美容院へ行っただけで、一日が終わった感じです
その美容院へ行く途中に、お父さんと小さなボクが歩いていらっしゃって
ボクは、ようやく歩けるようになったようで、たまにお父さんの手にぶら下がるようになってこけそうになって…
たまに二人でアイコンタクトを取りながら、なんて微笑ましい光景なの、と抜くことができずにずっと後ろを歩いていました
良く見ると、お洋服の色や靴がお揃いで…幸せを感じさせていただきました
美容院では、カット以外は結構長い時間一人きりになります
多くの場合は、月刊誌や趣味本をパラパラと見たりして時間を潰しますけれど
私の場合は、目を瞑って店内に流れているBGMを聞いていることが多いです
今日も、心地よい音楽を聴きながらいろんなことを考えていました
以前ドラマで、余命3ヶ月と言われた彼が『私の事を忘れないで…』と言った言葉を思い出していました
私は、『忘れないで』と言う人がいない…よね
そう、忘れたくない人ばかりで、その人たちは皆あちらに逝ってしまって私がこの世で一番あとになるのよね…
この世を去る時はきっと『あ~いい人生だった…』と思いたいし、そうしようと思っています
でも、『私の事を忘れないでね』と言う人がいないのも寂しいかな…?
いやぁ~、両親も兄もそして夫も、私に『忘れないでね』なんて言わなかったし
普通は、そんなこと思わないよね
恋人同士ならわかるけれど…
子供がいたとしても『ありがとう』は言うと思うけれど
やはり『忘れないでね』とは言わないわ
ひとつ言えることは、私が逝く時は一人きり…
それが寂しいかと言えば、そうは思っていません
生まれるときも独り
死に行くときも独り
これは自然の摂理だから、一人で逝くことには特別に思うことは無いのです
もしかしたら、最後の一瞬まで最後に会いたい人を待ち続けながら逝ってしまう方が無念だろうな、と思うから
私は、待つ人も最後に会いたい人もたぶんいないと思うので
静かに、迎えに来てくれている人の点呼をするだけです
(夫はもちろん両親や兄や祖父母や叔父叔母…そしてワンコ達)
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