こんばんは。

受験を勝ち抜くには環境も必要。
恵まれたものが勝者になりやすい。
そこに大きな問題がありますね。
(2016.09.03 20:51:23)

ザビ神父の証言

ザビ神父の証言

2016.09.02
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カテゴリ: 外国史
クロニクル 清国、科挙を廃止

1905(明治38)年9月2日

111年前のこの日は、日露戦争の講和条約がほぼまとまりつつあった時でした(正式調印は9月5日)。そのまさに同じ時期に、清国政府は、ようやくというべきなのでしょうが、科挙制度の廃止に踏み切りました。

科挙制度は、中国歴代王朝の官吏登用試験として、隋代の598年に導入されて以来、何度かの改変を経ながら、営々と続けられてきました。導入時の触れ込みは、「高級官僚を門閥貴族が独占する弊害を排し、自らの能力に応じて、官吏を志願する道を士庶に平等に開き、有為の人材を登用する」ことと、されていました。

そこでは、国家及び君主が厳密な試験を課すことによって、君主独裁と国政の中央集権化を図ることが、目標とされました。この科挙制度は、隋唐時代を経て、宋の時代に州試・省試・殿試という3段階制が整い、また朱子学が採用されて、完成の域に達しました。

明・清時代には、科挙に加えて、学校制度も整えられましたが、競争の激化と厳しい受験戦争の結果、財力のある者しか受験勉強を続けることが出来ず、広く人材を集めるという、当初の趣旨は忘れられ、弊害ばかりが目立つようになっていました。

とりわけ、アヘン戦争以後の欧州列強との接触や交渉、改革の必要性の高まりの中では、慣例を重視し、古来からの方式を善しとする訓練ばかりを積んだ官僚機構は、全くの機能不全に陥り、改革阻害勢力としてしか、機能しなくなっていました。バブル崩壊後のどこかの国の官僚機構の姿が、浮かびますね。

1894~95年の日清戦争の敗北は、改革の機運を強めましたが、なお保守派の勢力が強く、それから10年を経て、ようやく科挙制度の廃止に至ったのです。

しかし、とき既に遅く、幹の腐った清帝国は、それから6年後の1911年、孫文ら革命派の蜂起によって、あっけなく滅びさりました。 





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最終更新日  2016.09.02 12:22:05
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Re:清国、科挙を廃止 2日の日記(09/02)  
歩世亜  さん
今晩は!

中国共産党の走りとも言えそうですね。 (2016.09.02 16:20:54)

Re:清国、科挙を廃止 2日の日記(09/02)  
こんばんは

硬直した官僚機構 弊害が

目立ちますね 

過去に類例がない で終わりですから

(2016.09.02 17:45:14)

Re:清国、科挙を廃止 2日の日記(09/02)  
科挙は、もともとの志は、立派なモノだった訳ですよ、ねぇ~。でも、その志が活かされずに、弊害ばかりになってしまうって・・・まずは、どこを、修正しなければならないものなのか?・・・う~ん、さっぱり、途方に暮れる感じです~。 (2016.09.03 09:53:58)

Re:清国、科挙を廃止 2日の日記(09/02)  
Mrs. Linda  さん
役人と政治家はリンゴでいえば(芯)ですからそこが腐ったら国はもう終わりですね。

nikさんのブログで知りましたが、台風被害を視察に行った衆議院議員が、靴が濡れるのが嫌でおんぶして貰って渡ったそうですが、常識のカケラもないですね。 (2016.09.03 14:26:21)

Re:清国、科挙を廃止 2日の日記(09/02)  
kopanda06  さん

Re:清国、科挙を廃止 2日の日記(09/02)  
吉祥天2260  さん
科挙制度そのものは素晴らしいものだったのですが時代とともに進歩させることができませんでした
いつまでも旧態然とした儒教に八股文では世界の趨勢に遅れても仕方ないでしょう
この科挙に全人生をかけた若者達の悲喜劇は多くの物語になったようです
清代までの小説のハッピーエンドには「・・・こうして00は科挙に見事合格して進士となった」というのがよくありました
出世=幸せ=科挙合格だったのでしょう
横浜の中華街の「状元楼」見るたびにそんなことを思いました
この科挙の廃止を聞いて前途とそれまでの辛苦が水の泡になったと絶望して自殺した人も多かったそうです
(2016.09.05 20:25:17)

Re[1]:清国、科挙を廃止 2日の日記(09/02)  
ザビ神父  さん
歩世亜さん
>今晩は!

>中国共産党の走りとも言えそうですね。
-----
それはちと気が早すぎるような… (2016.09.06 01:58:19)

Re[1]:清国、科挙を廃止 2日の日記(09/02)  
ザビ神父  さん
トンカツ1188さん
>こんばんは

>硬直した官僚機構 弊害が

>目立ちますね 

>過去に類例がない で終わりですから


-----
官僚は、過去に例のあることにはめっぽう強いですが、想定外、つまり新事態になるとお手上げなんですね。こまったことに… (2016.09.06 02:00:09)

Re[1]:清国、科挙を廃止 2日の日記(09/02)  
ザビ神父  さん
わからんtin1951さん
>科挙は、もともとの志は、立派なモノだった訳ですよ、ねぇ~。でも、その志が活かされずに、弊害ばかりになってしまうって・・・まずは、どこを、修正しなければならないものなのか?・・・う~ん、さっぱり、途方に暮れる感じです~。
-----
最初はどんなに立派でも、時間の経過と共に劣化します。長く同じではダメなんですね。 (2016.09.06 02:01:28)

Re[1]:清国、科挙を廃止 2日の日記(09/02)  
ザビ神父  さん
Mrs. Lindaさん
>役人と政治家はリンゴでいえば(芯)ですからそこが腐ったら国はもう終わりですね。

>nikさんのブログで知りましたが、台風被害を視察に行った衆議院議員が、靴が濡れるのが嫌でおんぶして貰って渡ったそうですが、常識のカケラもないですね。
-----
はい。腐ってます。もう終わりなんですね。 (2016.09.06 02:02:19)

Re[1]:清国、科挙を廃止 2日の日記(09/02)  
ザビ神父  さん
kopanda06さん
>こんばんは。

>受験を勝ち抜くには環境も必要。
>恵まれたものが勝者になりやすい。
>そこに大きな問題がありますね。

-----
受験産業の全盛時代がまだ終わりを迎えたとは言えませんね。
こうなると、経済的に恵まれた者が益々有利に…
しかし、日本の受験システムは、根本的に飼えないといけないですね。 (2016.09.06 02:05:08)

Re[1]:清国、科挙を廃止 2日の日記(09/02)  
ザビ神父  さん
吉祥天2260さん
>科挙制度そのものは素晴らしいものだったのですが時代とともに進歩させることができませんでした
>いつまでも旧態然とした儒教に八股文では世界の趨勢に遅れても仕方ないでしょう
>この科挙に全人生をかけた若者達の悲喜劇は多くの物語になったようです
>清代までの小説のハッピーエンドには「・・・こうして00は科挙に見事合格して進士となった」というのがよくありました
>出世=幸せ=科挙合格だったのでしょう
>横浜の中華街の「状元楼」見るたびにそんなことを思いました
>この科挙の廃止を聞いて前途とそれまでの辛苦が水の泡になったと絶望して自殺した人も多かったそうです

-----
即ち、科挙を目指していた受験秀才たちは時代の流れを読む力を全く持っていなかったのですね。
そんな連中の先輩が国家を動かしていたのですから、そりゃうまくいくはずがなにですね。
冷徹に見ると、中国の苦難の時代の到来が見えてきますね。 (2016.09.06 02:09:15)

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