそこでした。 という事で、喫煙時間が短かったり、テーパー形状の火皿なりの工夫した吸い方が要求されますが、味の方はウィンズロウのパイプらしい素直な出方をしていました。なかなか悪くないパイプだと思います。 趣深いシェイプとグレイン、それにそこそこの喫味があれば、パイプとしては上出来でしょう。[素直な煙草ブログは此方 Click!]
2014.11.02
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先日ドイツのebayショップさんから購入したパイプは、ウィンズロウ氏の工房の下位ライン「クラウン」シリーズの「グレード300」でした。写真のパイプです。 いかがでしょう? エッジの効いた角ばった造形に、薄茶色と黒の塗装が良く似合います。火皿内径は21mmで、全長は135mm。1/8ベントのポット・シェイプの変形といった形です。パイプの裏面には、全面に原木のラフが残されていて、そこへ向かうグレインが側面に荒々しく表れています。 パイプの裏面にラフを残すパターンは、逆にボウルトップにラフを残すタイプに比べると、作られている数は多くないように思いますが、私としては前から欲しかった好きなタイプです。このタイプでは、下に行くほど広がるグレインに合わせて、末広がりの安定感あるシェイプにされる事がほとんどで、その形が私は好きなんです。 しかも、このパイプでは、全体的に故意に角ばった造形に切り出されていて、まるで自然に転がっている岩石のような趣があり、とても興味深いです。下位ラインとは言え、デンマークのパイプ作家・ウィンズロウ氏の造形センスが良く現れた良作ではないでしょうか。 価格は、送料を含めて156ユーロ、日本円での総支払額は22,612円でした。この額は同じグレードをメーカー希望小売価格で国内で買うより安く、国内安売り店で買うより高いという線で、同じ形のない一点物だという事も考慮すると悪くない額です。 という事で、このパイプの喫味に関しては、慣らしが終わった後に改めてレポートしたいと思います。お楽しみに~。[自然な煙草ブログは此方 Click!]
2014.10.20
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今月は海外通販でパイプを1本購入しました。購入したお店は以下のショップさんです。 「ebay : tabak.kargl」 そうです、世界最大のネット・オークション・サイト「ebay」のショップさんです。しかも、ドイツのお店です。このお店をドイツ版ebayからアクセスすると、サイト全体がドイツ語になってしまって何が何やら分からなくなるので、英語版ebayを経由してアクセスし購入しました。こうすると、ページの基本的な文言が英語表記になるので分かりやすいです。ただし、喫煙用パイプの場合、英語版ebayでのカテゴリーとドイツ語版ebayでのカテゴリーが違っているので、注意が必要です。英語版で喫煙用パイプが分類されているカテゴリーには、ドイツ語版の喫煙用パイプは入っていないのです。この辺は、品物を探す上で注意が必要です。 また、ebayのドイツのショップさんで購入する場合に注意しなければならないのは、ebayショップで現地の付加価値税(VAT)が非欧州向けに免税になるお店はほとんどないという事です。今回利用したお店も、19%ほど掛かっているであろうドイツ現地VATは免税されず、サイトに表記された価格そのままでした。 ただ、このお店で良かったのは、日本向けの送料がたったの6ユーロだったという事です。日本円で1,000円にもなりません。もちろん荷物追跡とかは出来ない最もシンプルな手段で送られてきたのですが、それでも注文から中七日だけで普通に到着しましたし、梱包にも特に問題はありませんでした。 送料は高いけれどもVATが免税になるお店が良いのか、VATは掛かるけれども送料が激安のショップさんが良いのかは、品物の値段によります。品物の売価が元から安い場合は、VATの免税よりも送料が安い方がトータルで安くなります。逆に、品物が高価であれば、VATが免税になる方がお得です。この辺はある程度は考慮するべきでしょう。 結局、今回のebayドイツのショップさんからの個人輸入では、PAYPALで総額22,612円の支払いとなりました。これは今回購入したパイプと同グレード品の日本国内でのメーカー希望小売価格24,840~27,000円よりも安く、日本国内の安売り店の売価よりも高い金額です。ですから、パイプが一点物である事も考え合わせると、十分に意味のある個人輸入だったと言えると思います。 という事で、実は自分で直接ebayで買い物をするのは今回が初めて(代行業者を使ってebayから買った事は過去に何度か経験してます)だったのですが、なかなか良い買い物が出来たと思っています。しかも送料が激安のパイプ・ショップさんを見つけられたのは幸運でした。 で、このお店からは他にも魅力的なパイプが出品されてまして、近いうちにまた利用しようかと考えています。尚、今回購入したパイプにつきましては、例によって後日改めてレポートします。お楽しみに![意味のある煙草ブログは此方 Click!]
2014.10.19
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今月分の煙草のまとめ買いに行って来ました。購入したのは、上の写真の通りです。 未喫の缶入りパイプ煙草が2点、その内一つは時期外れの夏向け限定品。それに新しいパイプの評価用のいつものパウチ物です。何度もご報告していますが、最近は手持ちの未喫品が多く溜まってきていて、なかなか減りません。ですから、今月の買出しは控えめです。とは言え、合計200gですから、決して少な過ぎる量という訳でもありません。 今は出来るだけ溜まっている煙草を消化して行きたいので、今回の購入品をレポートするのはかなり先になりそうです。で、夏向けの限定品のレポートは、多分真冬になります。orz う~む、一回くらい新規銘柄を買うのを止めてみようかな・・・。[いつもの煙草ブログは此方 Click!]
2014.10.12
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ドイツ・ファウエン社から出ている「ドクターパール」9mmフィルターには幾つかの種類があって、以前にご紹介したチャコールの他に、今回ご紹介するプレーン・フィルターもあります。現在日本へは輸入されていないように思いますので、この度は個人輸入で買ってみました。 このフィルターは、紙巻煙草で広く使用されているアセテートの棒を紙筒で包み、センターに3mmの煙道が開けられている形態になっています。恐らく9mmフィルターが登場した当初は、まずはこのタイプから始まったのではないかと思われる、非常に基本的なスタイルです。 こうしたアセテートの単純な9mmフィルターは、現在ではあまり人気がなく、流通している量はチャコールよりも少ないようです。しかも、生産量が少ないからだと思うのですが、単価がチャコールよりも高く、それが更に不人気に拍車を掛けているように思います。で、このフィルターを実際に使用してみますと、その不人気の理由が少し分かるような気がします。 このフィルターをパイプに入れて喫煙しますと、ジュースを吸う吸水性は十分あるようですが、煙の冷却性能が低いのか、それとも煙のアルカリ性を強めているのか、舌への刺激がチャコールフィルターよりもかなり強いのです。何だかフィルター無しのパイプよりも舌への刺激が強いようにも感じるくらいです。その刺激の強さのために、煙草の味も少し楽しみにくく、特に喫煙後半では味が分かりにくくなります。 う~む、これだとチャコール・フィルターよりも人気がないのは当然だと思われます。 という事で、単価が高い上に、刺激の強い煙にしてしまう今回のプレーン・フィルターは、余りオススメできる製品ではありませんでした。まぁ、お好み次第だとは思いますが・・・。orz[お好み次第な煙草ブログは此方 Click!]
2014.10.05
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坪田パールが販売しているパイプライター「エディ」については、良い評判を聞くので前々から使ってみたいと思っていました。それで、地元で安売りされているのをたまたま見つけたので今回買ってみました。PEARL エディパイプライター Sサテン タンパー&ピック付き 日本製 品物の主な仕様に関しては、左のリンクからご確認いただければと思いますが、今回の私の記事では、イム・コロナの「オールドボーイ」との比較を中心に書いておこうと思います。 さて、「エディ」をパッと持ってみた時の感触は、そこそこの重量感もあって悪くありませんが、「オールドボーイ」と比べてみると少し軽く、且つ「エディ」の方が厚みがあって大きく感じます。ですから、凝縮感とか密度感から言えば「オールドボーイ」の方が上回ります。 着火動作はほぼ「オールドボーイ」と同じですが、蓋のアーム部が短いので、閉じる際に指が炎の近くに行く感じで多少の不安感があります。また、同じ理由で蓋に煤が付きやすいようです。ただ、実際には何の問題もありません。 炎そのものは、火力調整の具合にもよりますが、柔らかい割りには大きな炎にしやすいという意味で「エディ」の方が優れているように思われます。(「オールドボーイ」に問題がある訳ではありませんが。) ガス注入口は、「エディ」のは極めて一般的な形態で、しっかりした蓋が備えられている「オールドボーイ」に比べると安い造りになっています。蓋がなくても大きな問題はないのですが、外部からのゴミの進入による目詰まりには気を付けたい所です。 「エディ」の大きな特徴である付属のタンパーとピックに関しては、流石に「オールドボーイ」よりは使いやすいです。ただ、一般的なタンパーやピックと比べてしまうと、そこはやはり専用品の方が使いやすく、「エディ」と言えども専用品がない時の緊急用として割り切った方が良いように思えます。特に、喫煙後半で煙草を斜めに押していく際には、「エディ」のタンパーは非常に使い難いです。 という事で、「エディ」が「オールドボーイ」より優れているのは、炎の質、付属タンパー、価格といった部分で、質感や高級感、信頼性、持つ喜び、タンク容量といった所は「オールドボーイ」の方が優れています。ですから個人的には、一番のオススメは「オールドボーイ」で、次点が「エディ」といった感じになります。 もし付属タンパーを除外して考えるなら、サロメの「PSD36」も良いパイプライターなので、それとの比較で行けば一長一短でドッコイドッコイと言った所でしょうか。炎の質なら「エディ」、質感や携帯性なら「PSD36」という選択になろうかと思います。 これで主な日本メーカーのパイプライターは一通り使ってみる事ができました。チャンスがあれば次は海外有名ブランドのパイプライターを試してみたいと思っています。例えば、ダンヒルの「ローラーガスライター」とか。(笑)[オススメの煙草ブログは此方 Click!]
2014.09.28
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慣らしを終えたスタンウェル「バリオ No.234」を本格的に使ってみます。使用した煙草は、例によってラールセンの「ファイン&エレガント」です。 因みに、慣らしはマックバレン「バージニア No.1」で行ったのですが、そこでは特筆すべきような事は何もありませんでした。至って平和な慣らしでした。 「ファイン&エレガント」を詰めて吸い始めますと、まぁ、何と言いますか、昔ウィスキーのコマーシャルにあった台詞「何も引かない、何も足さない」が思い出される味と香りが来ました。私の知っている「ファイン&エレガント」の味と香りそのものです。 スタンウェルのパイプは、私としてはこれが4本目(新品では3本目)ですが、これまでのスタンウェルと同様に、非常に素直でそのまんまな煙草の味と香りです。 注意深く吸うと、シャンクの長さに由来すると思われる良く冷やされた煙とか、短い長さの中でテーパー加工されたマウスピースによる分厚い感触の咥え心地とか、そういった部分に気付くのですが、総じて吸い慣れたいつもの煙草の味という感じです。そういう意味では、新鮮味のない喫味なのですが、間違いのないストレートな味わいだとも言えます。柘製作所の「テイスティング・パイプ」よりも味の出方がストレートだと感じます。 喫煙中盤から終盤にかけても基本的に素直な喫味が続き、そのまま喫煙終了。 火皿内径21mmで、ややテーパーがかかった火皿底にドンピシャに開いた煙道口と、喫煙中に問題が出にくく、特に着香系で味を楽しみやすい構造になっていて、それがそのまま喫味に表れているといった印象でした。 このパイプも含めて、これまで手にしてきた合計4本のスタンウェル・パイプは、全てこんな感じで、間違いのない堅実な造りが安心感をもたらします。量産シェイプであれば価格もそんなに高くありませんし、確実な線で本数を確保したいときには外せない選択肢になるのが、スタンウェルのパイプだと思います。 今回のパイプも、そういうパイプでした。[素直な煙草ブログは此方 Click!]
2014.09.22
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スタンウェルのパイプを買い足しました。「バリオ No.234」というモデルです。 スタンウェルの「バリオ」シリーズというのは、地域によってはスタンウェルではなく、その下位ラインである「ダンスケ・クラブ」の方に属していたりして、比較的低価格に設定されているシリーズです。その仕様は写真をご覧いただければお分かりになると思いますが、基本的には黒塗り(赤ベース)のサンドブラストに一部茶色のスムーズ仕上げが混ざるというパターンです。サンドブラストの彫りは比較的浅く、グレインも特に語れるような内容ではありません。けれども、それなりの独自性と雰囲気はあるような気がします。 「No.234」というのは、スタンウェルの量産シェイプの一つで、ビリヤードとカナディアンの中間のようなスタイルです。ビリヤードと同じボウル形状に、長めのオーバル・シャンクが付き、マウスピースは短めです。そして、ほとんどストレートに近い非常に浅いベントが掛かっています。 火皿内径は21mm超ぐらいで、9mmフィルター仕様です。 このシェイプは、一般的なビリヤード・シェイプに比べると、ドッシリとした落ち着きと重量感があり、且つこのモデルでは一部に残されたスムーズ面が、落ち着き過ぎない軽快感を演出しています。同社の他のシリーズで、全体的に均質な表面仕上げになっている「No.234」を見ると、ややノッペリした雰囲気になってしまっていて、見た目がちょっと退屈です。そういう意味で、このモデルのシェイプと表面仕上げの組み合わせは、かなり絶妙なのではないかと個人的には感じています。 価格も高くないですし。(笑) という事で、例によってこのパイプも慣らしが終わったら喫味のレポートを書きたいと思います。お楽しみに![絶妙な煙草ブログは此方 Click!]
2014.09.15
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3本目のニーロップの喫味レポートです。 まず最初に、例のゴムの焼けるような喫味についてですが、この3本目でも出ました。この3本目では、慣らし前のSAメソッドは行わなかった事もあり、あのゴムの焼ける喫味がかなりしっかり出ました。ただ、慣らし喫煙を数回行うと、それも消えましたので、まぁ、許容範囲です。 使用開始初期段階での、このゴムの焼けるような喫味は、やはりジェップセン&ニーロップの共通仕様のようです。 さて、慣らし後の喫味なんですが、今回も使った煙草はラールセンの「ファイン&エレガント」にしました。これを普通に詰めて吸ってみます。 吸い始めて最初に感じたのは、前の2本のニーロップや、つい先日レポートしたジェップセン・パイプと喫味が良く似ている事です。甘味よりもコクが出やすく、且つ煙の温度が高めです。マウスピースが咥えやすく快適なのも共通です。 更に言えば、ダボ穴の底が浅く、9mmフィルターが底付きしてドローが重くなる事、そして艶出し塗装が喫煙の熱によって一部泡立つ事は、前のジェップセン・パイプと共通でした。 まぁ、当たり前といえば当たり前なのでしょうが、やはり同じ作家さんのパイプでは、フリーハンド物でも機械彫りの物でも、或いは低グレード品でも高グレード品でも、同じような喫味の傾向があるようです。 喫煙中盤から終盤にかけても、いつもの「ファイン&エレガント」の喫味よりもコクが先行する傾向は変わりませんでした。コクと言うより、ナッツ的な喫味と言った方が近いかも知れませんが、この部分はシェイプや表面処理とは関係なく、ジェップセン&ニーロップのパイプで使用されているブライヤ材に由来するのだろうと思われます。或いは、材のキュアリングや乾燥方法に由来するのかも知れません。 という事で喫煙終了。 このパイプも、私にとってはなかなかのお気に入りになりそうです。ただし、ドローを改善するためにダボ穴底を加工するのは必須です。もっとも、このダボ穴の問題は、フィルター無し仕様のニーロップなら存在しないはずですし、国内で購入した前の2本のニーロップにはなかった問題なので、その範囲でニーロップを入手する分には気にする必要はなさそうです。 また、艶出し塗装が熱に弱い件は、サンドブラスト仕上げのタイプでは発生しませんでしたから、気になる方はサンドブラスト仕様になさると良いと思います。ニーロップのサンドブラストは良い雰囲気があります。 ジェップセン&ニーロップは、私にとって常に要チェックのブランドとなりました。今後も増えるかも知れません。[要チェックの煙草ブログは此方 Click!]
2014.09.14
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今月分の買出しに行ってきました。購入したのは上の写真の通りです。 ラタキア物のパウチが1点、パイプの慣らし用のパウチ煙草が1点、夏限定の缶入り煙草が1点、ストック用安煙草5箱。それと、たまたま安売りされていたパイプ用ライターが1点です。 う~む、煙草の買い過ぎのような気がします。現状で、未開封の煙草のストックが、合計1kgぐらいあります。私の消費ペースから見れば、この量は4ヶ月分くらいになります。つまり、今のストックを吸い切るのは年明けぐらいになるという事です。年末には、毎年恒例の限定煙草も発売されますし、もしかしたら年明け直ぐでは吸い切れないかも知れません。 という事で、これらの品々のレポートはだいぶ先になりそうですので、ご了承下さい。m(__)m[う~む、煙草ブログは此方 Click!]
2014.09.11
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慣らしの終わったジェップセン・パイプを吸います。使用した煙草は、ラールセンの「ファイン&エレガント」です。 で、そのレポートの前に、例のゴムの焼けるような喫味についてご報告しておきます。前の2本の「ニーロップ」パイプで生じていたゴムの焼けるような喫味は、このジェップセン・パイプでも出ました。ただ、前の「ニーロップ」よりも出方が弱く、数回の慣らし喫煙の間に完全に出なくなりました。 このゴムの焼けるような喫味は、どうもジェップセン&ニーロップの共通の傾向のようです。サンドブラスト仕上げでもスムーズ仕上げでも出ましたし、低グレードでも中グレードでも出ています。数回の喫煙で消えてしまいますが、最初に吸った時に驚かないように、予備知識として知っておいた方が良いかも知れません。 さて、「ファイン&エレガント」を詰めて吸ってみます。 喫煙序盤で感じるのは、煙の温度の高さです。他のパイプと同じように吸っているつもりなのですが、どうも煙の温度が高めになっているようで、舌への刺激が強い割りには味が薄くなっています。人の舌は熱には強くなく、アツアツの食べ物の味というのは分かりにくくなるものですが、それと同じような現象が起きているように感じます。それで、煙の温度を下げるべく火種を極小に抑えようとすると、今度は火種の維持が難しくなってしまいます。ちょっと扱いが微妙です。 喫味の方向性としては、やや甘味が抑えられ、コクが太くなる傾向があるようです。どちらかと言えば軽々しい味の「ファイン&エレガント」が、少し落ち着いた喫味になっているのです。コクが太くなる傾向は、前の2本の「ニーロップ」でも感じましたので、この部分はこの作家さんの特徴なのでしょう。或いは例のゴムの焼ける喫味と関連があるかも知れません。 マーブル模様のマウスピースはアクリル製で、咥えた感じは硬いですが、薄手で小振りなので口への負担は少ない方だと思います。これも前の2本の「ニーロップ」と同じです。 喫煙中盤から終盤にかけても基本的に喫味の方向性は変わりません。ただ、終盤でドローが非常に重くなりました。この原因を色々調べてみると、湿気て膨張した9mmフィルターが、ダボ穴の底に接触し、煙道を狭めてしまったようです。これは後々悪い影響を残しそうなので、ダボ穴の底を少し削って煙道の確保を図る事にしました。 それと、局所的に熱を持ち過ぎたと思われる一部のボウル表面で、艶出し塗装に泡立ちによるザラザラが生じました。艶出しがカルナバワックスであれば、こうした事は生じないのですが、例えばシェラックのような艶出し塗装であれば、その皮膜は過剰な熱で泡立って剥がれていきます。このパイプがシェラックによる塗装かどうかは判断できませんが、少なくともそれに似た艶出し塗装が行われている事が分かりました。 この泡立ちによるザラザラは、冷えてそのまま固まりますので、布で磨いても元に戻りません。これを補修するには、アルコールに浸した綿棒でザラザラ面を溶かして剥がし、改めてカルナバワックス等を使って艶出しをしてやる必要があります。(この場合、塗装による艶出し面とワックスによる艶出し面の境目は残りますので、それも消したい場合は、一旦艶出し塗装を全部剥がして、改めて全体をワックスで艶出しする必要があります。) という事で、喫煙終了。 全体的に見て、煙の冷却性能はやや低いようですが、味の方向性としては割と素直で良いパイプだと感じました。また、ダボ穴や艶出し塗装の部分で少しマイナス面がありますが、造形の面白さやリーズナブルな価格、快適な咥え心地がありますので、トータルとしては及第点と言えると思います。 私としては割りと気に入りましたが、細かな好みによっては受け入れられない方もいらっしゃるかも知れません。そういうパイプです。[リーズナブルな煙草ブログは此方 Click!]
2014.09.08
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今月は国内ネットショップを利用しました。最近は1ヶ月置きに海外と国内のネット通販を交互に利用しているような状態で、先月は海外から2本のパイプを買いましたので、今月は国内からパイプと煙草を買った次第です。 購入したショップは「リビングショップ安藤」で、ここは割りと有名なのではないでしょうか。品揃えも立派です。それに、このお店で良いのは、用品を1万円以上購入すると送料がサービスになる事です。更にそれに煙草を一緒に買うと同梱してもらえますから、1万円の用品と一緒なら煙草の送料もサービスされる訳です。 通販での送料サービスについては、煙草のみの購入の場合、煙草の安売りと解釈され、財務省の指導により禁止されています。これの影響だと思うのですが、ネット上の煙草店では、それが用品の購入であっても送料がサービスにならないお店が意外と多いです。「リビングショップ安藤」さんでは、1万円以上の用品購入で送料サービスになる場合、煙草は同梱してその分の送料が掛からないので、結構得した気分になります。 今回購入したのは上の写真の通りで、パウチ入りのパイプ煙草が3点、缶入りパイプ煙草2点、パイプ1本、パイプリーマー、加湿器、それにオマケでモールが1袋です。 これで手持ちの未喫煙草がまた増えてしまった事になるのですが、通販で煙草を買うなら、出来るだけまとめ買いをした方が得なので、予算一杯まで煙草を買いました。まぁ、来月は海外通販の利用でパイプだけの購入になりそうですし、地元の煙草屋さんで買う煙草も新規銘柄がそろそろ限界に近付いていますので、こういう買い方にならざるを得ないと思っています。 という事で、これらの品々のレポートは順次書いていきますので、お楽しみに![得した気分になる煙草ブログは此方 Click!]
2014.09.07
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つい先日の記事で、オーリック「ゴールデンスライスド」をパイプの慣らしに使うという事を書いたばかりではありますが、今回のパイプの慣らしにはマックバレンの「バージニアNo.1」を選択しました。理由は、やはり入手のしやすさと価格です。 パイプの慣らしで使うという事は、その煙草を味わって楽しむ事に意識が向かなくなるので、ニュートラルでそこそこの美味しさであれば十分で、入手がしやすく価格が安ければ、それが一番です。また、前回の「ゴールデンスライスド」の時は、慣らしの対象となるパイプが1本だけなので、慣らしが終わった後に煙草が多く残る事が予想され、普通に楽しみながら消費するシチュエーションを考慮する必要がありました。一方、今回は慣らすパイプが2本(先日海外から個人輸入した2本)あります。1パウチ50gの煙草は、半分以上を慣らしで消費してしまう事になりそうです。「それなら、安い方がいいよね。」って感じです。 それに今回は、あのゴムの焼ける喫味が出るかどうかが慣らしの一つの着目点だったりしますから、過去により多く吸って、味に慣れている煙草が良いです。慣れた煙草の方が、味の変化に気付きやすいからです。 実は、今年に入ってパイプを7本も購入しているのですが、こんな事なら「バージニアNo.1」を米国からバルク(量り売り)で大量に買っておけば良かったかなと、今更ながら思っていたりします。そうしたらコストがかなり安くなっていた事が想像されます。米国ではパイプ煙草に煙草税が掛かっていないのが普通で、しかも日本と違って自由価格なので、まとめて買うと(送料の面も含めて)随分と安く買えるのです。(個人輸入した際に日本の税関で日本の煙草税が課せられますが、まとめ買いをすれば、それでも日本で買うより安くなる事が多いと聞きます。) まぁ、そんなこんなで、2本のパイプの慣らしを行っている訳です。[まとめて煙草ブログは此方 Click!]
2014.09.01
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今年になって購入した2本の「ニーロップ」パイプを気に入ったので、上位ラインの「ピーター・ジェップセン」パイプに加えて、「ニーロップ」パイプも1本ほど本国デンマークから個人輸入しました。 今回の「ニーロップ」は「ベーシック」シリーズの一つで(前の2本は「クラシック」シリーズ)、表面が茶色のスムーズ仕上げ、グレードは「3」です。購入価格は、VAT除く額で660DKK(デンマーククローネ)≒約12,200円でした。この額は、日本で買う「ニーロップ・グレード3」よりも少し安いですから、送料を考慮しなければお得な買い物だった事になります。 シェイプはいわゆる「ブランデーグラス」のハーフベントで、シャンクエンドに少しだけラフが残され、それが控えめな装飾になっています。マウスピースは飴色のアクリルで、少し薄い茶色のパイプ本体の塗色と良く似合っています。 で、この装飾パターンの「ニーロップ」は日本には輸入されていないようで、日本国内の各ネットショップさんの在庫を見ても、同じようなタイプはありませんでした。ですから、送料を多めに支払っても個人輸入する価値はあったのではないかと考えています。 火皿内径は21mmありますが、全長は125mm程度しかなく、そういう意味では「チャビー」タイプと言えるかも知れません。ただ、「ニーロップ」のパイプは全体的に小振りなので、その基準で見ると今回の「ニーロップ」は標準的なサイズです。 グレインは、写真を見ていただければお分かりになるかと思いますが、本体下半分にストレートグレインが出て、上半分はバーズアイを斜めに切った断面になっています。原木ブライヤの中心側から放射状に伸びるグレインに対して、パイプの下方向にブライヤ中心部が来るようにブランデーグラス型に切り出すと、こういうグレインになる訳です。これはこれで、全面ストレートグレインよりも変化があって面白いかも知れません。 という事で、喫味等のレポートについては、やはり慣らしが終わった後に改めて書きますので、お楽しみに![楽しみな煙草ブログは此方 Click!]
2014.08.30
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今年になって購入した2本の「ニーロップ」は、慣らしの段階でゴムの焼けるような喫味が混ざり、それを除去するためにSAメソッドに掛けると非常に濃い汚れが浮いてきました。では、その「ニーロップ」の上位ラインである「ジェップセン」ではどうなのでしょう。今回購入した「ジェップセン」を新品の段階からSAメソッドに掛けてみました。上の写真がその結果です。 いかがでしょう? 前回の「ニーロップ」よりは少し汚れが少ないように見えます。また、塗料の赤色が薄く、人工カーボンによるものと思われる黒色が前回よりも目立っているようです。 う~む、これなら直ぐに吸っても大丈夫なんではなかろうか。 という事で、このパイプについては、もう1回だけSAメソッドに掛けたら、そこから直ぐに慣らし喫煙に入っていこうと思います。果たして、ゴムの焼けるような喫味は出るのでしょうか?[大丈夫な煙草ブログは此方 Click!]
2014.08.29
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今年になって2本も購入した「ニーロップ」パイプを気に入ったので、その上位ラインに相当する「ピーター・ジェップセン」銘のパイプを本国デンマークから個人輸入してみました。 まず、「Peder Jeppesen」の日本語表記なのですが、日本国内のショップさんの表記では「ピーター・ジェップセン」となっているようです(実例:http://tobacco-center.jp/search/list.html?n=113)。これに対して米国やドイツのパイプ・スモーカーがアップしている動画を見ると、「ピー『ダ』ー・『イ』ェップセン」と発音しているように聞こえます。デンマーク語はドイツ語に近いそうで、そのドイツ語では語尾や音節の最後に来る「d」の発音は「t」の発音になるので、それに似た変化として「Peder」を「ピーダー」よりも馴染みのある「ピーター」と読む事はあろうかと思うのですが、やはり「Jeppesen」の「j」の発音は「ジ」ではなく「イ」になると思うのです。ですから、このパイプは「ピーダー・イェップセン」と表記するのが適切ではないかと個人的には思っています。 ただ、まぁ、他人様に読んでいただく文章としては、より通りの良い呼称を使うべきだとは思いますので、ここでは「ピーター・ジェップセン」としておきます。 で、その「ピーター・ジェップセン」ブランドのパイプというのは、デンマークのパイプ作家であるピーター・ジェップセン氏が製作しているフリーハンドのパイプの事で、同氏が「型」を元に量産している「ニーロップ」パイプよりも上位に位置づけられているラインになります。ただ、価格的には「ニーロップ」シリーズと大きな違いはなく、今回のように特殊なシェイプでない限りは同じグレード表記になっている物は、「ジェップセン」銘も「ニーロップ」銘も同じ位の価格だったりします。(今回のパイプは少し特殊なシェイプという事で、他のグレード3よりも少し高い売価になっています。) 今回購入したのは、この「ジェップセン」銘の内「IDA」と呼ばれるシリーズの一つで、グレードは「3」になります。「ジェップセン」と「ニーロップ」のパイプでは、この数字が大きいほど高グレードという事になっており、私の記憶ではグレード8までは見た事があります。 このパイプの単体価格(VAT除く)は1,080DKK(デンマーククローネ)で、日本円換算で約20,000円でした。高グレードとは言えませんが、この手のフリ-ハンドの作家物パイプとしてはかなりリーズナブルな線だと思います。 それに、原木のブライヤ・ブロックのシルエットを残し、且つ原木表面のラフを残したパイプというのも1本は欲しいなと前から思っていたので、喫味の面を除いて考えたとして、自分としては満足の出来る買い物だったと思います。 そのシェイプについては写真をご覧いただければお分かりになると思いますが、扇型の原木ブロックの形を残しつつも、そこに立体的な造形を加え、単なる「ブロックそのまま」では終わらせていない拘りが感じられます。 グレインについても、高グレード品ではないので緻密さはありませんが、逆に荒々しい雰囲気があって、なかなか良いです。 さて、このパイプも前の2本の「ニーロップ」パイプと同じ作家さんの作品なので、初期の喫味に例の焼けるゴム臭さが出る可能性があります。ですから、このパイプも慣らしに入る前にSAメソッドに掛けておきたいと思います。ですので、喫味のレポートはだいぶ先になります事をご了承下さい。m(__)m[満足の出来る煙草ブログは此方 Click!]
2014.08.25
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海外ネット通販でパイプを2本買いました。今回利用したのは以下のショップさんです。 「The Danish Pipe Shop Aps.」 今回はデンマークの作家さんのパイプを買うので、地元デンマークのパイプ専門ネットショップさんから購入してみたという訳です。 お店の対応は非常に素早く、且つ日本への送料(160.00デンマーククローネDKK=約3,000円)も比較的安い方だと思います。もちろんこのお店は、日本への販売では現地VATが免税される免税店です。パイプはショップオリジナルの紙箱に入れられ、且つショップの英語版ニュースレター(A4版・8ページ)とメーカーのカタログ冊子も同梱されていましたから、かなり気合の入ったお店であると言えるでしょう。 で、今回大変驚いたのは、注文した4日後に荷物が手元に到着した事です。この短さは、国内ネットショップで取寄せ品をネット通販するよりも早いです。ヨーロッパから荷物が届いたにしては驚異的なスピードです。 費用についても、かなりリーズナブルになったと思います。パイプの価格(VAT除く)は、1本は660DKK、もう1本は1,080DKKでした。これに、送料160DKKと、ペイパルの手数料71.25DKKを足して、総額で1,971.25DKKとなりました。ペイパルで引き落とされた日本円の額で37,731円となります。 安い方のパイプは、日本ではメーカー希望小売価格14,000円(税別)で売られている物と同じグレードになりますが、660DKKという額は日本円では約12,200円ぐらいですから、送料等を考えるとあまり安く買えた訳ではありません。ただし、作家物のパイプで、同タイプが日本で売られていない事を考えると、決して悪い買い物ではありません。 高い方のパイプは、現在日本では売られていないブランドなので、内外価格差を云々できません。ただ、パイプの原材料であるブライヤ・ブロックの形状を生かした、こうしたタイプのパイプを1,080DKK≒約20,000円で買えるのは、かなりお得なのではないかと思います。 という事で、今回のデンマークからの買い物は、かなり良い内容だったように思います。安心してこの店でリピートできそうです。 尚、今回購入した2本のパイプにつきましては、後日改めて各個にレポートしたいと思います。お楽しみに![かなり良い煙草ブログは此方 Click!]
2014.08.18
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慣らしの終わった「ニーロップ」(2本目)で、いよいよ普通の喫煙をしてみます。使用した煙草は、吸い慣れたラールセン「ファイン&エレガント」です。 「ファイン&エレガント」を普通に火皿に詰めて着火しますと、この煙草のいつもの味よりも少しオイリーで円やか、且つちょっとコクの増した味が来ました。基本的には、煙草の味は素直に出ていますが、ちょっと重量感が増したような雰囲気です。で、実はこの喫味の傾向というのは、1本目の「ニーロップ」と全く同じで、喫味以外の吸い心地の部分も、1本目とそっくりです。 同じ作家の同じシリーズ、且つ表面処理も同じで、サイズやシェイプも良く似ていますから、喫味がそっくりになるのは当たり前のようにも思えますが、例えば私の手持ちのウィンズロウのパイプでは、ここまで「同じだ」と感じる事はなかったように思います。もしかしたら「ニーロップ」の場合は、コクが少し増す方向性があるので、その事が余計にそっくり感を強調しているのかも知れません。 という事で、この2本目の「ニーロップ」のインプレッションについては、1本目の「ニーロップ」の下記インプレ記事を参考にして下さい。(笑) 「ニーロップの喫味」 この2本目の「ニーロップ」も1本目と同様に、日常ローテーション用「一軍」パイプ群に組み込みたいと思います。喫煙開始前の処理が必要だという問題はありましたが、それさえ乗り越えれば、「ニーロップ」のパイプは喫味・外観・価格のどれを取ってもかなり優秀なパイプであると言えると思います。オススメです。[オススメの煙草ブログは此方 Click!]
2014.08.17
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今月分の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 今年の限定煙草が一つと、普通の缶煙草一つ、それとパイプの慣らし用の煙草が一つです。ちょっと少ないですが、未喫の手持ちが一ヶ月分はあるので、抑えて買いました。それでも重量で考えれば200gありますから、一ヶ月分近くの量があります。 そういう訳で、これらの煙草のレポートは随分と先の事になりそうなので、ご了承下さい。m(__)m[そういう訳で煙草ブログは此方 Click!]
2014.08.10
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今回2本目の「ニーロップ」パイプを購入したのですが、1本目のように火皿底に塗料が流れ込んでいる可能性があるので、慣らし喫煙を始める前にSAメソッドに掛けてみました。その結果が上の写真です。 う~む、これは凄い。一度も使用していないパイプで、これだけ汚れが浮き出てくるなんて、誰が想像したでしょう? 火皿の方に浮き出た汚れが赤っぽいので、やはりこの汚れは塗料によるものだと思われます。シャンク側なんて、その赤色も分からないくらい真っ黒です。 未使用新品のパイプでこんなになるなんて・・・。 どうしてこんな事になるのでしょう。パイプ表面を塗装する工程で、誤って塗料をパイプ内部にまで入れてしまったというミスも考えられるのですが、ランダムに選んだ2本のパイプで全く同様になっている事を考えると、単純なミスとは考えにくいです。 私が購入した2本の「ニーロップ」は、どちらもサンドブラスト仕上げなのですが、表面の最終仕上げは「オイル・フィニッシュ」とも呼ばれる油による艶出しになっています。カルナバ等のいわゆる硬質のワックスではなく、液体のオイルを使った仕上げなので、独特の落ち着き感のある艶に仕上がっています。 もしかしたら、この「オイル・フィニッシュ」がこの新品パイプの汚れの原因かも知れません。表面に塗られたオイルが、塗料を溶かし込みながらパイプ内部にまで浸透し、やがて火皿底の表面にまで達したのだと考えられるのです。そうであれば、工程上にミスがなくても、火皿底には塗料が染み出てくる事になります。 原因が何にせよ、この2本目の「ニーロップ」も1本目と同様に火皿と煙道内部が表面塗料らしきもので汚れていた事が分かりました。この汚れは、ある程度取り除いてしまわないと正常な喫味が得られないので、これから続けて何回かSAメソッドに掛けてから慣らし喫煙に入っていこうかと思います。 という事で、今回のパイプの喫煙インプレッション・レポートは、アップできるのがだいぶ先になりそうですので、ご了承下さい。m(__)m[正常な煙草ブログは此方 Click!]
2014.07.21
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国内通販でパイプを1本買いました。「ニーロップ」の「クラシック・サンドブラスト」です。 今年の初旬に同シリーズのパイプを1本買ったのですが、そのパイプが価格の割りになかなか良かったので、今回もう1本買い足したような次第です。ですから、その最初の1本とはシェイプが違うだけで、表面仕上げも色も同じパイプにしました。 いかがでしょう? 1本目と同様に深く掘られたサンドブラスト仕上げが、なかなかダイナミックで魅力的です。内径20mmの火皿の底は1本目と同様に強いテーパーがかかっており、煙道口は見事にその底に開いています。1本目も今回の2本目もこのように同様の火皿形状になっているという事は、この火皿の形状は「ニーロップ」全体の共通仕様だと思われます。 その他、全体的に小振りな大きさである事や、非常に咥えやすいマウスピースである事など、まぁ、シェイプ以外は1本目とほぼ同じパイプと言えると思います。という事は・・・。 1本目の「ニーロップ」では、慣らし喫煙の際に異常な喫味が出たので、それを取るためにSAメソッドを慣らし中に行ったところ、表面塗料が火皿底に付着していたようで、それがSAメソッドで多量に浮き出てきました。今回の2本目も同じ症状が予想されるので、今回の2本目では、慣らしを始める前にまずはSAメソッドに掛けたいと考えています。 果たして、どうなります事やら。お楽しみに![魅力的な煙草ブログは此方 Click!]
2014.07.20
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国内ネット通販でパイプと煙草を買いました。購入したのは、以下のお店からです。 「イクタカ」 このお店のHPをご覧いただくとお分かりになるかと思いますが、このお店の在庫状況はなかなかのもので、面白そうなパイプが幾つもあります。また、煙草の在庫状況も立派なものです。購入時のお店の対応も、迅速・丁寧で特筆すべき事がない程スムーズな購入ができました。 購入内容は、デンマークのパイプ1本と缶のパイプ煙草1缶、パウチのパイプ煙草が3袋です。最近また未喫の手持ち在庫が増えてきているので、もう少し購入する煙草の量を減らした方が良かったかも知れないのですが、送料を節約する事を考えると、1回の買い物で出来るだけまとめ買いをした方が良く、こういう買い方になりました。 で、今回の通販の目玉は、やはりパイプです。今年の初旬に購入して気に入ったパイプと同じシリーズを買い足した形なのですが、今回の分もなかなかの外観で、喫味にも期待が持てそうです。 尚、これらのパイプや煙草の詳細につきましては、追ってレポートしますので、お楽しみに![楽しみな煙草ブログは此方 Click!]
2014.07.17
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先日の海外通販で9mmアダプターを買い足しました。購入したのは、イタリアのモリーナ社製のアダプターで、上の写真で下に写っている物です。 写真は、上の向かって左から9mmチャコールフィルター、ファウエン社製9mmアダプター、スタンウェル社製9mmアダプター、日本で一般的に売られている9mmアダプターとなっています。それぞれの違いがお分かりいただけるのではないでしょうか。 モリーナ社はイタリアの量産&低価格パイプのメーカーで、日本にはほとんど輸入されていないと思います。パイプが低価格な事もあって、今回購入した9mmアダプターもドイツ国内小売価格(VAT19%込み)で1ユーロと、ファウエン社製9mmアダプターの1.9ユーロに比べ、約半額になっています。 それでも、モリーナのアダプターは全長が9mmフィルターとほぼ同じ長さなので、マウスピースに装着した際に無駄な空間ができず、ファウエンのと同じくらい使えそうです。これに対してスタンウェルや日本で売られているタイプは、全長がかなり短いので、9mmフィルターが入る空間を完全には埋められず、そこに汚れが溜まってしまいます。 で、実際に使ってみますと、ちょっとした欠点がモリーナ製にある事が分かりました。モリーナのアダプターでは、端の近くにガスケットが嵌っているのですが、装着するパイプによっては、このガスケットの所までアダプターが収まらず、ガスケットの機能を果たせない場合がありました。 また、煙道がアダプターの円柱の中心からずれて開いていたりして、工作精度が高くありません。このため、アダプターを装着した状態でモールを完全に通す事ができない事があります。 この辺の欠点は、ファウエン社製のアダプターにはありません。ファウエンのアダプターでは、ガスケットがアダプターの中程にあり、ガスケットは必ずマウスピース内に収まります。また煙道もちゃんとセンターに開いています。 ですから、モリーナ製のアダプターは、ある意味、価格なりの造りになっていると言えます。それでも、私個人としては、短いアダプターよりは使い勝手が良いように思います。 という事で、しっかりした長さがあって且つ価格が安いので、数を確保するには良いアダプターだと思うのですが、できれば少し奮発してファウエン社の方のアダプターを選んだ方が良さそうに思いました。 皆さんも9mmアダプターを買う際は、ファウエンのにして下さい。ただし、日本ではほとんど売られていません。m(__)m[使い勝手が良い煙草ブログは此方 Click!]
2014.07.14
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前から気になっていたタンパーをドイツのショップさんから購入しました。パイプ作家のポール・ウィンズロウ氏がブライヤから削りだしたタンパーです(写真下)。 ウィンズロウのタンパーと言えば、アクリル製でカラフル且つ高価なタンパーを見る事が多いのですが、こういう割りとシンプルなタンパーも少量ながら作っているようです。価格もそんなに高くありません。 このタイプのタンパーが気になっていたのは、この形状が実は使いやすいのではないかと思っていたからです。特に先の尖った方の形状が、喫煙後半で煙草を煙道口に向かって斜めに押すのに丁度良さそうです。 で、早速使ってみました。 普通のタンパーとして使うと、使い勝手は普通です。けれども、煙草を斜めに押す時は、想像していた通り、尖った方の形状がなかなか上手く機能します。特にかなり鋭角に煙草に傾斜がつけられますので、煙道口に向かって煙草を寄せるのが容易です。これはなかなか良いです。 今までは、煙草を斜めに押すのには、コンパニオンとしてセットされているスプーンを使っていたのですが、それでは1回の喫煙で二つの道具を使う事になるので、多少不便でした。ところが、今回購入したタンパーでは、1本で事が済みますので助かります。 欠点は、タンパーの上下両端を使う事になるので、手が少し汚れてしまう事です。ただ、大した汚れではありませんし、汚れ自体もサラサラな灰なので、私はそれほど気になりません。 という事で、今後は常に愛用するタンパーになりそうです。良い買い物でした。[良い煙草ブログは此方 Click!]
2014.07.13
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今月分の煙草の買出しに行ってきました。上の写真が今回の購入品です。 パイプ煙草では、新規が一つに、缶が変わったお気に入りが一つ。それにいつもの好きな銘柄が一つです。これに、リトルシガーの新製品と、例のストック用旧三級品、オマケのライターという内容です。 う~む、地元の煙草屋さんの範疇だと、もう手詰り感が一杯です。特にパウチ物は、地元の煙草屋さんの在庫品で未喫なのはラタキア系で後一つぐらいしかありません。パウチ物の新規銘柄は、今後は通販による調達がメインになりそうです。 という事で、これらの銘柄につきましては、また順次レポートしていきますので、お楽しみに![メインの煙草ブログは此方 Click!]
2014.07.07
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海外通販で購入したウィンズロウ「グレードB」(中古)を使ってみます。 今回は中古パイプという事で、慣らしもなしに、いきなり普通に吸います。煙草はラールセンの「ファイン&エレガント」です。 内径22mmの火皿に普通に煙草を詰めて着火しますと、いつもより少しコクが増えたような感じの「ファイン&エレガント」の味と香りが来ました。そのコクの部分はちょっとラタキアっぽい感じがあり、もしかしたら前オーナーが吸っていた煙草の味が残っているのかも知れません。それ以外は、この煙草の味と香りが非常に素直に出ていて、何の違和感もなく普通に美味しく吸えます。 考えてみれば、ウィンズロウのパイプのグレードは、グレインや傷等によるグレード分けなので、喫味に影響を与えるであろう材の特性自体は、低グレードも高グレードも基本的な違いはないはずです。そして実際に、この「グレードB」に於いても、他のウィンズロウ・パイプ同様に、煙草の味と香りが素直にストレートに出てきているようです。逆に言えば、価格の割りには喫味が向上している訳ではなく、グレインの美しさにお金を払ったような感じです。 手にした感触は、大振りなパイプの分だけ重さを感じますが、持つ手への馴染みは良いです。マウスピースは、他のウィンズロウ・パイプと同じく、薄くフラットで幅があるので噛みやすいです。 で、まぁ、吸いながら改めてグレインを鑑賞していると、何のかんの言ってもやっぱりストレート・グレインは美しいなと感じます。今回の「グレードB」は何箇所かグレインが乱れている部分はあるのですが、ほとんどが美しいストレート・グレインで、鑑賞して十分に楽しめるだけの内容があります。そして、喫味に影響しないとは言え、美しいパイプで煙草を吸う満足感というのも、確かに存在するのだなぁと感じます。 喫煙中盤まで進んだ所で気付いたのですが、このパイプはボウル側壁にかなりの厚みがあるので、熱が伝わりにくいようです。手に感じる熱の割りには煙の温度が高く、ともするとやや過燃焼気味になってしまいます。喫味の中に、ブライヤが焦げる酸っぱい味が混ざる事があるので、過燃焼にはいつも以上に気を使う事になりました。この辺は、ショップさんでのレストアの過程で、ボウル内面のカーボンがほとんど取り払われているのも効いているかも知れません。 という事で、喫煙終了。いつも以上に過燃焼に注意する必要がある事を除けば、喫味としては上々のパイプでした。そして、喫煙中のグレイン鑑賞は、やはり良い経験でした。グレインの美しさというのが、これほど心に響くのであれば、グレインでパイプの価格が大きく変わってくるのも納得です。 今回は、良い買い物ができたと思います。[美しい煙草ブログは此方 Click!]
2014.06.30
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ポール・ウィンズロウのパイプのファンである私としては、低価格ラインの「クラウン」シリーズだけでなく、上位の「ウィンズロウ・パイプ」のラインの高グレード品をいつかは欲しいとずっと思っていました。で、この度、ドイツのネットショップでたまたま見つけたのが「グレードB」の中古品です。 ウィンズロウのパイプで「グレードB」と言えば、上から三つ目のグレードになります。最上位は特注品も含んでいると思われる「プライベート・コレクション」で、その次が「グレードA」、そして以下「グレードB」から順に「グレードE」まであります。 日本国内における「グレードB」の新品価格は、希望小売価格(税込み)で84,240円で、安売り店でも63,000円以上します。なかなか手の出る価格ではありません。しかも、中古品もほとんど日本市場には出回りません。 今回購入した中古の「グレードB」は、現地価格(VAT19%込み)で300ユーロ、VATを除いた額が252.10ユーロ、為替レートが1ユーロ=144.85円でしたから、日本円では約36,500円だった事になります(関税等・消費税・送料を除く)。この金額なら、ちょっとした資金計画の範囲で手が出せます。しかも、ショップさんが売っている中古ですから、品物の状態に安心感があります。 という事で、手元に届いたパイプが上の写真の品物です。いかがでしょう、さすが「グレードB」だけあって、なかなか見事なグレインです。 パッと見は小さなチョビー・タイプにも見えますが、全長は140mm超で火皿内径は22mmありますから、かなり立派なサイズです。ウィンズロウのパイプにしては比較的オーソドックスなシェイプで、アップルのハーフクォーター・ベントのサドル・マウスピースという事になりますでしょうか。 シャンクエンドには特に装飾はなく、中古なりの小傷もありますが、まぁ気にするほどではありません。一方、煙道口はボウル底にめり込むでもなく、普通に良い位置に開いていますので、快適な喫煙ができそうです。因みに、このパイプは9mmフィルター仕様です。 さて、このパイプの喫味に関しては、次回の記事でレポートしたいと思います。[見事な煙草ブログは此方 Click!]
2014.06.29
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海外のネットショップからパイプ類を購入し、品物が到着しました。今回利用したショップはドイツの以下のお店です。 「Estervals Pipe House」 購入品は上の写真の通りで、内容は次の通りです。○ポール・ウィンズロウ・パイプ(グレードB)(中古)(252.10ユーロ)○ポール・ウィンズロウ・ブライヤタンパー(28.57ユーロ)○モリーナ製9mmアダプター(5個)(4.2ユーロ)○ファウエン製9mmペーパーフィルター(40個入り1箱)(3.11ユーロ)○ファウエン製ロングモール(2袋)(4.62ユーロ)○おまけ:ファウエン製9mmチャコールフィルター(10個入り1箱)、ファウエン製モール(ノーマル1袋) 購入額は現地のVAT(19%)を除いて292.60ユーロで、送料は37ユーロでした。日本円での送料込み支払額は47,742円でしたから、為替交換レートは交換手数料を含めて1ユーロ=約144.85円となります。また、この金額とは別に、日本の関税&消費税3,000円と通関手数料200円を荷物到着時に支払いました。 ざっくり言って、この内容を約51,000円で購入した訳です。 冷静に考えると、このショップさんの送料は少し高い感じがします。送料37ユーロは、このお店で設定できる最低の金額なのですが、日本円にして約5,300円超ですから、なかなか厳しいです。また為替レートで考えても、今のレート状況はそれほどお得ではないように思います。 ただ、今回購入したメインの二つ=高グレード中古パイプと作家物タンパーは、日本国内ではほとんど入手できない物です。ウィンズロウの高グレード品の中古は、ヤフオクでも年に1回出るかどうかで、しかもこのグレードBを新品で買うと最低でも60,000円以上はします。またウィンズロウのタンパーでカラフルなアクリル製ではない今回のタイプは、日本国内はおろか、海外でもなかなか売っていません。 こういう状況だと、少々送料が高かろうが、為替レートが不利であろうが、思い切れるという訳です。 お店の対応は、ちょっと素っ気ない面はありましたが、確実な仕事に好感を持ちました。注文&支払い手続きをした翌日に発送が行われ、その10日後に自宅に荷物が届きました。なかなかのスピードです。 ただサイトとしては、やや不便な面もあります。注文手続きから支払いに移るプロセスがサイト上にオートマチックでは存在せず、金額が明確になった時点でペイパル(または銀行振込)のマニュアル操作で自ら支払いをしなければなりません。この辺はサイト改良の余地がありそうです。 さて、今回の購入品ににつきましては、後日改めて個別にレポートしますので、お楽しみに![高グレードの煙草ブログは此方 Click!]
2014.06.23
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