ザビ神父の証言

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2021.02.21
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カテゴリ: 国際政治
バイデン政権の困難 その22

イラン問題を続けます。公式的には、イランも米国も共に相手が先問い続けていますが、陰では互いに落としどころを探っているようにも見えます。

1月27日、イランの国連大使を務め、核合意を巡る交渉にも携わったタフテラー・ヴァンチー氏がニューヨーク・タイムズ紙に寄稿し、「バイデン大統領はトランプ政権のイラン政策を批判し、米国が核合意に復帰することを提唱していた。さらに中東地域の緊張を高めていたトランプ政権の政策を撤回することを公約に掲げていたはずだ。今こそその約束を果たす時だ。」とバイデン政権に呼びかけた。

さらに、「米国は先ず先に、核合意を履行することを誓うべきだ。その上で速やかにトランプ政権がイランに科した新たな制裁を解除すべきだ。イランは、核合意離脱後にトランプ政権が科した制裁がすべて解除された後に、合意義務の履行に戻る」とも述べ、米国が先にという点を強調した。

最後に「交渉の窓は閉じかけている。もしバイデン政権が短期間に制裁の解除をしないならば、核合意にの復活の可能性を破壊することになるであろう」と締めくくり、悲壮感も漂わせました。

この呼びかけに対応したのか、バイデン政権は、1月29日にロバート・マレー氏をイラン担当特使に正式に任命しました。マレー氏はイラン問題の専門家で、核合意の締結に深くかかわった人物です。マレー氏の任命には、イスラエルと、共和党内の親イスラエル系の議員が猛烈な反対運動を展開し、マレー氏に対するネガティブキャンペーンまで繰り出したのですが、大統領もブリンケン国務長官もまったくぶれることなくマレー氏を任命したのです。ここにもイランに向けたメッセージがありました。  続く





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最終更新日  2021.02.21 22:10:51
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