2003年01月21日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
昨年の1月21日は妻が最後の入院した日。 

昨年、共通の友人に出した手紙から

 ……妻・葉子のあまりにも早い旅立ちにいまだに信じられない想いで、毎日をすごしております。
 今年1月15日(それまで毎週火曜日に診療を受けていたのですが)の受診で、「胸に溜まっている水を抜くために1週間ほど入院するように」言われたといって帰ってきました。
 1月21日に入院し、「胸水を抜いてもらったらだいぶ調子がいい」「もうすぐ退院できるね」などと言っていたました。入院のときは自分で3階の病室まで歩いて行けるほどだったのですが、次の日になってからは徐々に体調を崩し、それまで廊下の先にあるトイレにも自分で行っていたのが手を借りるようになってからは個室をすすめられました。
 彼女は、個室に入る事を嫌がっていましたが何とか説得して入るようにしました。いままでに何度か入院して個室に入る事はどういうことかわかっていたからだと思います。
 2月10日に個室へ移されてからは、退院を夢見ていたものが崩れ落ち、精神的にも張り合いをなくしたのでしょう。それまで頑張って食べていた食事もあまりすすまなくなってしまい、話をしてもあまり集中できない状態が続いていました。

 「誰にも知らせないでほしい」と言う本人の希望から入院の事は黙っていました。しかし、医者からは「大事な人には逢っておいてください」といわれ本人にはそれとなく「誰と逢いたいか」を聞き連絡したような次第です。


 前の年に行った中国旅行とベトナムへの旅行は本当に楽しかったようです。連れて行っていただいた方の家への訪問は「楽しかった」「もう会えない」などと日記につけられているのを見て涙が止まりません。

 昨年10月に彼女の提案で家族旅行をしました。旅行と言っても昼神温泉で一泊すると言う些細なものですが、彼女はとても楽しみにしていました。
 飯田市の元善光寺の参拝や水引工芸などを見て回り、次の日は天竜船下りを楽しみ、木曽路に抜けて藤村記念館などをまわってきました。いま思うと船下りのあと絶壁に近い山道を歩いて登る道は相当たいへんだったと思われます。妻籠宿では藤村記念館へは行かずベンチで休んでいるような状態でした。
 これが最後の家族旅行となってしまいしました。(馬篭宿で撮った写真を同封します)
もう帰らぬ人となってしまいましたが、大事な想いでとして私たち家族の記憶の中に生きています。

 皆様の健勝を祈るとともに、今日までのご厚誼に対し葉子に代って御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2003年01月21日 11時03分09秒
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

わら駒

わら駒

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: