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高尾山_story(4100)2016.1.29高尾山 ロープウエイ 展望台より高尾の山稜が八王子、町田、相模原で尽きてしまう。その最後の山々の遠近に比例した青の色調が面白い。徒然の記1 歩き塾2016.1.19 9:30 八王子市の裏高尾にある駒木野庭園に13人が集まった。歩くことが何よりも好きな仲間がこれから高尾や裏高尾のフィールドワークなどを重ねながら各自持ちネタを披露しつつ、将来に向かって何かを形にしていきたいという趣旨で集うのであるが、まぁ第一回目は、軽く足慣らしという感じ。その初回の講師を務めた。リュック姿が何人も。寝袋持参を謳っていたので、おそらくcaminoスタイルでの参加ということになったのだろう。午前の講義2時間、午後の歩き2時間の予定であった。午前の講義のタイトルは「楽しかったポーランドの旅」「旅の準備」編、「ルート」編「スケッチと写真集」編と3つほどPowerPointのブックを用意した。機器は、パソコンは、Mac-mini、Thunderbolt(サンダーボルト)のHDMI端子、プロジェクター。和室と板の間を使用しての講座。最初は自己紹介など。そのあと板の間に移動し、幻灯機(プロジェクター)で映像を白い壁に移す。板の間は寒いので寝袋などにくるまれながらの鑑賞。今回の旅についてはほうぼうで喋る機会があり、”語り部”としてお呼びがかかる。準備段階も含めると本人でも面白い旅日記となる。時間は6時間ほどかかる内容であるため、それを1/4などに絞ってお話をしている。さて午後は木下沢(こげざわ)梅林までの往復7kmを歩く。高尾山の北側斜面や小仏川周辺にはまだ雪が残り寒いが、日差しもよくそぞろ歩き。小仏の関所跡、終戦10日前に爆撃に会い50人強が犠牲になった猪ノ花トンネルの碑などを通過し、梅林へ。2月下旬からのopenにはまだ日があり門は閉じていた。ここでUターン。帰りは同じコース。摺差(するさし)で、お豆腐屋さんがあり厚揚げやドーナツなどをお土産に買う。Caféは店が閉まっていた。次回は浅川公民館2/11。スイス・チューリヒ州ヴィンタートゥール(Winterthur)出身のトーマス・コーラーさんがSkypeで現地から対応してくれる。漢検2級合格の実力をお持ち。震災の後、実際の日本を知ろうと日本を南北2700kmを旅した。映画「ネガティブ:ナッシング 全てはその一歩から」の上映。時差もあるため午前山歩き、午後講演という形である。多数の参加者を募りたい。語り部としては、本日1/29(金)に、再度「NARP関東(Nippon Association for Refreshing Person) (米国AARP(全米退職者協会)の日本版)で「帰国報告会」を行ってきた。1時間半の予定はあっと言う間に過ぎていった。ここへもリュック姿で登場した。当blogの訪問客が非常に多くなってきているのは、今回の奇異な旅行のせいでもある。徒然の記2 海外安全虎の巻パスポートを10年ぶりに更新した。ICチップが搭載されたページが途中に挿入されており分厚く、曲がらないように出来ている。小冊子を貰った。「海外安全 虎の巻」である。この中に「3.ケーススタディ集~旅先のトラブル事例と対策~」の「多くの日本人が巻き込まれる財産犯罪」というのがあった。日本人が巻き込まれたトラブルの中で群を抜いて多いのが、窃盗、強盗、詐欺などのいわゆる財産犯による被害で、事故・事件の3割を占めるという。スリ、置き引き、ひったくり、窃盗(車上荒らし、ホテルの部屋)、いかさま賭博、偽ガイド、偽警察官、ぼったくりバー、宝石詐欺・高額絨毯・クレジット詐欺、強盗、睡眠薬強盗、首絞め強盗、ホテルでの強盗、カージャック、夜間・早朝の路上強盗、悪徳タクシーなどの事例集。もう犯罪のすべてが凝縮されている内容である。海外で狙われる日本人が多いのは、すこし裕福なうえに日本が余りも安全すぎて警戒が疎くなることに起因している。一人旅行でテント生活なんて、考えられないほど危なかったことが分かる。さて、ウィーン、ドイツへ音楽の旅をしてきたカミさんが帰国した時に「これは来年まで言えない!」と思わせぶりな発言をしていたのだ。封印が解かれる日を待って、聞いてみた。小生も昨年の旅行期間中に気になっていたことである。「あの・・。去年。来年まで言えないって言っていたよネ」「よく覚えているわね」と。喋り始めた事件とは・・・。「ウィーン市内を観光していると、「チェンジマネー」と言いながら両替を求めて近づいてきた男がいた。しっこくつきまとわれ困っていた。しばらくして別の男が近づいてきて、警察手帳を見せながら、その男を追い払ってくれた。そしてこちらにも闇両替の疑いがあるとして、パスポートと財布の提示を求めてきた。それを渡すと中身を確認しそのまま返してくれた。ホテルに帰ってから財布を確認すると高額紙幣が抜き取られていた。と。この虎の巻にあった、ケースとそっくりな手口である。手品師のような鮮やかな手口。高額紙幣だけを分からぬように抜き取るのである。警察は偽警察。みんなグルになっているのである。偽札の疑いがあるとして紙幣を没収するケースもあるという。どの国の警察官もよほどのことがない限り路上で持ち物検査をすることはない。一部の国では本物の警察官が観光客を騙すという。冷静にお対応し警察手帳の氏名や人相を確認するなど対処。白昼堂々とはがい絞めで、全てを奪っていくケースなど多種多様。もう自宅以外に安全なところはない。それでも君は海外に行く?徒然の記3 久々のViolin-ViolaのDuo2016.1.25この日はほぼ1年ぶりのViolin-ViolaのDuo。杜のホール橋本の音楽練習室を借り切ってのアンサンブル。実に楽しかった。”音楽の友”が今回の旅の記念版として、2つの冊子を用意。・ショパン 17のポーランドの歌より 6曲、・ショパン ノクターン第20番・モーツアルト ヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲 K.364 第3楽章 最初~第241小節徒然の記4 サンティアゴ巡礼路のKMLファイル(Google Earth上に各caminoルートが表示される)参考にしたURL・・http://www.mapacaminosantiago.es/caminogps/index.htm caminoごとに整理してみた。項番は、フランス人の道の途中のBurgosあたりに時計を置いた時の大体の時針の位置 例;2は2時の時針を表す。略号 SJPP:Saint-Jean-Pied-de-Port、SC:Santiago de Compostela太字は今回の旅で通るcamino道1Camino Francés 791km(フランス人の道:SJPP/Roncesvalles-SC via Pamplona,Logroño,Burgos,Sahagún,León,Astorga,Melide)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/caminofrances/caminofrances.zipCamino de Invierno 208km(Ponferrada-Lalin)2 Chemin de Paris 1000km (Paris-SJPP via Orlléans & Tours),Alt route 170km(Chartres-Soulac-Tarnos)3 Chemin de Vèzelay 900km(Vèzelay-SJPP via Bazas Ext. Namur(ナミュール;ベルギー) & Mastricht(NL))4 Chemin du Puy 740km(Le Puy-en-Veley-SJPP Ext.Geneva,Konstanz,Prague)5Chemin d'Arlers 759km (Arles-Somport Pass-Puente la Reina)Camino Aragonés (アラゴンの道;Somport -Obanos-Puente la Reina KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/caminoaragones/caminoaragones.zipCamino Castellano-Aragonés 229km( Gallur -Santo Domingo de Silos) Camí de Sant Jaume 600km(Port de Selva-Jaca)Camino Jacobeo del Ebro 451km(Deltebre-Logroño)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/caminoebro/caminoebro.zipCamino Castellón – Bajo Aragonés 281km(Castellón de la Plana -Fuentes de Ebro (Zaragoza))Camino Catalán (desde Barcelona) 317km ( Barcelona-Montserrat-Pina de Ebro)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/caminoportogues/caminoportogues.zipCamino Catalán por San Juan de la Peña 237km(Anglesola-San Juan de la Peña,Santa Cilia de Jaca) Camino Nuevo Catalán (St Pere de Rodes-La Cellera der Ter)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/caminocatalan/caminocatalan.zip6 Camino de Madrid 320km(Madrid-Sahagún)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/caminodesntiagodemadrid/caminodesntiagodemadrid.zipCamino del Levante 805km (Valencia-Toledo-Zamora)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/caminodellevant/caminodellevant.zipCamino de Requena 199km(Valencia-Monteagudo de las Salinas)Ruta de la Lana 400km(Monteagudo de las Salinas-Burgos)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/rutadelalana/rutadelalana.zipCamino del Sureste 670km(Alicante-Mota del Marques)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/caminodelsureste/caminodelsureste.zipCamino Manchego 136km(Ciudad Real-Toledo)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/caminoportogues/caminoportogues.zipRuta del Argar 346km(Lorca-Mora)7 Camino Mozárabe 390km(Granada-Mérida(Málaga alt.Baiena,43km(Jaén-Alcaudete))KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/caminomozarabe/caminomozarabe.zipCamino de Almería 188km(Almería-Granada)8Vía de la Plata 703km(銀の道;Sevilla- Astorga via Granja de Moreruela)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/viadelaplata/viadelaplata.zipCamino de Cádiz 173km(Cádiz -Sevilla)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/caminodecadiz/caminodecadiz.zipCamino de Huelva 186km(Huelva-Zafra)Camino Sanabrés (サナブレスの道;Granja de Moreruela-SC)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/caminosanabres/caminosanabres.zip9Camino Portugués Central 504km(ポルトガル人の道;Lisboa-Porto-SC)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/caminoportogues/caminoportogues.zipCamino Portugués por la Costa 269km(Oporto-SC)Camino Portugués Vía de la Plata 230km(Zamora-Laza)10Camino a Fisterra(Prolongación a Fisterra) 87kim (SC-Finisterre via-Muxia-SC 114km)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/caminofisterra/caminofisterra.zipRuta del Mar 25km(航路)11 Camino Inglés 110km(イギリス人の道;Ferrol-SC)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/caminoingles/caminoingles.zip12Camino del Norte 830km(北の道;Irún-SC via Gijón,Arzur)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/caminocosta/caminocosta.zipCamino Primitivo 320km(プリミティボの道;Oviedo-Lugo-Melide)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/caminoprimitivo/caminoprimitivo.zipCamino de Baztán 103km(Bayona-Pamplona)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/caminobaztan/caminobaztan.zipCamino Vasco del Interior 194km(Irún-Burgos)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/camino-vasco/camino-vasco.zipCamino del Salvador 118km(Ovied-León)KMLファイル http://www.mapacaminosantiago.es/gps/caminodelsalvador/caminodelsalvador.zipVía de Bayona 285km(Bayona-Burgos)Camino Olvidado o Camino Viejo 449km(Bilbao-Ponferrada)Camino del Valle de Mena(Bilbao- Burgos)Ruta Vadiniense 200km(San Vicente de la Barquera-Mansilla de las Mulas )Calzada de los Blendios 188km(Suances-Carrión de los Condes)徒然の記5 GoogleEarth上のトレースタブレットにKMLファイルをロードタブレットにトレース済みのGoogle Earthを入れてみた。現在位置確認のボタンも付いている。これでもう十分ではないかという感じ。ただし、このGoogle Earth 動作が不安定。すぐ手書きの赤い線が居なくなるのでまだまだ信用できない。Google Earth上のトレース左・・GoogleMap右・・Google Earthトレースは道の軌跡を残し、すこしずらすようにする。元の道を残すようにトレースするのがよい。
Jan 29, 2016
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グライダーで空を飛ぶ_story(4076)2016.1.22関宿滑空場2016.1.16(土)快晴 微風5m今日はグライダーで空を飛んだ。初めての関宿滑空場(最寄り駅 千葉県 東武野田線の川間)。路線探索で、朝夕に限りでている1日3本くらいの「むさしの号」で、八王子から大宮へ。直通の楽ちんなミステリー号である。巡礼仲間4人が川間駅に9時に集合し、バスで「平井入口」へ。この間6kmほど。利根川が江戸川に分流する場所にあるのが関宿滑空場。この日は5機ほどのグライダーが大空を舞った。曳航機で引っ張られ、上空に達したあと分離。あとは上昇気流に乗って飛ぶというスタイル。滑走路は4本。A,B,C,Dを表すアルファー、ブラボー、チャーリー、デルタで呼ばれる。発音の混同を避けるためのフォネティックコード(phonetic code)である。600mの高さから筑波山、男体山、富士山が靄の上に見えた。完全に靄がなくなった場合は東京スカイツリーのアンテナ部分(ゲイン塔)が目線の高さにあるという。アルバイトの学生は3人で、大学のグライダー部に所属するという。スキーバス事故の翌日にあたるので聞いてみた。友達の友達がこの事故の犠牲になったという。13人もの学生の死亡となった。痛ましい。徒然の記1 Bananaカミさんの朝食の挨拶は「戴きます。」これが一般であるが小生は常に「戴いております。」なのである。朝食の支度の合間にすでにリンゴを食べ、キャベツのヘタの硬い部分を食べ、口は動かし続けているからである。なぜか・・こうでもしなければ”朝食の競争”に負けてしまうからである。キャベツの葉っぱを手でちぎったものを何枚置いたところで、リンゴの数をどれほど多くおいても、パンをどれほど厚く焼いても、食べる口の動きがすごいのである。ウサギのようにモグモグとしている間にあれよあれよという間もなく平らげていく。さて、バナナの支給方法を変えてみた。小切りにしたバナナは皮が付いているのであるが、最近それに切れ目を入れ、少し剥くような感じで盛るようにした。ちょっとした親切心であるが、手で皮を剥くことも無く、ホークのすこしの操作でバナナを口に運べるようになった。あっと、横道にそれた。あ! 敵はパンを全部平らげ、ヨーグルトに手を伸ばしかけている。こちらはリンゴが2切れとバナナが残っているというのに。慌ててそのすべてを口に放りこむ。数秒後、「ごちそうさま。」と涼しげな声が。こちらはコーヒーを口に流し込み、目に涙を一杯ためながら、「ごちそうさま。」とまだ口は動いている。すべてを台所に下げ、食器洗いにかかるも、口はまだ動いている。あぁ、ゆっくり朝食を食べたいなぁ・・。徒然の記2 UTMB (Ultra Trail du Mont Blanc) 、CCC (Courmayeur - Champeix - Chamonix) 今回の旅行では、フランス・ブルターニューに住む知人と数日過ごす予定として日程を調整している。camino仲間のこの知人は2010年にモアサックからしばらく行動を共にし、奥さんとは再びゴール手前のモンデ・ド・ゴーソ(Monte do Gozo)で会ってびっくりしたものだ。その息子さんとは2012年に一緒に富士山を登っている。なんと今回、8月下旬に同時に開催される2つのウルトラ・トレイル・ランのうちのCCCのほうに挑戦する。家族でサポートするために1週間シャモニーで暮らすのだという。1ヶ月のヴァカンスの期間に小生とも会うという予定を現在立ててくれている。嬉しいことである。さて2つのウルトラ・トレールはUTMB (Ultra Trail du Mont Blanc ウルトラ・トレール・ヂュ・モンブラン) とCCC (クールマイユール・シャンペックス・シャモニー・ウルトラ・トレイル Courmayeur - Champeix - Chamonix)である。UTMBのコースはモンブランの一周トレッキングコース(全長169.4km)で出場資格には厳しい制約があるが、制限時間46時間(16.3分/1km)で走り切れる自信が必要。高低差の合計は9889mで北アルプスの縦走路を松本から走って往復するくらいの脚力が必要。CCCはイタリアのクールマイユールがstartのトレッキングコース(全長106km) up-down 6,100m。富士山を一緒に上った時の印象はすごい。こちらは8合目の山小屋にへたり込むように到着しているのに、それから山頂まで行くと言って飛び出した。富士山頂往復を果たし涼しい顔で夕食を食べていた。深夜に正式に登頂を果たしご来光を拝んだが、彼にしてみれば2度目の山頂であったわけだ。恐れ入った。その友人も同じようなもので、2人はトレッキングマニアだったわけだ。そんなこととはつゆ知らず、高尾駅で待ち合わせたときは上から目線で「連れて行ってあげるよ」というノリであったが、完全に「引っ張っられながらの苦しい登山」となった。そんな彼のFacebookをみているとサーフィンなどもこなすスポーツ万能選手であったわけである。両親は2人ともCaminoを歩き、母親は1200km歩き通すような人なのでDNAが備わっていたのであろう。徒然の記3 ショパンピアノ協奏曲1番2016.17(日)この日は2回同じ曲を聴くチャンスがあった。一つは、音泉(おんせん)室内合奏団第47回東京公演(場所:上野学園 石橋メモリアルホール)での岩波 佳代子さんのピアノで(こちらは、指揮者をたてない室内合奏団)もう一つは、Eテレの「クラシック音楽館」でショパンピアノ国際コンクール覇者チョ・ソンジンがN響第1821回定期公演(2015.11) 指揮者:ウラディーミル・フェドセーエフ(ロシア)前者は、アシュケナージ のように、ピアニストが指揮をするという演奏スタイルと似ていて、ピアニストが客席に背中を向けピアノを弾く。ピアノの響板を取り除いて、オケ全体が見渡せるというスタイルの演奏であった。しかしピアニストが指揮をすることはなく、みんなが聴きあって合わせていくという演奏。いつもとは違った響きのショパンピアノ協奏曲であった。N響のはさすがに聴きごたえのあるピアノ協奏曲1番となった。この韓国人チョ・ソンジンはまだ20歳。10歳のとき(2005年)にブレハッチの演奏を聴いてあこがれ、いつか自分もショパンピアノ国際コンクールに出て優勝をしたいという夢をもったというほどで、ブレハッチを師として仰ぐ。アンコールもブレハッチが演奏会のアンコールでよく奏く前奏曲で、ピアノ譜2ページに収まる短い曲。これを見てもチョ・ソンジンがいかにブレハッチを追いかけているいるかということがよくわかる。カミさんにしてみれば「まぁ、許せる」という範囲の好青年である。日本人と顔格好が似ている。まぁ好感をもって日本デビューを果たした感じである。近々東京オペラシティーでポーランドのワルシャワオケとの共演があり楽しみである。徒然の記4 サンティアゴ巡礼路とは今回の旅は、フランスのブルターニュー、ボルドー、バイヨンヌ、ベルリッツからイルンに入り、Camino del Norte 、Camino Inglésを通って、Santiago de Compostelaに入り、Camino Portugués por la CostaとCamino Portugués Centralを逆ルートでポルトガルに入り、更にスペインへに抜けてCádizに至り、Camino de Cádizでセビリアに行き、ジブラルタルに向かうという長大なルートである。たくさんの支線があるため、巡礼路をすこし整理してみた。実に47ルートもあった。一生かかっても歩き通せるものではないが、これを何回もスペインに行ってはこつこつと潰している人がいる。この他に450kmくらいのにピレネー縦走路(フランス側ではGR20、スペイン側ではGR21)が横たわる。歩く道がこれほど豊富な国はないのではと。まだまだ時間はある。100歳くらいまでにすべてを制覇したいものだ。項番は、フランス人の道の途中(Burgosあたり)に時計を置いた場合の大体の針の位置 例;2は2時の時針を表す。略号 SJPP:Saint-Jean-Pied-de-Port、SC:Santiago de Compostela太字は今回の旅で通るcamino道1Camino Francés 791km(フランス人の道:SJPP/Roncesvalles-SC via Pamplona,Logroño,Burgos,Sahagún,León,Astorga,Melide)Camino de Invierno 208km(Ponferrada-Lalin)2 Chemin de Paris 1000km (Paris-SJPP via Orlléans & Tours),Alt route 170km(Chartres-Soulac-Tarnos)3 Chemin de Vèzelay 900km(Vèzelay-SJPP via Bazas Ext. Namur(ナミュール;ベルギー) & Mastricht(NL))4 Chemin du Puy 740km(Le Puy-en-Veley-SJPP Ext.Geneva,Konstanz,Prague)5Chemin d'Arlers 759km (Arles-Somport Pass-Puente la Reina)Camino Argonés (アラゴンの道;Somport -Obanos-Puente la Reina)Camino Castellano-Aragonés 229km( Gallur -Santo Domingo de Silos) Camí de Sant Jaume 600km(Port de Selva-Jaca)Camino Jacobeo del Ebro 451km(Deltebre-Logroño)Camino Castellón – Bajo Aragonés 281km(Castellón de la Plana -Fuentes de Ebro (Zaragoza))Camino Catalán (desde Barcelona) 317km ( Barcelona-Montserrat-Pina de Ebro)Camino Catalán por San Juan de la Peña 237km(Anglesola-San Juan de la Peña,Santa Cilia de Jaca) Camino Nuevo Catalán (St Pere de Rodes-La Cellera der Ter)6 Camino de Madrid 320km(Madrid-Sahagún)Camino del Levante 805km (Valencia-Toledo-Zamora)Camino de Requena 199km(Valencia-Monteagudo de las SalinasRuta de la Lana 400km(Monteagudo de las Salinas-Burgos)Camino del Sureste 670km(Alicante-Mota del Marques)Camino Manchego 136km(Ciudad Real-Toledo)Ruta del Argar 346km(Lorca-Mora)7 Camino Mozárabe 390km(Granada-Mérida(Málaga alt.Baiena,43km(Jaén-Alcaudete)Camino de Almería 188km(Almería-Granada)8Vía de la Plata 703km(銀の道;Sevilla- Astorga via Granja de Moreruela)Camino de Cádiz 173km(Cádiz -Sevilla)Camino de Huelva 186km(Huelva-Zafra)Camino Sanabrés (サナブレスの道;Granja de Moreruela-SC)9Camino Portugués Central 504km(ポルトガル人の道;Lisboa-Porto-SC),Camino Portugués por la Costa 269km(Oporto-SC)Camino Portugués Vía de la Plata 230km(Zamora-Laza)10Camino a Fisterra(Prolongación a Fisterra) 87kim (SC-Finisterre via-Muxia-SC 114km)Ruta del Mar 25km(航路)11 Camino Inglés 110km(イギリス人の道;Ferrol-SC)12Camino del Norte 830km(北の道;Irún-SC via Gijón,Arzur),Camino Primitivo 320km(プリミティボの道;Oviedo-Lugo-Melide)Camino de Baztán 103km(Bayona-Pamplona)Camino Vasco del Interior 194km(Irún-Burgos)Camino del Salvador 118km(Ovied-León)Vía de Bayona 285km(Bayona-Burgos)Camino Olvidado o Camino Viejo 449km(Bilbao-Ponferrada)Camino del Valle de Mena(Bilbao- Burgos)Ruta Vadiniense 200km(San Vicente de la Barquera-Mansilla de las Mulas )Calzada de los Blendios 188km(Suances-Carrión de los Condes)徒然の記5 Kindle版上記に巡礼路にはガイドブックが豊富である。特に、フランス人の道、北の道など。ガイドブックをペーパ本ではなく電子書籍として購入すると、タブレットで持ち運びできるため有用である。ただ注意が必要。Kindle版の場合は、データがダウンロードされるのではなくクラウド(雲の上)に存在する。ユーザIDとパスワードでどの端末でも読めるがコピーはできない。しかもNetがない場合は読めないという事態に陥る。つまり山の中で、ガイドブックを見て教会の歴史を探るなどの使い方は出来ないということである。冊子に付いている地図を見よう思ってもアクセスができない。予めNetが繋がる時に画面コピーをしてその画像を保存しておく必要がある。ただ地図に関しては「Buen Camino」などのタブレット版のアプリが売られているので現地ではそれを指標代わりに使えばよいであろう。
Jan 22, 2016
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正月running_story(4075)2016.1.15初富士早朝runningで、津久井湖の見晴らし台へ。ここは標高500m。石老山の山稜、大室山、富士山が屏風のようにそそり立つ。その前にあって、津久井湖の町々はまだ日の出を迎えていない。相模原市のこの日の日の出時刻は6時52分。6時半ごろから赤く富士が輝きだした。北東の向きは雪があり綺麗。ただ、石老山の山稜は、非常に複雑な襞があり暗い陰影が何百とある。スケッチが至難な山でもある。いつかこの襞だけを絵にしたいものだ。東山魁夷のように。徒然の記1 教えて!航空運賃の仕組み航空券比較検索エンジン「Skyscanner(スカイスキャナー)」などを活用しながら、チケットをgetしようと考えている。早割りなどと慌てる必要はない。今時ヨーロッパに行く人は以前ほどは多くはない。ただ見積もる時いつも思うのが条件によってどうして数万から数10万円もの隔たりがでてくるのかということである。日程変更が可能かということも値段に影響する。また1日で行けるところが2日もかかってしまう場合もあり、乗り継ぎの不便さも考察しなくてはならない。羽田発着の時間も条件が悪いと、午前6時発、午後11時着などと。我が家からアクセスは不可能である。さて航空会社であるが、往復に3ヶ月のインターバルがあったとしても、同一空港、同一航空を利用した方が断然安い。たとえば羽田ーParisの往復は8万円くらい。しかし、片道のみで、往路:羽田→Paris、復路:セルビア→(Paris、ドバイ、)→羽田 は25万円以上。この差17万円。セルビアからParisまで鉄路は1.5万円ほどであるので、同一空港、同一航空会社を利用する場合は9.5万円で済む。ただ移動に1日を要するので、その経費分1万円を加えても、10.5万円ですむ。まだ14.5万円も安い。このように同一空港、同一航空を利用した方が断然安い。また片道のエコノミーよりも往復のビジネスの方が安いという現象もあり、徹頭徹尾、同一空港、同一航空会社の往復利用が標準運賃であるようである。それから外れるルートでは、とにかく高くなってしまう。以前こういう人がいた。自転車の輸送サービスを受けるためにも、往復チケットの所持が条件だったと言う。旅程の定まらない自転車旅行では帰りのチケットを事前に押さえることができなかったため、なんと行き帰りでそれぞれ往復チケットを買ったという。残り半分をどぶに捨ててもそのほうが安かったという。旅慣れている人たちにこの理由を教わりたいものだ。徒然の記2 ルート作図(トレース作業)講座 その2(Google Earthでのトレース方法) 都市の道路をすでに2000kmは歩いている(総合計は3500km)。といってもGoogle Earth上ではあるが。このトレース作業を前回に続き-その2-をお送りする。ロータリーはちゃんと横断歩道を渡るようにする。太い道では道路の端(進行方向の右側が順方向、左側が対向方向。歩道があれば(主に住宅地域)順方向、歩道がなければ対向方向)を進む。Google Earthでのトレースでは、線の先端が青いマークである。それを尺取り虫のように伸ばしていけが良い。間違った点は右クリックで消える。コースが目標カーブと大きくズレてしまった場合の修正方法は、修正区間の始点をクリックし、そこを青い点とする。赤い点と青い点の間で、多数の点を追加することができる。このようにしてカーブの曲線が実現される。最初から細かく書いて行くのは能率的ではない。おおざっぱに直線を決め、あとは微調整するほうがよい。再び、最先端の点をクリックして(青くして)、作業を続けていく。カーブの場合は道路に沿ってトレース。直線の場合は一気に1、2kmをトレース。景色を楽しみながら距離を伸ばしていく行為はマラソンと似ている。1日の行動距離を超えるようであればそこにマーキングをしておく。ホテルやテント場といった別の要件が発生するからである。Google Earthの航空写真が黄色であれば秋の紅葉や冬枯れの地肌の色である。撮影日も確認しておく。例えば「画像取得日:2011/3/23」など。ブドウ生産地域であればブドウが枯れ木の状態であることが確認できる。牧場であれば放牧されている動物の影が映っており面白い。最も楽しい瞬間である。これで、旅を事前に堪能することができる。caféなどの店をGoogle MapとGoogle Earthいずれかで見つけて途中休憩しよう。ルート図は名前を付けてお気に入り欄に並べることができる。 山岳コースの場合のトレース方法スペイン北の道は山岳コースが多い。Google Map上には山道は表記されない。Google Earth上で道が確認できれば問題はないが、木が茂った森の場合は歩道部分が確認できない。その場合の特殊技。Google Map上には道がない場合(その1)スペインcamino 北の道Gernika-Lumo間GoogleEarth上には写真投稿の位置が四角いマークで示される。GPSが記録された写真であれば正確ににcamino道の上に点がくるため良い指標となる。Google Map上には道がない場合(その2)スペインcamino 北の道Portugalete付近OSM(OpenStreetMap)から山道を特定できる例OSM(OpenStreetMap)であれば山道でも生活道路として登録される。スペインだと(http://www.openstreetmap.es/ )や、その下部の地域ごと例えばSantander近辺のOSMは(map:Santander http://www.openstreetmap.org/#map=10/43.5353/-3.7516 )を参照しながらトレースができる。これ有用!徒然の記3 山谷ミニコンサート 台東区日本堤にある教会で定期的に8,12月を除いて第3金曜に開催している山谷ミニコンサートは今日(2016.1.15)で第67回を迎えた。小生は2012.3あたりから30回くらい出席したであろうか。今月の伴奏をもって、またしばらくお休みする。今日はチェロ以外には、フルートとVaしかいないため、伴奏曲が最大の6曲となった。演歌はViolaの音色によくマッチし、山谷のおじさん達と大合唱。ブラームスの子守歌(va 伴奏)、かくれんぼ、まんが日本昔ばなし(va 伴奏)、ありがとう、君恋し(va 伴奏)、赤いグラス(va 伴奏)、君こそわが命、ふれあい(va 伴奏)、女の港(va 伴奏)、365歩のマーチ(全員) しばらくお別れとなるので、アンコールタイムで「G線上のアリア」をSoloで弾いた。皆さんまた逢う日まで! 反省会を南千住駅前で行ったあと、東京国立博物館へ。大兵馬俑展に向かった。夕刻は、明日の遠足(?)の買いだし・・次回blogで報告予定。朝からメッセンジャーが飛び交っている。5人が集まるが唯ものではない。全員空を飛ぼうとしている!徒然の記4 百人一首我が家では百人一首を読み上げたりはしない。年始に孫たちがやってきたときに、4歳でも遊べるように、「坊主めくり」を楽しんだ。「禿」をめくれば、持っている札を全部差出し「姫」が出れば捨ててある札を全部貰えるとあって、人生ゲームのように浮き沈みが激しい。沢山持っているほど、「坊主」を引いた時の落ち込みはすごい。4歳の孫など、泣きわめくため、なだめすかしてゲームを続けなければならない。どうもこの年頃から「禿頭」を”面倒なもの”と思い込むようになるのではないだろうか。恐ろしい。さて、この百人一首。禿、いや坊主は15人。姫は21人。残りは殿方 64人。坊主が出る確率は15%。しかしながら、杯にはばらつきがあり、うまく切られていない場合は、坊主が続いたり、姫が続いたりする。なかなかスリルがあって面白い。百人一首を作る・・・このうちの一枚に伊勢(紀貫之と並び称される古今集時代の代表的歌人。伊勢守藤原継蔭(つぐかげ)の娘。)の「難波(なには)潟 みじかき芦の ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや」(難波潟の芦の、節と節との短さのように、ほんの短い間も逢わずに、一生を過ごしてしまえと、あなたは言うのでしょうか。)この歌の札を7歳の孫が突然作りたいと言い出した。創作意欲が湧いたということであるが、こんな不思議な少年を今まで見たことがない。持ってきたスケッチブックの紙を切ってカードにした。コローやモネが日本の浮世絵をまねて絵にしたように、複雑な漢字を、自作の小さなカードにそっくり写し取り絵まで添えた。裏紙を緑として、表に折り返して緑の枠としてテープで止めた。裏の緑には、銀紙を切って散らそうとしたが、裏になってしまったものを表に返す作業は至難。そこで銀色の色鉛筆でそれなりに手で書いて、札らしくした。創作「百人一首」が出来上がった。以降は、この創作百人一首の札も加えて、坊主めくりに打ち興じた。今回は初めて、兄妹で「お泊り」を経験。布団を山盛りにした中に3人で仲良く寝る。孫娘はすっかり成長したようである。「坊主めくり」に飽きた孫娘は、カミさんと店屋さんを始めた。姫のカードをきれいに並べて和服のお店を構える。どれを買っても160円か250円で、えらく安い。食いしん坊の孫娘に大きくなったら何に成りたいか聞いてみた。答えは「ちくわ」。さすがである。こちらの方がメルヘンチックで面白い。この孫娘 震災の年の6月2日生まれ。4月から年中組となる。徒然の記5 MediFlow中津川時代からもう10年以上使っている枕。中にクッション用の水を4Lから4.5Lくらい入れて使う。時々水を入れ替える。水を入れた分重たくなるのが欠点で4kgの枕など聞いたことがない。しかし快眠を続けさせてもらっている。先日のTVで枕博士が出てきて首の骨がまっすぐつながるような枕の角度と、寝返りが打ちやすい枕とは・・横向いたとき目、鼻、口が寝床と平行になるような枕の高さがよいんじょだと。そこで今日は、水を抜いたついでに水の量を、すこし減らしてみた。3.5Lくらいではどうだろう。枕が大きいのでぺしゃんこになったようなイメージであるが、余り高くならず、頚椎(けいつい)がでこぼこせず、直線状に並ぶようになっていれば良いとのこと。快眠状態であった。徒然の記6 洗剤の薄膜食器を洗っていて常々思うのは果たしてちゃんと洗えているのであろうか。という点である。いつぞや、洗剤をよく落としもせず水道水をさっとかけただけで、水切り網の上に置こうとしたが、それを見たカミさんが悲鳴を上げた。「なんてことをするの! ちゃんと洗い流した?」と。オーストラリアの主婦たちは、洗剤がついたまま、洗い流さずそのまま水切り網の上に置くだけだと聞いたことがある。こっちは一回さっと水に流しているのであるからそれで十分ではないかと思ったりしているのだ。そこで考えた。食器に着いた水分の薄い膜は、どれだけ水を流しても、くっついたままではないのかと。この膜。侮るべきではない。表面積が大きいほど、膜面積も大きい。手でごしごし水で流し落としたとしても、洗剤が何ppmほど付いたままで落ちはしないのである。それよりじっとガンマンしていれば、最後に膜ごと洗面台にポトリと落ちるのではないかと。ようするに洗剤を徹底的に洗い流す必要はないのではないかと。日本は水に恵まれすぎているのである。オーストラリアなどでは水が貴重品である。それで、洗剤が付いたまま水切り網の上に置くのではないだろうか。薄い洗剤の膜がポトリと下に落ちれば完璧にCleanな食器が出来上がるのではないだろうか。薄膜工学レベルでどなたか解明してもらいたいものだ。1.・・・徹底的に水で流しても、何ppmかは、洗剤が付いているのではないか。2.・・・自然乾燥の状態で、洗剤は流し去られるのではないだろうか。3.・・・日本の潔癖すぎる主婦たちは、何か間違っているのではないだろうか。
Jan 14, 2016
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空へ_story(4074)2016.1.8八王子城跡からの眺望この線上に、元八王子の住宅街。高尾駅周辺の高層マンション、みなみ野、町田、横浜ランドマークタワーがある。八王子城跡の本丸跡には、八王子のいわれが書いてあった。『延喜13年(913)に、華厳菩薩妙行(みょうこう)が山中で修行をしている際に出現した牛頭(ごず)天王と八人の王子に会ったことで、延喜16年(916)に八王子権現を祀った。この伝説に基づいて、北条氏照は八王子城の築城にあたり八王子権現を城の守護神とした。これが「八王子」の地名の起源とされている。』徒然の記1 空へ(In To Thin Air)ジョン・クラカワー(Jon Krakauer)著 海津正彦訳「空へ(In To Thin Air)」(1997.10)をこの正月に読み通した。1996年5月10日に起きたエヴェレストの大量遭難事故を元にした実録小説である。その登山から九死に一生を得て生還した作家が本人の記憶と、生還者のインタビューをもとに詳細なレポートに仕立て上げた。2015年秋に日本で公開された映画「エベレスト(3D)」はこのレポートをもとに製作されている。4日にNHK総合で放映された栗城史多(くりき のぶかず)の「5度目のエヴェレスト」や、近々公開される「エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)」など最近「エヴェレスト」が話題になることが多い。「空へ」の本には、春のベストシーズンに取り付いた16遠征隊の144人が登場する。この内訳は、隊長(筆頭ガイド、監督など)、副隊長、キャンプマネージャ、ガイド、サーダー(シェルパ頭)、シェルパ、ボーイ、コック、顧客など多種多様の人物が登場し、頭をフル回転させないと物語についていけない。この小説の中で難波康子さんが登場する。彼女は7サミッツ登頂という輝かしい記録を日本人2番目(1番目は田部井淳子さんで1992年、カルステンツ・ピラミッド(ジャヤ山)登頂したことで達成)に打ち立てたがその翌日(1996.5.11)遭難している。7サミッツとはアジア亜大陸 エベレスト(8848m)、ヨーロッパ亜大陸 モンブラン(4810m)、オーストララシア大陸(オーストラリア大陸(最高峰はコジオスコ(2228m))+ニューギニア大陸+オセアニア)カルステンツ・ピラミッド(4,884m 別名プンチャック・ジャヤ)、北米大陸 デナリ(旧名 マッキンリー 6194m)、南米大陸 アコンカグア(6,960m)、アフリカ大陸 キリマンジャロ(5,895m)、南極大陸 ヴィンソン・マシフ(4,892m)の7峰を指す。このなかでもエヴェレストは特別で、8000m級の山をいくつか経験していないと登れる山ではないのではないかと思うようになった。7つの最高峰を極めるということの前に、エヴェレストは特別の訓練を要する。世間でもてはやされる”大挙”という踊り言葉にはあまりにもエヴェレストは異質な山であることを忘れてはならない。要するにエヴェレストに登頂する前に、14座ある8000m峰を事前にいくつかを制覇しておかないと難しいというのだ。ヒマラヤ山脈にあるローチェ(8511m)、カンチェンジュンガ (8,586 m)、ナンガ・パルバット(8,125 m) 、マカルー(8463m)、マナスル(8163m)、カラコルム山脈(広義のヒマラヤ山脈)にあるK2(8611m)など。因みにこの峰全部を登ったのは1986年ライン・ホルト・ネスナー氏が最初。1997年までに4人。現在は29人(日本人としては竹内 洋岳(たけうち ひろたか)1人)レポーターでクライマーの作者 ジョン・クラカワー氏は、難波康子さんは、靴につけた楔(クランポ)に熟練していないと見抜いている。クレパスに渡したアルミ梯子を踏み外したり、垂直壁の氷に食いつかせる技術が未熟であったからである。要するにエヴェレストに吹き付けるジェットストリームは風速100-130kmという烈風。想像もできないほどの嵐。気温マイナス50°。他の6大陸のサミッツからは想像もつかない厳しい死の世界であるというのだ。7980mにあるサウス・コル以上では酸素は1/3でデスゾーンと呼ばれ、1日以上の滞在は死と直結する。(有酸素登山では酸素ボンベは1個3kgの重さ。登頂の行き帰りに3本を必要とする。コース上にあらかじめ配備しておく必要がある。過去サウスコル近辺には数千本の使用済み酸素ボンベが放置されれていた。下山時に持ち帰りが推奨され、またそれ以上を持ち帰った場合は報奨金をだすなどしてゴミゼロを目指すという。)今回の大事故は顧客を連れて登頂を目指す商業登山で起きた。その危険性をこの小説は余すことなく記述している。無酸素で登れる体力と、他の山での経験者のみが、エヴェレストに登頂できる資格を持つというのだ。800万円の旅費はなにもエヴェレストに登頂を約束出来るものではないが、あと100mというところで断念させて下山させる事の難しさ、下山が遅れることによる危険性が加速度的に増すという認知の難しさ、上下するルートでの渋滞などにより時間が無駄に費やされるという危険性、年に数日しか登頂チャンスがない時に何十の遠征隊が登頂へ殺到するときの渋滞の危険性、顧客のロープさばきなどの技術レベルの差からくるフォローによる時間ロス、高山特有の病気・・HAPE(高所性肺水腫(酸素不足に肺動脈の血圧上昇が重なって、動脈内の液体成分が肺に滲出))の危険性。一方、栗城史多の「5度目のエヴェレスト」は、上記のような大渋滞を避けるために敢えて気象条件の厳しい秋の登攀を目指したが、予想以上の降雪となり7980mのサウス・コル近辺で引き返している。彼の信念は「生きて帰る」ことであり、無謀な「登頂」はNoとする信条。そいう意味では”登頂を保証する商業登山”とは180°異なり、潔い。徒然の記2 パスポートの写真自宅で写真を撮り、L版に4枚をプリントしたものを区役所のパスポートセンターに持っていったら、背景が青っぽいと文句を言われた。パスポートに焼き付けるときに黒っぽい影が映ってしまうがいいかと言う。顔の輪郭がでていれば空港などで照合できる。まぁこれでも良しとした。ところが同じようにカミさんのも作ってあげた。こちらは顔が丸すぎるので、もっと痩せたように撮ってくれと注文。画像処理をして少し細目にしてあげた。しかしながら受付では顔の左側が青っぽく映っているので輪郭が抽出できず空港のチェックにひかかる恐れがあると、対応に出たスタッフ全員が叫んだのだという。やむなく、フロアの隅にあった証明写真用の機械で撮影し直したという。800円であるが、顔色補正のために200円プラスして撮ったと。なんとお化粧のような処理が可能なのである。さすが営業マシーンは違う!こちらは家で安く処理をしたというのに! 家で小生の分の写真印刷をしているときに噴き出してしまった。道路にオートバイがエンストして止まったと思った。ブルブルブルバリバリーぶる ぶる・・プッスンという音がしたのだ。向こうのほうで、「すみません!」と小さく謝る声が。カミさんのおならであった。ソファーで寝ていたが態勢を変えたときにかってに音が出たというのである。全員抱腹絶倒!話は変わって、Lineで送られてきた動画像。10ヶ月の孫がカタカタと歩行器を押して歩いている。部屋の端に行った。方向転換を親に指図するようなブツブツと言う言葉(喃語ではあるが)が面白い。円満な1年が始まる予感。徒然の記3 山と高原地図(sample)の検証2015年「山と高原地図ーー高尾山」のsample版をタブレットにダウンロードした。スケッチにある八王子城跡までのrunning中に、地図を覗いている男性がいたので話しかけると有料の山岳地図を入れて持ち歩いているのだと。小生のタブレットにはすでに昭文社の「山と高原地図」のtopシートは入っているが肝心の個々の山岳地図は有料のためまだ入れていない。「丹沢」や「劔・立山(北アルプス)」といったように59種類の山岳地図がダウンロードできる。sampleに「高尾山」があったのでさっそく入れてみた。このsample地図は「高尾山」周辺だけで、市販と違い景信山以西の陣馬山などは含まれていない。sample地図の最も東に位置する「草戸山」「草戸峠」(この2つの地点を結ぶ稜線は、町田市の最西端)へrunningを開始。該当ポイントに到着した時にタブレットにsample地図を表示させ、「現在地」ボタンをクリック。出ました! 現在地を示す青いマークがルート線(規定のコースあるいは、自分で決めたルートなど編集が可能)上に示される。さっそくこれを見ながら山を歩いてみた。刻々と現在位置が変更され、ただしくコース上を移動していることが示される。山の場合は襞が多く、稜線も数知れず。谷筋なども複雑に絡むため、実際は5000分の1などの地図を持たなければなかなか現在地を特定できるものではない。これは実に勉強になる。たくさんある「あい路」(支線、脇道、獣道、杣道)も、かくありなんと思うほどよく分かるのである。ひとこと「山」と言っても、いや低山でも迷いに迷うという事実は、こうした支線の多くを踏み誤ることによる。そういう意味でこの地図は有効である。最近はスペイン版のcaminoコースが市販されている。これをスマホで時々チェックしながらcamino道を歩くという時代が到来している(Buen Caminoというソフト。一部有料。ただダウンロードに時間がかかる。)まぁこういう電子機器に頼らず歩くのに越したことはないのである。山と高原地図」の現在位置表示徒然の記4 ルート作図(トレース作業)講座(その1 出発地A点と目的地B点を決め、Google Mapのイメージ上に作図する方法ルート作図(トレース作業)の具体例を示しながら進める。ここでは出発地をブルターニュのエクリューズ浜とし、目的地をサン=ブリューとする。具体的には、サン・マロ(St.Malo)の近郊ディナールのエクリューズ(Plage de l'Ecluse Dinard)からサン=ブリュー(Saint-Brieuc)までの徒歩ルートを特定する。1.まず、Google Mapを立ち上げ、検索欄に「Plage de l'Ecluse Dinard」と入力。この文字をコピペでもよい。続いて、「ルート・変換」ボタンをクリック。「ルート・変換」ボタン出発地と目的地の2行が表示され、目的地欄にPlage de l'Ecluse Dinardが表示され、出発地欄が入力できるようになる。出発地と目的地を入れ替える場合は、上下の矢印ボタンをクリック。上下の矢印ボタン移動手段を選ぶ。徒歩や自転車が選べる。その他に車、電車、飛行機の5種類が選択可能。自転車の場合は実線でルートが示され、高度差がグラフで表示され、徒歩の場合は点線でルートが示される。詳細欄では「○○に向かって、東に進む。何m」など詳細な行程が表示される。パソコンの場合はさらに、C地点、D地点など合計10地点が追加できる。ルートは複数個示される。複数案の場合は最短になるルートが青く、その他は灰色で表示される。ルート上のポイントをドラッグするとルートの変更が可能。2.上記のルート図をGoogle Earthでもトレースしてみる。(長旅の全コースを記録させる。ルートの高低差(高度プロファイル)を見ることもでき有用である。)Google Earthを立ち上げ、Google Map上のルート図を見ながらトレースしていく。このとき、Google MapとGoogle Earthの縮尺を合わせておくとトレースがしやすい。交差点、道路番号や通りの名前などを頼りにして両方の地図を合わせていく。尺取り虫のように黄色い線を伸ばしていく。下記は実例。Google Map上のルート図Google Mapを見てGoogle Earth上でトレースこれでA to B というお膳立てが整う。徒然の記5 歩き塾定年になって少し運動不足の皆様(男女問いません)に宣伝します。1月19日(火曜日) am10:00-16:00 高尾駒木野庭園 〒193-0841 東京都八王子市裏高尾町268番で歩き塾を開催します。2時間の前座のあと午後から近くを2時間くらい歩きます。¥2,000(昼食込み)。ぜひいらしてください。連絡はTopページのステンドグラスの絵のすぐ下にあるここをクリックください。
Jan 7, 2016
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Happy New Year 2016_story(4073)2016.1.1町田街道町田市相原町から八王子市高尾に抜ける街道。その上を走る一本の道。最近この道を走って、よく高尾駅方向に行く。大戸の寺の脇を通る一本道である。雑木林を目の前にしてその美しさに息をのんだ。******************************************明けましておめでとうございます。Bonne année !Szczęśliwy Nowy Rok Nowy Rok .Felice Anno Nuovo .feliz Año Nuevo2016年は、飛躍の年にしたい。2016, je veux année bissextile .2016 , Chcę skakać roku .2016, voglio saltare anno.2016 , quiero saltar año .よいViolaの音色、ほどよいrunningの継続、響きが伝わるスケッチへと・・・。Bon Viola de ton, la poursuite de la course modérée , le son est transmis croquis ...Dobry Viola tonu , kontynuację umiarkowanego biegu, na dźwięk przenoszony jest szkic ...Buona Viola di tono , la continuazione del funzionamento moderata , il suono viene trasmesso schizzo ...Bueno Viola de tono, la continuación de la carrera moderada , el sonido se transmite boceto ...昨年同様旅準備モード+実際の旅のため、絵日記を毎日upするのではなく、週1回程にPace Downさせます。Pour le même mode de préparation de voyage + voyage proprement dit l'an dernier , plutôt que l' que de journal quotidien , et à Pace à environ une fois par semaine .徒然の記1 絵日記blogへのアクセス方法緩慢になる絵日記blogの替りに、netの中を漫歩ください。2004年12月7日からは毎日 絵日記をupしている。それ以降今日までのblogへのアクセスは2通り。1.特定の日付へのアクセス yyyymmdd(=西暦yyyy年mm月dd日)の絵日記のアドレスはhttp://plaza.rakuten.co.jp/turbo717/diary/yyyymmdd0000/である。このアドレスをnetのURL欄に直接入力。2.特定のKey Wordを含んだ絵日記へのアクセス方法例えば、木曽駒ケ岳を書いた絵日記を検索する場合は、「turbo717 木曽駒ケ岳」でnetで検索。8件ほど検索されtopに「中央アルプス_木曽駒ケ岳_story(192) | turbo717's Activity 」などと表示されるので、そこをクリック。 旅シリーズの絵日記 巡礼の旅・2015年 ポーランド・ドイツ・ベルギー・フランス ルート図 ルート図、、、 その1・ポーランド紀行 (その1)ポーランド その2・ドイツ紀行 (その2)ドイツ その3・ベルギー・フランス紀行 (その3)ベルギー・フランス・2014年 熊野古道ー小辺路 140909・2013年 熊野古道ー大峯奥駈 130912・2010年 Camino-Moissac-Finistera 101128 101128・2012年 南仏とCamino-LePuy Moissac 121021・2004年 Camino-Sahagun-Santiago de Compostera Camino-Sahagun-Santiago de Compsteraその他の旅・2011年 ベトナム・カンボジア 110314・2010年 北京 100301・2011年 南アルプス縦走記録(塩見岳-光岳 往復) 110819・2009年 剱岳ー称名滝記録(大日ー立山ー剱) 090815・2008年 北アルプス縦走記録(西穂高ー槍ヶ岳ー薬師ー笠ヶ岳) 080807徒然の記2 blogの有用性写真がメインなFacebookと違い、blogは文章主体の記録媒体であると思っている。ジャンル毎に書いたり後で編集できたり、検索エンジンを活用して自分の日記を検索できるので、有用ではないかと思っている。日々の活動を連続の記録データとして残し、思い返して追加したりして編集していく行くことができる。そいう意味でFacebookではできない「反芻(反省)作業」がblogでは可能となる。blogを起こすには・・1.blogアドレス持って居ない人はblogにまず登録する。楽天ブログや、アメーバブログ、gooブログ、Yahooブログ(Yahoo! Japan)などにいろんなblogがある。そのひとつを選んで新規登録。2.あとは簡単なページ背景などの設定を行って毎日日記を書くだけ。徒然の記3 旅先で(日記)blogを書く(=公開する)方法せっかく家でも書き綴った日記を旅先でも書き続ける方法。その方法・・さて外からその日記にアクセスする方法は、楽天ブログの場合では、「http://my.plaza.rakuten.co.jp」へアクセスするだけ。ここでは編集用のURLを使う。この「my」が重要で、ログインのための特別なアドレスとなっている。3.ログイン日記をupする場合は、ユーザー名(楽天blogの場合はメールアドレス)とパスワードを入力する。、自分のサイトが現れる。写真をつけたり、文章を書いたりして、「日記のプレビュー」で完成具合をチェックし、okとなったら、「公開する」ボタンをプッシュ(クリック)するだけである。「公開」して「後悔」する場合も多いので、公開前に、「日記のプレビュー」でよくチェックすることが欠かせない。それでも誤字脱字はなかなかなくならないものである。それはスマホやタブレットでは画面が小さいのでパソコンの画面ほどは全体像が見えくく、チェックの目が届かないという特殊事情による。4.タブレットやスマホで文章入力するコツ長い文学的な表現を避け、箇条書きを並べていくとリズムもよく、文章の誤解(どの文字に修飾されているのかなど)が避けらる。日記のサイトの画面へ直接文章を打つのではなく、メモ帖などで別の静的なページに、日々の行動を記入していき、それらをコピー&ペーストでブログのページに貼りつけていけばよいと思う。
Jan 1, 2016
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