本日は囲碁例会の日。天気も好し。いつものようにMTB(マウンテン・バイク)で銀輪散歩も兼ねての梅田までのお出掛けでありました。
途中、大阪城公園の桃と桜を写真に撮りましたので、それを掲載して置きます。
目的地が「桃谷」でも「桜宮」でもなく「梅田」なのに、写真は何故か「桃」と「桜」なのであります。これは、大阪城公園の桃園の前をMTBで偶々通りがかったら桃が今を盛りと咲いていた、というだけのことにて、特段の意味はありません(笑)。
(注)写真をクリックして戴くと、拡大写真でご覧になれます。
桃の花は、梅や桜ほどには注目されない花という気もするが、なかなか華やかで見る者を明るく楽しい気分にしてくれる。桜のようなそこはかとなき儚さ、愁い、と言った面がなく、只々単純に明るいというのが桃の花というものであるが、これは「桃の節句」のイメージの所為でしょうかね(笑)。
中国人観光客の若い女性二人が、この木の前で写真を撮っていましたが、彼女たちの邪魔にならない角度から、小生もパチリ1枚です。更に接近してアップでもう1枚。
コチラの木の写真を撮っていたら、カメラを持った男性が近づいて来られ、「この花は何という花ですか?」と仰る。
「???。桃の花です。」、
「ああ、これが桃の花ですか。」
桃の花がむくれそうな会話でありました(笑)。
少し離れてのアングルもいい。
春の苑 くれなゐ匂ふ 桃の花 下照る道に 出で立つをとめ
(大伴家持 万葉集巻19-4139)
桃の万葉歌はこれに尽きますな。
桃の万葉歌は数首あるのみで、梅には勿論、桜にも遠く及ばない。そう言えば、梅や桜には「枝垂れ梅、枝垂れ桜」というのがある。これは、より花を美しく鑑賞しようという人間の情念から生まれた形態でしょうな。「枝垂れ桃」というのは耳にしたことがないから、無いのでしょうな。どうやら桃は花よりも実の方に人の関心があったようです。桃の実には邪悪なものを払う霊妙な力があると信じられたことがその原因であるのかも。
「桃」と言うと「桃の花」ではなく「桃の実」を先ず思い浮かべられてしまうとあっては、桃の花を詠った歌が少ないのも頷けるというものである。上の家持の歌も「桃の花」と「花」をわざわざ付けているのはその所為か。「桜」に「桜の花」と言うと冗長な感じがするが、「桃」は「桃の花」でしっくりする。「名より実を取る」という言葉があるが、桃は「花より実を取る」のでありますな(笑)。「ハナモモ」という名があるのも同様の理由でしょう。「ハナウメ」「ハナサクラ」はない。
補注:調べたらハナモモにも「枝垂れ」の品種があり「枝垂れ桃」と言うそう
な。上の言説は小生の無知による論でありました。
枝垂れ桃 あるとし知りて したり顔の
ヤカモチ今は うなだれて居り (偐家持)
さて、桜です。多くは、未だ三分咲き、五分咲きといった処である。これらは、往路の、朝の写真であるが、帰途にもう一度大阪城公園を通ったら、お花見の席取りでしょう、お堀端の桜の木という木の下にビニールシートが敷かれていて、多くの人たちが集まって来ていました。夜桜を楽しむという、近くのサラリーマンたちのお花見ですな。新入生歓迎のお花見もあることでしょう。この週末が満開でしょうから、この土日は何処も花の下は「花盛り」なことでしょう。
あしひきの 山桜花
日
並
べて かく咲きたらば いと恋ひめやも
(山部赤人 万葉集巻8-1425)
赤人さんも、すみれを摘んだ足で、桜の花見のようであります。
いつもの通り、アポロカフェで昼食。11時半になる少し前に到着。この店を経営されている女性のお二人が小生の高校の後輩ということで、いつもより早く店に入ったこともあり、他に客の姿もなかったので、高校時代の思い出話などに興じたりもしました。
さて、囲碁例会であります。会場の部屋が、今月から梅田スカイビルの21階からアネックス棟の「ガーデン5」の5階に移転していたことを失念し、21階に上ってしまった。ワーキングメモリーの劣化ですな。新しい会場に移動。既に青◎氏が来て居られたので、お手合わせ。これは中押し勝ち。そうこうしているうちに、竹◎氏、村◎氏、平◎氏も来られ、小生を含めて5名の出席でありました。
2局目は村◎氏と。これは、前半の強引過ぎる打ち方による失敗が響き、後半、かなり戻したものの及ばず、完敗。3局目は竹◎氏と。終盤近くで相手の薄みを突いた一手が決まり手となって、こちらペースの展開となり、中押し勝ち。2勝1敗とまずまずの成績でありました。これで、今年になってからの勝敗は13勝9敗。まだ、白星が先行しています(笑)。
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