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2013年02月10日
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カテゴリ: クラシック
 みなとみらいホール  19:00〜
 3階右側

 マーラー:亡き子を偲ぶ歌
 フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」
 ドビュッシー:交響詩「海」
 <アンコール>
 ワーグナー:ヴェーゼンドンクの詩による5つの歌曲 〜 夢

 コントラルト:ナタリー・シュトゥッツマン
 東京交響楽団



 東響の川崎定期の横浜疎開公演の最終回。4月にはミューザ川崎が復活するそうで、なので4月以降は川崎に戻ります。でも、ご祝儀で継続したら、とんでもない酷い席アサインされたんだよな.....変更を申し入れたのに「ダメでした」の連絡も無くアサインされた通りの席に....
 という訳で、来季点が辛くても、酷い席を宛てがった東響が悪いんだもん。別に招待されてる訳じゃないし、遠慮する理由は何も無いし.....来年以降は演目次第だけど、継続しないつもりだし....大体、ミューザだしなぁ....

 という訳で、まだしもまともな場所で聞けるのは今日限り。ぶつぶつ。ま、安いとこ買うからと言われりゃその通りなんですが。でもなぁ、東フィルはもっとまともな席が.....ごにょごにょ.....

 閑話休題。

 実はシュトゥッツマンは先週リサイタルを聞いているのですが、まだ書いてません。なので、本来は順序違い。その時はちょっとお疲れか?という感じでした。
 今日はオケを相手に大ホールとはいえ、前半だけ、それも亡き子を偲ぶ歌だけなので、割と余裕があるのでしょうか。さすがにこれだけ大きい所で、端っこの方でも、ちゃんと聞こえます。オケに負けてません。歌もしっかりしている。終曲、やや苦しいかな?というところもあったけれど、問題ありません。
 ただ、やっぱり、遠いと細かい所はちょっと分からない部分もありますね。聞いて不満は無いんですけど。シュトゥッツマンの話は今度改めてリサイタルで書こうと思うので、まぁこんなもんで。
 オーケストラの方は、12月のに比べれば、コントロールが利いていたのではないかなと。ちょっとこちらももう一つ集中力を欠いていて、考え事とかしてたので....いかんなぁ。

 それはともかく、一応これでスダーンが展開して来た「マーラー・リーダー・プロジェクト」なるものも完了、ということになると思うんですが....その割にはなんというか達成感が無いというか....正直、このプロジェクト、やっぱ不発なんでしょうか?川崎定期で聞く限り、あんまりこちらが目当てという感じの人は多くなかったようだし、何より殆ど話題になってないような気が....
 結構歌手を揃えて取り組んだ筈なんですけどね。演奏だって、分かる範囲で言えば、少なくとも歌手はそれほど悪い訳では無かったろうと思うのですが。
 やはりドイツ歌曲じゃ中々人は惹かれないんですかねぇ。マーラーの良さは歌曲にあり、と思う私としては、あんだけ皆交響曲は有り難がる割に、なんだろうねこれは...などと思ったり。


 まぁ、よろしいんじゃないかと.....正直、思い返せば、この辺の曲聞くの久し振りだし。日本のオケは、こういうのになると意外と力がいい塩梅で抜けてたりするし。

 ドビュッシーの「海」を聞きながら思ったのですが、しかし、あれは一体何処が「海」なのかしら?
 いや、プログラム的な説明はまぁ分かるのですが、久々に生で聞くと、いや、それ、本当に「海」?どういう海?と訊きたくなるような.... 質感的に、あんまり海っぽい音楽ではないんですよね。荒ぶる海を思い起こさせる、とか、夜が明けて視界に広がる海の雄大さ、みたいな話はよく聞くし、まぁストーリー的に分かれと言われればそう解釈出来る気もしなくはないのだけれど..... 生で聞くと、ちょっとそういうストーリーにすんなり乗れるかというと、演奏にもよるのかも知れないですが、あんまりそういう気がしないんですよね。
 この間のR.シュトラウスの話と一脈通ずるところがあるような気もするのですが、どうも「そういう風に聞き取ろうとする」というのがあるのではないかしら。でも、それって、面白いのか?

 生で聞いていると、やっぱり楽器の音が生々しく響くのですよね。で、それがいいのか悪いのか、ということはあるんだけれど、やはりそういう風に聞こえるものが、結果、「海」に聞こえるか、と言われると、この曲の場合、あまりそんな気はしないのです。少なくともこの演奏の場合。でも、それって、この演奏が悪いから、という気もしないのだよなぁ。

 良くも悪くも、今日の演奏は、「海」に聞こえる前に、オーケストラの掻き立てる音、として聞こえたし、そのレベルとしてはいい方ではなかったか。それは不本意なのかも知れないけれど、「海」に聞こえるように鳴らそう、という演奏とは違ったように思ったのですが、そんなことない?

 まぁ、「オーケストラを聞く」素材としては、こちらの方がR.シュトラウスよりはよほど音楽的だな、という気はするのでありました。どのみち、後にあんまり残らないんですけどね....







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最終更新日  2013年02月11日 01時57分51秒
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