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先日、急に社内で「牛幸(うしこう)」でご飯を食べよう!という話が持ち上がり、ディナーに行ってきました。新川にある「牛幸 本店」は、牛肉好きには有名なお店。店内は、レトロな洋館風の内装になっています。1階と4階はテーブル席。2階~3階は、和室の個室が並びます。ここでは、ステーキやしゃぶしゃぶ・すき焼きなども選べるが、私のお気に入りは、なんと言っても<しゃぶQ>。だって、この<しゃぶQ>って、牛幸系列のお店でしか食べられないからね。ちなみに、<しゃぶQ>は、六本木にある「ステーキハウス チャコ」でもいただけます。<しゃぶQ>とは、しゃぶしゃぶ + バーベキュー(BBQ)のこと。ホームページの解説によると......特製の鉄鍋の中央凸部で焼いた黒毛和牛の肉汁をまわりの凹部のキムチ入りスープが逃がさず受けてくれます。このスープはぜひ忘れずにお召し上がり下さい。最後は、おなじみのきしめんをお味の染みたスープと一緒にお召し上がり下さい。で、その特製の鉄鍋とは、これです!おもしろい形をしているでしょ。今回は、コースを頼みました。お値段は4,830円で、<しゃぶQ + 前菜 + サラダ + 料理野菜 + きしめん + デザート>が付いています。ちなみに、前菜とデザートが付かないと、3,780円になります。前菜をいただいた後に、いよいよお肉が運ばれてきます。きれいな霜降りのロース肉です。「牛幸」では、牛肉の履歴がわかるようになっています。メニューの最後に繁殖農家(種付・出生から子牛になるまでを育てる)や肥育農家(子牛から肉牛になるまでを育てる)の名前と住所が載っています。さらには、牛種・と畜日・と畜No.・固体識別番号が記載されています。すごいですねぇ~。では、こちらが料理野菜。右上に乗っているのがキムチの浅漬けです。これが入るので、スープがちょっとピリ辛になるのですよ。では、しゃぶQの始まりです!鍋の上にお肉をのせて、周りのお堀に鶏がらベースのスープを入れてから野菜を投入します。お肉は、柔らかくてとっても美味。タレは、「ニンニク風味の甘辛タレ」と「醤油+山葵」の2種類です。柔らかなロース肉に山葵をちょっと付けて、お醤油でいただくと結構さっぱりと食べられますよ。肉汁がうまく下に流れて、スープの味が深まります。お堀のスープには、お好みで辛いキムチの素を入れることが出来ます。お肉に脂がのっているので、辛いスープとキムチの浅漬けが食欲を増してくれます。つまり、お肉 → 辛いスープ&キムチの浅漬け → お肉 → 辛いスープ&キムチの浅漬け → .......この黄金(?)のコンビネーションは、ちょっと病み付きになるおいしさ。なので、追加のお肉を頼んだ私たちでした 。どうやら、全員、ダイエットは忘れたようです.....。ちなみに、「おかわり肉」は<ヒレ・らんぷ・らんぼそ・いちぼ・かぶりロース・ロース・ひれしたロース・ざぶとん>の8種類から選べます。さすが、牛肉専門店!〆は、きしめんをスープの中に入れて少し煮込んだ後でいただきます。あまりにお腹一杯だったので、きしめんの量を減らしてもらいましたが、何しろ、肉の旨味と野菜の旨味が渾然一体となったスープでいただくのですから、こちらも言うことありません。最後のきしめんは、はずせませんよ!さて、デザートがやってきました。柚子とラズベリーのシャーベットの合わせ盛りです。お腹が一杯だとは言え、こちらは別腹。柚子のさわやかな酸味がきいた冷たいシャーベットで、口の中がさっぱりします。満足、満足♪私たちは、お酒も飲んだし追加のお肉も頼んだけれど、意外とお安く上がりました。おいしいお肉をガツンと食べたい時は、ぜひ「牛幸」でディナーを楽しんでみてください。絶対、満足しますよ!!人気blogランキングへ
January 31, 2006
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これは、キンケイド警視シリーズの第8作目警視の不信<あらすじ> 「ノティング・ヒルで、若い人妻が鋭い刃物で切り裂かれて殺害される事件が起きた。被害者は、ポートベロの大物アンティーク・ディーラーであるカール・アローウッドの妻ドーン。捜査の指揮を執るのは、ジェマ・ジェイムズ警部補だ。ドーンには愛人アレックスがいることが判明するが、彼はドーンの死の知らせを受け、ショックのあまり身を隠してしまう。一方、ロンドン警視庁のダンカン・キンケイド警視は、二ヶ月前にベドフォードでアンティーク商が殺害された事件とポートベロの事件の手口が似通っていることに気付き、ジェマのチームに加わることとなった。この二つの殺人事件につながりはあるのだろうか?捜査を進めるキンケイドとジェマをあざ笑うかのように、新たな殺人が起きてしまう。切り裂きジャックの再来と呼ばれる犯人は、いったい誰なのか?!」今回の主役は、警部補に昇進したばかりのジェマ。初めて捜査の指揮をとるのだが、妊娠中ということもあって仕事のストレスは相当なもの。「切り裂きジャックの再来」と騒ぐマスコミへの対応や、反抗的な部下のことやら、何かと気にかかることが多すぎる。そして、キンケイド警視シリーズのファンなら気になるのが、キンケイドとジェマの仲がどのように進展するのかということであろう。今回は、ノティングヒルに家を借りて、やっと二人は一緒に住むことになるのだが、性格も違う二人のこと、なかなかすんなりとはいかないようである。さて、事件の舞台は、アンティークで有名なポートベロ。各章の初めに、ノティングヒルとポートベロの歴史についてのミニ・ストーリーが紹介されている。知らなかったのだが、移民が作った町なのだそうだ。他民族の町であるが故に、見えないところにさまざまな問題が隠れているのである。これも、この物語の重要なポイントになっている。本編と平行して、ポートベロに住んでいた「エンジェル」と呼ばれる少女の人生が語られていく。「エンジェル」が一体誰なのか、そして、彼女の物語に出てくる登場人物は、本編の誰とどう関わっているのかを推理しながら読み進んでいくと、楽しさが倍増すると思う。ストーリーが進むに連れて、たくさん出てくる登場人物の中から怪しい人物が徐々に絞られてくる。そして、犯人が分かった時に、複雑に絡み合った全ての謎が解けるのである。ラストに悲しい場面がでてくるのだけれど、明日につながる終わり方になっているのがうれしい。今までにこのシリーズを読んだことのない人でも大丈夫。読み応えのある、おススメの一冊です!!人気blogランキングへ
January 30, 2006
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先日、歯医者さんの帰りにコンビニに寄った。恒例の「アイスクリーム売り場チェック」をしたところ、ラミーチョコのプチアイスを発見!!前に、ラミーチョコのアイス・バーについての日記「ラミーチョコの季節になりましたね♪」をアップしたけれど、最近では、ラミー・アイス・バーを見かけなくなって寂しい思いをしていたところだったから、ラッキー♪というわけで、さっそく買って来ました。では、比較してみましょう。ラミー・アイス・バー&ラミー・チョコプチアイスプチアイスは、ちょうど「ピノ」のように小袋に包んだ小さなアイスが6個入っています。アイス・バーと同様に、ラムレーズンがとってもみずみずしい。コーティングしてあるチョコのパリパリ感もGood!もちろん、チョコアイスは洋酒が効いていて甘さ控えめ。すっごく美味しい♪『うふふふ』と、思わず笑みがこぼれる私。アイス・バーは、ちょっと食べにくかったけれど、プチアイスは一口サイズだからポンポンと口の中に入っていく。あっという間に、6個のアイスが消えていきました。これなら、何個でも食べられそうです。もう1箱食べようかな♪(って、おいおい....)というわけで、皆さんも「ラミー・プチアイス」を見つけたら、ぜひトライしてみてください!!(2箱は、絶対イケマスゼ♪)人気blogランキングへ
January 29, 2006
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21日の関東地方は、朝からずっと雪が降り続いた。ベランダのお花たちが雪をかぶっていたので、あわてて隅っこへ避難させる。向こうの雑木林も、すっかり雪化粧。一体、ここはどこ?ホントに湘南?っていう感じに吹雪いている。写真を撮ってみました。雪だけが舞っている、モノクロの世界。さて、こんな雪じゃ、とてもじゃないけど買い物には行けない。なので、こんな時のための非常食を使うことにする。それは、楽天の「サンライズファーム」で買った<とんとろ飲茶セット>。☆とんとろ飲茶セット☆こだわりだけをセットにしました!毎回毎回完売御礼!!ちなみに、「とんとろ」とは、豚の頬肉のことで、豚1頭から約200gしかとれないそうです。ちょうど、霜降り牛みたいに脂がのっています。なので、脂が苦手な人には向かないと思います。で、このセットには、<とんとろ棒餃子10個+とんとろシューマイ10個+にらまん10個>が入っているのですよ。冷凍品なのだけれど、とてもそうは思えない美味しさです。<とんとろ棒餃子>は、フライパンで簡単に焼けて、皮がパリパリ。中身はジューシー。普通の餃子とは、全然違います。そこら辺の冷凍餃子を買うくらいなら、ぜひこちらをオススメします!<とんとろシューマイ>は、大きくてボリュームたっぷり。お肉がみっしり入っているのだけれど、冷凍品にありがちな硬さがなくて柔らかい。でも、かなり「こってり」しているので、こってり系が好きな人向きかな。<にらまん>は、まわりの皮がモチモチしている。小麦粉ではなく、上新粉を使っているのがポイント。このモチモチ感がたまらないのよねぇ~。ニラがたっぷり入っていて、ちょっとヘルシー。メインが「こってり系」になったので、後はさっぱりとしたサラダを作ることにする。カニのほぐし身の缶詰があるので、<リンゴ&ルッコラのカニサラダ>に決定。そうそう、この前届いた<虎杖浜スイコウ特製甘口タラコ>も出さなくては。<葱と油揚げのお味噌汁>も作って、晩御飯の完成です!!人気blogランキングへ
January 28, 2006
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今日は、「由布院 玉の湯」をチェックアウトする日。長かったようで短かった「博多&湯布院の旅」も今日で終わり。では、朝食を食べに「山里料理 葡萄屋」へ行ってきます。昨日が洋食だったので、今朝は和食を選びました。和朝食のメニューは.....・フレッシュ・ジュース・青菜のごま和え・しそがつお・ひじきの煮物・くみ出し豆腐・大分の海の幸いろいろ・玉子料理あれこれ・田舎みそ汁・ご飯、香の物くみ出し豆腐は、何度食べてもやっぱりおいしい。ご飯は、お釜炊き。お米がピンとたって、甘みのある、とってもおいしいご飯でした。そうそう、「玉の湯」では、朝・夕共に食事の選択肢がかなりある宿なので、ぜひ連泊されることをお勧めします。窓の外には、羽の黒っぽい蝶がたくさん飛んでいる。と、思ってよく見たら、蝶ではなくてトンボ!我が家の近所では見かけたことがなかったので、帰ってから調べたら、その名も「チョウトンボ」でした。朝食後は、お土産を買いに「由布院市」へ。オススメは、玉の湯オリジナルのジャム。甘さが控えめのジャムは、トーストに付けても、ヨーグルトに入れてもGoodです。それと、もう一つ忘れてならないのは、「赤司菓子舗」のお饅頭。前回、お土産にして好評だったのが、「そば饅頭」と「ゆず饅頭」。ゆず饅頭は、自家製の柚子練りを白餡に練りこんである上品なお饅頭。わざわざお店まで行かなくてもここで買えるので、まとめてゲット!「玉の湯」のチェックアウトは12:00と遅いのだが、今日は、ちょっと予定がタイトなので、早めに出発する。荷物は自宅へ送るので、部屋まで取りに来てもらった。フロントで、「サマープラン」の特典<ゆず練り>と「インターネット会員」の特典<りんごジャム>を受け取って、さあ、出発です!入り口では、マネージャーやスタッフの方たちが、見えなくなるまで見送ってくださいました。そうそう、帰宅後に玉の湯の溝口会長から暑中見舞いを兼ねたお礼状が届きました。オリジナルの絵葉書に達筆で認められていましたよ。ゲストのために心を込めて、毎回筆を執られているのでしょうね。では、「由布院美術館」へGo!ここは、湯布院で没した放浪の詩人画家「佐藤溪」の作品が展示されています。中に入ると、なんだか懐かしい風景が広がっています。昔の小学校のような建物が建つ中庭の向こうには、古ぼけた赤いポストがぽつんと立っています。国際的に活躍している「象設計集団」によって設計されたこの美術館には、全部で8つの展示室があります。最初の「青い展示室」には、いろいろな万華鏡アートが置いてあって、実際に覗いて楽しめます。隣の「和室の展示室」で目を引いたのは、古ぼけた扇風機。なんだか懐かしいな。その奥には、「アート露天風呂・ともだち足湯」がありました。「ものみやぐら」への上がり口の下では、猫が気持ち良さそうにお昼寝をしています。ここに居候しているトラちゃんです。「ものみやぐら」からの眺めです。美術館に併設されている喫茶店は、「B-speak cafe」と「桐屋」。もちろん、お目当ては、P-Rollが食べられる、「B-speak cafe」。「山荘無量塔」の「Tan's Bar」では、プレーンタイプを食べたので、ここでは、チョコ・ロールをオーダーする。個人的には、チョコよりもプレーンの方が好みかな。流れている音楽は、大貫妙子のアルバム「ensemble」。不思議な感じの美術館の中庭を眺めるには、何故かピッタリの曲でした。おいしいケーキとアイス・コーヒーでリフレッシュした後は、由布院駅へと急ぐ。トロッコ列車の発車時刻が迫っているからだ。夏休み期間に、由布院 -南由布 の間をトロッコ列車が運行している。これが、トロッコ列車「トロQ」。濃いオリーブ・グリーンの車体。向こうに見えている赤い列車は、大分行きの200系気動車。トロッコ列車の車両は窓ガラスがなく、開け放しになっている。その前後にディーゼル車が連結されて、引っ張っているのだ。ということで、ディーゼル臭かったのは、仕方がないね......。南由布までは3.4キロ。わずか8分の旅です。のんびりとした田舎道をトロッコ列車が走っていきます。でもね、結構、揺れるのですよ。もともと人を乗せることを想定していない無蓋貨車を改造したトロッコ車両だから、仕方がないのでしょうね。南由布で折り返し運転なので、このまま乗っていれば由布院まで帰れるのだけれど、それではつまらないので、次の列車が来るまでの間、「湯布院ハーベストファーム」に行くことにする。ガイドブックで見ると、駅の正面を出てからぐるっと大回りをしないといけないらしい。でも、地図で見ると、駅の裏から出られれば、かなり時間が節約できそう。炎天下の中をあまり歩きたくないので、念のため由布院駅を出る前に観光案内所で聞いてみた。すると、「南由布のホームの真ん中辺りに裏口があるので、そこから出ると近いですよ。田んぼの間の細い道を歩かなければならないですが、すぐですよ。」と、言われた通りにホームの真ん中辺りに行って、絶句.....。「これが裏口?!」というのも、門も何もなくて土手が農道に続いているだけ。人の踏み跡があるところが「裏口」の目印?らしい。見下ろすと、確かに田んぼの真ん中に道が続いている。さらによく見ると、ハーベストファームへの道しるべが地面に転がっていた.....。確かに、「裏口」らしい.....。陽射しの強い田んぼの真ん中の細道を通って、無事、ハーベストファームに到着。道の向こう側には、「由布院ワイナリー」がありました。次の列車が来るまでに1時間ちょっと余裕があるので、ファーム内の農場レストラン「オーベルジュ」で食事をすることにしました。前日にカレーを食べ損ねていた私たちが選んだのは、豊後牛カレーのセット。のどかな田園風景を見ながら、ゆったりとした時間を過ごしました。トロQの発車時刻が迫ってきたので、もと来た道をトコトコと戻ることにします。雲ひとつない、のどかな田舎道を歩いていくのは、なんとも気持ちが良いね。さて、由布院駅に戻り、15:49発の特急「ゆふいんの森4号」で博多まで戻ります。車内販売では、昼間行けなかった「桐屋」の白ゴマのプリンをゲット!濃厚なゴマの風味がする、美味しいプリンでした。夕闇が迫る中、博多駅が近づいてきました。後は飛行機に乗って帰るだけ。長かったようで短かった「博多&湯布院 4泊5日の旅」は、無事に終わりました。お疲れ様!!人気blogランキングへ
January 16, 2006
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楽天の「温泉市場」で購入した、美味しいタラコが届きました♪その名も、「虎杖浜スイコウ特製甘口タラコ」!ねっ、名前からして、すごそうでしょ。北海道の虎杖浜(コジョウハマ)のタラコと言えば、タラコ好きの間では、ちょっと有名。今回買ったのは、<切れ子500g>。★プチプチ感NO.1★美味しくってお得な≪虎杖浜スイコウ・甘口たらこ 切れ子500g≫蓋を開けると、切れ子がみっしり詰まっている。500gも入っているから、これでしばらくタラコ三昧ができるというもの。「うふふふ♪」思わず笑みがこぼれてしまう、私でありました。で、普通のタラコとどこが違うのかと言うと、卵の一粒一粒がしっかりと丸い形になっていて、食感が「サラサラ&プチプチ」なのですよ!ちなみにいつも買っているのは、同じ虎杖浜産でも、「虎杖浜・竹丸渋谷水産」の<お徳用甘口タラコ 300g(中)>こちらは、完熟一歩手前のタラコがトレーパックに入っています。◆生産量日本一!◆虎杖浜の筆頭が贈る≪渋谷水産 お徳用甘口タラコ 300g(中)≫虎杖浜産タラコの美味しさの秘密は、鮮度の良さ。竹丸渋谷水産の紹介ページによると......昔ながらの刺し網で漁獲される虎杖浜の漁法では死んだ鱈が水揚げされ、その後セリにかかり、さらにその後加工場、その後ようやく長い時間をかけ腹を割いて卵を採取するとういう原卵が今尚根付いておりますが、渋谷水産では最先端の手法で漁獲、原卵を採取するアラスカの手法に目をつけました。昔ながらの前浜の漁と違い、その漁の方法は紅鮭と同じ流し網、生きた鱈が水揚げされます。その後船上で生きたまま原卵が採取され、すぐに-196度の瞬間凍結され、生きた細胞のまま渋谷水産の加工場に運ばれます。どちらが鮮度が良いかわかりますよね。もちろん、贈答用に木箱に入っているのも売っています。虎杖浜のタラコは、とても喜ばれると思いますよ!!さて、タラコとくれば、(私的には)納豆。タラコ&納豆の黄金コンビさえあれば、おかずがいらない私が選んだ納豆は、「鎌倉山納豆」。今回選んだのは、小粒の納豆<小町人(こまちすと)>茨城産地塚大豆を100%使用しています。国産大豆を使っているはもちろんですが、丁寧な手仕事で納豆が作られていて、大豆本来の旨みが感じられます。大量生産では、ちょっと出ない味なのではないかな。鎌倉の腰越に本店があるのだけれど、小町通りに出店があるので、こちらで購入できます。あっ、いくらおかずがいらないって言っても、ちゃんと作りましたので、ご安心を!人気blogランキングへ
January 14, 2006
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これは、ブラックウォーター湾ミステリーの第5弾。装幀は、勝呂忠。すべての石の下に<あらすじ>「保安官選挙が始まった、寒いブラックウォーター・ベイの町で、郵便配達人ムーニー・パッカードの撲殺死体が発見された。第一容疑者は、前日にムーニーと喧嘩をしていたフロッグ・バートレット。彼の逮捕に気が進まない、現職の保安官マット・ゲイブリエルであるが、選挙がらみの周囲の圧力に負けて告訴をしてしまう。一方、加熱する選挙運動の最中、候補者討論会が開かれた。有力候補者の一人である建築業者のジャック・アームストロングが、マットを挑発したのがきっかけで、乱闘騒ぎが起きてしまう。その翌日、ジャック射殺死体となって発見され、現場にはマットの拳銃が落ちていた。容疑者となったマットは、捜査の第一線から退くことを決意する。一体、誰がマットをはめたのか?!」タイトルの「すべての石の下に(Underneath Every Stone)」は、冒頭に紹介されている通り、古代アテネの酒宴の歌からの抜粋です。愛する友よ、すべての石の下にはサソリがかくれている。気をつけないと刺されるぞ。かくれているものはすべて危険だ。なんだか、一筋縄ではいかないようなストーリー展開が期待される中、物語は始まっていきます。季節は冬。いよいよ、ブラックウォーター・ベイで保安官選挙が始まりました。マットの対立候補は、中古車販売業者のタイロン・モルトと建築業者のジャック・アームストロング。有力候補のジャックは、不動産開発を行っているやり手の実業家。ショッピングモールを作ったのも彼。だけど、どうやら裏ではかなり汚いことをやっているらしい。町の心ある人たちは、もちろんマットを応援しているのだが、フロッグが逮捕されたことで、風向きが微妙に変り始めたのである。なにしろ、ムーニーは嫌われ者だったので、フロッグ以外にも動機のある人物はたくさんいるのである。そして、ジャックがマットの拳銃を使って殺されてしまうに至り、マットの再選が危ぶまれてしまう。表立って捜査ができないマットに代わり、保安官助手のジョージが捜査の指揮をとるのだが、これがどうにも危なっかしくて見ていられない。そこで、マットを応援する人たちが立ち上がるのである。名付けて、「ブラックウォーター・ベイ・イレギュラーズ」。メンバーは、主にシリーズ第1作の「ブラックウォーター湾の殺人」で、マットに世話になったお馴染みさんたちである。この素人探偵さんたちの活躍が、後半の大部分を占めているのだけれど、なにしろ年齢が、50台後半から70台前半のくらいの人たちであるから、なんともほんわかした探偵ぶりなのである。でも、なかなか鋭い推理もするから、侮れないのですよ、これが。さて、イレギュラーズの協力(?)を得て、マットは事件の核心に迫っていくのであるが、最後にちょっとした緊迫場面が用意されているので、乞うご期待!人気blogランキングへ
January 12, 2006
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我が家においしくないバナナがある。この前、スーパーの安売りで買ったバナナだ。普段の朝食はバナナ&牛乳と決めている、だんなが悲しそうな顔で言う。「これ、いくら経っても甘みがでないし、全然おいしくないから、捨ててもいい?」そういえば、このバナナにはポケモン・シールが付いていた。うむ、おいしくないのをポケモン・シールでカバーして、買わせたのだろうか?と、勘繰りたくなるくらいの「おいしくなさ」である。で、捨てるなんていうもったいないことはできないから、バナナのキャラメル煮を作ることにした。バナナ(2本)以外の材料は、バター(大さじ1)&グラニュー糖(大さじ2)。といっても、グラニュー糖は常備していないので、プレーン・ヨーグルトに付いてくる顆粒タイプのグラニュー糖を使うことにする。ポイントは、厚手のホウロウ鍋を使うこと。私が使っているのは、ル・クルーゼのお鍋ル・クルーゼ ココットロンド20cm&スパチュラLのセットこれだと、焦げ付くこともなく、簡単にキャラメル煮が出来ます。ル・クルーゼって、ちょっと重いけど、煮込み料理には威力を発揮するので、一つあると便利です。そうそう、ご飯もおいしく炊けるのですよ。お米はピンと立って、ふっくらと炊き上がります。もちろん、おこげを作ることも出来ますよ。短時間で炊けるので、ぜひチャレンジしてみてください。こちらが、ご飯用に使っているマットブラックのル・クルーゼ。この色って、日本では売っていないんですよ。日本未発売ル・クルーゼココット・ロンド 22cm マットブラックさて、作り方は、いたって簡単。お鍋にバターとグラニュー糖を入れて中火にかけ、濃いめのキャラメル色になったら、輪切りにしたバナナを入れます。混ぜながら、弱火で「とろり」となるまで炒め煮するだけ。だいたい、3分~5分くらいかな。冷蔵庫で、1週間くらいは保存できます。キャラメル煮は、そのまま食べてもよいのだけれど、せっかくなのでアイスにかけて食べることにします。ちょうど冷凍庫の中に、ハーゲンダッツのマカデミア・アイスがあったので、一緒に盛り付けました。どうです?おいしそうでしょ!冷たいアイスと温かいキャラメル煮は、相性ぴったり。「いやぁ~、こんなにおいしくなるんだったら、捨てなくてよかったね!!」と、だんなもニコニコ顔。あっという間に食べてしまいました。皆さんも、バナナがあったら、ぜひ作ってみてください♪人気blogランキングへ
January 9, 2006
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横須賀芸術劇場で行われた、ワレリー・ゲルギエフ指揮「マリンスキー歌劇場管弦楽団」のニューイヤー・コンサートが終わると、外はもう真っ暗だった。晩御飯をどうするかで、だんなと交渉をする。というのも、家を出る時に「今日は、鰻が食べたい。」と言っていた、だんなである。でも、歌舞伎を見た帰りなら分かるけど、ニューイヤー・コンサートで気分が高揚している時のディナーが『なぜに鰻?』って思ったので、「お寿司かイタリアンはどう?それか、フランス料理とか?」って、聞いてみた。で、交渉の結果、フランス料理に決まった。お店は鎌倉の「丸山亭」。鎌倉に着いて電話をしたら、ちょうど席が空いているとのこと。ラッキー!!夜の丸山亭の外観です。この日は、フロア担当のお兄さんがインフルエンザで休んでいたので、店内は結構大変だったみたい。風邪には気をつけなくてはね。食事前の飲み物としてお願いしたのは、丸山亭の特製ジュース。これにラム酒を入れてもらいました。とってもきれいな色をしています。さて、お料理は「グルメのコース」を選びました。これは、最高の食材を少しずつ出してくれる、シェフおまかせのコースで、スペシャリティーの前菜が3皿も付きます!!これで、10,500円はお値打ちだと思いますよ。まず、アミューズ・グールが運ばれてきます。今日は、クリーミーなカレーソースが詰まっている小さなパイでした。では、お楽しみの前菜、1皿目。冷たい前菜です。<キノコのテリーヌ&イカの明太子和え>キノコのテリーヌは、一口食べるとキノコの香りが口中に広がります。そして、このイカの明太子和えの美味しいことといったら!これ、ご飯にも絶対合うね。ちなみに、だんなは、サーモン&海老にグレープフルーツが添えてあるお皿でした。前菜の2皿目は、温かい前菜。<フォアグラのソテー> こんがりと焼きあがったフォアグラの茶色と、ソースのオレンジ色の対比がきれいですね。丸山亭では、フォアグラに季節のフルーツを合わせることが多いのですが、今回は柿のソースでした。口に入れると、ほろっと溶けるフォアグラに、柿のこっくりとした甘めのソースがよくマッチしています。思わず、にっこり♪前菜の3皿目も、温かい前菜。<エスカルゴ>ニンニク・オイルがとてもおいしい、一品です。こうやって、おしゃれに出てくると、食べやすいですね。パンにオイルを付けて、あっという間に食べてしまいました。お魚料理は、<真鯛のポワレ&カニと干しホタテ>一口食べた瞬間、あまりのおいしさにびっくり!なにしろ、ソースがとってもおいしいのよ。カニと干しホタテを使っているので、ソースが味わい深く、とっても美味。聞いてみると、年末年始で胃が疲れているだろうから、優しい感じのソースにしたとのこと。でも、あっさり目とはいえ、しっかりとバターを使っているのが分かる。うーむ、このソースには、脱帽! まさに、驚きの一品でした。お口直しは、<柚子のグラニテ>きりっとした酸味のシャーベットで、ほっと一息。メインのお肉料理は、<シャラント産の骨付き鴨>ジビエ好きの私としては、鹿にするか鴨にするか悩んだんだけど、「骨付き」という言葉に惹かれて鴨にしてみました。ここの鴨は、はずれがなくていつものお味。安心して、いただけます。メインのお肉がおいしいのはもちろんなんだけど、付け合せもおいしいのがうれしい。いくらお肉がおいしくても、付けあわせがイマイチではね。今回は、やわらかく煮込んだ白菜が添えられています。これが、とっても甘くてGood♪ちなみに、だんなは、どんぐりを食べて育った、イベリコ豚のソテーを食べていました。さて、お楽しみのデザート。左が、私が選んだ<イチゴのハイビスカス>右が、だんなが選んだ<リンゴのグラタン> 大粒のイチゴにかけられている白いソースは、ヨーグルト風味。イチゴのアイスは、甘いのだけれど酸味があって、とってもさわやかな味。やっぱり、いくらお料理がおいしくても、最後のデザートがおいしくなくてはね。満足、満足♪リンゴのグラタンは、サクサクのパイに煮込んだリンゴが入っていて、アイスが添えられています。だんないわく、「とてもリンゴとは思えない!!」これは、だんなお気に入りのデザートになりました。最後に、支配人の渡部さんから、お友達が作ったという「ジャガイモの焼酎」を飲ませていただきました。これが、きれいな薄い琥珀色をしていて、とても焼酎とは思えない味。なんか、パスティスっぽかったな。というわけで、素敵な音楽においしいお料理で、楽しい一日を過ごしました♪人気blogランキングへ
January 8, 2006
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以前「ゲルギエフがやって来る!」で書いたように、ついに「ゲルギエフがやって来た!」というわけで、横須賀芸術劇場で行われた、ニューイヤー・コンサートに行ってきました。ロビーには、新年らしいきれいな花が飾られていました。席は2階です。コンサートが始まる前の風景を撮ってみました。舞台右手には、チェレスタがちんまりと置いてある。「こんぺい糖の精の踊り」で使うのだろう。それまでチェレスタ奏者のおじさんは、暇そうだった。いよいよ、ゲルギエフの登場です!テレビや写真で見ていたから分からなかったけど、かわいいザビエルハゲなんですね♪今日の曲目は........チャイコフスキー: バレエ<くるみ割り人形> OP.71より・序曲・クララとくるみ割り人形・くるみ割り人形とねずみの王様の戦い、くるみ割り人形の勝利、そして人形は王子に姿を変える。・クリスマス・ツリーの中で(冬の松林)・情景と雪片のワルツ・パ・ド・ドゥ a. イントラーダ b. ヴァリアシオン1(タランテラ) c. ヴァリアシオン2(こんぺい糖の精の踊り) d. コーダ・終幕のワルツ - アポテオーズ(グランド・フィナーレ)チャイコフスキー: 交響曲第5番 ホ短調 OP.64第1楽章 Andante - Allegro con anima第2楽章 Andante cantabile, con alcuna licenza第3楽章 Valse. Allegro moderato第4楽章 Finale. Andante maestoso - Allegro vivaceやっぱり、生の演奏は良いね♪だんなは身を乗り出して聴いています。私はコンサートに行くと、なぜか後列の打楽器奏者の人たちに目がいってしまう。やっぱり、動きがあるからなんだろうな。軽やかな「序曲」では、トライアングルの演奏に目が奪われる。よく、あんなに正確にリズムが刻めるものだ。さて、次の曲が進んでいく途中で、打楽器奏者のおじさんが小さな鐘を手にして鳴らし始めた。カーン、カーン、カーン......。ずいぶん長く鳴らしている。『あっ、そうか。この鐘は、あれなんだね。』と、納得してから、ふと思った。『もしかして、だんなはこの鐘の意味を知らないかも』。というのも、だんなは、くるみ割り人形のストーリーをほとんど知らないからだ。休憩時間になって聞いたら、案の定、分かっていなかった。「あれはね、時計の鐘が夜中の12時を告げるところなの。そして、主人公のクララは、くるみ割り人形がいる夢の世界に入っていくのよ。」それを聞いて、納得しただんなでありました。『なんでこんなにしつこく鳴らすんだろう?』と不思議に思ってたんだって!休憩時間のトイレでは、おばさま方が立ち話をしている。「ほとんど知っている曲がなかったわね。私の知っているくるみ割り人形と違うわ。まあ、バレエは見たことがないんだけどねぇ~。」おばさま方の知っているのって、「バレエ組曲 くるみ割り人形」のことを言っているんだろうね。ほとんどの人は、「くるみ割り人形」っていえば、こっちに入っている曲のことを思い浮かべるんだろうな。私が高校生時代に買った、アナトール・フィストゥラーリ指揮「ロンドン交響楽団」の<バレエ組曲 くるみ割り人形>のレコードに載っていた、志鳥栄八郎さんの解説を一部引用すると.......「チャイコフスキーは、1891年(51歳)の3月から5月にかけて、ニューヨークのカーネギー・ホールのこけら落としに招かれ、アメリカへ楽旅した。その渡米直前に、ペテルブルグのマリンスキー劇場から作曲を依頼され、帰国後、作曲をしたのが、この「くるみ割り人形」である。アメリカから帰国してから約一か月後に、チャイコフスキーは、全幕のスケッチを完成したが、かんじんかなめのオーケストレーションのほうは遅々としてすすまず、本腰をいれてとりかかったのは、翌1892年の2月からであった。ところが、その翌月のロシア音楽協会の演奏会で、どうしても自作を指揮しなければならなくなり、そこでやむを得ず、作曲中の「くるみ割り人形」のなかから数曲選んで演奏会用組曲とし、その演奏会で初演した。これが、<序曲><六つの性格的な舞曲集><花のワルツ>からできている有名な組曲である。この演奏会用組曲の初演は大成功だった。そうこうしているうちに、全二幕三場の総譜が完成し、1892年の12月17日、ペテルブルクのマリンスキー劇場で初演された。」ということで、先に出来たのが、私たちがよく知っている「組曲」の方なんですね。そして、今日、演奏している「マリンスキー歌劇場管弦楽団」にとって、「くるみ割り人形」は十八番ってことなんでしょうね。さて、後半の「交響曲第五番」の演奏が始まりました。さきほど引用した、志鳥栄八郎さんの解説によると.......「「交響曲第四番」を作曲してからまる十年間、チャイコフスキーは交響曲をひとつも手がけなかったが、1888年(48歳)の5月から「交響曲第五番」のペンをとり、11月にはペテルブルクで初演した。」これは、さすがにゲルギエフの十八番ということもあって、すばらしい演奏だった。第3楽章のワルツから、第4楽章に滑らかに移行した後は、盛大に盛り上がって演奏は終わった。観客の中には、立ち上がって「ブラボー!!」と叫ぶ人もいた。で、このブラボーおじさん、私たちの席の斜め下の席だったんだけど、何回も「ブラボー!!」って叫んでいて、ちょっとうるさかったのよね。感激したのは分かるんだけどさ...............。アンコールは、「くるみ割り人形」から、<ロシアの踊り(トレパック)>。これは、チョコレートの精の踊りとして知られている。ちなみに、トレパックとはロシアの農民舞曲のこと。軽快な二拍子で、タンバリンの音が印象的なこの曲は、運動会なんかでも使われているから、誰でも聞いたことがあると思う。終わってから感じたのは、ゲルギエフの指揮って、とても丁寧なんだなってこと。簡単に言うと、盛り上げるところや、抑えるところなんかは、素人の私がみてもはっきりとした指示を出しているのが分かる。テレビだと、指揮者の顔や演奏者の映像しか映さないから、よく分からなかったんだね。さて、素敵な演奏の後は、美味しいご飯を食べに行かなくては!ということで、「ディナー編」は、また後日に書きますね。人気blogランキングへ
January 8, 2006
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これは、「検屍官」シリーズの14作目 <あらすじ>「元FBI心理分析官ベントン・ウェズリーは、PREDETORと呼ばれる実験を行っていた。脳の異常に攻撃性の原因を求めようとする研究の一環で、被験者は収監中の殺人者ベイジル・ジェンレットである。面談の中で、ベイジルはフロリダで起きた未解決の事件について話し始めるのだった。同じ頃、全米法医学アカデミーの捜査部長ピート・マリーノの元に「ホッグ」と名乗る人物から、フロリダで起きたある二つの事件に関する妙な電話がかかってくる。アカデミーの法医科学部長ケイ・スカーペッタは、マリーノと共に調査を開始するが、その途中で新たな殺人事件が発生する。果たして、この殺人事件は、ホッグと名乗る人物と何か関係があるのだろうか。一方、ベントンの元に、ボストンで赤い手形が残された惨殺死体発見の知らせが届く。フロリダとボストンの事件に関連性はあるのだろうか?スカーペッタ達は、この複雑に入り組んだ難事件に挑む!!」とりあえず、「あらすじ」をまとめてみたけれど、結構難しかった。というもの、このストーリーって、数ページごとに場面が頻繁に変るため、中心となる人物も変ってくる。時間軸も、過去と現在が微妙に入り組んでいるので、余計書きにくいのだ。もちろん、主人公はスカーペッタなのだけど、ベントンやマリーノ、それに姪のルーシーにスポットライトが当たりがちなので、今回は彼女の影が薄いせいもあると思う。さて、最初のうちは、なんだか重苦しい雰囲気に読むのがつらくなってくる。何しろ、登場人物たちの関係が妙にギクシャクしているのだ。たとえば、スカーペッタとマリーノは、なにやら一触即発のような雰囲気の中で仕事をしているし、スカーペッタとルーシーとの会話にも、以前のような和やかさはない。いずれも、後で原因が分かってくるのだけれど、初期の作品群の「みんな一致団結して(スカーペッタを守って)犯人と戦い、事件解決に一直線!!」という感じではないのだ。考えてみれば、最初の「検屍官」発売からもう15年も経っているのだから、作風が変わってくるのは当然なのだろう。「あとがき」で、この2作まえの「黒蠅」以降、スカーペッタの一人称から三人称に書き方が変わったこと、殺人犯の異常な心理が掘り下げられるようになったことなどが書かれているが、そのために主人公の影が薄くなってしまったのではないだろうか。そのせいもあって、「検屍官」ファンとしては、この作品にはパワー不足を感じてしまうのだ。もちろん、犯人逮捕までの各ドラマもきっちり作られているのだが、場面があちこち飛ぶせいか、以前の作品に見られた「ハラハラ、ドキドキ」感があまりないからなのだと思う。さて、最後にちょっと一言。文庫本の裏表紙に書いてある、「驚愕必死、予測不可能の最終章で全てが明かされる!」っていうのと、帯の背中に書いてある「予測不能のラスト20p」って、かなりの誇大広告だと思うよ。そのラスト20pって、ミステリー・ファンなら「驚愕」するほどではないから、「えっ、そんなに驚愕するようなラストじゃないじゃん。」って、逆に期待しすぎて肩透かしを食った感じがしたもの。確かに、「なるほど、そう来たかっ!!」とは思うけどね。なんだか、辛口の読書日記になってしまったけど、これも「検屍官」ファンなればこそ、ってことでね。人気blogランキングへ
January 6, 2006
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玄関に灯している貝のランプ(通称:貝くん)のスイッチが壊れてしまった。玄関周りは暗いので、「貝くん」がいないとかなり困る。なので、新しい貝くんを買いに、鎌倉小町通りを入ってすぐ左にある、SCENE小町ビル2階の「AYA」に行ってきた。ここは、アクセサリー・ショップなんだけど、貝の置物なども扱っているお店。3代目の貝くんとして選んだのは、ショクコウラ貝のランプ。漢字で書くと、「蜀江螺」。何でも、中国の美しい織物の「蜀紅(ショクコウ)の錦」のような巻貝という意味なんだそうだ。確かにきれいな縦じまが入っている。スイッチを入れると、光の中にぼぉ~っと模様が浮かびあがってきます。貝くん3号の定位置は、玄関飾りの横。夜になると、お正月の玄関飾りを照らします。これで、暗い夜も安心、安心♪ちなみに、この玄関飾りの下に敷いているのは、和紙を組み合わせて作りました。黒字に金粉が撒き散らされている和紙を縁にして、朱色に金雲が流れている和紙をその上に張り合わせたもの。ちょっとおめでたい雰囲気が伝わってくるでしょうか?人気blogランキングへ
January 5, 2006
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1月4日は仕事始めであるが、一部の金融関係者は午前中までで終了。というのも、証券市場が前場(9:00~11:00)で終了するからだ。ちなみに、この年明け最初の引日のことを「大発会」といいます。東京証券取引所で、振袖姿のお姉さんたちが仕事をしている様子をニュースで放映しているのを見た人もいると思います。さて、午前中に仕事が終わったので、さっさと帰ることにする。でも、お腹がすいているので、帰り道にある、大丸の「サバティーニ・ディ・フィレンツェ」で、「おすすめパスタセット」を食べることにする。パン・サラダ・パスタ・デザート・コーヒーが付いて、2,100円はお値打ちだと思う。今日のパスタは、牛肉と白いんげん豆のトマトソース。デザートは、ワゴンサービス。8種類から選ぶ。私が選んだのは、苺のミルフィーユ。でも、これって、ナポレオンパイだよね?食事が終わった後は、初詣に行くことにする。だんなが風邪を引いていて元旦に行けなかったので、破魔矢とお守りをいただいてくることにする。というわけで、鎌倉の「鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)」へGo!二の鳥居と狛犬二の鳥居を過ぎて歩いていくと、左手には「山中材木店」の干支を描いた材木が見える。これは、毎年恒例の楽しみの一つ。ことしは、もちろん犬の絵。太鼓橋が見えてきました。昔は、この橋を渡れたのだけど、今では危険だということで渡れなくなっているのは残念。静御前が「静の舞」を舞った、舞殿の脇を通ると、大銀杏と大石段が見えてくる。この場所は、階段を下りてきた三代将軍・源実朝が、大銀杏の陰に隠れていた甥の公暁に暗殺された場所として有名。61段ある階段を上ると、本宮です。これは、本宮前の楼門。楼門の八幡宮の「八」の字は、八幡様のお使いといわれている鳩が描かれている。ちなみに、鶴岡八幡宮は「鳩宮(はとみや)」とも呼ばれているそうだ。さて、無事にお参りをすませた後、破魔矢とお守りをいただいてくる。そして、忘れてならないのは、おみくじ!今年の運勢は「中吉」♪まあ、このくらいがちょうど良いのでしょう。えっ?「鶴岡八幡宮の<鶴>はどこにいるの?」ですって?もちろん、いらっしゃいますよ。では、今年も良い年になりますように!!人気blogランキングへ
January 4, 2006
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「由布院 玉の湯」での朝食は和・洋から選べます。前日の夕食時に女性スタッフがリクエストを取りに来るのです。無量塔では和食だったので、初日の今日は洋食にしました。では、「山里料理 葡萄屋」に行くことにします。これは、玄関の履物たち。かわいいでしょ♪洋朝食のメニューは.......・フレッシュ・ジュース・自家製ヨーグルト・特製野菜のスープ・玉子料理いろいろ・季節の果物、又は季節の野菜サラダ・パン - トーストなど・お飲み物いろいろ特製野菜スープは、辰巳芳子先生のいのちのスープ。一昨年泊まった時には、なかったメニューです。7月は、<ボン・ファム>・<クレソン>・<ポルトガル風人参スープ>から選びます。<ボン・ファム>は、ジャガイモ・タマネギ・ニンジンなどが入っているオレンジ色のポタージュ。<クレソン>は、緑色がとってもきれい。どちらも、とっても美味♪玉子料理は、私のお気に入りの「スペイン風目玉焼き」をチョイス。このトマトソースがとってもおいしいのですよ。ぜひ、一度お試しあれ!!お腹いっぱいになったところで、お庭を散歩することにした。通路の瓦模様がちょっとお洒落。ドリンク券を持って、「ティールームNicol」でのんびりする。本当はケーキを食べたいところだけれど、後で行きたいお店があるので、ぐっと我慢をする。で、ちょっと残念だったのは、コーヒーの味がイマイチだったこと。美味しいコーヒー豆を使っているはずなのだが、淹れたてではなかったのかな?ちなみに、「Nicol」でオススメなのは、アップルパイ&ぶどうジュース。一昨年撮った写真を載せました。さて、湯布院での観光の足といえば、「スカーボロ」と「辻馬車」があるのだけれど、「スカーボロ」は前回乗ったので、健康的にサイクリングをすることにした。ガイドブックでは、レンタサイクル屋は駅前周辺にしかないことになっている。でも、32度を越える猛暑の中を駅まで歩いていくのは昨日で懲りたしなぁ~。で、『もしかしたら、駅まで行く途中にあるかも』と思って、フロントで聞いてみることにした。すると.....「玉の湯を出て橋を渡ってまっすぐ行った左の角に床屋さんがあって、そこで貸し自転車もやっていますよ。」ですって!!な~んだ、それを知ってたら、昨日だんなの短パンを買いに炎天下の中を歩かなくてもすんだのに......。というわけで、床屋の「おおた」で自転車を借りて、いざ出発!!目指すは、「ノーマン・ロックウェル湯布院美術館」です。最近できた2階建てのかわいい美術館で、展示数もかなりあります。最後に館長さんが、「気に入った絵の前で写真を撮ってあげるよ」とおっしゃってくださったので、記念撮影をしました。お土産は、いろいろ悩んだ結果、ポストカード集を買いました。100種類入っています。では、金鱗湖方面まで田園風景の中をのんびり走っていくことにします。次の目的地は、「亀の井別荘」内にある喫茶店「天井桟敷」。店内は、グレゴリオ聖歌が流れています。お目当ては、「モンユフ」というチーズケーキで、雑誌によく紹介されています。由布岳をイメージして作られた白い三角錐の上に干し葡萄がちょこんと乗っている、かわいいケーキです。で、食べてみたんだけど......ショック!! 私的には美味しくなかった........。チーズケーキと思ってた私がいけないのかも知れないんだけど、これ、いわゆるチーズケーキではないの。だって、甘みが全然ないんだもの。そう、白いチーズを食べましたって感じ。チーズと考えれば美味しいんだろうけどね。やられたぜっ!!ちなみに、干し葡萄は甘みがあって美味しかったです。そうそう、ここのコーヒーは深煎りでとっても美味しかったので、コーヒー好きの方にはおススメです。そろそろお昼ごはんの時間である。前から気になっていた「あいぼうやカリー」に行こうということになり、自転車を走らせると、なんと、お店が閉まっている!!悪いときには悪いことが重なるものだ。で、協議の結果、金鱗湖そばの「古式手打ちそば 泉」に決定!ここは、湯布院の名水を使った、つなぎなしのお蕎麦が食べられます。さて、美味しいお蕎麦を食べたのだけれど、なんとなくお腹が寂しがっている。そう、「モンユフ」ショックが尾を引いているのだ。何か美味しいケーキを食べなければ気がすまなくなっていた私は、だんなに相談。「カフェ ラ・リューシュに行ってもいい?」だんなも私の「がっくり度」が、かなりのものだと思ったらしいので、了解してくれた。でも、お昼を食べたばかりなので、金鱗湖を散歩して腹ごなしをしてから行くことにする。金鱗湖の向こうにうっすらと由布岳が見えます。茅葺屋根は、共同浴場の「下ん湯(したんゆ)」鴨さんたちは、のんびりと水浴びをしています。「カフェ ラ・リューシュ」は、「マルク・シャガールゆふいん金鱗湖美術館」に併設されている喫茶店で、テラス席に座ると目の前に金鱗湖が広がっています。私は、シフォンケーキとダージリンティーを頼んで、大満足♪ちなみに、紅茶はアシュビィズ社の茶葉を使っています。さて、だんなの頼んだチョコレートパフェが来たんだけれど、その大きさにびっくり!!アイスクリームの下には、デニィッシュパイ+ガトーショコラが一杯に詰まっているのだ。とっても甘い物好きな方、ぜひチャレンジしてみてください!さて、お腹も満足したところで「玉の湯」に戻る。温泉で、サイクリングで疲れた身体を癒した後は、お楽しみの夕ご飯。今夜は、「豊後牛のしゃぶしゃぶ」だ。驚いたのは、クレソンをたっぷり入れること。不思議と、クレソンがしゃぶしゃぶのタレに合うんだよね。今度、やってみようっと♪で、ここのタレは、ポン酢と胡麻の2種類。で、胡麻ダレがね、かなり独特なのよ。お酒がすごくきいているの。かなり、好みが分かれると思う。私もだんなも、そんなに気にはならなかったのだけれど、スタッフの人に聞いてみた。すると、「お客様の中には、やはりお酒の香りが強いので、ポン酢の方を好まれる方がいらっしゃいます。」とのこと。今日は、さすがに疲れたのでお酒も飲まずに休む二人でした......(その5に続く)人気blogランキングへ
January 3, 2006
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