Fierroは、クルーザーのカップルから銃とアクセサリーを奪い、男を殺してボートでヴァージニア・キー方面に逃げた。どうやら、クリーニング工場で働く元カノIvonneを訪ねたらしい。 始めは真実を言わなかったIvonneは、別に匿っているわけではなく、凶悪犯と暮らしていたことが判って、一人娘の監護権を取り上げられたので正直、もうFierroとは関わりたくないのだ。 その頃、Fierroは病院のERで、看護師たちに「ここで働いて何年だ?」と尋ねては、その答えは間違っていると撃ち殺してしまう。全くもって、冷酷無比。しかし、なぜそんなことをするのか?また、Horatioとの関係は? いつものことですが、命が助かった看護師から話を聞くHoratioが優しいですね。 やがて、人質を取ったFierro本人から接触があった。 「その声を知っているぞ、絶望した男の声だ。この5年元気だったか?新妻の手を取ってから。いまだに引きずっているな。( Still tugs at you.)」 「メモ、お前を殺してやる。覚えておけ。( I'm going to kill you for that. You mark my words.)」 ダメですって、挑発しちゃ。Hを怒らせたら、リアズのように殺されますって。 ただ、Fierroは単にHoratioを怒らせるために人質を取った訳ではない。里子に出されることになった彼らの娘Elsaを酷い里親に託したケースワーカーに復讐したのだった。 ここは、犯罪者といえども、自分の子供はかわいいという人間的な面を見せるわけですね。 里子サービスに、民間の会社が関わるというのは意外ですが、Fierroは愛娘が怪我をしたときに診察して貰えなかった病院の人間を殺し、いい加減な里親を傷つけ、そして現在行方不明中の娘を捜している。