偐家持が小万知に贈りて詠める歌 1 首
われらみな つどへば千の 風となりし
人よろづはを よしとそよがせ よろこぶならし (千家持)
<我ら皆 集へば 千の 風と なりし 人 万葉を よしとそよがせ 喜ぶならし>
(注) 575777
の仏足石歌体の歌
偐家持が偐山頭火に贈りて詠める歌 5
首及び俳句 6
句
並びに 偐山頭火が詠める歌 1
首及び俳句 3
句
土用の日 うなぎとくれば それ君も
やなぎに風と 行かずもあるか (風柳人)
瘋癲の 寅の子お茶の子 さいさいの 堺の穴子も 君がまにまに (穴子猫)
偐山頭火が贈り来れる歌 1 首 並びに偐家持が追和せる歌 1 首
ふるふると 梅震える音が 歳末の
ジングル bell
と 時をや告げる (偐讃多苦守)
わがふるは 打ち出の小槌 しゃんしゃんと
負けずにわれも 今こそふらめ (大黒屋梅吉)
偐山頭火氏が贈り来れる句 に偐家持が付けたる脇句
家持の 館を行くか 業平が (こじつけ山頭火)
高安かよひか 千手寺まうで (あとづけ家持)
きさらぎの 梅は手抜きの ブログ記事 (梅蕪蕉)
(元句)笠島はいづこさ月のぬかり道 (芭蕉 おくのほそ道)
ながからぬ 幹にてあれば 梅の木の
しだれてけふも ものをこそおもへ (梅賢門院森川)
(本歌)ながからむ 心もしらず 黒髪の みだれてけさは ものをこそおもへ
(待賢門院堀川 千載集 801
小倉百人一首 80
)
板壁の ペンキの青も 色褪せて
寡黙なりけり 白梅散るか (安威川馬之介)
(参考句)青蛙おのれもペンキぬりたてか (芥川龍之介)
(20220305近所の白梅)
貼り付いても貼り付いても青い壁 (偐田三等火)
(元句)分け入っても分け入っても青い山 (種田山頭火)
いたかべのあをにまぎれてゆくか (偐田三等火)
(元句)うしろすがたのしぐれてゆくか (種田山頭火)
偐山頭火氏が贈り来れる句 に偐家持が付けたる脇句
砂風呂で 羽根を休めて ゆく雀 (偐山頭火)
はねてはとんで あそぶににたり (偐家持)
(20220618雀の砂風呂)
偐山頭火氏が贈り来れる句 並びに偐家持が追和せる句
暑呆でも 迷える母子を あないする (偐山頭火)
信濃路や 道に迷ひて ねぶの花 (迷家持)
(元句)象潟や雨に西施がねぶの花(芭蕉 おくのほそ道)
<参考>
コチラ
。
偐家持が智麻呂に贈りて詠める歌 10 首
智麻呂の逝去を悲傷みて詠める歌 6 首
きさらぎの 十五日 の 朝 に わが背子は ここだも悲し みまかりましぬ
梅の花 咲き散るなへに 今はとて 召されて背子は 旅立つらむか
逝きし背子 見つつありしか 生駒嶺 に 霧 れる 春日 も 泣けとごとくや
霊安室 ふたりしあれば あれやこれ なみだぐましも こころぞ痛き
白百合の 花枕辺に 咲きてあり
後
にも逢はむか 泣かずもあれと
(20220215智麻呂氏ご逝去)
いでましの
手火
の光と 白百合の 花枕辺に 咲きてもあれる
(20220218智麻呂氏ご葬儀)
故智麻呂の納骨式に寄せて詠める歌 4
首
一輪の 花を手向けて 黙祷の 背後に立ちし やさしその影
鉢伏の 峰にたゆたふ 白雲は 笑まひの君の 影と見えける
千の風を 歌ひつ君は 今はもや 青葉の風と 吹き渡りゆく
納骨の 式は終りぬ 今よりは 鉢伏山を 君としのはな
(20220418小阪教会墓地と鉢伏山)
偐家持がめぐの郎女、かほりの郎女に贈りて詠める歌 4
首
めぐの郎女に答へて詠める歌 3 首
在りし日を しのべと咲くや 花の絵を つばらつばらに 見つつもをらむ
吹く風も 萌える緑も 青空も みな懐かしき 笑み思はする
君ませる 泉の道を 知らなくは 直 には逢はず 思ひつつぞ居り
かほりの郎女に答へて詠める歌 1 首
日だまりの ごとや笑みもて 迎へくれし 日々忘れまじ はびきのの丘
<参考>偐万葉・若草篇の過去記事は コチラ 。偐万葉・どち篇(その12) 2024.04.07 コメント(8)
偐万葉・MoMo太郎篇(その1) 2023.12.11 コメント(4)
偐万葉・ひろみ篇(その17) 2023.11.06 コメント(6)
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