全くの不意打ちだった。こんなことが突然起こるとは、想いもしていなかった。
事の起こりは、12月9日(土)。この日、休日出勤日の私が夕刻、自宅に帰ってみると、カミサンが
「窓の上から何やら水が漏れている」
というのだ。
たしかに、ポツリポツリと天井の隅から窓に向かって滴が垂れている。カミサンが身近にある板材やらビニールやらで応急処置を施して、とりあえず流れ落ちてきた水はビニール袋に貯まるようにしてあった。
実生活上はさした問題ではないではない(とこの時は思った)が、問題は水がどこから漏れているかだ。
窓ぎわということで、最初、外の雨どいが壊れて家の中に雨水が流れ込んでいるのかと思った。
しかし、この日は晴天だったし、それ以前も数日間にわたって、雨が降った記憶はない。あらためて家の外から確認したが、雨どいの水が天井を伝って流れてくるような経路はない。
その一方で、廊下の真上には、トイレと風呂、洗面所がある。
昔、カミサンが洗面台の掃除中に誤って配管の継ぎ目を外してしまい、洗面所が水浸しになったことがあった。とはいえ、そのときは1階まで浸水したわけではなかった。今回、目視した範囲では、洗面台の配管に異常はなく、トイレも漏れたり溜まったりしている様子はない。
そうなると、天井をを通っている水道の配管のどこからか水が漏れだしていることを疑わざるをえないのだが、こればかりは目視で確認しようがないし、窓際を配管が通っているという話も聞いたことがない。自分達だけではお手上げである。
まあ、漏れている水の量も大したことはなかったし、そのうち止まるかもしれないので、とりあえず、週末様子をみて、月曜日以降に、いつも世話になっている工務店の職人さんに来てもらおうということになった。
ところが、である。
日曜日の朝(写真はすでに夕刻だが…)、起きてみると、廊下が水浸しになっているではないか。
だんだんと水漏れのペースが速まり、カミサンが用意していたビニール袋からあふれ出してしまったようなのだ。これはいかんと、あらためてビニール袋を張りなおそうとしたところ、最初の箇所以外にも3か所から、同じように水漏れしていることを確認。
このあたりで、カミサンも私も、事態を軽く見すぎていたことをあらためて認識する。
水漏れは時間とともに勢いを増し、もはやポツリポツリというペースではなくなってきた。また、漏れてくる箇所もだんだんと増えてきた。酷い箇所では、1時間で大きなコップ一杯分ほど溜まってしまう。
上の写真は、ビニール袋で受けるのをやめて、ごみ収集袋に変えたところだ。
しかし、これではビニールに水が溜まると、その重みで支えの板が保たなくなるのは明白。
たまらず工務店に再度電話をしたが、日曜日ということで職人さんを手配することはできず、早くて月曜日の午前中だという。
といって、これだけのペースで水が漏れてくるのだから、ほったらかしにしておくはいけない。結局日曜日の午後から、ほぼ1時間おきにたまった水を汲みだすという作業に奔走することになった。
そうこうするうちに、水の勢いはさらに増してくる。1時間にコップ1杯だった漏水量が、夜には風呂桶一杯ぐらいのペースになってきた。
さらにショックなことが起きた。ビニール袋を止めるために刺していた天井の画びょうを抜いたところ、なんとそこからも水漏れが始まったではないか。
これは、ひょっとして天井全体がすでに水浸しということなのか。
あらためて、天井を触ってみると、一部が明らかにグッショリと湿って重々しい感じになっている。
写真ではよくからないかもしれないが、壁のあちこちにも水膨れのような膨らみが出来始めていた。天井の水が、壁紙の裏側を伝って、天井から水が滴り落ちてきているということなのだろう。
正直、このころにはカミサンも私も恐慌状態だった。あちこちにたまった水を汲みださないと、あっという間に廊下が水浸しになってしまうし、そこかしこの壁紙はぶよぶよと膨らんでくるし…。
そのうちに天井が崩落するのではないかという恐怖もあった。
作業の合間に実家や友人にこの惨状を伝えたのだが、LINEではこの切迫感はまったく伝わらないのが悲しかった。
何度もしつこいと思いつつ、あらためて工務店に電話で催促。我が家を使い続けられなくなるかの瀬戸際だとまで言って、翌朝8時過ぎに職人さんに来てもらえることになった。
結局、その晩、私はほぼ1~2時間おきに起きて、夜の間ずっと水の汲みだしに追われることになった。
ブログのタイトル変更に悩む 2024年02月16日
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