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保険の異端児・オサメさんComments
7月13日、25年ぶりに訪れた松本。そのシンボルと言えば、国宝・松本城。しかし久かたぶりの天守を目の前に、入口の大手門には入城待ち30分の案内が。。。既に閉門の17時まで1時間を切った状況下、慌ただしく見るくらいなら出直した方がよかろうと、再び訪れたのが7月14日午前。狙い通りスムーズに本丸への入城を果たす。
松本城の天守閣に登閣するのは3度目だか4度目。最後に登ったのは1985年ではないかと思うが、その記憶も既に定かではない。当初、小雨混じりの天気もすぐに晴れてくるのだが、まずは登閣に先立って本丸の一角で催されていた野点茶会へと足を進め、天守閣の雄姿をご馳走に、煎茶を一服、二服とし寛いだ。

3連休の中日、そうこう寛いでいるうちにも本丸へと続々と入城する観光客の波は途絶えることはない。そしてそれを迎えていたのが、はるばる隣国美濃からやってきた岐阜城盛り上げ隊。天守閣の石垣の前、斉藤道三らの一行が、訪れる観光客との記念写真に応じて、気分を盛り上げる。そして、我々もその順番待ちの列に並んでいた。
戦国期に建てられた現存する天守(松本、犬山、丸岡の3城のみ)としては、唯一の5層の連立天守を誇る松本城。その黒塗りの実戦的な外観は、同じ5層の連立天守閣の姫路城の優雅さとは対照的。その他の国内現存天守には決して見られない威容だ。幾多の城を歩き、数10年ぶりに再び訪れてみて、あらためてそれに気付かされる。
天守閣の内部も5層という外観とはさほど広々したものでもない。上層階へと上がる階段は急峻で、最後の登りには梁と交差する箇所もあったりで、なかなか難儀である。そんなわけで天守閣に入ったはいいが、まだ低層階にしてほどなく渋滞の中に埋もれてしまう。その様は、まるで混雑する美術館さながらで、流れに身を任せて、ただゆっくりと進むのに似ていた。
限られた空間、各階が、くねくねと列を作った人で一杯になった状態に、400年以上も前に建てられた天守閣自身の耐荷重は大丈夫なのだろうか、と余計な心配が頭をもたげる。当然籠城戦というのも考えて建てられている筈と思えば、そんな心配もないのだろうが、それはこれまで多くの登閣した城郭でも経験したことも混雑ぶりだった。果たしてどれだけの時間をかけて天守閣の最上階に辿り着いたことか、30分以上かかったことは疑いようがない。

天守閣から眺める、松本城下、そして遥か北アルプスに美ヶ原高原。入城時の雨もすっかり上がり、 雲も晴れてきたのは幸いだった。その切れ目からアルプスの山々の雄姿を拝むことが出来た。そして、眼下の本丸に目をやると、天守閣への入場を待つ長い列が。。。
天守閣の雄姿を目に焼き付け、いよいよ本丸を後にすると、大手門に立つ案内板には、何と"80分待ち"の文字が記されていた。本当に早く訪れてよかった。
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