As time goes by

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2007年04月11日
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カテゴリ: 文化的生活行為
あたしが小学校に通っていた頃は、

申込書の書き方から始まるのだが、
それには、
お母さんが居る人は赤いカーネーション、
お母さんの居ない人は白いカーネーション、
を、申し込むのだ。

なんせ、リシン吹付けの木造3階建てのピンクの新築校舎には
***P.SCHOOL

カーネーションを贈る習慣のなかったこの国に、それを仕掛けようとすれば
まず、教育からである。

これが、50年前に確かに日本の公立の学校でやってた事なのだから。

申し込まない、という選択があったかどうか今はもう定かでないけれど
全員に申込書は配布され、
先生が、
申込書、ここに持ってきてください。と教壇から言った事は確かだ。

白のカーネーションの子も数人かは居たと思うが
だからどうだとあまり皆は気にしなかったようであった。

その、母の日に
何かプレゼントをしよう!とあたしは計画し

商店街の中の、ローザさんという洋品雑貨のお店で、
水色のハンカチを50円で購入し、
リボンをかけてもらった。

カーネーションは生花でなく、布かプラスティクかなにかそういう素材であったから
申し込みと、贈る贈られる喜びはまったく繋がらず、子供の方は事務的に対応してたようにも思う。


おかあちゃん、コレ・・
と、差し出した。

思いもよらない反応が、
何をしてるか!と、怒った母の態度であった。

ハンカチというのは、別れの挨拶に贈るものである。
無礼にも程がある。と、突っ返されたのだ。
あたしはこっぴどく叱られて、泣いた。

作法を先に、教えておいてねお母様。・・・。

これが、トラウマになったことは確かで、
人にモノを贈ることについては、一定、いつも不安が伴う。

長じて、
デンマークに留学し、古いアパートの屋根裏部屋に部屋を借りて
一時帰国したときに
たまたま、木の杯があったので、それを家主さんへのお土産にした。
家主さんは、片目の長身の
クリスマスキャロルに出てくる、スクルージの容貌に似ていたし、
評判もその通りであったが、
あたしの部屋のストーブがバクハツしてしまった時に
寒いだろうからと、電気ストーブを支給してくれて、有難かったからである。
英語は得意でなく、ドイツ語を上手に話した。
デンマークでは、当時は高齢者はドイツ語が上手、大体が若い世代を中心として
英語を難なく話す。
すぐ、
奥様がお礼に来られて、
小さな、硝子のキャンドルスタンドを頂いた。

外国の人はあまりお返しとか、気にしないのだと思っていたので
意外だった。
ニコニコ笑って、差し出された硝子のキャンドルスタンドが、
あたしにとっては、
何らかの、心の氷解に繋がった。

帰国して、結婚して、子供が生まれても、
まあ、忙しいこともあるが、
贈り贈られは、贈られっぱなしの傾向ではあったが、
この、
やり取りの基本は、実は仕事を始めてあるクライアントさんと親しくなってから
実務?にて、学んだことである。
芦屋の生粋のマダムである彼女からは、本当に多くを学ばせていただいた。
このかつてのクライアントは今でも親しい。

しかし、このプレゼント、なかなか、ムツカシイ。

ごく最近、しゃるいーダンスにて、靴をお借りしたのだが
お古のダンスシューズを提供してくださった方が居て
それを、
おさんと、2人が借りた。

2ヶ月、通して使用させてもらい、
あたしは、
パーティー当日、もし、新しい靴で合わない場合は
慣れた方(つまり借りていた方)も、持っていたほうが安心だよ、との
貸し手のアドバイスを尊重し、
お礼は、だけど、先にしておこうと思い、
特上のチョコレートを持参して、お礼とした。
その時に、靴はもうしばらくお借りします。とお礼とと共に申し上げる。

片手に乗ってしまうほどの小さな箱に、
巾5センチくらいの極小の熨斗紙。
心ばかり、と筆で上書きする。

後日、対応遅れの靴を借りた相棒、あーた、どうしたの?と
聞いてきた。
これこれ、と話す。
で、それ、いかほど?
1800円。(あたし)
うーん。ええせんやなー。
そう?(あたし)
エエと思うわ。ウチの家族も2000円というてたでえ。あたしは、じゃあ、ハンカチにする。
そうねえ、お稽古のときの汗拭きにもなるし。(あたし)

こういう、対応がいちいち、熟慮の果てに遂行される。この国は。

丸谷才一の「女ざかり」に詳しい。

昨日は、
11日、12日と続く、子供の誕生日のプレゼント、のようなものを
贈った。

予想、息子は
おかん?ジャムついた。ありがとー。
と、ケイタイにて連絡をしてくるはずで、
娘は、
○です。着いたよ。荷物。
何あれ?煙草の臭いくらい、取ってから送ってよね。とか言うはずである。
人に頂いた娘へのお祝いを転送も兼ねたので
彼女が着るだろうと、ブルゾンを下に敷いたから。








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最終更新日  2007年04月11日 07時19分30秒
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