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ストーリーが佳境に入った、というまでには至りませんが、後残り4話ですから、お膳立てが整いつつあるなと感じています。レディントンの戯れ言は本当にアラン・ショアを思い出すなあ。スパドラの毎話出演者紹介のコーナー、18話になってマリクというのは遅すぎません?ERを見ている時は吹き替えでしたので、パーミンダのイギリス英語が新鮮です。というか、ERも字幕で見ると、ニーラの浮き加減が強調されますね。リズはトムに疑いを持っている事を気付かれないようにしているが、それを察したのかトムは2回目の結婚式をしようと言い出す。リズはイエスと答えるものの、感情をコントロールできなくなる。リズは場所を借りて、トムについてプロファイリングを始め、レッドに情報を求める。レッドは、数年前からトムが仕事の邪魔をし始めて、リズと近づいた頃からトムを監視していると認める。リズは自分が含まれる理由をレッドに尋ねるが、レッドは結婚式を受け入れ、トムの正体とトムを派遣した雇い主を捕らえるチャンスだという。リズの変化を周囲に気付かれないために、レッドは新たなリスト者を挙げる。「アンダーテイカー」と言われる、死のブローカーだ。アンダーテイカーは一般人を暗殺者に仕立て上げ、本人も一緒に死亡することで完全犯罪をもくろむ。タクシー運転手ワヒードが暴走して衝突炎上し、女性客が死亡した事件は、ワヒードが脳腫瘍で認知症だったとして交通事故として処理された。また、ガソリンスタンドで火だるまになって死んだディー・トレスとコクランの場合も、ディーが子宮ガンで余命1ヶ月と診断され、精神的に不安定だったと見なされた。しかし、ワヒードもディーも、直前に思いがけない寄付や遺産を受け取り、家族の手に渡っていたことが判る。クーパーはその金の出所を洗えと命じる。リズはトムに先んじて、今日自宅で結婚式をすると決め、トムの「兄」クレイグを呼び寄せる。パーティでクレイグが手にしたグラスをデンベに渡して指紋を調べて欲しいと頼む。FBIは暗殺実行犯の銀行口座にケイマン諸島の銀行から金が振り込まれているのを突き止める。それだけでなく、同じ人物から世界中の数十の口座に何年にもわたって、総額数千万ドルの金が振り込まれていた。口座の持ち主はいずれも死亡しているが、一人だけ生存している男がいた。心臓病で治療費がかさみ、苦しい生活をしているダニー・モスで、自宅に向かうとトラバース候補の集会に出かけていったという。ダニーはそこに来ていたライト氏に向かって銃を向けるが、レスラーらが間に合って銃を下ろさせる。ダニーは家族に金が入り、借金も返せると言われて引き受けたという。しかし、アンダーテイカーはどうやって死期の近い暗殺候補者を選び出すのだろう。リズはDCに滞在しているクレイグの部屋に忍び込み、戻ってきたクレイグを締め上げて雇い主の名前を吐かそうとする。レッドが加わって、指紋からクレイグの本名がクリストファー・マリーだと迫る。レッドは仕事に戻ったリズに代わって、クリストファーの母親を連れ出し脅す。ダニー・モスと他の暗殺者の接点を探していたFBIは、彼らが同じ保険代理店を利用している事を突き止める。その代理店を訪ねると、モスやワヒード、ディーらのファイルがなくなっているという。実務を担当しているのは、ミルトン・ボビットという男で、ミルトンはウェストポート墓地に花を届けているという。席を外しているミルトンの家に向かったレスラーらは、ミルトンの次のターゲットがフレデリック・オズボーンだと知る。オズボーンは15年前に内分泌科の部長として、糖尿病の新薬の治験を監督していた。一番目にタクシー事故で死んだミッチェルは、当時オズボーンの助手をしており、コクランは新薬が認められるようにロビー活動をし、イアン・ライトは開発に資金提供をしているという関連があった。ミルトンはその治験の被験者だった。その頃、ミルトンはオズボーンを誘拐していた。オズボーンは自ら暗殺者となっていた。FBIはウェストポート墓地にミルトンが向かったと考え、現場に急行する。ミルトンは死ぬことで被害者たちは家族に金を残したので悪い事ではなかったというが、やはりオズボーンらのやったことは許せないという。現場に到着したレスラーは、武装を解いてミルトンとオズボーンに近づいていくと、オズボーンを治験の証拠改ざんや企業と結託して殺人を行ったとして逮捕するという。ミルトンはその場から動かず、自爆してしまう。リズとレッドはクリストファーから聞き出そうとするが、しゃべるくらいなら死んだ方がましだと答える。その時トムから様子をうかがう電話がかかってきて、これからホテルに行くという。トムが口にした「ベルリン」という言葉をレッドが追及するが、クリストファーは自ら窓を破って飛び降りてしまう。リズは「リンゴ男」が残したキーン家の監視ビデオを見て、トムが何かの鍵を隠しているのを見つける。クリストファーはこの鍵についても、何も答えなかった。トムとの化かし合いをもうこれ以上は耐えられないというリズに、レッドが「ベルリン」に注目せよ、と励ます。糖尿病で鼻がもげるというのは信じられませんが、とにかくこのミルトン・ボビットが気味悪かったですね。日の当たらない家の中で育てているのはエノキダケ?エリンギ、シメジ?彼にとっての民間治療法だったのかも知れませんね。役者さんはあちこちでよく見かける人でしたが、確かに「アンダーテイカー」というにはピッタリというイメージ。ちなみに、卑近の3件の依頼金は、ミルトン本人の金なのでしょうか。オズボーンらを殺したいのなら、始めからできたでしょうに。以前の暗殺事件は、残された家族に金の苦労をさせないという「善意」だったのか。リズが今回はキレまくっていましたね。訓練を受けたとはいえ、相手も腕の立つスパイでしょう。それをねじ伏せて、殴る蹴るの大暴れ。レッドに甘えるかと思ったら、このキレ具合はいかにもリズらしい。(笑)しかも、初夜だねと言われて、愛してる~という演技。案外、女性はこういった嘘は得意かも知れませんが。結局、クリストファーからはほとんど何も聞き取ることはできず、しゃべるより死んだ方がましって、どういうこと?身内が人質に取られているから、命令には逆らえないという事なら多少わかりますが、どういうルールの下で彼らが動いているのか、早く知りたいと思います。今週はレスラーが良いところを見せて、ミルトンの無念を晴らしてやるつもりなのか。レスラーの言動がミルトンの心を動かしたのは確かですね。でも、あの距離で爆発があると衝撃波で内蔵がジュースみたいになるというのを、昔CSIマイアミで言っていたっけ。耳だって聞こえなくなりますよ。リズのホワイトボードは、まだ情報不足でスカスカですね。メイクでチークが濃いのが気になるのですが。(笑)
May 28, 2014
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今週のリスト者は、ちょっと隠し球という感じでしたが、ドラマとしてなかなか面白い展開でした。アラムは大活躍ですね。シーズン2からはレギュラーに入ればよいのに。先週の事が尾を引いている物憂いレスラーが萌え。一方、「なんで気がつかないんだよ」というリズには、イライラさせられるわ~(笑)ミスター・キャプランは行方不明になっていたカウボーイとジョリーンの消息をレッドに報告する。レッドは遺体を元に戻しておけと命じ、匿名でジョリーンの失踪届を出す。レッドはネイサン・プラットというテレビ修理技術者が交通事故で死亡した事件について、リズに著名なサイバー犯罪者イワンの仕業だという。これまでロシア政府に対して犯行を行ってきたイワンが、アメリカに手を出したのは用心した方が良いという。リズとトムの家に、レッドの通報を受けた地元警察のデバロス刑事が現れ、ジョリーンのことについて聞いていく。リズは仕事の合間にアラムにジョリーンについて調べるよう頼む。アラムがプラットの車を調べたところ、エアバッグが衝突前に開くよう細工されているという。さらに、デジタル署名で「イワン」と記されていた事が判る。車内にはノートパソコンを入れていたケースが残されていた。FBIが捜査を続けるところに国家安全保障省のガラルザ捜査官が現れ、国家機密なので車に手を出すなという。クーパーが捜査権を主張して、両者は情報を共有することになった。実はプラットは敵国の軍事防衛システムをハッキングで乗っ取る「スケルトンキー計画」に携わっていた工作員だという。計画はコロラドの施設に移して、テストをする段階になっていたが、プラットが襲われPCが奪われてしまった。レッドはイワンの居場所なら始めから判っていると言い、いきなり逮捕するのではなく、自分が危機から救い出すという形で口を割らせるという。ミンスクに飛んだレッドは、イワンに逮捕状が出ていると告げ、一緒に逃げる。レッドに問われて、イワンはスケルトンキーを盗んだのは自分の名を騙る偽物だと明かす。偽物は3~4ヶ月前から姿を現したようだが、イワンにさえ実態は判らないという。偽イワンはどうやら、国防総省のネットワークに侵入しているうちにスケルトンキー計画について知ったらしく、プロの犯罪者というよりは、ポルノサイトを閲覧したり女性の社会保障給付を水増しするなど、ネットでやりたい放題をしている。当の該当女性は、心当たりはないというが、ネットに詳しい孫がいることが判る。リズはアラムからジョリーンが最後にいた場所を聞いて、そこに向かう。ジョリーンは偽名で、重罪犯として2年前から行方不明になっていた。リズは犯罪者を家に入れたことで、トムに罪悪感を感じる。ジョリーンが最後にリズに電話をしたのはトムのアジトで、リズがトムに連絡を入れたとき、トムはアジトにいた。慌てたトムは壁に貼っていたリズやレッドの写真を処分するが、リズは中に入った。物陰に隠れていたトムは隙を見て、リズを突き飛ばし殴って逃げる。リズは現場の捜査をデバロス刑事に任せることにし、捜査資料のコピーを送って欲しいと頼む。FBIは17歳のハリソン・リーの高校に向かう。ハリソンは追われていると察して、学校のシステムを自由自在に操作して、FBIの手から逃げる。アラムはハリソンのPCを調べ、ハリソンがスケルトンキー計画の責任者デビッド・フィッシャーの娘アビーに異常な関心を持っていたという。ハリソンは彼女の携帯やPCをハッキングし、ストーカーのような行為を繰り返していた。アビーが危険と見てフィッシャーに連絡を入れるが、その時急にDC地区が停電となる。ハリソンがスケルトンキーを使って通信網を遮断し、その後、アビーの携帯に友人を装ってメールを送り、アビーを地下鉄の駅に呼び出す。ハリソンはスケルトンキーによって、思うとおりの場所に電気を流すことができるのだった。アビーはハリソンから、コロラドに引っ越すのは嫌だと知って引っ越さなくてよくしてあげたと言われて、怖くなり逃げだそうとする。FBIは電力が一カ所だけ集中している場所向かうと、アビーが頭を打って倒れていた。リズは動き出した地下鉄に飛び乗りハリソンを追う。ハリソンは死ぬ気で地下鉄を暴走させるが、リズの説得で何とか停車させることができた。自宅に戻ったリズは、デバロス刑事からのメールで、アジトのゴミ箱に今朝自宅で見た人形が捨ててあるのを見つける。全てはレッドの言っていた通り、トムが信頼できない人間だと悟るが、トムの前では何事もなかったと答える。リズはレッドを訪ね、昔父がしてくれたように、レッドに「大丈夫だよ」と慰めてもらう。妻を突き飛ばしておいて、いけしゃーしゃーと嘘を言うトムに腹が立ちます。そこまでして、リズの側にいなければならないのは雇い主によほど忠誠心があるのか、あるいはリズに知られることがよほど怖いのか。(笑)しかし、あのアジトを調べれば、トムの指紋やDNAがゾロゾロ出て来るのは判っているはずなのに、銃なども残して出所を探られることは考えていないのか。以前のホテルでの殺人をごまかし続けたように、嘘を付いて通すのでしょうか。これは怖い事ですよ。いずれ、殺すか殺されるか、一騎打ちになるのか、あるいは愛が勝つのか。一方、リズがやっとトムの本性に気がついて、この先彼女もトムに嘘を付き続けるつもりなのか。正義に対しては一直線なリズは、今週もsave the day。走り出す地下鉄に飛び乗るところなどは、頭より行動が先の熱血漢という感じで、プロファイラーという設定を間違えましたか。(笑)それにしても、パパみたいに慰めてくれるレッドが「君のパパじゃない」と言ったのをまだ信じているのでしょうか。そうでなければ、上司でもない犯罪者とのあの交流はやばいですよ。やっぱり、ファザコンなのかな。また撃たれ役になったレスラーが、そうでなくてもへこんでいるので気の毒でした。パートナーとして、リズとの間に絆が深まっていくところを見たいですね。2人とも曇りのない正義の側にいるキャラクターですからね。マリクとじゃ、ちょっと萌えないです。(笑)
May 21, 2014
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タイトルを見て、また変な日本ネタだろうなと予測していましたが、新たな展開もあって許せる範囲。(爆)しかし、変なところはやはり変です。Makoという名前は多分日系の古い俳優さんのだろうと思いました。ちなみに、この方は本名の「マコト」がMakoになったようなので、生粋の日本人という設定ならやはりMakoは変でしょうね。大阪のヤクザが英語ペラペラというのはアリだと思いますが。今回は何といってもお当番のレスラー(ディエゴ・クラッテンホフ)が光りましたね。演技も表情も良いわ~雪の上で本当にきれいでした。かつてレスラーと組んでレディントンを追っていたFBIのレイモ捜査官が東京で割腹自殺したという。しかし、当時の同僚たちはレディントンに殺されたのではないかという。レスラーは自らレッドに会って事情を聞く事にする。一方、レッドもレスラーに会いたいと言ってくる。レスラーたちがレッドを捕らえようとして、巻き込まれて逮捕されたヤクザのマコ・タニダが網走刑務所から脱走した。タニダはFBIに恨みを持っていて、レッドはレイモを殺したのは彼だという。実際、タニダは偽名でアメリカに入国し、同じくチームの一員だったマグワイヤ捜査官を殺した。タニダの組織は彼が刑務所に入っている間に国際的に拡大し、始めは獄中からタニダが指示を送っていると考えられたが、弟のアイコウが組織を動かしていると判った。クーパーはレスラーを始め、当時の捜査官たちに身の安全を確保するように命じる。レスラーは恋人のオードリーも危ないと察し、安全な場所に隠れることにする。しかし、移動中にタニダ一行に襲われ、オードリーが殺されてしまう。クーパーはレスラーの気持ちを理解した上で、捜査から外れるように命じるが、レスラーは最後の一人、ジョニカ捜査官に連絡を取る。トムを誘惑したジョリーンが自宅に現れ、トムは動揺する。ジョリーンはリズに近くに住みたいので物件を紹介してくれと頼むが、それはトムへの合図だった。トムの隠れ家を訪れたジョリーンは、「報告」するようにいう。トムはリズとレッドの関係を調べるためにリズに近づき結婚までした。しかしベルリンの人々は、トムを2年間も放置してきたという。トムは自宅を監視されていたことは知っていたが、誰が監視していたのか判らないという。レッドが雇ったカウボーイは、ジョリーンの監視を続け、ジョリーンとトムの関係をレッドに報告する。レッドはジョリーンを連れて来いと命じる。愛する人を失ったレスラーはレッドから、タニダの居場所を聞き出し、ジョニカと敵討ちに出かける。リズはレスラーと連絡が取れないことから、レッドに助けを求める。レッドは、アイコウ・タニダは兄が逮捕されたときに死んでいて、組織を動かしているのは別人だという。FBIは当時マコ・タニダを移送したアメリカの捜査官がジョニカだったと知る。ジョリーンを追ったカウボーイは、逆にトムに捕らえられてしまう。トムはカウボーイの雇い主を聞き出そうとするが、カウボーイは口を割らない。トムはジョリーンに家を探すのは中止するとリズに電話をかけさせると、ジョリーンとカウボーイを殺してしまう。レスラーとジョニカはタニダを捕らえるが、タニダは移送中の車の中で、弟を殺したのはFBIの誰かだとしゃべりだす。ジョニカがタニダを遮ろうとして車が横転し、レスラーは意識を失う。気がつくとジョニカは逃げ出していた。ジョニカこそ、タニダの組織を裏で牛耳っている男で、レスラーはジョニカにレッドと仕事をしていることを話す。オードリーが突然戻ったのはレッドが気をまわしてくれたせいだろう。そのおかげで幸せな時間を過ごしていたのに、タニダにオードリーを奪われてしまった。レスラーはジョニカが殺したも同然と言って、短刀を渡すと腹を切れと叫ぶ。そのころ、FBIではレスラーの行き先を追っていた。クーパーがジョニカの山小屋を思い出し、現場に急行する。車内に繋がれていたタニダは逃亡していた。リズがジョニカに銃を向けるレスラーを説得し、レスラーは狙いを外して怒りをぶつける。ジョニカは刑務所に入れば受刑者から狙われると言い、自ら腹を刺す。自宅に戻ったレスラーに、レッドから手紙と共にタニダの首が届けられる。レッドは今は亡き娘が踊ったバレエを毎年自分のためだけに、バレエ団に演じさせていたのですね。愛する者を奪われた悲しみは同じ立場の者しかわからない。オードリーを殺されて復讐するつもりのレスラーに、レッドは一線を越えれば2度と光を見ることはできないぞと忠告する。憎しみに燃えるレスラーはそれでも構わないと、タニダを追った。おそらくジョニカの山小屋に行ってそこで処刑するつもりだったのでしょうか。ところが、ジョニカこそ、タニダの恨みの相手だった。オードリーを殺したのはジョニカではないけれど、暴走したレスラーがジョニカに銃を向け、リズが「あなたは善い人よ。刑務所に入る事になるわ」と止める。ドラマとして、主人公としても完璧な展開ですね。レッドはもちろんダークサイドで、クーパーでさえ白と黒のあいまいな世界にいる。そして思い踏みとどまったレスラーと、夫を信じるリズは光の側に立っている。良いですね~(笑)さて、ついに、ついにトムの本性が明かされた。と言っても、まだ謎がありますが、とにかくトムもジョリーンもスパイだとはっきりしました。「ベルリンの人々」は誰のなのか判りませんが、トムとジョリーンの雇い主はレッドのことを知りたがっている。リズはそのための手段だった。リズを監視する最善の方法としてトムはリズと結婚することにした。するとどうだ。レッドが現れたではないか。リズの義父が死亡した時、トムは隣り合ってレッドと座り、声をかけられたが、あの時にレッドを殺す事もできたはずだ。トムはスナイパーでしたよね。そしてやはりトムは冷酷な諜報員でした。早く気がつけよ、リズ。レッドだってカウボーイが殺されたことはバレバレでしょう。というか、それくらいのことデンベでもできそうでしたが。次週はいよいよ、リズがトムの真実に迫る事になるのかな。しかし、レスラーはタニダの頭をどうするつもりなのでしょうか。(笑)
May 14, 2014
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今回はケースも興味深かったし、新たな事実も明らかになり、なかなか良かったと思います。面白かった。「フリンジ」終了後、ジョン・ノーブルが「Sleepy Hollow」に出ていると思ったら、ランス・レディックもゲスト出演でしたね。こちらでは今までとは違うイメージでした。12年前に失踪した連邦検事補ヘイスティングスが、突然姿を現した。精神的にショック状態にあるのか、何を問いかけても答えない。心ここにあらずという様子だった。ヘイスティングスは12年前にカルテルのボスを起訴し、1週間後に失踪していた。レッドは囚人たちの間で伝説となっている『判事』について示唆する。無実の罪で起訴され、有罪となっても獄中から無罪を訴える者は、訴状を囚人たちの手を借りて『判事』に渡すという。バージニア州モンロー連邦刑務所にある図書プロジェクトの倉庫に届けられた訴状は、判事が精査してえん罪だと判断すれば、囚人たちに科されたのと同じ刑を彼らを有罪に追い込んだ刑事や判事、検事などに与えると言われている。FBIが調べたところ、ヘイスティングスはカルテルではなく、同じ頃に担当した武装強盗のデブスの裁判で、デブスは14年の刑が科されたところ、2ヶ月前に12年で釈放されていた。デブスのアリバイが隠されたため、有罪になったとされ、ヘイスティングスは同じ12年の刑に服役していたと考えられる。他にも行方不明になっている検事や判事がいるので、FBIは本格的に闇の裁判所を暴く事になった。レッドは「カウボーイ」にジョリーンの過去について調べて欲しいと頼む。ジョリーンとトムは現在、フロリダ州の教員研究会に出席中だ。図書プロジェクトの貸し出し係には、殺人犯だったフランク・ゴードンがいて、リズとレスラーが関わりを聞くために訪れる。地下室にフランクを訪ねたところ、いきなりレスラーが攻撃されてフランクを取り逃がす。その地下室には、全国から寄せられた囚人たちからの無実の訴えがたくさんあった。フランクリンはそれを判事に届ける役目だったらしい。訴状の最新のものは、明日死刑が執行されるアラン・レイ・リフキンのものだった。リフキンは兵士としてアフガニスタンに派遣されたが、タリバンに寝返って、村を襲って住民を虐殺した罪に問われていた。リフキン自身は、アメリカ軍がタリバンの前線基地を間違えて空爆したと訴えていた。リズらは、リフキンを取り調べたのが当時のクーパー捜査官だったと知り、同じく担当のコノリー検事と共に危険だと警告する。クーパーはリフキンが有罪なのは揺るぎないと言い、リズらの捜査を認める。刑務所にリフキンを訪問したリズは、自白が強要されたものかどうか確かめる。リフキンにはアムネスティ・コレクティブのアドバイザー、ルース・キプリングが付き添っており、クーパーに殴られてしかたなく罪を認めたという。マリクはフランクのところに残されていた資料をチェックして、リフキンが逮捕後、基地から連邦刑務所に移送される間の時間に食い違いがあると指摘する。移送の担当はクーパーで、本来なら30分のところが実際には2時間半かかっていた。しかし、裁判所の記録には30分と書かれ、改ざんされていた。リズが当時、クーパーと共にリフキンを移送したマンソン連邦保安官に話を聞くと、確かに有罪にするのに証拠が足りないと焦ったコノリー検事がクーパーに命じて殴って自白させたと認める。記録を書き換えたのも自分だという。リフキンはアムネスティの人間と接して、無罪を訴え始めたという。一方、クーパーはコノリーに会い、事態への対応を相談していた。FBIに戻ったリズはクーパーとコノリーの前で、取り調べでリフキンを殴ったのかと問う。クーパーが認めたため、リズはリフキンの刑の執行を延期してもらうよう、恩赦司法局と相談するという。しかし、すでに判決を再検討する期日も過ぎており、刑の執行を止めることはできなかった。リフキンは立ち会ったクーパーたちの前で「お休み、母さん」と最期の言葉を残す。『判事』こと、キプリングは手下のフランクに命じて、クーパーとコノリーを誘拐させる。事態を知ったリズはレッドに助けを求め、レッドはヘイスティングスから捕らわれていた場所を聞き出すようにアドバイスする。レッドはかつて同室だった海軍の同僚リチャードに会いに行く。リチャードはレッドに手を貸したと判断され、今は左遷されていた。レッドは協力してくれれば悪くはしないと言い、リフキンの主張するヘリの誤爆について、当時の記録を手に入れてくれと頼む。リズはヘイスティングスから何も聞き出す事はできなかったが、帰り際に「お休み、母さん」という言葉を聞いて、キプリングが関わっていると察する。キプリングの自宅農場に、クーパーやその他の「被告」たちが捕らわれているに違いない。キプリングはクーパーとコノリーの罪状認否を行い、有罪を宣告した。クーパーに死刑の準備がされ、農場ではすでにSWATが突入をしようとしていたが、リズとレスラーはキプリングに、リフキンの罪状について、真相を知っている人物を連れて来たという。レッドはクーパーではなく、キプリングの弁護をしにきたという。アメリカ軍は、現地の協力者の正体がばれたため、救出するためにヘリを出動させた。タリバンが到着した時はすでに協力者が救出された後で、疑惑と怒りに苛まれたタリバンは住人を殺し、村を焼き払った。リフキンはタリバンと一緒に行動していたので、彼もまた殺戮に加わった。しかし、その件が表沙汰になると、アメリカ軍の諜報活動が原因で殺戮が行われた事になるので、国防総省は事実を伏せ、闇に封じたという。キプリングの父親もまたえん罪で刑務所で30年間を過ごした。死刑を科すには反駁の余地のないのが原則だ。キプリングは彼女なりの正義を行ってきたが、リフキンは正に自分が行った事で死刑となった。今ここでクーパーらに死刑を科すとなると、伝説となった正義が貶められる。キプリングは投降して、リズらは全国から集まった訴状を司法局に引き渡す事にする。クーパーはリフキンを殴った事で後悔はしないとリズに話す。リズも上層部に報告はしないと約束する。クーパーはレッドに今回の事で借りが出来たというが、レッドは戦争が始まろうとしていて、郵便局襲撃やダイアンの失踪はその始まりだという。この先、レッドはクーパーに力を借りる事になるだろうという。レッドはリチャードの処遇を見直してやって欲しいと頼む。カウボーイはジョリーンの自宅を調べ、彼女がずっとレッドの後を追って、各地を移動しているという。ジョリーンもまた、多数のIDを所持していた。トムはジョリーンから誘惑されるが、妻を愛していると言って拒む。ジョリーンは「妻ではなくて、ターゲットでしょ」というと、トムは「僕の仕事は彼女を愛することだ」と答える。ジョリーンのことを調べさせるのに、わざわざ目立つ大男を雇う必要もないと思いますが、とにかく自宅は住んでいる実感がなくて、意味深なフラッシュメモリーやら何やらが見つかった。何よりも、トムと同じように偽名のIDがたくさんあるのが決定的ですよね。「君も彼らが寄越したのか?」「僕の仕事は」という言葉に引っかかります。ジョリーンはトムの正体を明かすために近づいたのか。しかも、レッドの事も追いかけていた。一体誰に雇われたのか。レッドが海軍アカデミー時代の同室だった人物が出てきましたが、レッドが国を裏切った時に、多くの人が処分されたり左遷され、人生を狂わされてしまった。それなのに、レッドは上から目線ですね。一応、国家機密をばらす代わりにそれ相応の処遇に戻してくれと頼んでいましたが、レッドとしても償いたい気持ちはあるらしい。さて、クーパーを助け出した代わりに「戦争が始まる」というのは、誰と誰の間の戦争の事なのか。ダイアンの失踪はレッド本人のした事のはずですが、ジョリーンも戦争の一部と言うことでしょうか。ジェームス・スペイダーの口から「Advocate」という言葉が出て来ると、ちょっとアラン・ショアを思い出してキュンとしました。レッドはわざとガラ悪くしていますが、弁護士役は似合っていましたよね。「Homeland」など、諜報機関のドラマを見ているので、軍と政府が具合の悪いことを隠したり、リフキンの自白が本物だったかどうか、クーパーが譴責されるのかどうかなど、興味深い展開でした。クーパーは本当に情けない格好でしたね。コノリーから指示されて有罪だと信じて暴力を振るったというのは、有罪を信じていようといまいと、やはりダークなレッテルが貼られてしまいました。いずれFBI本部長に、などという話も怪しいなあ。こいつ、どっち側?と訳がわからなくなります。単に自分は正しいと信じ込んでいて無能なのかも?アムネスティの名前をこういう形で出すのは大丈夫でしょうか。心配してしまいます。(笑)
May 7, 2014
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どこかで見たようなプロットや、潜入捜査は「ニキータ」みたいだなと思いながら見ていましたが、話はそれだけではないようですね。もちろん、ジェームズ・スペイダーの怪優ぶりには呆気にとられてしまいます。やっぱりすごいわ。何者かが、トルコの銀行からレッドの貸金庫を開けて書類を盗んだ。レッドはその書類と引き替えに、マデリーン・プラットから仕事の依頼を受ける。書類を盗んだマデリーンは、レッドにフィレンツェですっぽかされた事を恨んでいた。マデリーンはシリア大使館に保管されている、アタルガティス女神の彫像を盗んでくれとレッドに頼んだ。この彫像は1983年に大英博物館から盗まれ、最近アメリカ国内で見つかって、FBIがシリア大使館に返還した。レッドによると、冷戦の終わり頃、「クングール・シックス」と呼ばれるソ連のスパイ6名のリストが、この彫像の中に隠され、彼らは今も現役で暗躍しているという噂があったという。彼らを捕らえるのはアメリカの諜報機関にとって夢の話だ。マデリーンがなぜこの彫像を欲しがるのか、おそらく、ロシアの雇い主がいるのだろう。大使館に忍び込むのは危険だが、リズは自ら志願し、マデリーンに会う事になった。トムは養子をもらう話をリズが断った事にこだわり、夫婦の間には波風が立っていた。フロリダに仕事の話があるので行ってくるという。クーパーはダイアン・ファウラーが行方不明になって、レッドが郵便局に戻ってきた事に疑いを持つ。もしレッドがダイアンを殺したのなら、FBIは徹底的に調べ上げると告げる。レッドはリズを盗みやスリのプロとして、マデリーンに紹介する。リズは招待客として大使館のパーティに出席し、盗んでコピーしたIDで地下保管室に入る計画だ。レッドがエスコートするが、顔を知られているはずのマデリーンとなじみのロシアのスパイがパーティに出席しているという。マデリーンは自分で盗むつもりか。ではなぜレッドに仕事を依頼したのか。クーパーはマリクに、レッドがダイアンを殺したに違いないと考え、秘密裏にレッドを探れと命令する。レッドがパーティでマデリーンの相手をしている間にリズは地下保管室に侵入するが、金庫の中は空だった。警報が鳴り、リズが捕らえられてしまったので、レッドが一芝居打ってリズを救い出す。マデリーンは、監視ビデオを見て、彫像を盗んだのはレッドだと叫ぶ。FBIはリズが盗んだマデリーンの携帯のSIMカードから、モスクの管理者ファイラス・アシールと接触していた事を掴む。ファイラスの父親がテロ組織に資金提供をしていたという情報があったが、ファイラスは父が彫像を所有していたのは数ヶ月で、子供の頃にアメリカ人が家に押し入り父を連れ去ったという。父親は連れ去られる直前に、メモを入れた彫像を7歳の自分に託したが、彫像は奪われてしまったという。CIAはクングール・シックスの情報を手に入れるため、ファイラスの自宅を捜索したのだった。クーパーは、リストは人の名前ではなく、ソ連がアメリカ国内に持ち込んだという核兵器の座標だという。レッドはマデリーンを追い、彫像を渡すように言う。マデリーンはレッドに泥棒の罪を押しつけたのは、本気でやり直そうとしてフィレンツェに来なかったからだという。その2人が突然誘拐され、監禁される。マデリーンが気付くと、拷問されたレッドが捕らわれていた。すでにロシア人に売ったというマデリーンだったが、レッドはクリスマス・イブに家族を惨殺されたのがフィレンツェに行けなかった理由だと話す。同情したマデリーンが思わず、知りたい事を話すと言い、座標を話してしまう。しかし、それはレッドの仕組んだ芝居で、FBIはマデリーンの雇い主でロシアマフィアと関わるカリーフを追う。隠してあった彫像をカリーフの手から奪ったレスラーだったが、彫像の中には何も入っていなかった。マデリーンもまた姿を消していた。核兵器の場所を書いたメモは本当にあったのか。あるいはマデリーンが持ち去ったのか。レッドが持っているのか。レッドはクーパーに、古くさい核兵器と彫像を交換しないかと持ちかける。FBIとしては、ロシアマフィアを捕らえる事ができれば、良いはずだ。マデリーンはまだレッドに未練があるようだ。トムは一人で向かったフロリダの会場でジョリーンと一緒になっていた。クーパーの前にDC支局のマーティン特別捜査官が現れ、上からの命令でダイアンの件はDC支局が担当するので今すぐに手を引けという。最初にマデリーンが貸金庫から奪った書類というのは、何だったのか。レッドはちゃんと返してもらったのでしょうか。レッドはフェルメールの絵と交換で彫像を手に入れて満足していたようですしね。ロシアスパイ6人のリストが実は密かに持ち込まれた6つの核兵器だというのは、NCIS:LAでもありましたね。都市伝説みたいなものでしょうか。しかし、彫像の中にそんな情報が入っていたと知っていたら、なぜFBIはシリア大使館に返還したのか。なんだか穴が一杯あるような感じでしたが、ともあれ、レッドのアドリブには大いに楽しませてもらいました。あの調子でまくし立てられたら、みんな信じてしまうのかな。レッドとマデリーンが誘拐された時は、絶対に「芝居」だと思いました。慎重なレッドが簡単に捕まるはずがない。でも、クリスマス・イブの惨殺については、そこに真実もあるのでしょうね。根っからの悪党であるマデリーン・プラットが涙を流すことからして、彼女は本気でレッドに惚れていたんだなと感じましたが、レッドは誰も信じませんよね。少なくともリズ以外は。そのリズは、トムに捨てられても文句は言えないでしょう。プライベートが順調なレスラーに「私捨てられそう」と言うのは、身勝手も良いところ。甘えすぎ。レスラーは仕事のせいで夫婦仲が上手く行っていないと思っているでしょうから、同情するのでしょう。トムがジョリーンとは示し合わせてフロリダに行ったのかどうか。妻のドレス姿に惚れ直すのが本当だとすると、確信犯ではなさそうですが、次週に何かありそうですね。最後に出てきたFBI捜査官役の人、「Homeland」や「アルカトラズ」に出ていましたね。嫌われそうなキャラクターばかり。(笑)ダイアンの事を詮索するなという「上からの命令」が何を意味するのか、レッドを擁護する人間がいるということか。正義漢の強いが凡庸なクーパーの立ち位置も、微妙ですね。
April 30, 2014
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闇のビジネスとして、いろいろ興味深いものが出てきますが、それ以外の展開は読めてしまうなあ。悪人たちは簡単に殺されてしまうような感じです。やはり、レディントンは最強だ。トムとリズは間もなく生まれたばかりの子供を養子として迎える事になっている。リズはしばらく仕事をセーブして、子供と一緒に過ごしたいと考える。レッドは、赤ん坊を誘拐して子供を欲しがるカップルに斡旋する、サイプラス事務所を調べるようにいう。彼らは客に完璧な子供を渡すと約束し、望むような遺伝子を探すという。手がかりは次に子供を受け取るローランド夫妻の名前だけで、リズは夫妻に捜査に協力するよう求める。サイプラスの弁護士テッド・コードウェルとの面談で、夫妻に子供の身元について質問させると、怪しまれたと察したコードウェルが店の外に出る。リズたちが声をかけると、逃げようとしてコードウェルは車に轢かれてしまう。FBIはサイプラスを家宅捜索して、関連資料を押収する。レッドからスパイの疑いを持たれたマリクは、拷問を受けるが何も知らないと否定し続ける。「郵便局」の保安強化の作業見積もり依頼にマリクがサインをしていたのが根拠だが、マリクはクーパーから指示を受けただけだという。マリクは自らスパイ捜しをするとレッドに提案する。サイプラスで斡旋された27組の養子縁組では、海外から子供がやってくるが、出生証明がなくやはり怪しい。行方不明者のデータベースには養子たちのDNAは登録されていない。レッドは子供を盗まれても警察に届けられない人たちから盗むのだと言い、子供の血縁者に範囲を広げて調べろという。すると、12人の子供の母親5人が、行方不明者のデータベースでヒットした。彼女たちはいずれも20代で誘拐されたり、行方不明になっていて、大学生だった。子供の年齢から考えると、女性たちは誘拐後に出産したことになる。アラムはサイプラスの隠しファイルを発見し、彼らの次のターゲットらしいシャーロット・パターソンを見つける。リズとレスラーが大学に向かったが、すでに誘拐された後だった。リズは逃亡する犯人の車を目撃して緊急手配する。行方不明の女性の一人、ケイト・エリソンが死体で発見される。検死の結果、ケイトは誘拐された3年間にずっと寝かされたままで、しかもその間に複数回出産した形跡があるという。強い睡眠薬で眠らされていたと思われる。一方、サイプラスのCEOオーウェン・マロリーは、ラシター夫妻の養子として別の名前だったことがわかる。マロリーは、マイケル・ショウという名前で7歳の時に養子に来たが、強い愛着障害があると言われ、問題を起こし夫妻の手に負えなくなって、たった16ヶ月で施設に戻されたという。リズは「私たちはまだ養子を迎える準備ができていなかった」という夫妻の言葉に耳を傾ける。マリクはクーパーのIDを盗んで、保安強化の書類をコピーしレッドに渡す。レッドはそれで十分だという。リズはケイトを3年間眠らせた薬物を手に入れる方法をレッドに聞く。今は使われていないそのクスリは、ハドリーという産婦人科で今も扱っているという。リズとレスラーがハドリーのクリニックに向かうと、ハドリーとマロリーはその場から逃亡を試みる。リズは施設の奥に、妊婦たちがベッドの横たわるファームがあるのを発見する。マロリーとハドリーは手を組んでそこで生まれた赤ん坊を子供を欲しがるカップルに渡し、金を稼いでいた。捕らえられたマロリーは、金が目的ではなく、自分のDNAを次の世代に残す事だったと答える。帰宅したリズはトムに、やはりまだ親になる事はできないと告げる。少しでもお互いに疑いがあるのなら、無理だ。レッドはダイアンが情報を漏らした張本人だと追及する。レッドを守るための施設の保安強化で、フィッチは十分に守ってはくれないという。しかし、レッドはあっさりとダイアンを撃ってしまう。ダイアンはあの夜、レッドの家族に起こった事を知っているというが、レッドは他にも知る人間がいるだろうと容赦なくダイアンを撃ち殺す。相変わらず、レッドは有無を言わせませんね。あっさり殺します。マリクに対する拷問は、わかりきったことというのか、疑うのに根拠が薄すぎる。それにしてもなんで、マリクについては自分で尋問しないのか。ダイアン・フォウラーがクーパーの直接の上司なのか、政府の関係者なのか判りませんが、情報をリークした結果、フィンチがギャリックを雇って襲ったということになりますね。フィッチとダイアンが対立している関係だとすると、リークする意味がよくわからない。レディントンの安全を守るために、あえて襲わせたということになりますが、レッドを守るのは自分だと張り合っているみたい。フィッチとレッドはお互いの事には口を出さないという合意があるので、フィッチはもうレッドを襲わない。ダイアンの裏切り行為でレッドは部下を失った。だから、殺すということか。ダイアンがあの夜、レッドの家族に何があったかを知っている、つまり、レッドは何があったのか知らない。レッドは家族に手を出した人物を知らないのでしょうか。ダイアンが知っているなら、他の人間も知っているだろう。ということは、この先、レッドの家族に何が起こったのか、明らかにされるのでしょうか。キーン夫妻の養子の件は、このエピソードのためだったのかも知れませんね。リズはトムを無理にでも信じようとしているように見えます。本当に子供が欲しかったの?と思いましたが、とにかく思いとどまって正解。トムは妻への不満をジョリーンに聞いてもらう。これって、トムの本心なのか?ちなみに、マリクには娘がいるという。クーパーは仕事に家族を持ち込むなと言う、厳しい態度ですが、マリクもよくこの仕事を続けられるものです。リズは「育休ください」とは言いそびれてしまいました。(笑)レスラーは今週も車にぶつけられて、痛そうでした。脚はすっかり良くなったみたいですが。
April 23, 2014
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興味深い敵ではありましたが、相変わらず突っ込みどころは多いです。展開がすぐ読めてしまうのですが、この先も、疑わしく見せておいて実は違うんです、というパターンが続くのかな?どんでん返し、そのまたどんでん返しがあれば良いけれど。あの帽子、レディントンはユダヤ教徒なんでしょうか。それとも、単にリズと会う場所のためにその振りをしている?レディントンはリズに新しいリスト者の名を告げる。犯罪者を逃がすために、無関係の無実の人間を殺して身代わりにするという「錬金術師」という男が、マフィアの情報屋マドルチェック夫妻を逃がそうとしているという。レッドはFBI内のスパイを突き止めるため、人を雇って政府関係でシュレッダー処分された書類を手に入れ、復元して証拠を掴もうとする。マドルチェック夫妻は、飛行機事故に巻き込まれて死亡してしまうが、レディントンはリズに錬金術師が他人の歯形やDNAまでも変える事ができると説明する。検視でマドルチェック夫妻と断定された遺体も、実は別人だという。リズに求められて、レッドは情報提供し、リズとレスラー、マリクはブダペストに現れたマドルチェックを逮捕する。帰宅したリズに、トムは新しい仕事を探そうと出かけたが、面接は受けずに戻ってきたという。自分か仕事か、どちらかを選べということはできないと思ったという。トムとリズは、6週間後には生まれたばかりの養子を受け取ることになっていて、トムは自宅でベビーシャワーをする予定だった。マドルチェックと思われた遺体を調べ直して、別人に仕立て上げた証拠が見つかった。歯形まで、本人に似せて埋め込まれていた。錬金術師はこれまで犯罪の容疑者の死亡を偽装してきて、本人たちは自由の身となっていた。マドルチェックの妻とされた女性の身元が判明し、数日前に出会い系サイトにアクセスしていたことが判る。FBIの聴取に対して、本物のマドルチェックは仲介者を通じて錬金術師と接触したので顔は知らないという。そこに、マドルチェックの弁護士の代理だという男が現れる。実はその男こそ錬金術師だったのだが、一足違いでマドルチェックを殺して立ち去る。顔写真から錬金術師は、裁判でDNAの専門家証人をしていたエリック・トレトルと判る。トレトルは裁判でマフィアに依頼されて証拠をねつ造し、この道に入った。今は別れているが妻と娘がいて、家族に対しては愛着をもっているようだ。しかし、妻は夫を気味悪がっていた。本物のマドルチェックの妻が殺されて、車のトランクに捨てられていたのが見つかる。現場からは何かのバーコードと数字が書かれたシールの切れ端が見つかった。リズはビジネス用のラベルというところまでは突き止めるが、数字の意味が判らずレッドに助けを求める。レッドは、ラボで使われる機器に関係があると示唆し、遠心分離器のシリアルナンバーだと判る。購入したのはDNA研究をしているラボで、FBIが急行すると、トレトルの姿はすでになかった。リズはトレトルの妻子に危険が及ぶと考え、自宅に向かう。何と、すでに2人は殺された後だった。しかし、リズはそれらも偽装されていると考え、トレトルが妻子を誘拐して逃亡しているとして、公開捜査を行う。では、どうやって探せばよいのか。リズはレッドに助けを求め、トレトルの娘が糖尿病で、インシュリンポンプを使っているので無線で居場所がわかるはずだという。アラムが発信された電波をキャッチして、FBIは現場に向かう。そのころ、トレトルはガソリンスタンドで身分を見破られ、人質を取って立て籠もっていた。その際、娘が流れ弾を受けてしまう。SWATは容赦なくトレトルを狙撃しようとしていたが、リズはトレトルが死を偽装した容疑者の名前を聞き出すため、交渉役を買って出る。丸腰で立ち向かうリズに、トレトルは免責と家族と自分の証人保護プログラムを要求したが、トレトルは妻に撃たれ、結局SWATに射殺される。アラムはトレトルのPCから、容疑者の名簿を見つけ出し、リズはそれをレッドに手渡す。トムはベビーシャワーの時に知り合ったジョリーンという代理教師から誘われ、帰りの遅いリズを置いて、一人で出かけてしまう。レッドは復元された書類の宛先「ミーラ・M」という名前から、マリクに銃を向ける。相変わらず、いちいちレッドに聞かなくても判りそうな事をリズはレッドに報告して、頼りますね。(笑)そのための分析官だろうに。そのくせ、レッドの短縮ダイヤルは7番目で、6番目はチャイニーズのデリバリ-。(爆)今回の事件、検死官が無能なのか、他人の死体とすげ替えても判らないほどの出来というのが、凄い発想ですね。レッドもさすがに「somehow」と言っていたので、その辺は聞き流すとして、レッドは自分が知りたい事、謎の女、ルーシー・ブルックスの情報を得たいためにリズにトレトルの事を調べろと言ったのでしょうか。要するにジョリーンですね。そのジョリーンがトムに急接近した理由が判りませんが、トムを介してリズに近づきたかったのか、あるいは、リンゴの男がいなくなったために、新たに監視するためにジョリーンが雇われたのか。気味が悪いほどに妻に優しく、理解のあるトムは、仕事優先のリズの仕打ち(爆)についに耐えかねて、ガードを緩めた。ということは、トムは怪しいスパイではない?でも、家庭を顧みない妻を引き留めるために、養子をもらおうとしているかのようなトムの行動はやはり不自然に感じます。まあ、その辺はこの先もずっと引っ張るのでしょうが、もう一つのFBI内のスパイがマリクだというのは、あれだけの労力を使ってあぶり出したにしては、いかにもな展開なので、これもにわかには信じがたい。スパイが自分の事をスパイだと素直に明かすはずがないし。と、思ってしまいますが、こちらも次週が待ち望まれます。ところで、急に出てきたオードリー。仕事中心で、上手く結婚まで進められなかったレスラーのプライベートを彩る事になるのか。こちらは気楽に見られそうです。撃たれた脚の回復が気になっていたのですが、引きずっていたのは1シーンだけで、そこが逆に変でした。(笑)
April 16, 2014
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先週からどれくらい時間が経ったのでしょうか。レスラーはきっと人間離れした回復力をもつのでしょうね。あれほどの怪我では、当分後遺症が残りそう。それはさておき、レッドを巡って大きな力が動いているのを感じますね。疑わしい人が実はそうではなかったり、制作側はそう簡単に手の内は見せませんよね。トムは今の生活に嫌気が差し、ネブラスカに新しい仕事を探すという。FBIでは、内部にスパイがいるという疑いから、「郵便局」の関係者の聴取を続けている。上層部はレッドが姿を消していることからリズに対して懸念を持っているが、クーパーは彼女を泳がせて、レッドの方から接触してくるのを待つという。そのころ、レッドは自分を売った者を突き止めるため、誘拐時に関わった面々を順に突き止めていく。リズの家を監視していたリンゴの男の知り合い、首のチップを取り出した救命士、ギャリックの拷問を手伝った男…彼らは現金を受け取ったが、依頼主も目的も何も知らされなかったという。過去にリズがプロファイルを担当した「善きサマリヤ人」と呼ばれる、連続猟奇事件が起こる。被害者にパターンがなく、傷つけられ方もバラバラでプロファイルできなかったという。ただ、犯人は最後まで殺さずに自ら通報してくる。レッドは久しぶりにリズに連絡を取り、被害者の方に注目しろとアドバイスする。死亡したカレンの息子マイケルは、母親と同じような場所に過去に怪我をしていて、虐待が疑われた。レスラーがマイケルの重い口を開かせ、カレンが虐待していたと認める。ということは、犯人は虐待者を狙って犯行を行っているのか。クーパーはスパイの疑いの晴れたマリクにギャリックの海外口座の動きを調べるように命じる。一方、レッドは雇われて誘拐に関与したメンバーに支払われた金を追い、ギャリックが使った銀行を突き止める。NYに支店のある銀行で、マリクもルイス・クーガンという人物が海外口座から金を動かしている事実を掴んだ。何と、クーガンというのは偽名でアラムだという。レッドはアラムを自宅から連れ去り、銃で脅しながら、目の前で他人の銀行口座から500万ドル奪えと命令する。痕跡を残さずにやれるかと言われ、アラムは短時間でやってみせる。アラムは自分が犯人グループの一員に仕立てられている事を知らなかった。何者かが、アラムにスパイの罪を着せようとしているらしい。レッドは金を動かしたヘンリーを痛めつけ、最後に知りたかった自分を売った人物の名を言えと迫る。それは「ニュートン・フィリップス」だという。「善きサマリヤ人」の犯人は、病院のERで手当てした女性の夫ジョージに狙いを付けた。DVのサポートグループに参加した犯人は、ジョージと親しくなり、母親の自宅に連れて行く。犯人は母親に虐待されて育ち、今は母親の目の前でDVを行う悪人の身体を痛めつけるという形で復讐を行っていた。FBIは、被害者の共通点が複数のERで手当をした看護師だと突き止める。犯人は派遣の仕事をしていて、その時にターゲットを定めるらしい。犯人が新たなターゲットを追っている事を知ったリズとレスラーは、犯人の母親の家に向かう。リズはハンマーを手放さない犯人を撃って事件を解決する。アラムは自分から先に「郵便局」に出頭し、レッドから「ニュートン・フィリップス」の証拠を得たという。裏切り者はレッドの身近にいたグレイだった。家族を人質に取られて、しかたなかったと弁解すると、レッドはお前の家族の面倒は自分が見てやるといって、グレイを殺す。レッドを拷問したフィッチは、ダイアン・フォウラーからレッド暗殺未遂事件の報告を受ける。モグラは誰かと聞かれて、ダイアンは内通者が去り国家の危機は免れた、その名前を出すことで、情報提供者の身元がばれるのを避けたいと答えない。レッドはトムが帰宅していない時間にアパートを訪れ、FBIの上層部から情報リークがあったという。そうでなければ、襲撃はなしえなかった。やはり、ブラックリストの情報を話すのはリズだけだという。フィッチこそ、ギャリックを雇ってレッドを誘拐した張本人ですよね。どうやら上院議員のようですが、秘密保持の責任者はeliminateされたと言っているのは、前回、レッドとフィッチの間に秘密を守る約束があったという事と関係があるのかな。誰のことなのか、何度聞いていても判りません。ダイアンはフィッチと組んで誘拐事件を起こしたのか、あるいはフィッチはダイアンに誘拐事件に関与していることは秘密にしているのか。(後者の方がありそうですが)ただ、情報提供者(asset)がレディントンだというのは2人の間では暗黙の了解のようですね。FBIの方の内通者がアラムでなかったのは良かったですが、レッドの言い方だと、上層部から情報が漏れているということは、フィッチだと言うに言えないので、リズにほのめかしていたのか。ギャリックの海外口座に細工をするなんて、実務レベルの事をフィッチのような人がするとも思えません。まあ、その辺は折々判ってくるのでしょうけど、全面的にFBIに情報提供するのではなく、窓口をリズに絞るというのは、単に親子関係云々ではなくて、レッド側の安全のためだったのかも知れません。それにしても、聞くだけ聞いたら、あっさりと殺すレッドの非情さはすごいですね。金をもらってやっただけです、という人々をあっさりと殺しても、多分捜査の手が及ぶこともないし、リズもそんなことは知るよしもないのでしょうね。レッドの戦闘能力、非情さ、拷問に詳しいところなどは、かつて軍のBlack Opsにいたという事なのかも知れません。国の陰の部分を知っているから、フィッチからはそれを公にするなと釘を刺されているのかも。今週のリストの人はデクスターを思わせました。とてもクリーピーで、病んでいる感じが良く出ていました。SVUなら、夫を救っても奥さんをそのままで置いておくことはないでしょうね。
April 9, 2014
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前話の続き。前後編だと、盛り上がった分期待値が高くなって、後半は満足できないことが多いのですが、新たな展開が始まって興味深く見続けることができました。まあ、突っ込みどころは多々ありますが。アラムとリズは電波妨害装置を解除し、通信網を確保する。援軍の要請はしたものの、2人とも敵に捕まり、ギャリックの前に突き出される。リズを見たレッドはすぐにレスラーに「箱」を開けるコードを言えと迫る。その時、運悪くトムから電話が入り、ギャリックはこれからリズを殺すと言って切る。銃で脅されたレスラーはついに「ROMIO」だと答えてしまう。ギャリックはレッドがリズのために、ドアを開けて身を預ける決心をしたことを重視し、2人とも連れて行くという。一味は床に穴を開けて、階下から出て待たせてあった救急車に乗り込み現場を去る。レスラーが見張りで残っていた敵を撃ち殺すと、FBIの急襲チームが「郵便局」に突入してくる。一方、救急車の中でギャリックの手下はレッドの首から追跡チップを取り出そうとする。リズは隙を見て反撃し、救急車から飛び降りる。ギャリックは取り出したチップを捨ててしまい、FBIはレッドの行き先を見失う。「郵便局」では駆けつけたダイアン・フォウラーが、すぐに事態を収拾し、拉致されたレッドは放っておけとクーパーに命じる。諦めきれないリズはアラムに監視カメラの映像を渡すよう頼み、去り際にレッドが口にした「エミサリー・ホテルのミスター・キャプラン」に連絡を入れることにする。レッドはギャリックからリズは何者かと拷問される。自宅に戻ったリズは、トムに危険な事態を知られ、もうこの家にはいられないと言われる。映像を調べたアラムはレッドは尾行されていなかったが、その代わりプリペイド携帯で郵便局から不審な通話があることに気付いたという。レッドが郵便局に到着すると、必ず数秒間の通話があった。その通話先というのが、何とリズとトムが住んでいる家の向かいの家だった。リズは一人でその家に侵入し、そこで自分たちが何者かに監視されていた事を知る。彼らがギャリックに情報を流していたらしい。そこに監視をしていた「リンゴの男」が戻ってきて、正当防衛でリズは男を撃ち殺す。リズはクーパーではなく、「ミスター・キャプラン」に連絡を入れる。現れたのはレッドに雇われた女性で、後始末は任せてくれという。リンゴの男はキャプランのデータベースでも身元はわからなかったが、男の車のGPSからとある場所が浮かび上がる。リズはレッドの部下たちとその廃工場へと向かい、建物を守っていた傭兵と戦う。そこにレッドの姿はなかったが、最新鋭の機器が置かれ、郵便局も近く、ギャリックらの前線基地のようだった。連絡を受けたクーパーは、正式な命令なしにレッドの追跡はできないという。ただ、自爆装置で破壊されたサーバーからFBIの郵便局がギャリックらに監視されていた事が判明し、クーパーはダイアンに捜索を続けたいと直訴する。痛めつけられるレッドの前に、ギャリックの雇い主フィンチが現れる。フィンチはFBIに投降したレッドの行動を知っていたが、あえてFBIの基地からレッドを奪還することで、守ってやれる者はいないと知らせる意味があったという。フィンチの組織とレッドの間には秘密を守る約束があった。レッドはFBIには何も話しておらず、投降したのはフィンチとは無関係の行動だと答える。マリクは情報を共有するため、CIAの秘密基地を調べていて、閉鎖済みの施設があるという。リズはFBIにスパイがいるのなら、名前と場所が判明している閉鎖済みの施設が怪しいと言い、元教会だった場所に注目する。その近くでレッドとリズを乗せた救急車が発見されていた。監禁場所に違いない。フィンチの尋問が終わり、個人的にレッドに恨みのあるギャリックがこのままレッドを引き取って好きにするという。レッドは盗んだはさみでギャリックを襲い、脱出する。一足違いで監禁場所に足を踏み入れたFBIはレッドの生存を確認し、ダイアンはブラックリストのターゲットはレディントンのみで、レディントンを捕らえよと命令する。レスラーは4時間にわたる手術に耐え、何とか脚を失わずに済んだ。見舞いに、元恋人のオードリーが現れる。引っ越しを考えるリズに、レッドから連絡があり、しばらく姿を消すと告げる。「あなたは私の父親?」と尋ねるリズだったが、レッドは「違う」と答える。レッドはリズに必要があればいつでも助けに現れるが、「夫には気をつけろ」と言って電話を切る。アクションシーンはなかなか迫力がありました。レディントンの拷問シーンはあまり見たいとは思いませんでしたが、さすがレディントンは抜かりはなく、ギャリックごときにはやられませんでしたね。フィンチという男は闇の組織の代表なのでしょうか。レディントンはそこに20年かかわっていて、悪の限りを行ったようですが、独自の行動を始めた。そのきっかけがリズの存在だったのは明らかですが、リズに「あなたは父親か」と聞かれて「違う」と答えても信じるわけがありません。FBIはレディントンのDNAを持っているのですから、リズとの間で親子関係を調べる事はできるはず。そうじゃなくても、これまでにいくらでも調べるチャンスはあったでしょう。これまでの話を整理すると、リズを監視していたのは、フィンチに雇われたギャリックの差し金だったということでしょうか。レディントンを捕らえるためにリズを監視していたというのは、違うような気がしますね。他に何が目的だったのか。スパイは誰なのかという点で、レッドの言うようにやはりトムへの疑念は消せませんね。まだ10話なので、そう簡単に素顔を見せてはくれないのかも知れませんが、引っ張りすぎな感じです。(笑)デンベにも居場所を知らせないで、レッドは何をたくらんでいるのか。今週は寝ているだけのレスラーですが、上司の命令に逆らってコードを教えて仲間も救った。元カノが現れたのは、ヨリを戻す伏線なのでしょうか。あの「郵便局」ですが、悪者に存在が知られては使い続けるのはどうかと思います。「箱」の役目ももう終わった感じですね。
April 2, 2014
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中盤にきて、やっと盛り上がるエピソードが来ました。ストーリーは単純ですが、キャラクターの掘り下げがあって、これまでの謎が少しずつ明らかにされていくようです。ジェームズ・スペイダーの圧倒的な存在感は言うまでもなく、レスラー萌えの人には美味しいですね。技術担当でこれまで何気に準レギュラーだった人、このエピソードのためだったのかなあ。レッドはリズが危険だとレスラーに言われ、急遽秘密基地に連行される。実はCIAが監視していたエジプトの情報提供者がウェルズという人物と接触し、レッドの暗殺計画を聞いたという。レッドはアンスロ・ギャリックという名前に反応する。ギャリックとレッドは因縁があり、ギャリックはレッドを捕らえるためにあえて情報を流し、レッドを秘密基地に釘付けにする作戦だ。ここへはFBI内部にスパイがいて、手引きしているに違いない。いずれ、ギャリックは高度に訓練された戦闘員と共に秘密基地に侵入してレッドを奪うために攻撃するので、早く職員を非難させろという。しかし、すでにギャリックの一味は施設に侵入を始めていて、妨害電波で通信機能を遮断していた。レッドを移動させていたレスラーは侵入者に脚を撃たれてしまう。レッドは医療キットを掴むと、レスラーを引きずって、防弾機能が高い「箱」の中に閉じこもる。電源を断たれたため、リズはエレベーターの中に閉じ込められ、天井から脱出、クーパーとマリクは武器庫で態勢を立て直す。レスラーの傷は酷く、レッドは箱の中で緊急手当を行う。レスラーはかつてレッドの暗殺部隊を指揮していたが、失敗した。そんなレスラーをなぜ助けようとするのかとギャリックは問う。ギャリックとレッドはコンビを組んだこともあったが、レッドはギャリックを疑い殺そうと頭を撃った。ギャリックは死ななかったが、レッドには深い恨みを持つようになったという。箱のガラスを割るのに、C4爆弾を手に入れるため部下が武器庫へと向かう。クーパーとマリクらはギャレットに拘束されるが、外部との通信を復活させようとしていたアラムは、救出に向かったリズに助けられる。リズは通信手段を復活させるため、アラムと2人で妨害装置を解除しに向かう。レッドは自分の血を輸血して手当をしながら、レスラーの元婚約者について尋ねる。逆にレスラーは国に仕えていたレッドがなぜ犯罪の世界に身を沈めたのかと問う。レッドはブラックリストを提供したのは、単に犯罪者たちへの復讐ではなく、自分で運命を切り開き、少年の頃のように、また安心して安らかに眠りたいからだと答える。クーパーが箱を開けられると知ったギャリックは、目の前で人質を殺すとレッドを脅す。リズとアラムは順に妨害装置を破壊して回るが、まだ十分に電波を出せる状況ではない。2人は別れて行動することにするが、リズは部下に捕まってしまう。ギャリックはルリを殺し、次はデンベに銃を向けた。さすがにレッドはクーパーに箱を開けるよう頼む。デンベが覚悟の言葉を口にすると、銃声が響いた。To be continued...もう、血まみれ汗まみれで悶絶するドナルド・レスラーが萌えですな。本当に良い演技をしますね。レッドと血液型が同じだというのでドナルドもまた息子じゃないかと考える人もいるみたいですが、それじゃあまりにも作りすぎ。5年間レスラーがレッドを追い続けて、その間にレスラーのことを何から何まで調べ上げたというのは事実でしょうね。恋人のオードリーは、レッドに傾注するドナルドから去ったようです。状況が変われば、今日の味方は明日の敵になるというレッドですが、忠実なルリやデンベに対しては、家族のような愛情を示しているのが印象的ですね。レディントンは優秀な海兵だったので、戦闘場面でも機敏に動き、経験を積んでいるのが判ります。普段はそう見えないけど。(笑)ギャリックはサイコ野郎でしょう。裏話がなくても成り立ちます。そして、リズは「ダイハード」でしたね。かなり意識していたんじゃないでしょうか。新人プロファイラーにはとても、見えません。勇まし~(笑)でも、危機を救うのは銃もまともに撃てないアラムか、というところが良いですね。ぜひ、生き延びてもらいたいです。翌週の予告編を見てしまいましたが、内部スパイというのはあの人じゃないでしょうか。見え見えじゃん、そんなの。見なきゃ良かった。
March 27, 2014
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何だかわかりきっている事を小出しにしているような感じがします。ゲストのJustin Kirkは「Weeds ママの秘密」に出ていたのですね。ついつい彼のルックスに目が行ってしまって、悪人だと言うことを忘れました。OP(墜落シーン)は衝撃的でしたね。LA行きの貨物機が離陸した直後に爆発墜落した。市場経済に反対する現代のラッダイト運動の首謀者「ラッド将軍」が犯行声明をだした。彼らは国際会議で爆破事件を起こしたり、株主を守るソースコードを公開したり、活動しているが、メンバーが判っていない。レッドは政府のデータベースにアクセスするのと引き替えに、ラッド将軍の本名を明かすという。クーパーは取引を受け入れ、FBIはナサニエル・ウルフという男を追うことになった。今回の爆破事件で、2名の容疑者が挙がるが、いずれもウルフが整形手術をするなどして、他人を装っていることが判る。ウルフは航空会社の整備士をしていた父親が、会社買収により仕事を失って落ちぶれ自殺に追い込まれたことを恨みに持っていた。リジーは父親のサムが入院した事を知らされる。サムは単に検査を受けるだけだと伝えるが、実は末期ガンで厳しい状態だった。レッドから見舞いに行ってやれと言われ、トムに確かめてもらうと重篤な状態だと判り、トムは見舞いに行くという。レッドとリジーはウルフを手術した整形外科医に会い、現在名乗っている名前を聞き出す。ウルフはパイロットのブラッドリー・ホランドというIDを手に入れており、また飛行機を爆破すると考えられるので、全飛行場に発着禁止の要請が出される。ウルフは荷物だけを飛行機に積ませると姿を消す。空港に到着したリジーたちの目の前で飛行機は爆発してしまう。ラッド将軍がまた声明を出し、アメリカを牛耳る大企業を倒すと宣言する。レッドはサムを見舞い、リジーの話しに興じる。リジーはレッドの娘だったが、サムが養子に引き取ったという。サムは余命6週間で、真実を娘に話すというが、レッドはそれを許さず、窒息死させてしまう。ホランドの利用している倉庫が判明し、今度はホールベックという名前で現金輸送車を運転する予定であることがわかる。ウルフらは造幣局から新札5億ドルを運ぶ事になっており、FBIが車を追跡する。病院に到着したトムはサムがすでに亡くなっていることを知り、呆然とする。リジーは今すぐにでも父に会いたいというが、どの飛行場も閉鎖されている。偶然を装ってトムに会ったレッドは、君の奥さんはきっと大丈夫だと声をかける。ウルフの現金輸送車はレスラーらに追い詰められて、車から降りたウルフは大金をばらまいて騒ぎを起こすと姿を消す。現金輸送車には新100ドル札の詳しい情報が入ったハードディスクがあったが、それは盗まれなかったようだ。リジーは逃亡するためにウルフが飛行機を利用すると考え、助けを求める。レッドは先回りしてウルフに会い、新100ドル札のデータをすり替えただろうと迫る。自分は資本主義を信じるので、偽札が出回り国が崩壊することは許せないとハードディスクを奪う。レッドは偽札を運ぶ仕事もしていた。遅れて到着したFBIがウルフを逮捕するが、レッドがハードディスクを奪った事を後から知る。リジーの父の葬式が行われ、レッドは凶悪犯のデータベースにアクセスすることを許される。レッドが検索していた女性は、もしかして妻?つまり、リジーの母親でしょうか。何が何でも実の父親であることは隠すつもりだそうですが、そのためにサムを殺してしまうというのは、頼まれたわけでもないのに、えらく冷酷ですね。情けをかけたとも言えません。ウィリアム・サドラーなので、もっと出演してもらいたかったのに、残念です。レッドがサムを殺した事をリジーが知ったらどう思うだろうか、と思いますが、とにかくレッドは自分の思うようにコントロールするのですね。良いところ取りだ。トムも今回の対応を見ていると、裏がある人間には見えません。しかし、前回トムがFBIで尋問を受けたときにレッドに会っていなかったでしょうか。全然気がつかない?その道のプロなら、レディントンの顔にピンと来ても良いはずですが。ちなみに、ハドソン(犬?)は健在のようです。FBIはウルフ以外の、活動家たちを捕らえないと問題の解決には至らないですよね。大丈夫か?
March 20, 2014
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ゲストに先日見納めだった「Dr.HOUSE」のジェームズ・ウィルソン医師役のRobert Sean Leonardが出てきたので楽しめました。役柄も何となくウィルソンを思い出させましたね。「あれ、ハウスは一緒じゃないの?」なんて。(笑)今週もレスラーのカウボーイぶりは健在でした。DCの地下鉄内で、生物兵器のようなガスが使われ、1両に乗っていた乗客が死亡した。テロの情報は見あたらず、放射性物質が検出されたことから、CDCが対応するが、犯人はブリーフケースを車内に残して出ていったところが防犯カメラに写っていた。レッドはその男について情報があるとリズに知らせてくる。犯人はフレデリック・バーンズという化学者で、5年前まで防衛産業で大量殺戮兵器で使う化学物質を開発する仕事をしていた。会社を辞めたバーンズは闇のマーケットにその技術を売り始めたという。ただ、急に自分でそれを使って人々を殺すのはなぜか。CDCの医師によると、被害者たちの直接の死因はカーツ病だという。ウィルスが血管を硬化させて酸素を取り入れられなくなる病気だが、非常に希で、それなのに最近患者が急に報告されているという。バーンズはウィルスを使った化学兵器を開発したのか。放射性物質はストロンチウム90で、免疫を抑制するために加えられたと思われる。レッドによると、ストロンチウム90を扱える商人は限られていて、今から会いに行くとリズを誘うが、リズはトムが殺人者として疑われた件でレッドに反発しており、同行を拒否する。リズはレスラーと、バーンズの元同僚アン・フォレスターに話を聞く。バーンズは研究熱心で、大学で教えると言って辞めたというが、リズがアンの息子イーサンにカーツ病の兆候を認め、そのことを追及すると、アンはイーサンはバーンズと間違いを犯してできた子だと認める。カーツ病は5歳の時に発症したが治療法がないと聞いて、バーンズはショックを受け、製薬会社に勤める知人にも相談したが、患者数の少ない病気の治療薬は儲からないと断ったという。バーンズの目的は世にカーツ病のことを知らしめて、治療薬開発を促すためだったのか。レッドはハバナに飛び、ストロンチウムを扱うマニーに大量に必要になったので、取引相手から買い戻せと要求する。マニーが電話をかけた事で、バーンズの居場所がわかり、リズとレスラーはアーリントンの裁判所に向かう。そこに現れたバーンズは、陪審員の受付場所にブリーフケースを置いて部屋を出た。FBIの到着で警報が鳴らされ、人混みに紛れてバーンズは脱出する。レスラーは閉じ込められている部屋に入り、生存者を救い出す。リズはバーンズを追い詰めたが、人質を取られ取り逃がしてしまう。FBIはバーンズが不特定多数に対してウィルスをばらまき、何かの実験をしているのではないかと考える。クーパーはリズがバーンズを撃つのをためらった事を重く見て、処罰が検討されると告げる。レスラーはリズが現場に出るのはまだ早いと考えているという。人質の命のためにバーンズを生き延びさせると、何百何千の命が奪われる事を考えろという。落ち込んだリズはレッドに助けて欲しいと電話をかける。バーンズは生存者に狙いを付けると見て病院に向かうと、カーツ病を発症しなかった被害者に骨髄生検が行われていた。バーンズの目的は多数の被害者から免疫保持者を見つける事で、治療薬を探しているのだった。リズとマリクがイーサン・フォレスターの無事を確認しようとしていた頃、バーンズは家宅侵入してイーサンに治療薬を注射しようとしていた。駆けつけたリズは注射器を手にしたバーンズに銃を撃ち込む。バーンズは死亡した。レッドがバーンズの行為に理解を示すと、リズはそれは私をトムから守ろうということか、と食ってかかる。私は守ってもらう必要は無い、仕事はパートナーとして続けるが、プライベートには立ち入らないで欲しいと言うと、レッドは真実を知りたくなければ、頼んでまで君を助けるつもりはない、私は消えるという。リズは答えることができない。リズはレスラーの言ったことが正しかったと納得する。バーンズの治療薬はもしかしたらイーサンを救ったかも知れないが、いずれ正しい手順で治療薬が作られるだろう。イーサンは間に合わないかも知れないが。レッドは特別の思い入れのある家を強引に手に入れるが、自らその家を焼き払ってしまう。バーンズのやったことは正当化されないですが、彼には目的があって、他のブラックリストの中ではちょっと違うかなと思いました。それでも、FBI捜査官としたらレスラーの言ったことが正論でしょうね。リズはレディントンに対しては、突っ張ってみたり甘えてみたり。最後は自分の判断を入れずに、ルールに従ってバーンズを撃ち殺した訳ですが、新人捜査官として日々成長していっているようです。それでも、肝心のトムに対しては全く疑うことはない。プロファイラーとして変だと思わないのだろうか。(笑)心優しいウィルソン先生が、大量殺人をしたり、銃を向けるのはちょっとショックでしたが、全く違うキャラクターもありですね。ハウスに相談すれば良かったのに。(爆)レスラーは自ら危険な部屋に飛び込んでいく。あの後ちゃんと除染したのだろうか。スーツも着替えたのだろうか。無謀なところはリズに説教をたれている場合じゃないと思いますね。さて、一番気になるのはレッドが燃やした家ですが、あれはリズと暮らしていた家でしょうか。センチメンタルに浸るだけでなく、何でわざわざ燃やさないといけないのか。あの剥がそうとした壁に何か残っていたのかも知れませんね。
March 13, 2014
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レスラーのアクションは回を重ねる毎に、派手になっていきますね。ホレイショ並。大丈夫か?話もそう単純じゃないというのは、予想していました。この先の展開が気になります。ゲストのMargarita Levievaは「リベンジ」のアマンダ/エミリーでしたね。とても美人だし、アクションも様になっていて、今後活躍が期待される女優さんだなと思いました。リズはトムからトム名義のパスポートと銃、金について厳しく問い詰められる。リズも同じように質問するが、トムは自分は殺し屋ではないと強く否定する。侵入者に腹を刺された上にこうなったのも、全てリズの仕事のせいではないかといい、FBIに確かめてみろというので、リズはついに夫を「秘密基地」に連行する。クーパーはレディントンがリズを指名したときから疑いを持っていたと言い、ロシアのスパイ殺害の件を調べる間、停職を言い渡す。レッドは会いに来たリズに、企業スパイのジーナ・ザネスコスの名前を出し、トムの真実を知りたければジーナを探し出せという。何と、ジーナはトムの浮気相手だという。レッドは停職中のリズを復帰させ、ジーナを調べるようクーパーを動かす。マリクの尋問に、トムは仕事の面接でエンジェル・ステーションホテルに行ったと答え、面接官のバリク校長に聞いて見ろという。ジーナが偽名でアメリカ国内に入った事が確認され、ホテルでカードを使ったためFBIが現場に急ぐ。そのころジーナはトルコ大使館員を誘惑し、ホテルで殺していた。一足違いで現場に到着したリズとレスラーは死体を発見して、緊急手配をする。レスラーは同じエレベーターに乗り合わせたジーナに攻撃され、取り逃がしてしまう。ジーナは部屋に携帯を残していて、多国籍企業のハナーグループと頻繁に連絡を取り合っている事がわかった。しかも、3時間前にベルリンから送られたメッセージに、汚染爆弾を思わせる言葉と午後4時に何かが起こりそうな事があった。トムはバリク校長の写真を見て、会った事がないという。リズはトムがはめられたと感じ、ジーナの写真を見てエンジェル・ステーション・ホテルにトムが写っている写真に、ジーナも写っていた事に気付く。FBIがジーナの部屋に踏み込むと、そこには銃だけでなく、トムと同じように複数のパスポートと金が入った木の箱が見つかった。ターゲットのフォーキンの写真もあり、ジーナが殺害犯だと証明されたが、なぜかトムの写真も見つかった。トムはジーナのことを知らないと嘘を付いたことになる。リズは何を信じればよいのか、混乱する。ジーナの送金先がベルリンで、爆弾のエキスパート、ルディガーと判ったため、レッドに情報を求める。レッドはルディガーに直接会い、上手く揺さぶってジーナの爆弾について情報を聞き出す。ルディガーは車に仕掛けた爆弾が爆発すると、放射性物質が半径10キロに渡ってばらまかれるという。爆発する時間も判っているが、ルディガーは場所が判らない。レッドに促されルディガーがジーナを呼び出し、FBIが捕らえようとするが、リズがジーナに殺されそうになったので、レスラーがジーナを撃ってしまう。ジーナは治療中で、爆破時刻が迫る中、FBIは爆弾の手がかりを失った。リズがトルコ大使館員とジーナの繋がりを指摘したところ、船舶部門でシェアが下がっているハナーグループがニューオーリンズに港を持っている事が判る。レッドは受け取る予定の荷物をヒューストンからニューオーリンズに変更された経緯から、汚染爆弾の爆破場所がヒューストンの港だと断定する。しかし、そこは巨大なコンテナ基地で、1時間以内に全ての荷物を突き止めることが難しい。リズは大使館員を狙った理由が、外交特権で荷物を調べられないからだとして、コンテナを特定する。爆弾は複雑で爆弾処理班でも解除ができない。残り後10数分というところで、レスラーが車を走らせて海に飛び込ませる。汚染の被害が最小限に限られたので、FBIは意識を取り戻したジーナに取引を持ちかける。ジーナはフォーキンの殺害を自白し、フォーキンがチェチェンのゲリラがロシアに物資を持ち込む裏ルートを亡命先のアメリカにばらすのを阻止したのが目的だったという。その裏ルートを持っているのがレディントンで、ジーナの雇い主だったと聞いて、リズはやはりレッドに騙されていたと憤る。ジーナはトムとは面識がないと言い、殺人容疑が晴れてトムは釈放されるが、ホテルでトムを面接したのはレディントンの執事だったと判る。何のために自分に固執し、トムに疑いを向けるような事をしたのか、もう関係は終わりだと最後通牒を言い渡したリズに、レディントン真実を告げても君は信じないだろうという。自宅でトムとリズを監視している男たちは、トムはレディントンに雇われていない事が判った、という。やっぱりトムは怪しいですね。トムはスパイであり、レディントンではない誰かに雇われていて、それを監視人たちが突き止めようとしている。監視人たちを雇ったのはレディントンではない。ジーナの部屋にあった箱とトムの箱は同じような感じでしたよね。あれもまた、監視人たちが仕込んだものだったのか。何が何だか判りませんが、とりあえずクーパー以下、FBIはリズがいないと何もできず、レスラーはカウボーイ役。そのリズは泣き虫姫で、トムとは仲直りするのでしょうね。
March 5, 2014
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ゲストがロバート・ネッパーで、いかにも彼らしいキャスティングだと思いました。正にクリーピー。ジェームズ・スペイダーの「私は何でも知っている」というスタイルは、やはり「ボストン・パブリック」のアラン・ショアのイメージに被るなあ。デニー・クレインがいなくなって、彼の天下になった事務所みたいな感じです。(笑)レディントンはイラン人スパイが手に入れようとしている「情報」が、彼が探している答えに繋がるというので、「情報」を運んでいる男をFBIに探させる事にする。「情報」は2,000万ドルの価値があるという。その「運び屋」は仕事に忠実な完璧主義で、裏切られたと知ると、送り主も届け主も殺すという。だが、誰もその素顔を知らない。「情報」の届け先はソルーシュというイラン人スパイで、まもなくファーマーズ・マーケットで引き渡すことになっているというので、FBIはマーケットを監視し、ソルーシュの動きを追う。ソルーシュが屋台の男と接触したのを確認し、近づくと、男は危険を察してソルーシュを殺して逃亡する。リズとマリクが車で追い、体当たりさせて何とか運び屋を逮捕する。男は交通事故で酷い怪我をしたが、痛がる様子はない。尋問でレスラーらが「パッケージはどこだ」と追及しても当然、口は堅い。男の全身に古い傷痕が異常なほどあり、調べると胸の傷の中にメモリーチップを隠し持っていた。男は先天性の無痛症なので、苦痛を感じないのだった。他にも体内に何かが埋まっているようだ。取り出されたチップにはセス・ネルソンという男性が誘拐され、箱に詰められる様子が写っていた。彼が「荷物」なのか?セス・ネルソンは国家安全保障省のアナリストで、高度のセキュリティプログラマーであることが判った。酸素ボンベと一緒に今朝、箱に入れられているので、このままではいずれ死んでしまう。運び屋が一向にしゃべらないため、FBIはリズにレディントンから情報を得るように命じる。レッドはリズに夫について判ったことを話せば、自分も情報を提供するというので、エンジェル・ステーション・ホテルでの殺人事件の事を話すと、レッドは正直に話してくれたと感謝する。レッドはアヘン関連で運び屋と接触のあった人物を紹介し、その伝手からFBIは運び屋のアジトを捜索する。運び屋はトミー・フェルプスと言い、その依頼主は女性だった。取調中のフェルプス本人から、セスの酸素が残り14時間になり、居場所を言うので無罪放免にしてくれと取引を持ちかけてきた。リズはフェルプスに刑務所にいる弟がいることを指摘し、彼を尋問すると告げる。弟は、誰かのへまで運び屋の取引が壊されたということは、依頼主も届け先も殺されるという。兄弟の父親は運び屋の特異な体質を悪用して、息子を闘犬と戦わせて賭をしていたという。それが運び屋の心を壊し、サイコパスへと導いた。運び屋に荷物を依頼した女性は、元フランスのスパイ、ロランス・デシャンブーと判る。デシャンブーは主に情報売るプロで、セスの隠し場所を知っているかも知れない。運び屋の顔を見ていない可能性もあるので、レスラーが運び屋を装って彼女が経営しているクラブに単独で乗り込む。取引が失敗し、誰かが裏切ったというと、デシャンブーはソルーシュを信じていないから、あなたを雇ったという。セスの居場所については知らないし、そもそもレスラーに対して、あなたは本当に運び屋なのかと疑う。レスラーが腕を切って痛みがない事を見せるが、デシャンブーに偽物と見抜かれてしまう。レスラーが逃げ出して誘き出し、店外で待ち構えていたFBIにデシャンブーが逮捕される。女はあくまでセスを引き渡しただけで、今どこにいるか知らないと答える。そのころ、移送中の運び屋が体内に隠し持ったナイフを使って脱走していた。レッドはデシャンブーをあえて釈放しろと要求し、自分がセスの情報を聞き出すとクーパーに言い認めさせる。レッドはデシャンブーに運び屋が殺しに来るのは間違いないと話し、安全に国外に逃がしてやると持ちかける。デシャンブーはしかたなく、セスを運び屋に引き渡した小屋を打ち明ける。FBIが現場に向かうと、運び屋は一人でそこにいた。撃ち合いになり、男は弾を頭に受けて死んでしまう。レッドはデシャンブーの当日の行動記録から、セスを埋めた冷蔵庫置き場を突き止める。そこには新たに掘り返された場所があり、レッドらは土の中からセスを救い出す。レッドは助かったセスに何か耳打ちしていた。リズは夫からのメールの呼び出しに応えられず、レッドの隠れ家を訪れる。レッドはセスから手に入れた、エンジェル・ステーション・ホテル殺人事件の被害者、ヴィクトル・フォーキンのファイルをリズに手渡す。フォーキンは未確認の二重スパイと関連があると言われていた。フォーキンを殺した容疑者は白人男性で、監視カメラの写真にはトムに似た男の姿が映っていた。レッドはセスを助けた礼として、一度だけNSAの機密ネットワークにアクセスさせてくれと頼むことにした。重い気持ちで帰宅したリズの前に、パスポートの箱と共にトムの姿があった。リズが「話がある」と口を開くと、トムもまた自分もそうだという。その様子を何者かが監視カメラを通して、見つめていた。ラストのトムの怒りですが、仕事で一向に家に戻らないリズに対して、本当に「これは何だ?」というだったかな?トムがスパイでなければ、トムは自分が勝手に別人に仕立て上げられている事がリズの仕事のせいなのだと思ったかも知れません。あるいは、ザマーニに痛めつけられた原因がこれだったのかとリズに聞きたかったのかも。そうでなければ、スパイであることを知られたのだから、リズにあの箱を説明させる前に、問答無用で殺したんじゃないか。怖い~でも、やっぱりあの監視チームがいることからしても、トムは某国のスパイで何か疑われているような感じですよね。トムとリズがボストン旅行をしている間に、トムはホテルをこっそり飛び出して、フォーキンを殺したらしいというのが一番可能性が高いです。どんでん返しがあるのだろうか。そして、FBIがその事件の事をひたすら機密として隠している理由はなになのか。徐々にですが話が進んできました。今週特に良かったのは、レスラーのがんばりでしょうか。やっと陰がある雰囲気がでてきて、しかも敵の本拠地に一人で乗り込み、腕を切ってみせるなど、萌えるシーンも。(笑)私の中で彼のキャラクターが盛り上がってきました。となると、クーパーが無能な上司という役回りで、ちょっと気の毒になりましたね。
February 26, 2014
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オープニングは「デクスター」かと思いました。(笑)先日見た「Homeland」も同じようなシーンがありましたが、本当にそんなことができるのでしょうか。臭いなどで周囲にすぐばれるだろうと思うのですが。それにしても、モーテルのバスには入りたくないなあ。リズがプロファイリングで逮捕に至ったドラッグ・カルテルのリーダー、ヘクター・ロルカの裁判が行われる。その直前にレッドから呼び出されたリズは、ロルカが国外に逃亡するための支度を準備して欲しいと依頼を受けたと言われる。ということは、法廷で何かあるはずだ。ロルカの組織に関しては、これまで100人以上の証人がいたが、悉く姿を消してきた。今回も勇気ある証人が証言するが、途中で陪審員が倒れ、控え室に下がった証人が姿を消してしまった。おそらく、彼も殺されて遺体が出ないのだろう。リズは例の弾道検査と関連のある事件の証拠を探し、「エンジェル・ステーション」という名前と2013年6月23日という日付に注目する。夫のトムはその日付を見て、自分たちの思い出の日だという。ボストンに仕事の面接に行った日だった。レッドから連絡があり、ロルカの仕事を引き受けたのは掃除屋の「シチューメーカー」だという。彼は死体を化学薬品で溶かして処理する。そして、何か記念品を持ち帰る習性があるという。実はロルカはレッドに言わせると小物で大したことはない、それよりもシチューメーカーを逮捕すればこれまでの未解決事件の手がかりが手に入るだろうという。FBIがロルカに取引を持ちかけ、今回の件では起訴を取り下げる代わりにシチューメーカーの名前を言えと迫る。しかしロルカはシチューメーカーの恨みを買うくらいなら、グアンタナモに捕まった方がましだと答える。秘密裏に行われるはずだったロルカの移送で空港に連れて行くと、武装した男たちに襲撃されて、同行していたリズが誘拐されてしまう。FBIは予想外の出来事に緊迫するが、レッドは自分がこれからロルカと会うので、そこでシチューメーカーの情報を掴むという。レスラーは強引にレッドに付き添う。ロルカは正直に名乗ったレスラーを殺そうとするが、レスラーはリズを捕らえている男の名を言わないと、どこまでもお前を追跡すると言い、仲介者の名前を聞き出す。仲介者とは私書箱を通じて連絡を取っており、借り主の免許証に登録されていた指紋から、メリーランド州の歯科医のスタンリー・コーニッシュの名前が浮かぶ。レッドは裁判の証人が「処理された」部屋で見つかった犬の毛をFBIから持ち出すと、動物愛護センターにスタンリーを装い、犬が迷子になったと言って、登録されている個体識別チップで犬の位置を突き止める。リズはシチューメーカーに引き渡された後、山小屋に監禁され、拷問されていた。男は単なる死体処理から、進化しているという。スタンリーの自宅を訪ねたレスラーは、妻から山小屋の情報を聞き、すぐに山狩りを始める。痛めつけられながらも、リズはプロファイラーとして、巧みにシチューメーカーに話しかけ、隙を見つけて逃げる。リズはシチューメーカーの犬に見つかり、小屋に連れ戻されるが、レッドが助けに現れる。レッドは冷酷にも、シチューメーカーを薬品のバスタブに放り込む。シチューメーカーは処理した死体の写真を残しており、レッドはその写真をFBIに渡して、これまで消された証人を確認することで、ロルカを捕らえる事ができるという。レッドはその中から一枚の写真を抜き取っていた。帰宅すると、トムはリズをねぎらい、思い出のホテルで休みを取ろうという。そのパンフレットを開けると、「エンジェル・ステーション・ホテル」という名前があった。今週はレスラー、格好良かったですね。頭も使っていました。(笑)そして、助け出されたリズとハグ。監視対象ではあるけれど、そのうちレスラーは特別な感情を抱くようになるのではないかと、思った人も多いはず。リズは夫に秘密を持っている訳ですし、FBIにもパスポートの件は黙っている。いずれレスラーに秘密を打ち明けることになるのかな。今週のリストの人は、全裸で頑張っていましたね。サイコパスとしてもクリーピーでした。リズを拷問する意味がもう一つわかりませんでしたが。毛を剃るのは現場に証拠を残さないためですよね。その割には眉毛があるんだなと思って見ていました。(笑)レディントンは完全に自由な生活をしていて、武器商人としても仕事をしている。FBIは手を出せない。そんな状況で、ドラッグカルテルのボスよりも極悪だという犯罪者を始末するレディントン。カルテルを潰すとレディントンの商売があがったりになるからか。ま、とにかく彼はやりたい放題です。もう一つ、夫の隠し持っていた銃を手がかりにして、毎週こんな感じで秘密が明らかになっていくのでしょうね。レディントンが抜き取った写真が誰なのか、それも関係してきそうです。
February 20, 2014
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ジェームズ・スペイダーの存在感はすごいですが、やっぱり、リストの消化はやっつけ仕事ぽいですね。政府も知らない、凶悪な、罪深い闇の悪人たちを毎週となると、Burn Noticeのような「お仕事」に見えます。であれば、やはりキャストの間のやりとりに魅力が欲しいな。それと、やっぱりレスラー捜査官の頭の中まで筋肉みたいなキャラクターは、BONESの誰かさんを思い出して笑ってしまいます。リズは床下に隠された夫の銃を弾道検査に回す。トムは悲惨な出来事からまだ立ち直っておらず、自宅療養中で夫婦には気まずい雰囲気があった。上海に潜入中のCIAの捜査官が襲われ、PCを奪われただけでなく腕も切り取られた。犯人グループはPCが生体認証を受け付けず、暗号がかかっていたため、レディントンに暗号解読を依頼してくる。依頼したのは中国政府に雇われたスパイ専門の殺し屋ウージンで、その存在は伝説的だった。PCのメッセージには、次の殺しのターゲットが書かれていて、レッドはウージンを捕らえるチャンスだという。そのために、リズは暗号解読の専門家としてレッドとウージンに会う事になった。レッドは遠隔操作で解読し、本当の情報をウージンに渡すという。もちろん、中国政府にもその情報が渡り、エージェントが危険になるが、あえてそうすることで疑われないようにするという。当然、FBI側もそのエージェントの命を守らなければならない。リズは協力する見返りに、レッドに自分を選んだ理由を話すよう求める。何者かがリズの留守中に自宅に監視カメラを設置する。FBIが見守る中、MITの学者を装ったリズとレッドがウージンのアジトに入る。探知されない発信器を身に付けていたが、地下深くにあるアジトでは電波は届かなかった。レスラーはすぐさま突入しようと準備を始める。リズはレッドに時間稼ぎを頼み、暗号解読器を技術担当の男のPCに組み込んでメールを解読することに成功する。ターゲットは世界的建築会社の設計士ヘンリー・チョウで、CIAはチョウに上海の政府のビルの設計図を手に入れさせ、そこに盗・聴器を設置することになっていた。チョウは今ワシントンDCにいるという。レスラーとマリクはチョウの行き先を探し始める。仕事が終わってレッドとリズが帰ろうとすると、FBIのサーバーにアクセスしたことがばれて、2人は足止めされる。ウージンは裏切り者がいるとして、身内の技術者を疑った。暴行を受けた技術者がPCにリズによって装置が組み込まれた事を悟った時、レッドは技術者を撃ち殺してしまう。手下を殺されたウージンはリズを殺そうとするがレッドが上手く言い逃れをして、ウージンたちはアジトから脱出することになった。一方、チョウは建設中のビルに息子を連れて訪れていた。殺し屋はすぐにチョウを狙って現地に現れ、一足違いで到着したレスラーとマリクが殺し屋たちと戦う。2人の活躍でチョウは助かり、国外に逃亡しようとしたウージン一味も捕まる。別れ際にリズは約束だからと、再度質問する。レッドは「君の父親のせいだ」と答える。FBIに戻ったリズは弾道検査の結果を受け取るが、記録はほとんどが機密扱いで塗りつぶされていた。しかも、リズが要求した資料は全てクーパーの手元にも届いていた。レスラーはやはりリズが何か隠しているという。レッドがウージンから報酬として受け取った封筒には数字が書かれていた。リズの自宅ではトムのためのパーティが開かれていて、トムは何もリズの仕事に理解を示す。何者かがその家の中を監視している。「なぜ私なの?」「君の父親のことだ」「あなたには何もない」「私には君がいる」これって、レディントンがリズの父親だと言っているようなものじゃないですか。リズだって、こっそりレディントンのDNAを採取して親子鑑定をすればいい、と思いました。まあ、それだとあまりにもベタなので、多分レディントンがかつて諜報活動か何かをしている時に、リズの父親と何らかの関係があって、面倒を看ることになったんじゃないか、と考えるのが一番可能性が高そうですね。実はパパもママもスパイだったという「エイリアス」を思い出します。リズを監視しているのはFBIなのかそれともレディントンの関係者なのか、あるいは敵対者なのか。夫はどこかの政府の諜報員なのか、それともはめられているのか。謎がたくさんある方が見る楽しみが増えます。だって、ブラックリストの小物の退治は簡単すぎてつまらない。凄腕のウージンが潜入を見破らないのは都合が良すぎる。ところで、CIAから来ているマリクは、自分のところのメッセージの内容はわからないのか。彼女はリエゾン・オフィサーなのでしょうが、いまいち働きがはっきりしない。でも、直情行動的なレスラーとは良い感じで対照的で、コンビとしたらおもしろいですね。あるいは、マリクが何かの秘密を握っているという事もありかも。クーパーが化けると、「ドールハウス」ですね。(笑)
February 13, 2014
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2話目にして、スケール感はやや落ちたように思いますが、なじみの顔も加わって、進む方向が見えてきました。FBIの2人、何かBONESの2人に見えてくる。(笑)レディントンのやろうとしていることは、「Person of Interest」と被りますね。最近諜報員のドラマが多いですが、これは硬派の社会派ではなくて、ダークヒーローものという印象がしました。レディントンの免責要求について、FBIの上層部は決して認めないという。そんな中、レッドは新たな情報を提供する。今日、午前11時にディケーター工業団地で何かが起こるらしい。レスラーらが捜査を行っていると、暴走列車が突っ込んできて脱線転覆する。60名が死亡し、負傷者が多数出たためテロ事件かと考えるが、レッドは列車に乗っていた女性市会議員を狙った暗殺だという。犯人は「フリーランサー」という名で世界中で大規模な事故を起こしている。被害者の中に暗殺するターゲットが含まれ、無関係な人々を巻き込んで仕事をするのが彼のやり方だ。彼の次の仕事はNYで、レッドは仲介した者からターゲットの情報を買うことができるという。クーパーはレッドとリズを仲介者と接触させるため、モントリオールへ送り込む。レッドは自宅の床下から見つかったトムのパスポートや銃について、リズに夫に尋ねてはいけないという。リズはレッドが箱を置いたのではと問う。レストランで仲介人を待つ間、レッドはリズがこれまで信じてきた身の上話は真実ではないという。レッドが突然席を立ったため、レスラーらが後を追うが、レッドは仲介人から情報を手に入れて戻ってくる。ターゲットは女性人権活動家のフロリアナ・カンポだった。カンポは国連に勤務した後、貧困国から人身売買された子供や女性を守り保護する事に尽力し、立ち上げたNPOでは3,500万ドルを集めていた。今回もNYで資金集めのパーティを開く予定だという。実は彼女の夫が3年前に殺されており、人身売買組織が彼女を狙って暗殺を試みたと言われていた。FBIはカンポにパーティの中止を要請するが、カンポが断ったため会場を変更することにする。そこにフリーランサーが現れるはずだが、顔を知っているのはレッドだけ。免責を条件に暗殺者を教えるというレッドに、長官はフリーランサー捕獲作戦を認める。そしてレッドの身内の護衛2名を選び、CIAから息のかかったマーゴット・マリフ捜査官を同行させることになった。パーティ会場で、様子をうかがっていたレッドはウェイター姿のフリーランサーを見つけ、リズとレスターが後を追う。2人はフリーランサーを捕らえ、マリクが尋問して雇い主を聞き出そうとする。男は雇ったのはレディントンだと明かす。その頃、部屋に戻ったカンポはレッドと対峙していた。2人は知り合いで、カンポの本当の顔は東半球で最大の人身売買のカルテルを率いていた。レッドはフリーランサーに毒を入れたシャンペンをカンポに飲ませ、解毒剤を今持っているという。カンポの部屋に現れたリズの前で、レッドはカンポに犯罪者であることを認めれば解毒剤を与えるという。解毒剤は間に合わなかった。というより、始めから解毒剤などなく、レッドはカンポが悪事を暴露されて自殺を図ったという事でリストから消したのだった。レッドはカンポが受け取るはずの少女たちが入れられたコンテナを奪い、FBIに救出させる。レッドはリズに、トムの秘密について通報するか、問いただすか、あるいは3つ目の道があるという。リズはパスポートの入った箱を床下に戻し、何事もなかったように夫と家に戻る。襲われた時にトムが来ていた服から、フラッシュメモリーが出て来る。養子をもらうためにトムが一人で面接を受けている映像で、そこには心優しい、妻を愛する夫の姿があった。マリク捜査官役のParminder Nagraは、ERでは研修医、「アルカトラズ」では謎の心理学者でした。今度はいかにも「CIAの人」みたいなキャラだそうですが、拷問もありきの強面のエージェントですね。大人なクーパー本部長に比べて、FBIの2人はお子ちゃまで「大丈夫?」という雰囲気なので、彼女が締めてくれるのでしょう。ちなみに、FBIの長官の人も女性で、かなり女性を意識したドラマですよね。レディンソンは船の中に拘束されていて、必要となるとヘリコプターでワシントンDCに呼びつけられる。どれだけお金がかかっているのやら。それなのに、常に外部の情報とリアルタイムで接しているのですね。多分、実動部隊がいるのでしょう。今回出てきたルリが金庫番、デンベがボディガードなど、レディンソンのためなら身体を張るしっかりした手下がいて、FBIは下っ端扱いです。本来はFBIの力を借りなくてもリストを消すことができたのではないか。ということは、なぜFBIに現れたのか、それはやはりリズが鍵なのではないか。トムが全く諜報活動とは関係ないのか、あるのか、これもまだ判りませんね。一方、毎週のリストを消す方はやっつけ仕事ぽいですね。今回のターゲットも狙われているのに屋上で丸見えのところにいるし、ドリンクに口を付けるのを見て、危ないだろうと思いました。ちなみに、いきなり2話目からイザベラ・ロッセリーニというのは話題ということでしょうか。
February 6, 2014
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スパドラで始まった話題のドラマ。「ボストンリーガル」のジェームズ・スペイダーが出ているという事だけで予備知識ゼロで見ましたが、予想以上に面白かったです。ジェームズ・スペイダーというと、BLの時の正義漢とは言えない、クセのある弁護士のイメージが強くて、今回も頭が良いのは判るけれど、何を考えているのか判らない、ふてぶてしくて、とにかく、気味の悪さが前面に出るキャラクターがよく合っていますね。全体としてはアクションもあるし、テンポも良くて飽きずに見ることができました。収穫は「Homeland」のマイク役Diego Klattenhoffが出ていた事。ということは、もうあちらには出ないということでしょうか。いずれにせよ、目の保養です。クーパー局長役のHarry J. Lennixも良いですね。この人は「ドールハウス」で知りましたが、責任ある立場の人としてぴたり嵌りますね。肝心の女性プロファイラーの人もまずまず。これなら、見続けても良いかも。本国で受けたのも判るような気がします。以下、ネタバレFBI本部に突然、自ら「犯罪のコンシェルジュ」と認める、重大指名手配犯のレイモンド・レディンソン(レッド)が投降しクーパー局長に会いに来る。レッドは元々海軍のアカデミーを首席で卒業した優秀な軍人であったが、突然家族を捨てて行方不明になった。その後、姿を現した時には、機密文書をリークして国際的な犯罪者を支援する商売を始めていた。当局はレッドを2008年に暗殺する計画も立てていたが、果たされず今日に至る。レッドは投降した理由について、過去に国際的な大きな事件と関わったランコ・ザマーニの情報を持っており、探しているという。ザマーニは死亡した事になっていたが、実は生きていて、今日アメリカに入国したという。ワシントン支局のレスラー捜査官はこの5年間レッドの担当だったが、レッドは話をするのはエリザベス・キーン一人のみだという。エリザベス(リズ)はアカデミーを出たばかりの新人プロファイラーで、なぜ自分がレッドから指名されるのか判らない。しかし、レッドはリズの生い立ちや夫と養子をもらおうとしていることなど、詳しく知っていた。レッドはリズに、これから1時間以内に将軍の娘がザマーニによって誘拐されるという。信じられない話だが、リズは真実だと受け取り、SWATチームと共にすぐさま少女の身柄を保護する。ところが、移動途中の隊列がテロリストに襲われ、少女が誘拐されてしまう。レッドはザマーニの居場所を知っていると思われるが、簡単には話しそうにない。リズ本人の情報と引き替えに捜査のヒントをくれるというので、FBIの捜査状況を見せる。レッドは「化学者」という名の武器制作の男を捜せという。ザマーニの目的は何なのか、レッドのヒントでリズは病気で余命がわずかなザマーニが、少女の父親の将軍が行った作戦に復讐するため、DCで化学爆弾でテロを行うのではないかと考える。それもベスを使って。化学者は逮捕され尋問が続けられた。レッドの要求で拘束を解いてホテルに移り、リズは自宅に戻る。しかし、そこに拷問された夫トムと、ザマーニがいた。ザマーニはなぜ情報が漏れて化学者が逮捕されたのか聞き出そうとする。ザマーニはレッドがリズに執着していたという。夫を救うのか、大勢を救うのか考えろといってザマーニは立ち去り、激怒したリズはレッドに今すぐザマーニの居場所を吐けと迫る。ボールペンをレッドの首に刺すと、レッドは「俺が死ぬとトムの秘密がわからなくなる」という。病院に収容されたレッドは脱出する。身体に追跡用のチップが埋め込まれていることから、レスラーとリズが後を追う。レッドはザマーニと会っていた。ザマーニは「子供たち」をターゲットにするという。それを聞いたリズは、ザマーニの手に動物園の入園スタンプが押してあったことを思い出す。爆弾は動物園だと察し、ベスを捜す。ベスは身体に爆弾を巻き付けられていた。時限爆弾が後3分以内に爆発する。レッドは爆弾に詳しい「友人」を送ると言い、駆けつけた男が爆弾を解除して立ち去った。一方、レスラーは発信器の行方を追いザマーニと発見する。ザマーニはレッドの取り出した発信器を持っていた。ザマーニはレスラーに撃たれて死亡する。レッドは再び拘束されるが、今後FBIと協力しながら、自ら作った犯罪者たちの「ブラックリスト」を一人一人捕らえていくと提案する。リストにはFBIの知らないような大物がいて、ザマーニは雑魚にしかすぎないという。レッドは話の内容にかかわらず、免責を要求する。しかも、話すのはリズのみだ。自宅の床を剥がしたリズは、そこにトムの偽名を使ったたくさんのパスポートと銃を発見する。Pilotにはいくつかの「なぜ」が提示されましたが、それらをこれから解き明かしていくのでしょうね。リズの夫トムの正体は何者か。リズと結婚したのは偶然なのか、何か目的があったのか。レッドはなぜリズに興味を持ったのか。レッドが姿を消して「コンシェルジュ」として復活するまでに何があったのか。レッドは自分なりの正義があって、そのためにあえて政府に頼らず事を起こそうと思ったのか。ついでにいうと、レッドが頭を丸めている理由が知りたいです。とりあえずは、トムですね。毎回の大物犯罪者をレッドとリズで捕らえていく。何となくレクター博士とクラリスみたいな組み合わせで、いずれは師弟関係にないるのかな。レスラー捜査官は頭より身体のタイプですね。アクション担当で、おじさんが多い中で光ります。(笑)
January 31, 2014
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