PR
カテゴリ
カレンダー
コメント新着
キーワードサーチ
フリーページ
購入履歴
そして3曲目の交響曲は、チャイコフスキーの第5番。アマチュアオケのど定番な曲の一つです。楽器編成は大きいけど特殊楽器は不要(なにせ、打楽器がティンパニ一人だけ)。どの楽器も適度に見せ場があり、最後の盛り上がりは抜群。ただ体力が要る(笑)ため、特に学生オケがよく取り上げる曲のように思います。
6年前にも素晴らしい演奏を披露
しています。この6年間での滋賀医大オケの実力向上は質・量とも目を見張るものがあり、それに応えたかのようにマエストロの解釈も、一段と自在にオケを動かすようなものになりました。それでもオケはちゃんとついてくるので、お客様で「岩井マジック」好きな方にはたまらない演奏になったのではないかと思います。個人的にも、初めてこの曲を演奏させてもらった京都府立医大オケ(現: 三大学合同オケ
)で一緒に弾いたNさんとのプルト、ということでこれも感慨深いものがあり、二人して現役の前列(トップ)プルトに爆音を浴びせてしまいました。というトップのIさんは中学からコントラバスを教わり、今も 京都ジュニアオケ
で弾いている、京都のコントラバス奏者の若きエリート。(現役国立医大生ですから、勉強もエリートですが)凄いメンバーに囲まれて、思いっきり弾くことが出来ました。
演奏後はいきなりブラボーをいただき、この曲らしい、そして70回にふさわしい盛り上がった終演となりました。
アンコールは一転渋く、エニグマ変奏曲の「ニムロッド」。派手な曲のアンコールが多い当団では珍しい。まぁチャイ5がド派手な終わり方なので、必然的にこういうくくりになったのかも知れません。そしてこの曲は近代曲だけあってコントラ音が必須(D/Es)なので、エクステンダーご登場となりました。後日聴きに来てくれた知人が、「楽器の下の方を何かいじってたのは何?」と質問してくれ、コントラバスの音域拡張の話しからじっくりさせていただきました(笑)。この曲自体、一度定期のプログラムとして滋賀医大オケでじっくり取り組んでみて欲しいですね。
打ち上げは、いつもの「 焼肉の麗門
」(石山)。指揮者の講評などは社会人オケと同じですが、なんと言っても学生オケだと「この演奏会でオケ活動終了(卒団)」という節目となります。演奏会で上手く演奏できて涙、失敗して涙の青春いっぱいの挨拶があります。そして部長や執行部の交代(これも学生オケなら毎年ありますね)。学生オケでオケを初めて以来うん十年経った私も、この風景見ているとその当時に戻った気分がしてきます。
そして打ち上げ中現役ベース奏者さんと話ししていて、実はその方が中学時代に私の師匠に教わっていたことが判明(学校にレッスンに来てくれていたようです)。今年3月に亡くなった師匠にとって、最後に近いお弟子さんだったわけです。道理で音が大きく、合わせやすいわけだ(笑)。実は私と同じプルトで弾いたNさんも、同じ先生門下です。前列のうち二人は私が手ほどきしたので、先生の孫弟子に当たるか。このオケでも先生の一門が活躍している、と嬉しくなりました。
滋賀医科大学管弦楽団 第71回定期演奏会… 2019.12.28
滋賀医科大学管弦楽団 第69回定期演奏会(… 2018.12.08
滋賀医科大学管弦楽団 第68回定期演奏会(… 2018.06.09