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サントリーホール 14:00〜 ピット席 ドヴォルザーク:序曲「オセロ」op.93 チェロ協奏曲 ロ短調 op.104 <独奏アンコール> 鳥の歌 ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 op.88 <アンコール> ブラームス:ハンガリー舞曲第5番 チェロ:パブロ・フェランデス チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:セミヨン・ビシュコフ チェコ・フィル。なんだかんだ結構聞きに行ってます。来るたび毎回、というわけではないですけれども。思えば30年以上前からの付き合いです。最初の時はノイマンとビエロフラーヴェクのダブルキャストで、ビエロフラーヴェクで聞いたのが最初。あれはなんだったか、多分ドヴォルザークではあったのだと思います。最近で一番覚えているのは、東日本大震災の翌々日のサントリーホールでの公演。あの時もドヴォルザークで、新世界でしたっけ。いや、ドヴォルザークばっかりではないんですけれどもね。結構前のNHK音楽祭ではベートーヴェンの第九で、第3楽章の冒頭の入りの物凄さに思わず唸ったし、ブロムシュテット指揮でのブラームスというのもあったなぁと。 要するに、チェコ・フィル、好きなんですね。元々オケは音、響きを聞きたいと思って聞きに行くので、その意味ではベルリン・フィルより好きかも知れないし、ウィーン・フィルと同等だと思っていたりする。コストパフォーマンスでは両者とは比べ物にならない。いや、ベルリン・フィルが上手いのは分かるし、一般には音的にはウィーン・フィルの方がいいってことになるんでしょうけれど、コストパフォーマンスに目を瞑っても、迷うところだなぁと。弦の音は両者に遜色無いと思うのです。少なくとも実際に聞く上では。それでやっぱり全然安いし、チケットも取れますからね。そう、そういえば、今日は2階左右のB,Cブロックあたりや後ろの方にそこそこ空席があったようで、どうやら完売ではないらしい。ちょっと勿体無いよな、とは思います。というわけで、この秋はベルリンもウィーンも振ってチェコ・フィルだけ買ったのでした。まぁ、演奏会の日程の問題もあるんですけれどもね。 指揮はセミョン・ビシュコフ。ユダヤ系ロシア人という現今世界情勢化にあってはなかなか香ばしい出自でらっしゃいますが、1970年代にほぼ亡命同然でアメリカに移住したという人。まぁ、レニングラードで振ったりとかもあるので、まるで縁を切っていたわけではないようですが、アシュケナージとかと似たようなところでしょうかね。結構あちこちで活躍してきた人ですが、体系的に録音を積み上げたタイプでもないので、よく知ってる割に掴みどころがない人といいましょうか.....でもこの5年ほどチェコ・フィルの音楽監督なんですよね。実力はある人。 なんとなく「チェロ協奏曲と8番」と思っていたので、気が付いたらチェロがいないままに始まるという感じ。いやこれは曲目ちゃんと見てない方が悪い。ドヴォルザークの序曲は3部作なんだそうで......初めて聞いたような気がする。いや、3部作っていうのをですがね。というわけで最初は序曲「オセロ」。まぁ、正直、これが「オセロ」なのか.....という感じ。こちらとしてはどうしてもヴェルディのオテロのイメージが強いですし、シェークスピアの戯曲自体結構激しく見えてしまうので......演奏はいいんですけれどね。 そう。聞いてるのはサントリーのピット席でしたが、やはりオケがいい。もう遠慮会釈なく響いてきます。前日にN響をみなとみらいの舞台脇の席で聞いてましたが、もう弦の音が全然違うよね、という。 2曲目はチェロ協奏曲。独奏のパブロ・フェランデスは1991年スペインの生まれ。新進気鋭といったところらしいです。私は今回聞くのが初めて。というか、まぁ、誰が演奏するかより「久々にドヴォルザークのチェロ協奏曲」という期待の方が強かったかなと。時々聞きたくなる類の曲があるんですよね。禁断症状じゃないけど、私の場合はドヴォルザークとエルガーのチェロ協奏曲。元々チェロが好きというのはあるけれど、それ以上にこの2曲はオケ共々ホールで鳴り響くのを聞きたいなと思うのですよ。 演奏は大変結構。チェロ独奏も悪くないし、オケもいい響きだし。まぁ、聞いてる席も悪い割に楽しめたと言って良かったと思います。もうちょっと何かこうあっても良かったかも知れないですけれども。アンコールは鳥の歌。これはかなり良かった。なんとなく、聞き覚えている鳥の歌はもうちょっと悲しげなイメージが強いのですけれども、もっと落ち着いた感じの鳥の歌、でしたでしょうか。 後半は交響曲第8番。 聞き慣れている曲ではありますが、これは面白かった。というか、チェコ・フィルの身上である弦が実力を如何なく発揮。弦五部編成が、14-14-12-9-8という変則編成。これ、チェロは10本が本来じゃないかと思うんですけれどね。これだと低声部が、高声部とバスに挟撃されて苦しかろうというのが普通でしょうが、いやいや。チェコ・フィルの心臓部は弦五部の中でもチェロにあるのです。このチェロがもう素晴らしいの一言。第一楽章の第二主題だったか、その提示部でチェロが歌うのがもう絶妙。第二楽章の冒頭も素晴らしい歌。正直、好きだと言いつつも、最近のチェコ・フィルは以前に比べると落ちたな、と思わなくもないのです。特に、以前第九の第3楽章冒頭、木管から弦へと音を受け渡していく時の等質性、ああいうものが失われてきたなとは思ってはいるのですが、一方で弦五部、その心臓部のチェロはやはり素晴らしい。凄く歌えるのですよ。この辺はうっかりするとベルリンもウィーンも敵わないかも知れないなと思ったり。いやまぁ、ベルリンはそんなに聞いてないですけれどもね。ウィーンは、まぁ、それなりに聞いてるから.... 引き合いに出すのも悪いと言えば悪いけど、前日に聞いたN響のブラームス。あれは確かにあれで良かったけれど、そもそもN響は歌わないんですよね。歌えないということだけれど。ブラームスとドヴォルザークでは違う?いやいや、そもそもブラームスはドヴォルザークの師匠格ですし。師匠より交響曲たくさん書いてますけどね。ブラームスだって十分歌謡性のある音楽だと思うけれど、歌わないんですよ。で、N響がドヴォルザークやろうとすると、今度は、歌おうとしてしまうんですよね。歌わなきゃ、歌わなきゃ、って。自然に歌えない。そういうのが、チェコ・フィルはもう自然なんですよね。ん?だってこういうものでしょ?という感じに弦が歌う。 アンコールはハンガリー舞曲。ブラームスです。ドヴォルザーク一色のプロだからスラヴ舞曲集やりそうなものですが、そこはブラームス。 今度の週末も聞きに行く予定なのです。楽しみ。
2023年10月29日
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みなとみらいホール 15:30〜 2階右脇 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73 「皇帝」 <独奏アンコール> グリーグ:抒情小品集 第5集 op.54-2 第2曲「ノルウェーの農民行進曲」 ブラームス:交響曲第3番 へ長調 op.90 ピアノ:レイフ・オヴェ・アンスネス NHK交響楽団 指揮:尾高忠明 既報の通り、今回のブロムシュテットの来日は中止になってしまいました。 このオーチャード定期もブロムシュテットが振るはずでしたが、代役で尾高忠明が登板。まぁ、ブロムシュテット降板は残念で、これはもう取り替え不能だけれど、代わりが尾高なら、まぁ、それはそれでいいかなと。下とかだったら暴れてますよきっと..... そして、オーチャード定期なのだけれどみなとみらいホール。そう、オーチャードホールは東急本店エリア改修中も使えはするのですが、N響オーチャード定期はオーチャードとみなとみらい両方でとっかえひっかえ使いながらやるのです。題して「東横シリーズ 渋谷↔︎横浜」だそうで。一番安い席を取っているので、みなとみらいでは舞台脇、むしろ後ろ側の席なのです。それもこれもブロムシュテットの指揮ぶりを見るつもりだったんだけれど......ま、それはともあれ。 いきなり心の準備もへったくれもなく、「皇帝」のあの冒頭。 皇帝は、正直言って自分から聞きにいく曲ではありません。コンサートプログラムの中に入っていれば聞くし、嫌いじゃないですけど、「皇帝が聞きたい」と思って聞きにいくことは、まぁ、ないかなと。敢えて言えば4番の方が好きです。「皇帝」に対して「女王」みたいな呼び方をすることもあるみたいですが、確かによりリリカルな曲だと思います。「皇帝」は、まぁ、いかにもですよね。「運命」の兄弟みたいな曲。大仰で、雄弁。いや、というよりは、柄の大きい音楽というのか。勿論それだけではないんだけれど、まずはそういう感じが出ないとつまらないかなと。 アンスネスは、時々聞くことはありましたが、久し振りです。まぁ大抵の演奏家は久し振りなんですけれど、アンスネスは、10年くらい前に名古屋で出張帰りの途中でリサイタルを聞いた覚えがあります。それ以来かも知れない。割と、繊細とは言わないけれど、リリカルなピアニストというイメージがありまして。だから、なんとなく、特に期待もせずに来たのですが、これが思いの外柄の大きい演奏。柄は大きいけれど勿論雑ではなく、繊細さも兼ね備えた演奏。元々馬力があるからなんでしょうね。皇帝をこんな風に取り扱えるピアニストというのも、特に今はそうはいないのではないかな。いや、皆限界まで挑戦する、みたいなことをしてしまうのかも。そういえば、最近は、ラフマニノフなんかを聞かされる機会が増えた気がしますが、そういう人達が(特に最近の若手日本人とか)皇帝をこういう風に弾けるのかしらん。 アンスネスのそれは、柄が大きいのだけれど、大仰でも、虚仮威しでもなく、背伸びした感じもない。王者の風格と言ったところ。こういう皇帝は面白いです。 アンコールにグリーグの抒情小曲集から。これも面白かった。アンスネスは、出自もあるけれど、こういうのを好んで弾く人だと思っていたので、皇帝は意外だったわけですが、やはりこれも面白い。ちょっと色々合わなくて最近聞いてないんですけれどもね。 後半はブラームスの3番。この曲も、聞いてそうで意外と聞いてない曲ではあります。1番と4番は割と多いんですけれども。まぁ、このオーチャード定期は、このシーズンはブラームス・ツィクルスということなので、当然何処かで各曲共やるのではありますが、しかし、最初に3番というのも渋い。或いはブロムシュテットの希望だったのか。 N響は、まぁ、悪くなかったと思います。ただ、まぁ、尾高忠明の指揮が良かった、という感じかなぁと。ちょっとがさついてる感じですが、上手く纏まった感じ。言い換えると、凡庸な指揮者ではとっ散らかっているのではないかなと。まぁ、凡庸なら凡庸なりに違うアプローチはするのかも知れず、また違ったものになるのではないかと思うのですが、それでオケの良し悪しがそう変わるものでもないですしね。なんというか....悪くないけど、オケの精密度というか、集中力というか、密度みたいなものがもう一つなんですよね。あと、旋律の歌い方がもう一つ。なんか、限界を見てしまう感じですね。昔のN響が「実力あるんだけどいちいち定期演奏会で実力なんか出してられないよ」というお山の大将的な感じだったとすれば、実力出そうとしてみたら実は実力それほどでもなかったというのがバレちゃった、みたいなところですかね。本気出せばこんなもんじゃない、とかいうのなら、毎回本気出せよ、仕事だろ、といったところでしょうか。 ちょっと今回はそういう感じはありましたかね。
2023年10月28日
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新国立劇場 14:00〜 4階左手 プッチーニ:修道女アンジェリカ アンジェリカ:キアーラ・イゾットン 公爵夫人:齋藤純子 修道院長:塩崎めぐみ 他 ラヴェル:子供と魔法 子供:クロエ・ブリオ お母さん:齋藤純子 他 世田谷ジュニア合唱団 新国立劇場合唱団 東京フィルハーモニー交響楽団 指揮:沼尻竜典 演出:粟國淳 新国立劇場2023/4シーズンの開幕公演がこの演目です。とはいえ初日は10/1でこの日は3公演目で2度目の休日公演。なのですが...... まず、正直驚いたのが、この日の4階席。あからさまにC席アサインの3列目・4列目がガラガラ!いやしくも開幕の演目で土曜日ですよ?それが、C席が、センターブロックこそほぼ埋まったようだけれど、あからさまに売れ残っているというのはいったいどういうことなのか。この状態で3階より下が満席ということはまずないでしょう。それなりに入っているのは確かではあるようですが、しかし.... 率直に言うと、演目としては、確かにちょっと吸引力は弱いのかも知れません。その辺の演目の問題はまた書きますけれども、 内容的にはどうであったか?決して悪くなかったとは思います。正直、思いの外、と言っていいくらい。 歌唱的には、もうちょっとやりようもあったのでは?という気もしなくはないです。特にラヴェルではもう少し練れていていいのでは、と思いつつ。プッチーニの方は、そうですね、ちょっとこなれ過ぎていたかなと。プッチーニってこうでしょ?的な感じも漂いつつ。じゃぁどうしろっていうんだよ!って怒られそうですが、実際そういう感じだったのですもの。 音楽全体としては、沼尻竜典が程よくまとめていたと思います。程よく?うん、程よく。......なんか褒めてない感じですよね......でも本当にそんな感じなんですもの。 ただ、この2作品というプログラムとしては、よくまとまったものだ、という感はあります。正直言って、この2作品というのは凄く収まりの悪い組み合わせだと思うのですよ。「修道女アンジェリカ」というのは実はかなり異形の作品だと思います。よく「女声しか出て来ない」ということで珍しいと言われるのですけれども、むしろ、かなり劇的な内容を1時間かそこらの1幕に押し込んでしまっているので、観る方は結構付いて行くのが大変なのだと思います。一方、「子供と魔法」は、これも1時間かそこらの作品ですが、完全にファンタジーの世界。しかも、そのファンタジーはかなり苦いのですよね。こちらは、まぁ、筋を知っていれば、いや、いなくてもかな?まぁ、話に付いて行くのはそこまで大変ではないけれど..... とはいえ、どちらの話も、観終わって、「で?」となる気がしなくもないのですよ。修道女アンジェリカは、確かに劇的ではあるけれど、書いた通り置いてかれでもしたら、乗っかりきれないですしね。子供と魔法は......うん、これは、なぁ.........いや、ともあれ。 正直言うとこの組み合わせはやはりあまりいいとは思えないのです。以前聞いた話ではどちらも母性に繋がる話、ということで組み合わせたという話でしたが、まぁ、正直、聞いた時も無理筋じゃないか?と思ったのですが、実際観ていても、無理筋感は否めないなと。まぁ、繋がらないというか、繋がってないと思うんですよね。 なんか書いてると全然いいとこないように見えるんですが、何が良かったかというと、実は思ってもみなかった演出のまとまり、なんですよね。 正直、粟国淳ですから、全く期待はしてませんでした。ここ最近全然いいとこありませんでしたのでね。 まず、この2作品をどう料理したかというと、ほぼ関係ない2本に仕立てていました。理屈としては関係あることになっているのかも知れませんが、まぁ、観た感じでいうと、関係無し。そう、関係無いんですよ、実質。だからその点では無理がない。各々の作品で完結を目指しているので、おかしなところがないんですよね。 修道女アンジェリカは、まぁまぁまとまりよし、但し幕切は問題作、でしょうか。自死はキリスト教では罪なので、当然修道女であるアンジェリカは自死すれば、亡くなった我が子がいるであろう天国には行けない。いざ死に瀕して天国に行けないと慄く(いやうっかりし過ぎだろって)アンジェリカは天使となって現れる我が子に導かれ、マリア様のお導きで救われる。奇跡だ!という幕切は、暗い舞台の上で、聴衆には何も見えないまま、ただ、アンジェリカのみが天使を見、救われたという安心感に包まれて死んでいく姿を見せるのみ。観たまんまだと「救われるって思ってるのはアンジェリカの主観でしょ?」となる。粟国淳の解説によれば、その通りで、でもちょっと違って、「奇跡は、救いは、アンジェリカにとってのみ現実であって、それは我々にはわからない」ということのようです。珍しく、納得感のある説明。いや、粟国淳に限らず、大体が演出の説明というのは、それがなきゃ成立しないのは失格だし、そうでなければ何が言いたいのかさっぱりわからんというのが定番。この演出は、納得感が得られないという意味では問題だけれど、そもそもこれ他者にはわからないでしょ?という視点で言えば、独りアンジェリカの芝居によってのみその救いは現実になる。その意味では、舞台としては論理的に正しいし、アンジェリカ役のイゾットンはそれに応えた演技を見せていたので、まぁ、成功と言っていいんじゃないでしょうか。納得感はないけどね。でも、それこそが狙いと言えば狙いなのだろうから、まんまとしてやられたと言ったところでしょうか。 子供と魔法。こちらは、まぁ、面白い舞台だった。お話自体はファンタジーだけれど、我儘勝手な「坊や」に、散々に乱暴されてきた家具や玩具や外の動物達が復讐する、その、物や動物達の姿が、オペラ自体によく合うフレッシュなもので、実は苦味も少なからずあるこのオペラの苦味を上手く生かす舞台に仕上がっていました。 というか、この舞台を観て思ったのは、やっぱりこの組み合わせじゃないな、ということ。具体的には、ヤナーチェクの「利口な女狐の物語」。利口な女狐は、観る機会がありそうでない。確か一度日生劇場でやったことがあったのじゃなかったか。その他に、ブルノあたりの歌劇場が持ってきたり。私は数年前プラハで観たこともありますが、このオペラ、なんとなく子供向けのオペラみたいに思われてますが、確かにそういう扱われ方はあるけれど、実はこれも結構苦味のあるオペラではあるのです。詳しくは、吉田秀和が「私の好きな曲」という本の中で秀逸な紹介をしているので、是非読んで貰いたい。子供が観て楽しいかも知れないけれど、まぁ、主役の女狐は劇中で死ぬので、泣くかもね。そういう意味ではシリアスな物語なんですけれども、その辺の苦味というのは結局大人でないとわからないものだと思うのです。この2作品をカップリングする方が収まりいいような気がするんですけれどもね。 まぁ、褒めてるんだかなんだかよく分からないんですけれども、それにしてもお客の方が、入りが悪いのに増して実に反応悪いというか、塩というか.....サラッと拍手して終わり、みたいな感じで、なんだかなぁと。正直、なんだかよく分からないまま終わったな、ってお客が多かったんじゃないですかねぇ。この日一番気になったのはむしろそこかなと。
2023年10月23日
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https://www.nhkso.or.jp/news/20231012.html 一日も早い恢復を祈念致しております…… まぁ、正直、あのお歳でよく来るよなぁ、と思ってくらいなので、違和感は無いし、来日中止即ち大病って訳じゃないでしょうしね。 とはいえ残念は残念…
2023年10月12日
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あちゃぁ……https://www.nhkso.or.jp/news/20231010.html とりあえず今週末のN響定期に間に合うようには来日しないということのようで… ギリギリでの判断なので代役じゃなくて中止なのね… 来週末にCプロ、再来週にBプロとオーチャード定期とかが控えてる筈なのですけれども… まぁ、御高齢にもほどがあるというお歳ではあるのでね。
2023年10月11日
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ミューザ川崎シンフォニーホール 17:00〜 ピット席 J・S・バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988〜アリア フランス組曲第5番 ト長調 BWV816 モーツァルト:小さなジグ K.574 ブラームス:3つのインテルメッツォ op.117 インテルメッツォ イ長調 op.118-2 シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 op.6 J・S・バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903 メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 ニ短調 op.54 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 op.31-2 「テンペスト」 <アンコール> J・S・バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971〜第1楽章 モーツァルト:ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545〜第1楽章 シューマン:「子供のためのアルバム」op.68〜楽しき農夫 ピアノ:アンドラーシュ・シフ いやー...............................完全にフラグでしたね。 ええ。言いましたよ。言いましたとも。予習なんてするもんじゃない、みたいなこと。........ええ、ええ。まんまと予習してましたよ。1ヶ月半も前に。ザルツブルクで。まさかのマルっと同じ演目。アンコールまで一緒ですよ。いや、あっちではアンコールはモーツァルト一曲だけだったのが、今日は三曲。 だって、演目は当日舞台上で発表、みたいなこと言うんだから、きっとある程度即興的に決めてるんじゃないか、とか思うじゃないですか。しかも、ザルツブルクでのリサイタルは、「ライプツィヒ」縛りというテーマがあったので、多少は被りこそすれ、まさか同じ演目とは思わないじゃないですか。 ....いや、まぁ、いいんですけれどもね。ただ、ということは、シフといえどもやはり何やろうかというのはある程度プランはあるんでしょうね。特に今日のは、少なくとも前にやったのと同じ、というのはどこかの段階で決めてるんでしょうしね。 ということは、シフがこのスタイルのリサイタルをやるのは、何ヶ月も前に演目を決め切ってしまうこととか、それを前提に聴衆が「これこれこういうものを聞こう」と準備してきてしまうことへの抵抗、とか、そういうことなんでしょうかね。気持ちは分からないでもないです。 ま、それはそれとして。 演奏は悪くなかったです。別に同じ演目で二度目でも面白い。というか、8月に聞いたのは、ザルツブルクのモーツァルテウムで、あそこはホールではあるけれど1000人も入らないんじゃないかという小ぶりのところ。そこで、シフが自前のピアノフォルテを持ち込んでの演奏でした。今回はベーゼンドルファーのコンサートグランド。一昨日もそうですが、現代のホールで、現代のピアノで演奏するスタイル。いや、モーツァルテウムだって勿論近代的なホールではありますが、全体の造りも広さもかなり違いますしね。少なくとも間違いなく言えるのは、オペラシティやミューザのホールの柄に合うピアノは、やっぱり現代ピアノなのだと思います。スタインウェイでなければ、ということはないにせよ、安直にピアノフォルテを持って来ればいいというものではないのですよやはり。正直、モーツァルテウムでも、ピアノフォルテにはちょっと大き過ぎるのかな、と今更改めて思うくらいですから。 言い換えると、確かにブラームスなんかもピアノフォルテで弾かれたっておかしくはないのだろうけれど、そういう意味ではピアノの進化は正しく前進してきたのだろうとも思います。テンペストだって、作曲年代は勿論ピアノフォルテの時代だけれども、じゃぁどちらがいいかと言われれば、やはりミューザには現代ピアノだろうし、それが間違っているとも思えない。偏っている、毒されている、という考え方はあるのかも知れないですけれども、ピアノだって何も考えずにただ大きくしてきたわけではないのですよ、きっと。加えて言えば、やはりシフの演奏も、現代ピアノでの方がよりこなれている気はします。 しかし、そのミューザの入りは、ちょっと「あれ?」という感じ。4階席は使っていませんでした。3階席も後方は空席が目立つ感じで、自分が座っていたピット席の隣、特にピアニストと反対側のサイドに当たる席は、かなり空いていました。埋まると思ってたんですけれどもね。ちょっとチケット高めと言えば高めではあるのですが。この額だとポリーニ級ですかね。ポリーニは、それとももっと高い?まぁ、今のピアニストの中ではトップクラスの人になってしまった感はあるシフですが、しかし、本来はそういうヴィルトゥォーゾタイプではなかった気はするのですがね。天才肌というのとも違うしなぁ.... 昨日書いた「リヒテルが聞きたい」というのは、相変わらず。リヒテルのCDを探さなきゃと思ってます。リストとかかな。それと、これはシフでもいいのだけれど、シューベルト。どうして今回一度もシフはシューベルトを弾かなかったんだろうな、と、少し残念に思ってます。 あとねぇ。近くで、演奏中に一所懸命メモしてるおじさんがいたのですけれどね。あれ、やめようよ。 そういうおじさんって、時々いるのですよ。そういや東フィルとかでもいたなぁ。何故か必ず決まっておじさん。あれはブログにでも書くからなんですかね。確かに今日のリサイタルは曲目その場で発表だから、メモしたくなるのも分かるけど、その日のうちに梶本のサイトで発表されてますしね。これもそれ転記してます。いや、よく分かってたけどさ。あるいは感想を書いてるのかも知れないですけれど、それこそ東フィルとかならまだしも、シフの演奏は凄く繊細なものなんであってね。そして、人の立てる音というのは、当人大した音でないつもりでも、実際は結構大きく響くのです。演奏してない時ならともかく、演奏中にざわつくのは、こういう演奏会では結構聞こえるのですよ。多分、あの種のおじさん達は、残酷な言い方すると、耳が雑だから聞こえてないんでしょうけれどね。人がコントロール出来ない音、咳とかは仕方ないしお互い様だと思ってるんですけれども、人がコントロール出来る音はコントロールしましょうよ、と。 なにより、これが決定的なんですけれども、演奏中に感想書かなきゃいけないって、どんだけ物覚え悪いんだと。むしろそれで忘れるなら、それは大したことじゃないんですよ。書いてる最中は間違いなく聞く方への集中力は削がれてるしね。まぁ、やめた方がいいですよ。ちなみに私はほぼメモなんて書きません。Twitterは休憩中とか終演後にあげるけど、せいぜいそれだけ。あれもそろそろ撤収しようかなぁ。青い鳥と一緒に逃げようと思ってるんですけれどね。 まぁ、なので、このブログも、いつも聞いて覚えてることを書いてます。割と音楽的なことがグダグダなのは、そもそも基礎教育受けていないのもあるけれど、細かいこといちいち覚えてないのが理由。でもそれでいいんじゃないかと思ってます。本当にガッツリ引っ掛かることは覚えてるものだしね。
2023年10月01日
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