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楽しいフランス・バロックでした。地域の音楽祭はこういったレアもの狙い目ですね、音楽関係者だけでなく地域の愛好家も見に来るから盛り上がります。指揮者、寺神戸氏の企画はいいです。バロックへの情熱も感じました。
プラテは、蛙の妖精(女王)というから、カウンターテノールかと思ったら、普通のテノールなんです!
ジュピタル(ゼウス)の偽プロポーズを信じる、見た目はイマイチという設定だから、男が演じたほうがいいんでしょうね。
でも、プライド高いけど純情という役回りも表現しなきゃならない難役と思います。この主役をいかにうまく演じるかで決まる演目だと実感。
タイトルロールのマティアス・ヴィダルよかったです。
ベツァベ・アースはバロック的な硬質な声でよかった。バリトンのフルヴィオ・ベッティーニは美声が響いて、もっと歌ってほしかった。
ジュノン(ヘラ)の小野さんは少ない出番だけど、役柄表現うまい!
モミュスの小笠原さんは、狂言回しの役だからこそ、演技も歌も重要ですね。印象残ったしよかったです。2幕、2階席で歌ったジュピテルが舞台の雲になっての登場に間に合わなくて、代わりに雲パネルもって登場して、あとで交代して舞台袖捌けていくのは、小劇団風ノリだった[m:50]
やっぱ舞台は楽しくなきゃね。アンコールで合唱繰り返し、盛り上がりました。
セミ・ステージ形式/フランス語上演/日本語字幕付
指揮 寺神戸 亮
管弦楽・合唱 レ・ボレアード(オリジナル楽器使用)
プラテ マティアス・ヴィダル
フォリー/アムール ベツァベ・アース
ジュピテル/サテュロス フルヴィオ・ベッティーニ
ジュノン 小野 和歌子
シテロン 与那城 敬
メルキュール 安冨 泰一郎
クラリーヌ 鈴木 美紀子
モミュス 小笠原 美敬
タリー 高橋 美千子
テスピス 石川 洋人
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